本会議会議録


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令和2年10月新型ウイルス等感染症対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:10/15/2020
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 今日は大変ありがとうございました。
 特に花卉産業につきましては、3月、4月で、卒業、入学、また送別会等、ほとんどが中止ということがあり、あるいは結婚式とかそういうものも延期になったりして、非常にダメージを受けたと伺っております。なるべく私も、県庁でお花が飾られると、花いっぱいプロジェクトとかタグ付けをして発信するようにしております。しずおか手しお屋を見ると、最初の頃はやっぱりすごくロットが大きくて、ちょっと手が出ないなというところで、販路の部分で実際にかなり苦労されたと思うんです。つまり応援したい人はいっぱいいるんだけれども、そこをつなぐ部分ですごく御苦労されて、ドライブスルー方式だとか、しずおか手しお屋もいろいろ形を変えられたと思うんですが、今後こうした事態が発生したときの、生産者と販売の変化をつなぐ課題としてはどんなところがあったように感じられますでしょうか。

○石川和弘参考人
 今の質問でございますけれども、お花の関係については、確かに委員が言われましたように、緊急のときには箱でやりまして、結婚50周年の方が50本買ってくれましたけれども、そういうのはさておき、私どもも東京事務所、名古屋事務所がありますけれども、いろんなお花屋さん、市場を通じて売っていただいているお花の専門店等々の情報を収集しています。そのお花の専門店も、やっぱりオンライン販売、ネット販売にだんだんシフトしています。お店で売るのも当然やりますけれども、花束作って提供というのがなかなかできていないものですから、オンライン、ネット販売の比率を日々高めているというのが現状です。お店でネット販売するならいいんですけれども、それを産地のほうにやっぱりフィードバックして、やってくれる産地を探しているのが今のお花の流通の状況だと思います。ですから、細かい対応ができる産地については、まだお客を探していけるのかなと理解していますので、そういう意味では、農協でできる限りやれば注文入るよということで、つなげています。
 しかし、今まで、箱で全部流通させていますので、それを全部回すことは多分できないだろうと思いますし、需要期に合わせるわけにはいかないものですから、新しい花の需要を創り出すしかないと思っています。というのも、お花というのは、やっぱり先ほど委員が言われましたように、イベント事で、卒業式だとか母の日だとか、あと菊はお葬式とか、お葬式の需要をつくるというわけじゃないんですけれども、いろんな記念日を創り上げていく。大きな流れの中では記念日を創り上げていって、それをできる限り人に接触せずに送れるようなシステムをやっぱり作らなくちゃいけないのかなと思っています。
 青果についても、オンラインショップをイオンなんかでも増やすという話も聞いていますので、青果、花卉同様に直接販売は当然これからも主力でしょうけれども、オンライン販売、ネット販売の比率が店舗でも増えてくるのかなと理解しています。その対応をお店がやってくれるなら何も問題ないんですけれども、産地のほうに要請がくるのが現状です。

○早川委員
 ありがとうございます。
 そうすると、先ほどオンラインの話も9番委員から出ましたけれども、これから新しい生活様式になってくると、直接販売という点で、オンライン化が農協はじめ生産者の方々にも求められることになってくるのではなかろうかと思います。

 今、お花のことをお話ししましたが、実際、外食産業も非常に頭打ちで、お話を伺うと、お家で食事をすることが多くなったので、スーパーとかの一般的な野菜はすごく出るんだけれども、高級食材が最初の頃、非常に頭打ちだったということで、そうした品目が特にこれから新しい生活様式になってくると、多少落ち着いたとしてもそうした課題が出てくるかと思うんですが、オンライン化に向けての資材の供給だとか情報の提供だとか、今、どんな必要なことがあるか教えていただきたいと思います。

○石川和弘参考人
 どういう形で進めるか、まだこれからいろいろと課題はあるんでしょうけれども、産地の荷物をできる限り消費者に届けるということですから、皆さんも御購入のときにそうでしょうけれども、バラを20本もらってもなかなかということになりますと、先ほども報告させていただきましたが、アレンジメントのような形で、確実に御家庭の食卓の上に飾れるような形を産地で地元の花で作って、それをネットに載せて販売していく地道な活動が1つは必要なのかなと思っています。
 当然のことながら、花屋さんで売る量というのは、私どものオンラインに比べれば単位が違いますので、そこへの営業は今後も私どもが続けていかなくちゃいけないことの1つだと思います。そこの要望をいかに産地が聞き入れて対応していくか、一緒になってやっていかないと、うちだけの力で直販をやっていても、多分静岡県のお花の価格を上げるまでにはいかないです。やっぱり静岡県が大事にしてくれているお客さんって、日比谷花壇さんだとかいろんなところがありますけれども、そういうところにも意見を求めて一緒に行動していく、それが多分オンライン化といいますか、ネット化につながっていくのかなと考えています。
 ですので、資材だとかという以前に、システムをまず自分たちの中で構築していかないとできないのかなと思っています。

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