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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 時久 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:公明党静岡県議団


○阿部(時)委員
 それでは、質問をさせていただきます。
 まず議案がありますので第103号議案指定管理者の指定ですね、これについて質問させていただきます。
 先ほど若干説明もありまして、それと添付資料の2ページ目に、候補者の選定についてということで、指定管理者の募集ということが載っています。それで結果としては非公募による審査が行われたということは、いわゆる指定管理者になっていくこの会社がエプロンとか旅客ターミナルも含めて全体的な管理をするという意味では、一体的に管理をするというものがあったと思います。そういった中で非公募による審査が行われたと。
 その中で指定の基準ですけれども、指定の基準の1、2とあります。1つとしては事業計画書の内容が空港の効用を最大限に発揮できるものである、それと管理にかかる経費の縮減が図られるものであると。2点目に管理を安定して行う能力を有しているものであると。こういったことが指定の基準で審査をされたようであります。
 それで伺いたいのは、まずこの審査会が開かれて審査委員の方が5人選ばれているわけですけれども、その方々の選定の理由というんですか、それはどういうふうにされたのか、まずその点を伺います。

 それと関連して2点目に、これを見ますと1回のヒアリングで決定したような感じですけれども、それで十分であったのか、それが2点目。

 3点目に、先ほどの指定の基準ということでここに出ていますけれども、いわゆる管理に係る経費の縮減に対して非常に高い評価を得たということが出ているようですけれども、このことについてどのように評価をして決めていったのか、その点をまず103号議案について伺います。

 次の2点目、説明資料の14ページに出ていますけれども、広報事業の関係でシンボルマーク。既に3月14日にシンボルマークが決定され表彰式も行われて、私もピンバッジはいただきました。
 このロゴを使ったグッズですね、何かそういったものを考えているかどうか。それがありましたら教えてください。

 それで3点目、17ページの富士山静岡空港開港記念行事、この11月に行われるということでその下を見ていましたら、空港施設地元見学会とか開港直前空港施設見学会、これは来年の2月、3月にかけて地元の住民の方に空港を披露するとそういったことをされるようです。
 それで伺いたいのが11月8日、9日にかけてあるこのスカイ・レジャー・ジャパン、自衛隊の協力を得て云々とありますけれども、例えば浜松の航空ショーのときはブルーインパルスが来て――それは悪い悪いと言う人もいますけれども――いい悪いは別にして、ここではグライダーとか気球の飛行実演と出ています。そういったところに固有名詞をあげて言うのは何ですけれども、いわゆる日本で言う最強の航空隊の演技ですね、そういうものをやるのかどうかそこをちょっと教えてください。

 あわせて、今よく市民マラソンとか各地域でいろいろやっています。実はこの委員会に来る前にある方から、あの地域の地元で歩こう会というのがあるそうですね。それで空港の中で走りたいという人がいたんです。それで見ていましたら、空港の開放日があるわけですね。そういったときに滑走路を走るなんてことはもう二度とできないと思います。後はあそこへ入ったら捕まっちゃいますからね。ですからそういった方たちに開放をする中での工夫ですけれども、そういったこともぜひとも入れていただきたいなと思うんです。そのことを合わせて御答弁をいただきたいと思います。以上です。

○白井経営管理室長
 103号議案指定管理者の指定についてお答えいたします。
 まず1点目の審査委員の選定理由ということでございますけれども、指定管理者の審査に当たりましては公平かつ多面的な審査を行うということで、学識経験者の方2名、空港利用者の方2名、行政関係者1名の5名で審査委員会を設置したところでございます。
 学識経験者といたしましては、かつて静岡空港地域振興検討協議会の座長を務めていただきました大坪先生に審査委員長になっていただきまして、そのほか他の県有施設の指定管理者導入に当たっての審査委員の経験が豊富な川口委員にも加わっていただきました。利用者委員といたしましては、就航を決めておりますJAL、ANA両社の支店長に参加をいただきまして、航空会社さらには旅客のニーズに沿った検証をしていただくということでお願いをいたしました。そして行政関係者として空港部長が参加しているところでございます。

