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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年6月定例会県民委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:07/31/2009
会派名:自由民主党県議団


○中谷委員
 それでは、説明資料の11ページ、公聴事業です。
 この2の平成21年度の事業概要ですが、トップバッターに集団広聴とありまして、この中の知事広聴という中に県民と直接意見を交換するという項目がございます。
 どのような方法で開催をするのかということと、相手方の選抜方法、基準をどのように考えているかというのを伺いたいと思います。

 次に20ページ、SPACですね。
 平成7年にスタートいたしまして、県は、まず基本財産として5億円を出資、補助金が4億4100万円というとこからスタートして、県の補助金が21年度まででトータル55億8500万円ということになっています。
 当初、これがスタートしたころには、SPACいう演劇集団――給料を払って演劇をしていただいておるわけですが――やがてひとり立ちをするであろうというような触れ込みでありましたが、そういった傾向が顕著に出ているのかどうかというのを伺いたい。

 あわせて、事業概要の12ページに舞台芸術の振興ということで「夜叉ヶ池」というのが例として載っていますが、実はこれ私初めてで最後ですが、見させていただきました。
 そのときたまたま石川知事もお出でになっていて、「一度とは言わず二度来い」という話でしたが、残念ながらその後行く機会ありませんけれども、多分にこの「夜叉ヶ池」というのはよかったと私は評価しております。
 ところが、私の近くにというか、控室の周りにおいでになる方は「ふん」と。この程度でございまして、こっちの広報広聴もやったほうがいいじゃないかと思いましたが、その辺もお聞きをしたいというふうに思います。

 32ページの富士山地域の地下水と湧水ですね。
 中段から下の一覧表がございまして、柿田川から元村山等で、この主たる涵養域、それから滞留時間が年で出てますが、この調査ですね、どういう調査をするとこれがわかるのかというのを教えてもらえませんか。だれか潜ったわけでもないと思うんですけど。

 それから、その隣になりますが33ページ、企業による森づくりの促進というのが、先ほど質問もあって、知事が言われる一社一山運動ということもありますけれども、この3番の企業の森づくり活動の現状で、2番目の菊池建設というのがあって、ここに浜松市立鏡山小学校がございます。実は、これは私が卒業した学校でございまして、菊池建設さんに感謝を申し上げたい。それだけです。

 35ページ、伊豆地域におけるニホンジカ緊急対策。
 この2番の概要に、推定の個体数が平成18年度末で2万頭、私がその後聞いた数字も全部2万頭、これは下世話な話ですが、シカは生殖活動をしないのかなと、まじめなシカだなとこう思うわけですが、多分にこの数字はおかしいというふうに思っておりまして、平成20年――昨年の4月1日に第2期の特定鳥獣保護管理計画を策定ということになっていますが、どうなっているでしょか。

 あわせて、とかく自然界に対して自然保護団体の皆様がいろんな御意見をお持ちのケースが多いのです。ニホンジカは確かにかわいい顔をしてますけれども、結構あれでやることはどうなのかなと。私たち林業を営む者にとっては皆殺しとは言いませんが、そこそこ退治をしてもいいんではないかと実は思っているわけで、自然保護団体の方はこういった特定管理に対してどのような意見をお持ちなのかということをあわせて伺いたいと思います。

