• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年5月臨時会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小野 登志子 議員
質疑・質問日:05/20/2011
会派名:自民改革会議


○小野(登)委員
まず、言葉じりをとらえて申しわけありませんけれども、先ほどの議会における知事も、そして今、部長さんも、いち早く支援体制をつくったとおっしゃった。しかし、どこを対象としていち早くなのかと、それをまず聞きたい。私には決していち早くつくったとは思われません。
この件につきましては、3月14日に計画停電が始まりまして、私の地元である伊豆の国市の長岡温泉、もうほとんど全部キャンセルになりまして1万8000人がキャンセル、1人単価1万円と見ても1億8000万円、これは伊豆の国市にとっては物すごく苦しいことです。選挙の最中でしたけれども、旅館のおやじさんたちが次から次へ100円の金でもいいから欲しいと。このままでは支払いができなくて首をくくらなければならない、何とかしてくれ、5000万円融資をしてくれと、そういうふうな話を皆さん持ちかけてこられたんです。
そして、また伊豆の国市だけではなく、伊豆市のほうからも助けてくれ、何とかしてくれといってやってきました。少し待ってください、県のほうにも私がおつなぎしますからといって、3月21日、お彼岸が明けまして県庁へ飛んできまして、皆様方ともお話をさせていただきました。
ここで対策会議ですか、くらし・環境部長さんが中心となって対策会議を開くことがきょう決まって、今やっておりますとかそういう状況、これが21日です。これでもいち早く支援体制をつくったと言えるんでしょうか。
そして、どうしてくらし・環境部が、ここを受け持ったのか。この災害対策支援についてのすみ分けは、一体どういう考えのもとになさったのか、これをまずお聞きします。
そして長岡もですけれども、大仁も、そして修善寺も暗やみのまちになってしまった。このために何をしたらいいかと。21日、私も知事にお目にかかりました。知事はどうしたらいいでしょうかねと、逆にそういうふうにおっしゃったので、ではまず、災害地で困ってらっしゃる方を伊豆にお迎えしようじゃありませんかというふうに提案しました。これも県当局でもやってくださったんでしょうけれど、このときのお答えは、支援の方法としては国がやる、県がやる、NPOがやる、この3つがある。しかしながら、この中で早いのはNPOだというお答えをいただいた。
それは本当に、そのとおりでございました。NPOでなければできない部分が、すごくたくさんあるということ。ここのところでちょっと申し上げますと、私はNPOの2つの団体と一緒に、石巻市から子供さん、そして親御さんを長岡温泉にお招きした。これがどんなに長岡温泉にとって、やる気を出してくれる要因となったかということは、これから明らかになってくるとは思いますけれども、そのNPOの物すごい努力によりまして、石巻市から5回、合計280人をお招きすることができたわけです。
しかしながら市も同じような、これを言うと伊豆の国市さんに悪いんですけれど、市のお金でなさった。しかし、これは1回目が19人、2回目が15人と、2回で34人しかお招きできない。この市あるいは県の取り組みとNPOの取り組みが、どうしてこのように違うのかということを、少しお考えいただきたいと思っております。
それからその後、これは本当に感謝していますけど、ゴーゴー!キャンペーンをつくってくださった、これは大変タイミングはよかったんです。自粛、自粛で、もうみんな息苦しくなってきたときに、このゴーゴー!キャンペーンで、言ってみればお上から旅行に行きなさいよ、行きなさいよというのをつくってくれたから、大っぴらに行けるようになったわけでして、確かに先ほど観光はタイミングが大事だということをおっしゃいました後藤地域外交課長、それはそのとおりだと思っています。ですからタイミングをしっかりつかまえて、そのときに出せるようにするのが、いち早く支援体制をつくったということなんですけれども、すべてに関していち早く支援体制をつくったとはとても思えません。
それから、先ほども大岡委員がおっしゃいましたけども、いち早くやったというのが御殿場市時之栖のJFA、これは早かったものですから時之栖の社長さんも、今回ばかりは静岡県の取り組みは実に早かったと褒めておりました。私にすれば、どこが早かったかって言ってあげましたけれども、その件は早かったということですけれども、もう1つ加えさせていただくならば、福島はJFAの学校は開けないんですから、ここで静岡県でしっかり取るようにしてくださいと要望しておきます。

それで、海外誘客についてです。
海外のお客様、外国客が風評被害のため来ない。それは先ほど大岡委員のおっしゃったとおりですけれども、どれくらい減ったかということです。5ページに全くひどく減ったことも出てますけど、この富士山静岡空港の利用客が2万2250人減少し過去最低となったということで、これはもう風評被害だからしようがないと、手をこまねいていたものなのかどうか。そして、それが浜岡原子力発電所が原因だとすれば、停止してからその状況はどうですか。まだ1週間か、そこらしかたってませんけれども、その後もふえているのかどうか、状況をお知らせしていただきたいと思います。

そして、このゴーゴー!キャンペーン、タイミングがよかった。その中で、この伊豆観光推進協議会ほか、この数字ではお金がどんな形で使われたかよくわからないんですが、わかりますでしょうか。よくわからないからもう一度、そのお金がどのように使われたのか、どのように予算を組まれたのか、このゴーゴー!キャンペーンについてお話いただきたいと思います。以上です。