 次に、審査委員会は1回で結論を得たわけでございますけれども、その前には十分に事前説明を行ったということでございます。まず委員の就任のお願いに当たりましては、静岡空港の概要として管理者の導入に至った経緯、さらには指定管理者にゆだねようとする業務の詳細につきまして御説明をいたしました。それから委員会の開催前には、既に申請者から提出のありました事業計画をもとに申請者の提案概要を御説明するとともに、審査会で円滑な審議がいただけるよう事前準備をお願いしたところでございます。
 したがいまして会議の当日ですけれども、申請者から、提出されました事業計画に基づいてプレゼンテーションが行われ、委員からは質疑応答がなされ、さらに最後に委員間での意見交換と採点が行われたわけですけれども、内容的には十分的確な審査が行われたものと考えております。

 それから、経費縮減に関しての評価がどうであったかということでございますけれども、経費の縮減につきましては申請者からはみずからが管理をいたします旅客ターミナルビルと指定管理者として管理をいたします空港基本施設等を一体的に管理運営することによりまして、警備業務とか清掃業務などの点で大きなスケールメリットが発揮できるという提案がありました。また警備、清掃などの指定管理業務の多くは申請者がさらに再委託業者を選定して事業を実施することになりますけれども、この場合に再委託先の業者間での提案コンペの実施等を行って業者間の競争によりまして、できるだけ低廉な経費で業務が達成できる業者の選定を行っていくことが可能だという提案がありました。
 さらに、再委託を予定しておりますそれら警備とか清掃とかさらには消火救難これらの業務をできるだけ1つの事業者に一括発注をすること、なおかつ行政が発注をする場合と違いまして、複数年にわたる長期の契約を行うことができるということで高い価格交渉力を発揮し、経費の縮減が可能であるというような提案がなされました。
 これらの申請者からの経費縮減に向けての提案に対しまして、審査委員からは民間企業としての特徴とか創意工夫が発揮されており、大いに評価できるというようなことで審査をいただいたものでございます。以上です。

○犬丸利用推進室長
 シンボルマークの活用についてお答えいたします。
 まず、シンボルマークを活用したグッズといたしましては阿部委員から御指摘のありましたピンバッジ、このほかにはシールをつくったり、県が出しております看板も随時更新をしてシンボルマーク入りの看板に更新をし、またポスターをシンボルマークが決定した際に新たに作成をして県内等で張り出して宣伝をしておるところでございます。
 また、県がみずからシンボルマークを使うというだけではなく、市町あるいは民間団体等がそれぞれの事業を行う中で、例えば「私たちは静岡空港を応援しています」というようなフレーズとともに民間事業者が作成するチラシ等に掲載することも承認するような手続を設けまして、個々に申請があれば承認をして積極的に活用していただくように取り組んでおります。以上でございます。

○芝田総務室長
 記念行事の関係で2点ほど御質問をいただきました。
 まず1点目でございます。資料の17ページを改めて御参照いただきたいと思います。
 17ページの中段にスカイ・レジャー・ジャパン&エアポートフェスタ2008in静岡の概要ということで記載させていただいております。今回催しますこのイベントは、エアポートフェスタ――地上のイベントとスカイ・レジャー・ジャパン――飛行イベント関係の大きく2つを合わせて一体的に行うというものでございます。それに伴いまして実行委員会をおのおの分けてございます。そういう中でスカイ・レジャー・ジャパンは飛行イベントのほうを担当しておるわけですけれども、実行委員会からの要望等もございまして、県内の静浜基地であるとか浜松基地にございます練習機の飛来をお願いできないかということで、要望をいただいております。それを受けまして内々ですけれども御協力いただけるかということで打診をしているところでございます。
 そうしたお話の中で、ブルーインパルスにつきましてはかなり前からそういった申し込み等調整をしなければいかんということがございまして、少し難しいという話を承っております。