 私は天竜区なのですが、これはニホンジカに限ってということですけれども、近年、カモシカ、イノシシ、猿、もうありとあらゆる、まるでこうZ、O、Oのズー状態になるんですが――動物園ですね。おもしろい話もあって、つい最近ですが、天竜ボート場というのがあるんですが、そこに湖畔の家という宿泊施設があって、そのすぐ近くにお寺さんがあって、そこでカボチャをつくってたと。その住職が気がついたら、猿がカボチャを2つ持って歩いていたと。住職が「こらっ」て言ったら、振り向いてにこっと笑って行ったと、こういう話なんです。そのぐらいにね、物すごく日常化しちゃってるわけです。
 それで、例えば猿なんていうのは、なぜその駆除、退治しにくいかっていうと、これも昔の猟師の言い伝えですが、「銃を構えるとね、拝む」とこう言ったことを聞かれたことがあると思いますが、実はこれはうそで本当はなかなか猿賢い、ずる賢くて撃てないんですよ。彼らは学習しますから、石を投げると必ず今度は石を投げてくるわけで、それ以上のことをまねさせないようにはしておりますが、ただ中にはいろんなやつがいると、こういうことでして、中山間地に人が住まないような状況になっているのを、「おまえたちは、まあおれたちを見殺しにするのか」と言われたこともございますし、やがてあの浜松のザザシティの前をカモシカや猿が闊歩するかもしれんというような状況も早く期待をしたいと思いますが、そうすれば、早く手を打たなきゃいかんと思うわけですが、今、山奥でひそかにそういった苦しい状況にあるというのは御存じだと思うわけです。
 早目に早目にということを何年もずっとお願いしてきました。それで、ようよう龍山村のように、その全村をさくで囲おうと。これは猿とかシカに言わせると、人間をそのおりの中に入れて見ている状態なのかなと、こういうことも逆の発想から言えるわけで、そういう人間の生活にしてしまってはよくないと私は思っていまして、ぜひこれはどなたが御答弁になるかよくわかりませんが、自然保護室長ということになりますかね、掘さんかな、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

 それから、PRTR制度、39ページになります。
 これ、先ほど説明をいただきましたが、よくわかりません。もう一度室長さんから説明を願いたいというのと、真ん中の届出件数の中の総排出量・移動量というのがあって、届出移動量、これは事業所の外への移動ということで、多分にその処理とか何かをするのかなという想像はいたしますが教えてください。
 あわせて、この冊子を見ましたら、トルエン、キシレン、塩化メチレン、聞いたことのないような名前がいっぱい並んでいますが、多分悪者なのだろうなというふうに思いますけれども、県内の排出量でこの3つが特に多いという理由も、お聞かせを願いたいと思います。

 それから、門外漢的な質問で恐縮なのですが、木質バイオマスの発電施設。
 近年、いろんな意味でCO2の排出量が問題になってくる中で木質バイオマス発電が注目をされるということですが、なかなか木質ペレットをつくるための材木が表に出てこないという問題があるようです。
 それで、下流側の施設をつくった人は、「何でもっと間伐材とかいっぱいあるのに出してこないんだ」と。私ども山側の人間は何を言いたいかと言うと、「そんな安い単価で出せるわけがないじゃないか」と。でずっと平行線で行くと、電車のレールです。
 県として、地域として、事業者として環境に対する理解を持って、この木質バイオマスの発電施設をつくってるんだと。うちは環境には理解が深いというのを、ただアドバルーンを上げてるだけですね。実際はこの施設もやめてるとこもありますし稼働日数を減らしてるということもあるわけですから、これは少してこ入れをしないと、今のままでは非常にぐあいが悪い。ただ、世間向け、一般向け、マスコミ向けにちゃんとやってるよということなのですが、実際は回転をしていないという苦しいところがあります。
 私どもも、その間伐材等々を山の中に放置していいとは思っていませんが、経済活動が伴う以上、これはどうしてもやむを得ないという事情がございます。その辺を含めて、例えば森の力再生事業等々で、県が一生懸命山の林道をつくったり、それなりの制度をつくって補助金をつぎ込んで、できるだけ環境を整えてくれようとしているのですが、なおかつそれだけではカバーできない、要するに残材ですね――残る材、山の中で間伐をして残る材が膨大な立米数残っているということですので、この辺のところについて何か名案とは言いませんが、当面少し考える余地があるのではないかと思いますが、御意見を承りたいと思います。以上です。

○河合県民のこえ室長
 知事広聴についてでございます。どのような方法でという御質問なんですけれども、知事広聴の目的としましては、知事が県民の姿や地域の動向、それらのことを確認するために現地に出向いて、その中で県民の声、意見とか提言とかいろいろ聞かせていただくということで、県民の声を大事にするというふうなことでやっております。その中では、直接対話ということで対話を重視すると。それから、県政の仕組みや考え方について、また特に県知事が直接それを説明するということで、より多くの県民の方にその理解と納得をしてもらえる機会になるんじゃないかというふうに考えて実施しております。
 これまでの実施なんですけれども、特にその地域の問題とか課題の把握とともに地域の新しい取り組み、新しい動きですね、そういったものも把握したいという視点で、地域のそれぞれの分野のオピニオンリーダーの方に、10人程度なんですけれども出席していただいて意見交換をしております。
 それから、参加者の選抜なんですけれども、これ地域支援局のほうが地域のいろいろな動きをつかんでおりますので、地域支援局と連携してその地域のことをよく理解、把握されていて、対話の中で意見できるような適切な方を選抜させていただいております。以上です。

