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委員会会議録

質問文書

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平成24年10月医療・福祉対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小野 登志子 議員
質疑・質問日:10/12/2012
会派名:自民改革会議


○小野(登)委員
 医師の不足ということで絶対数を増やさなくてはならないのはわかりますけど、診療科目は、もう病院の壁に驚くほどたくさんあるわけですね。例えば大腸・肛門外科とか、内分泌外科とか、それらはみんな専門医が物すごく詳しく研究して、その分野に患者さんが来るというような形になってるかと思いますけれど、その物すごい細分化された診療科目というのは、どんなふうに思われるでしょうか。

○北村宏氏
 人間の能力というのはもう限られてます。40年、50年で、人間がそれまで以上に賢くなるわけがないんですよね。ところが医療の最先端のほうはどんどんどんどん、例えばiPS細胞がどうのこうのとか、それを利用してどうのと、どんどんどんどん先へ行ってます。ですので、そこに追いつくためには、やっぱり守備範囲を狭くして、専門分化しないと、それを導入できないわけですよ。例えば抗がん剤でも、今どんどん新しいのが開発されて出てきてます。そういうのを臨床に持ってこようと思うと、知識が豊富で文献もしっかり読んで、海外行って研究したり、専門的に積まないと患者さんにフィードバックできません。ですので、それは私は必要だと思います。

○小野(登)委員
 そうしますと、もう医師の絶対数はふやしていくことはしなきゃならないですね。

○北村宏氏
 細分化するということは、医師もその分たくさんいります。おもしろいのは、実は、先ほどお話しなかったんですが、アメリカは対人口対比で医師は余りいないんです。日本よりはいますけど。300人よりいないんです。250〜260人じゃないんですかね。ところが、うまくいっているのは、医学部の卒業生の4分の1は家庭医です。ですので、先ほど言った疾病のピラミッド構造にあわせた医師をつくってるわけです。そういう人がたくさんいれば、専門家は自分の専門だけ診ればいい。

○小野(登)委員
 専門医が必要ということと、そちらに行くまでに家庭医である程度トリアージして、という形は理想だと思うんですけれど、国のほうでは、医学部、医科大はまだまだ抑えぎみだと思うんですけれども。方針としては。

○北村宏氏
 新設の医科大学をつくるということに対しては、国のほうは余り乗り気じゃない。ところが定員はふやしました。ということは、多分新設の医科大学をつくろうと思うと、これは費用の面でも膨大な資金が必要になります。それと、その教授陣を新たにそこにそろえるわけですから、やっぱり既存の中の定員をふやしたほうが少しのサポートで教育できますので、その倍もふやすことはできませんけど、1割、2割だったら、その範囲内でということでやり始めたんじゃないかなと思います。

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