 それと2点目でございます。資料で申しますと17ページの下段の3のところに関係いたしますけれども、現在調整を進めておるのは、ごらんいただいているような行事関係でございます。この中で委員御指摘の市民マラソンであるとか、広い空港施設を利用した参加型のものを入れ込むようにというお話でございました。ここに記載したのは調整、準備を進めているところですけれども、これ以外にも各方面からこうしたものをやったらどうか、記念のイベントにどうかという御提案をいただいております。それにつきましては、先ほど工事日程等の説明にもありましたけれども、具体的な設備等が整った中で検査日程その他もろもろ含めまして、どの時点でどのような形で使えるのかということを一つ一つ確認をしまして、なるべくそういった御意向に沿えるように、ここに記載したもの以外にも市民参加型のイベントができるようにということで検討を進めております。ただそうは申しましても、現実的に日程等も限られている中でありますから、イベントを幾つか複数重ねて一体的にやるとかそういった工夫をさせていただきたい。また費用的な問題等もございますので、なるべく民間の力等をおかりして、でき得れば商業ベースでやれたらといったことも含めて検討しているところでございます。以上でございます。

○阿部(時)委員
 どうもありがとうございました。
 指定管理者の指定の関係の議案で、今御答弁いただきました。
 それで、例えばこのヒアリングしたときに――こちらの審査委員の方が行っているわけですけれども――どういった人が来てヒアリングされたのか。これは当然富士山静岡空港株式会社の方だと思うんですけれども、どういった方がそこでヒアリングを受けてそこでやり取りしたのか。公表できることと思いますので、していただければと思います。

 それともう1点は、経費の縮減についてはいろいろ出ているんですけれども、今静岡県が雇用の関係で例えば障害者の雇用、これもいろいろな企業にインセンティブを与えながら、地元の企業で何とか障害者の雇用もということでいろいろやっていますけれども、今回ヒアリングの中の項目には入ってないかもわかりませんけれども、富士山静岡空港株式会社が障害者の雇用に対して何か考えていらっしゃるのかどうか、その辺のことがつかまえられていれば御答弁できる範囲で御答弁いただきたいと思います。

 あとロゴマークは、きょう静岡駅で既にこのとおりのマークが出ていました。浜松は出てたかな、地元をよく見てないね。そういった意味では徐々にこういった雰囲気ができてきているなと思います。
それでグッズのお話を伺ったんですけれども、物によっては非常に子供に受けるというグッズもあるんですね。ですからやはり大人だけではなくて、子供さんも乗るわけですし、そういった低学年の方にも富士山静岡空港というものをいろんな形でPRしていただきたいということを思います。

 それでもう1点は要望です。この先恐らく考えていらっしゃると思うんですけれども、せんだって県民だよりに表彰があったことが出ていた気がするんですけど、特集を組んで一つの方向性を持ちながら――全体のことはあると思うんですけれど――もう少し何かそういったPRを県民だよりを使ってやる。実はせんだって部付主幹に言って、空港のパンフレットを200枚ぐらいいただきました。それを地元である会合があったときにお配りしたんですね。それで、今ガソリンが180円にもなっちゃってるもんですから、このときは130円で計算しているから空港に行くにはもっと高くなっていますよといったことを説明したんですけれども。それを見てある方が言っていました。「徐々にそういった夢に向かったものができていく。いろんな意見があるんですけれども、やっぱり静岡県に空港ができるんだな」と、そして「一番機とは言わず二番機でも三番機でも乗ってみようかな」と、そういったことが会話の中に出たこと自体、非常にそういう雰囲気があるんだなと私は思っていました。
そんなことでやはり広報が非常に大事だなと思いまして、こういったことを申し上げさせていただきました。そういう意味ではぜひとも頑張っていただきたいと思います。

 それで、最後の部分でスカイ・レジャー・ジャパン&エアポートフェスタはなかなか自衛隊のブルーインパルスは難しいというね、これ多分いろんなところで飛んでいるわけですから、来ればまた違うのかなと思いましたものですからちょっと申し上げました。
 当然空港はいろんな設備を持ってやっていますし、ちょうど今サミットで7月1日から駅等に行ったって警察官が急に倍にふえました。ただのんきにお祭りだなんてやっていて飛行場に何かあったら大変ですから、そういったことも含めてですけれども、やはりこの空港に親しみを持つことができたという思い出をぜひとも開港前につくっていただいて、そこに行きたい人はたくさんいると思いますので、そういった機会をぜひとも与えていただきたいと思います。室長も頑張っていただいたと思うんですけれどもね、ぜひとも部長がそういった部分での決断をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。その点も含めてもう一歩御答弁があれば言っていただきたいと思いますので、最初の部分ちょっとお願いします。

○岩ア空港部長
 委員御指摘のとおり、開港を間近に控えまして県民の皆様方の空港に対する親しみというものが非常に高まってきているというのは十分私どもとしても認識をしております。そういう意味からしましてもロゴマークの活用でございますとか広報――県民だよりのみならずさまざまな媒体、メディアの皆様方の御協力もいただきながら、空港をわかりやすく活用し、親しみやすくPRしていくということが極めて重要な課題だと思っております。
 いずれにしてもいろいろなイベントを実施するにしましても、空港の開港という実務をおろそかにしてはいけないという部分はございます。それはおろそかにしない範囲内で、かつそれぞれのイベントで解決しなければならない課題というのがあると思いますけれども、そういうものをやれるということがあれば未来永劫含めまして、富士山静岡空港に対する県民の皆様方の親しみがより一層高まるんだと思います。それぞれの個別の案件ごとに実現できますように、前向きに取り組んでいきたいと思っております。
 ただ実務上の課題がある場合にはなかなか難しいという点もございますので、そこについてはご理解を得るよう私どもは努力したいと思っております。

○犬丸利用推進室長
 7番委員御指摘の子供へのPRということの御意見がございましたけれども、シンボルマークだけではなくてふじっぴーの空港バージョンというものもつくっております。子供向けには主にふじっぴーのほうが受けがいいかと思いまして、そういったものも引き続き活用してPRをしていきたいと考えております。

 また、広報につきましてはこの5月から県民だよりに毎月空港コーナーを設けまして、その都度最新の情報を県民にお届けするようにしております。また節目節目で特集的な記事についても広報局にお願いしていきたいと考えております。
 また、「MYしずおか」という媒体でも7月号で空港の特集を組んでいただけるということで、今内容の調整をしておりますので、さまざまな媒体を使ってさまざまな階層へのPRにつきまして引き続き努力していきたいと思っております。

○白井経営管理室長
 指定管理者の審査委員会には、申請者であります富士山静岡空港株式会社の代表取締役であります吉岡徹郎氏と同社において指定管理業務の受託を担当しております取締役1名が出席をされまして、2名の方に対し委員からのヒアリングがありました。

 それから、障害者雇用について申請者からの事業計画の中で直接触れられた部分はございませんでした。しかしながら申請者の提案の中には、清掃、警備、消火救難等の業務を一括になおかつ長期にわたって受託できるような業者を選定するということですので、相当大きな企業が対象になろうかということが見込まれます。そういう面では最近の障害者雇用の環境の進展等を踏まえた対応をなされる業者が再委託業者として決まるのではないかという期待はございます。以上です。

○阿部(時)委員
 ぜひともこういった雇用について県側からもしっかり言っていただきたいと思います。これはもう県としての施策で進めていますので、待ちじゃなくて、こちらから一言申し添えるということをしていただきたいと思います。恐らく考えていらっしゃると思いますけれども、少しでもそういった面での協力をお願いしますので、その点だけ申し添えて質問は終わります。以上です。

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