○後藤文化政策室長
 SPACのひとり立ちの見通しについてお答えいたします。
 説明資料の20ページの主な事業計画というところを見ていただきますと、SPACの事業、三本柱ということで実施をしております。創造と公演、それから人材育成事業、舞台芸術活動の支援ということなんですけれども、この中で人材育成でありますとか、それから地域の舞台芸術活動の支援、この辺の事業を年々充実させてきております。この事業というのは、非常に公的な性格の高い事業でございます。県の施策をSPACがなりかわって実施をしているということが言えるんじゃないかなと思います。
 それから、例えばその静岡の芸術劇場にしましても、舞台芸術公園の野外劇場にしましても、劇場のキャパシティーが舞台芸術を見るのにそう大きくてはなかなか効果的な演劇ができないというようなことで、大きくても300人規模ぐらいでございます。そうしたことでもって、なかなか入場料収入が、大きな劇団がやるような商業演劇に比べれば伸びてこないというような状況もございます。だからと言って、入場料の料金を値上げするということになりますと、やはり県民の皆さんの観賞機会の提供と言ったような公的な見地から、これも難しいと。
 それから、昨今の経済状況によりまして、その17億円の基本財産から生み出される果実も金利低下によりまして、目減りをしてきてしまっているというようなことから、引き続き、県からの一定の支援とか助成は必要ではないかというふうに考えております。
 平成10年度当時には、県の補助金だけで5億円あったわけなんですが、それを毎年減らしてきておりまして、今年度は3億円というようなことになっております。SPAC自身がその経費の節減をさらに進めて、その効率のよい事業推進に努めるとともに、国等の助成の取り込みですとか、会員制度の拡充、ここら辺を通じまして、自主財源の拡大に努めて経営体質の強化を行っていかなければならないものと考えております。
 そういった中でも、現在の状況では完全な自立は難しいと思われますので、県としては一定の支援、助成を引き継いでいくと、このように考えております。

 2点目、「夜叉ヶ池」のお話が出ましたけれども、「夜叉ヶ池」につきましては非常に好評だというようなお話が多かったもんですから、今年度高校生を対象としました舞台芸術鑑賞事業で「夜叉ヶ池」を再上演するというような予定になっております。以上でございます。

○西澤水利用室長
 説明資料の32ページの表にあります湧水の混合率とか主たる涵養域あるいは滞留時間、どうやったらわかるのかということでございます。
 まず、混合率のところは、富士山系とか愛鷹山系、箱根山系、それぞれ地下水によって主たる成分が違います。富士山系でいきますと、硫酸イオンが高いわけですね。愛鷹山系が塩素イオンが高いと、また箱根山系も塩素イオンが高いと。それで、硫酸イオンと塩素イオンの濃度の比によって大体こういうふうな比率が出てまいります。
 真ん中の欄の主たる涵養地域についてなんですけど、もともと水は水素と酸素という原子で成り立っております。そして、それぞれの例えば酸素なんですけど、原子の重さとして、いわゆる原子量っていうことになるんですが、16と17と18が自然界にあります。大体、比率的にいきますと16が99.757%ございまして、17が0.038%、それから、18が0.205%ございます。この酸素18のパーセントを使いまして、標高が高いほど、この酸素の比率が少ない雨が降ります。それで、標高が低いほど酸素のこの18の比率の多い雨が降ります。そういうのを計算しますと大体この涵養域が出されます。
 それから、滞留時間でございますが、これは降水量とかそういう気象データとか水利・地理データから、3次元モデルのシミュレーションを構築いたしまして、富士山ろくの湧水として湧出するまでの時間を算定しております。以上でございます。

○堀自然保護室長
 私からは、伊豆地域におけるニホンジカ対策について3点、お答えいたします。
 まず1点は、伊豆地域のシカの生息頭数が2万頭はおかしいのではないかという御質問でございますが、この2万頭につきましては、伊豆シカの特定鳥獣保護管理計画というものを平成20年4月1日に策定いたしまして、その策定のために生息数調査を実施しまして2万頭という数字を出してございます。その後についてはそれだけの正確な調査ができないということで、ある区画をつくりまして、その中にシカがどれだけふんをしたかということで、フン粒法という調査方法がございまして、それで推定をしているという状況でございます。
 ただ、最近の状況を見ますと、雌ジカの妊娠率が高いというふうな状況になってございまして、ひょっとしたら今この2万頭よりも数字が多くなっているのではないかということで、また近々そのフン粒法に基づいた調査結果が出ますので、その2万頭という数字が少しまた動く可能性はございます。まだ、今現在その調査が出ておりませんので、2万頭という数字を使わさせてもらっております。

 それで、2点目の自然保護団体の皆さんの御意見ということでございますが、県の環境局には、静岡県環境審議会というものを設けてございますが、その中には自然保護団体の方も委員として参加をしていただいております。その中で、先日鳥獣保護地域等の関係で諮問したわけでございますが、その中でも特段鳥獣の捕獲というふうなところには、危惧されるというふうな御意見は出てきておりません。それからあと、私、昔伊豆のほうにおりまして、その辺で現地等を回ったところ、伊豆のほうではシイタケの原木林が食べられてしまうというふうな状況もございます。
 あと農家の方のいろんな御意見もございますので、その辺の状況を見ていただければ、自然保護団体の方、まあこれではしようないと、少しはその頭数を整理する必要があるのではないかというふうな意向を持っていただけているのではないかと。完全に愛護のため個体数の調整はだめだというふうな御意見ではないというふうに考えております。

 3点目でございます。中山間地に人がいなくなって、野生鳥獣の天下になってしまうと。その辺を早目に手当てをすべきではないかという御質問でございますが、まず、私たち一番期待しているのが、農業関係のほうで鳥獣被害防止特措法というものが制定をされておりまして、それによりますと、それに基づく被害防止計画というものを樹立していただきました市町村については、国のほうからの8割の交付金が出るというふうな制度もできました。まずは、先ほどは全村囲うというふうな話もございましたが、それについても、個々に有効な手だてができるというふうに考えてございます。
 まずは、被害を受けている方々が自己防衛をしていただいて、それでも被害がおさまらないときは個体数を調整していくことが必要ではないかというふうに考えています。それで、本年度、農業サイドと一緒になりまして、農協のほうから各農家のほうに狩猟免許を取りましょうというふうな提案をしていただきました。その辺もございまして、本年8月に試験がございますが、農家の方が多数受験をしていただけるということで、昨年よりも5割以上の350人ほどが狩猟免許の試験を受けていただくというふうなことがございます。それでまた、新たに本年度2月にわなの狩猟免許の試験だけでございますが、追加でまた実施をするということで、捕獲をされる人をふやしていこうということで、私たち自然保護室のほうはやっておるところでございます。
 また、鳥獣保護地域につきましても今イノシシとシカの被害が多数出ておりますので、その辺につきましても、地元の方と調整をしながら特定のシカ、イノシシ等を捕獲できる狩猟鳥獣捕獲禁止区域というものがございますので、その辺もあわせて積極的にやっていきたいということで、地域の農林水産物等の被害の防止に努めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。

○近藤生活環境室長
 PRTR制度について3点ほど御質問がございましたので、お答えします。
 PRTR制度わかりにくいということで、もう一度御説明をということでした。現在、世界では10万種、日本でも5万種を超える化学物質が製造、使用されていると言われております。このような化学物質の中には人体に影響を及ぼすおそれのある物が多くあるということで、このような化学物質の中から人体に影響があるという知見が得られている354種の化学物質を指定をして、多く使用している事業者に届け出をさせるというのがこのPRTR制度でございまして、今まではただ使ってただけなんだけども、届け出をするということは、自分が使っている物をみんな取りまとめて数字化しますので、使っている量がわかってきますとそれを減らそうという努力が見られるという、企業の努力を促すような制度というふうに考えられます。
 それから、移動量というのがどういうものかという御質問でした。移動量とは、委員がおっしゃるように工場内に残った廃棄物、残渣等を処理するのに別のところで処理してもらう、再生事業者なり処分業者なり、そういうところに処理してもらう物を移動量と言っております。
 それからもう1点、トルエン、キシエンというような物が多い理由はということですけども、これにつきましては、本県の工業生産額は、愛知県、神奈川県に次いで全国第3位であります。こういう化学物質を使用している工場からの大気への排出が多いんではないかというふうに推測はされております。以上でございます。

○熊崎県民部理事(森林・林業担当)
 木質バイオマス発電についてお答えいたします。
 木質バイオマス発電につきましては、委員御指摘のとおり材料がなかなか集まらないということで並行線をたどってるんですが、この問題につきましては、県議会のほうからもいろんな御提案をいただきまして、木質バイオマスを進めるためにも、例えば排出権いわゆるカーボンクレジット、それとかあるいはカーボンオフセット、こういったものの仕組みを利用しながら、少しでも支援できる体制をということで御意見をちょうだいしております。またそれ以外の例でも、現在私ども企業サポート制度によって企業の支援をいただきながら森林整備をしておりますが、一歩踏み込んでそういった制度も仕組みもできるんではないかということで検討していく予定でおります。
 ただ一方で、委員御指摘のとおり現在林業界は、生産体制が生産性向上といって直材主体の搬出を行っております。現在、間伐にしても36%程度が利用されているにすぎない、バイオマスの主な原料となります枝、葉についてはほとんど山に置き去りの状態で、供給するには、それを含めてせめて林道まで持ち出せる、そういう供給システムも合わせて考えていかなきゃならないということで、建設部あるいは産業部とも連携しながら今後仕組みづくり、山も里のほうも含めた仕組みづくりを検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

○中谷委員
 ありがとうございました。
 広聴事業なのですが、知事が新しくかわられたんで、県下何カ所かお回りになって直接説明をして意見を聞くという、相手の顔も新鮮な顔が1回、で2回、3回となると何か似たような顔が毎年こう行くわけですね。大体似たようなことを言って、確かにそれは把握してるって言えば、各種団体の長の皆さんですから、大体その業界の問題点、要望事項等々が即座に説明ができるという立場ですが、そういう視点だけではなくて、例えば商店街で廃業を余儀なくされたおじちゃん、おばちゃんの意見を聞くだとか、山に残っていて一生懸命頑張ってる、組合長じゃなくて一般の作業員の話を聞くだとか、いろんな立場の人の思いを直接知事にぶつけて、今度の知事は民間の人だそうでございますが、それはさておいて、それで、ぜひそのフラットな感じで耳に入るかなという半分期待を申し上げながら、ぜひその辺の選定の基準も取り上げていただくとうれしいなと、これはもう要望です。

 それから、SPACについては、先ほども申し上げましたが、「夜叉ヶ池」は私としては本当に珍しく感動してよかったなと。私に文化というのは一番遠い存在だと思っていたわけですが、何かあれで一歩前へ出たなというふうに思ってまして、ぜひ高校生にも見せていただくと、こんなものもあるなというのを御理解できるなと思いますので、見せてあげたいと思います。

 それから、先ほどの富士山の湧水の話ですが、ちょっと話が難しくて、私は横文字と数字に弱いもんだから、まあ何ですが、わかったということにします。ありがとうございました。

 それから、ニホンジカの問題です。中山間地の野生鳥獣のはびこり方。何となく厳しい状況が目の前にきてるなと思いますが、知恵を出し合って、県と市で頑張っていけばというふうに思います。

 それから、PRTR制度、よくわかりました。私のように中山間地に住んでおりまして、こういった化学物質を使う企業がほとんどないと、数社しかないという中で、ちょっと新鮮な話題だったもんですから伺いました。

 最後のこの木質バイオマス、非常に難しい問題でこれから検討すると、建設部でという話でしたが、なかなかこれが正解がぽっと出るということはないと思いますが,大体ヒノキでも杉でも葉っぱとか枝なんていうのは、表に出すわけがないんで。昔は、杉の葉っぱは線香の原料にしたりとか、いろいろあったわけですが、今はそういうことはほとんど天竜地域では見られないという状況なのですが、せっかくのこういったいろんな制度、補助制度がある中で木質バイオマス――ペレットを燃料とした発電ということに着目されているわけですから、その辺もあわせて県も頑張っていただければと思います。
 以上、要望だけです。

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