○大須賀企画広報部長
まず、いち早く支援体制をつくったと言ってるけれども、それはどういうことを指しているのかという、そんな御質問でございましたけれども、この委員会の冒頭で、先ほど私から東日本大震災の被災地に対する支援体制をいち早く整えるということを申し上げました。
それは3月11日に地震が起こりまして、ちょっと細かい日ははっきり覚えておりませんけれども、1週間後ぐらいに、まだ交通がなかなかうまくいかないときに先遣隊を派遣いたしまして、遠野に本拠を置いて、大槌町と山田町を重点的に支援するということ決めまして、3月25日からもう第一陣を派遣して支援を始めたと。このことを指して、その支援体制をいち早く整えるというふうに申し上げたところでございます。
それから、くらし・環境部とか、その支援体制のすみ分けはどうなっているのかということでございましたけれども、基本的に被災地に対する支援ということで、現地を中心とする支援については危機管理部のほうがやると。それから被災者の静岡県内の受け入れについては、住宅行政を所管しておりますくらし・環境部がやると、そういうすみ分けでずっとやってきたと、こういうことでございます。以上です。

○加藤観光局長
ゴーゴー!キャンペーン、それから海外の風評被害の件でございます。
先ほども部長のほうからお答えがございましたけども、非常に私どもは早いというふうにお話しましたけど、他県の状況を少しお話をいたしますと、つい最近、神奈川、それから山梨、あるいは三重とか、それから岐阜等と話をしましたけども、やはりどこも6月補正を組んで風評被害は対策をするという意味では、私どもは5月に、1カ月早く対策をとったということで、非常に早くやったというふうに私は自負をしております。

そういう中で、この風評被害は先ほども7番委員からもお話がありましたように、ただ単に原発がどうであるとかという言い方をしていてはなかなか難しい、PRの仕方にしても。そういう中でやるとしたら、やはり防災先進県の本県であるからこそ、そういうものに対しての県民のいわゆる意識が非常に高いですよと。我々は何かあったときでも、非常にいい意味でのフォローもできますし、旅館の女将さん、皆さんはちゃんとした防災意識を持ってますという、こういう話を我々はさせていただいて、実はそれは香港とか、それから上海のエージェントさんにもお話をしたとこです。
それはそれとしまして、要は、やはり的確な情報を出していくということが大事だと思いますので、何もかも安全ですよというわけじゃなくて、今こういう状況でありますので来ていただける方はぜひ、頑張ってますからお願いしますということを、海外には訴えていくつもりでございます。

それからゴーゴー!キャンペーンのやり方ですけども、当初は自粛ムードの中で行っておりましたので、やはり県外に打っていくのははばかられるという中で、県内、特に西部、中部の方に伊豆に来ていただこうという意味で、4月11日からゴーゴー!キャンペーンを始めました。それがインターネットを使ってやることによって、当然、国内の方々にも出ていきます、あるいは海外にも出ていきます。そういう意味で、少しずつ外に枠を広げながらゴーゴー!キャンペーンを打っていこうということで、現在、海外にも打てるような形で準備を進めているところでございます。
いずれにしましても、いち早く旅館・ホテルの皆様から要望がありましたので、我々も精いっぱいやってるというふうに思います。以上です。

○池谷交流局長
大震災、それから浜岡原発の停止、その問題以降の外国人の動向という御質問でございましたけれども、外国人の日本への入国につきましては、例えば入国管理統計、あるいは官公庁が持っております外国人の宿泊統計等ではつかめますけど、これらについてはいずれも発表するのが、例えば宿泊統計であれば2カ月から3カ月後ということですので、震災以後の具体的数字については私どもではつかんでおりませんが。
今、委員の御指摘の5ページ、これは富士山静岡空港の利用客のことでございますが、これを見ていただきますと、例えばソウル線につきましては22年4月が1万6722人と、大体インバウンドが6割、日本人の静岡の方が使うのが4割ぐらいというお話で全体推測しておりますけども、そうしますと、向こうから来るものが全く減って大体9,000人ぐらいが来なくなっていると。それから静岡の方々の利用も、やはり旅行自粛ということもございまして、例えば大体6,000人ぐらい、あるいは6,000人ちょっとぐらいで通年ベースでいくものが、カンフル剤を打っても5,000人ということで、非常に厳しい状況ということです。それは単に浜岡の原発というよりも、やはり震災以降ということで私どもとしては考えております。以上です。

○小野(登)委員
ありがとうございました。
これは言葉の問題だったわけで、いち早くというのは、早い遅いではなく、「いち早く」という単語であったというのが、今御説明をいただいてよくわかりました。それでいいと思います。いち早く取り組んだというのは、早い、遅いじゃないということだというのがわかりました。

それでゴーゴー!キャンペーンというのは、私は大変評価しており、ありがたかったと思っています。明るくなりました、あのおかげで。それは自粛解除をしたからなんですよね、ここは。こういうふうに観光を囲む状況、そういうものをいち早くつかみ取って手を打っていただくということがすごく大切なことだと思い、感謝し評価すると同時に、では、この後の第2弾はどうしていくかということ、すぐ入っていただきたいと思うわけです。

そして1ページです、主要事業概要でございます、1800万円。この事業名ですけど、また言葉に文句をつけるわけじゃないけど、ふじのくに地域外交元気宣言事業費なんていう、名前がちょっとふざけてるじゃありませんか、こういうときに。そう思いませんか、私はそう思います。この風評被害をという、こういう内容に比べて、何となくこれはちょっとふざけてる、もっとまじめな事業名をつけていただきたいと思います。
そしてこれに関して、国内外での本県のPR活動費が300万円、風評被害対策とホームページ、これが200万円、現地メディアの意見広告200万円と、こんなふうにして出してくださいますけれども、これは大岡委員と同じですけれども、何か紙を出した、メールに出した、何に出したじゃない、足を使ってやってください。それをお願いをいたしまして、終わりにします。ありがとうございました。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp