• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年10月富士山保全・活用特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:10/11/2013
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○四本委員
 どうも宮崎さんありがとうございました。今、山梨県と静岡県を通じて、私は宮崎さんは富士山の第一人者と思っていますけれども、もう質問することもないぐらい事細かく説明をいただきまして、その中で幾つか質問しなければならないのでいたします。
 この中でトイレの問題が出ました。この資料の中には触れられておりましたけれども、特に富士宮口の5合目のトイレの場合、過去に道路公社から5合目の小屋が買い取って、個人のものとして今運用しているということを伺っております。5合目というのは、ある部分観光地的な部分があって、公衆トイレというようなものが必要ではないのかと私は考えております。
 特に、あのにおいについて、ことしは、私は富士宮口の5合目のことがたくさん言われたような気がするのですけれども、この5合目のトイレのことを、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。

○宮崎善旦氏
 山梨県側のスバルラインは、通行料金を使って、公衆トイレ化を図っております。
 静岡県側は、御殿場、須走口は御殿場市と小山町のほうで市営駐車場、市営・町営のトイレが設置されています。
 富士宮口は、一番登山者が多いにもかかわらず、道路公社がそこを維持管理していましたが、平成6年に道路が無料化になりましたもので、民間に払い下げをしたときに、そのままトイレも払い下げしてしまったという歴史があります。
 それで、今まではその辺がわからなかったのですけれど、1つが道路公社から5合目が受け継いだというトイレになっています。
 約30年前ににおいが出ることについて、静岡県でネポントイレという泡のトイレを奨励をした時期があり、静岡県で50万円の予算をつけていただいて、5合目は一番利用者が多いだろうという中でつくって、そのまま道路公社が受け継いだような形になっていたということがあります。
 それで、もう1つのトイレが指導センターの下にある。これは夜間トイレとかシーズンオフのトイレ対策という中で、道路公社がつくったトイレが、払い下げのときにそのまま5合目になってしまったという歴史があります。
 これが正式に決定したのが、17年の環境省に公園宿泊事業申請をしなければならないということになりまして、5合目が申請したときに、ここの施設が許可をとっていない施設なので、本来はとりこぼしなのですけれど、利用価値が非常に高いもので、そのままあなた方が管理しなさいという指導があったもので、そのまま受けてしまったということがありまして、今5合目が、みんな管理しています。公衆トイレがないものですから、そういう中で、富士宮市は御殿場市、小山町に比べますと貧乏市なものですから、できましたら県営のトイレをつくってもらいたいと思っています。
 ただ、県の財政状況もありますので、富士宮市の市営のトイレということで、県と国の補助をいただいてつくらせてもらえたら一番いいのではないかと、考えています。
 民間のトイレ以外がないのが、富士宮口の5合目だけなものですから、須走、御殿場、吉田、河口湖は全部ありますので、今後要望をしていきたいということで、考えています。

○四本委員
 ありがとうございます。あと衛生センターのことをお尋ねします。
 今週、常任委員会が開かれてまして、厚生委員会で私も委員なものですから、この問題、長くやりとりをしました。その中で、やはり静岡県が8合目のところの1つしかないということで、期間も25日間で、非常に日数が短い、運営もいろいろ問題があるのですけれど、基本的に2016年のイコモスに出す保全状況報告書の中にもこれを書き込んでいかなければならない項目だと、私は思っています。もう少し期間を延長ということは、来年から必要だと思いますけども、宮崎さんはどのように考えますか。

○宮崎善旦氏
 基本的には、もう少しというよりは、資料に書かせていただいた登山シーズン中は開山をして営業していただけたらありがたいと。それには、どうしても県を中心に財源確保をしていただかないと難しいのではないか。それで、今の県の財政、市の財政から出すのも難しいので、協力金の一部を使わせていただくことも視野に入れた中で考えていただけたらと思っています。
 それから、今医者の確保が非常に難しいという状況になっております。8合目の衛生センターはもちろんですけれど、富士宮市においては、富士宮市立病院の存続も危うくなるような状態ですから、お医者さんの確保も、県を中心にまた抜本的に、考えていただく時代になっているのではないかなと。
 富士市の中央病院もそうですが、婦人科が1つ解決すると、今度はこっち側の科がいなくなるとかという問題がありますので、その辺もぜひ全体として考えていただけたら、私はいいのではないかなと。それで、期間を延ばしていただきたい。ないしは、先ほどお話ししたように、50年前とはいえ、歴史的に頂上にはそういう施設があったものですから、山小屋との協力も得る中で、そういう整備ができれば、また、より充実してくるのではないかと思っております。

○四本委員
 ありがとうございました。
 期間ということで、大変貴重な御意見をいただきました。
 それと、前回の特別委員会で、私も頂上に施設をつくり、静岡県が直営でやったらどうだというような提案をしました。
 先ほど、宮崎さんからありましたが、これ昭和12年に陸軍省がまずつくって、昭和32年から厚生省が運営をし、そして現在は、なくなっていますけれども、やはり静岡県が1カ所しかないということから、登山者に対する安全性をもっとアピールしていくにはもう1カ所、しかも頂上で発生する件数が警察側からのお話ですと非常に多い。それと、静岡県が昭和36年に衛生センターをつくるときに診療の拠点、それともう1つが、警察官のパトロールの拠点というものが8合目の衛生センターの設立の大きな目的でありましたので、先ほど宮崎さんから、ことし頂上に2人いた、これも私はやめるわけにはもういかないのではないのかと思っています。そういった点でも頂上の可能性、具体的にもっと踏み込んだ、例えば御殿場口の頂上あたりで民間の皆さんと協力的なもの、話し合いはできるのではないかと思いますけれども、宮崎さんの御意見をお聞かせください。

○宮崎善旦氏
 私もそう思っております。私が御殿場口の頂上の山小屋をもう1軒持っており、ことしは郵便局に半分提供し、そのうちの一部を警察の駐屯に無償提供させていただいたという経緯がありますので可能ではないかと。須走口の頂上も写真館があった小屋が、今、余り利活用されていないので、またそこも話し合いの1つにはなるのではないかと思っておりますので、十分考えられるのではないかと思っております。以上です。

○四本委員
 本日は、富士山適正化人数というものをお示しをいただきました。
 富士吉田市長もことしの初めのころ、吉田口15万人が適正人数ではないかというようなことがありましたが、宮崎さんがきょうおっしゃったのと大体根拠を同じにしているのではないのかと思います。今後、この数字というのが大変重要なことだと思います。
 ただ、その中で、富士山の歴史的な登り方もあると思いますから、やはり、昼間明るいうちに山小屋に着いて、そして早く寝て、そして適度な時間に起きて御来光というものが、富士山に適している。宿泊登山というものをもっともっと進めていくということが必要だと思います。これで終わります。

○小長井委員長
 ここでしばらく休憩いたします。

( 休 憩 )

○小長井委員長
 休憩前に引き続き、委員会を開催します。
 それでは、御発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp