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委員会会議録

質問文書

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平成23年1月産業連携推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:櫻町 宏毅 議員
質疑・質問日:01/12/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○櫻町委員
 「ものづくり、ものづかい振興条例」案について伺いたいと思います。産業委員会でも議論があるかもしれませんが、私は産業委員会に所属してないですから、お答えいただければと思います。
 まず、資料をいただいた委員会開催実績と条例制定の進め方というところで、委員会構成がございますけども、どのような観点でこのメンバーの方をお選びになったのか。主に、他県にない「ものづかい」という言葉が使われた条例案になっているわけですけども、「ものづかい」側の代表の方々が入られているかどうかというのはちょっと定かでないもんですから、この点を伺いたいと思います。

 同じくその下に、条例制定までのスケジュールということで、パブリックコメントを実施されておりますが、どのようなコメント、県民の皆さんからお話があったのか、その点についてお伺いしたいと思います。

 最後に、条例案を全部読み込んだわけではございませんけども、そこに他県にない、「ものづかい」という言葉が使われていることは理想的だと思います。しかし、条例案を見る限り「ものづかい」という言葉が余り、少ないような気がいたします。どういった趣旨で条例案をおつくりになったのか。この3点をお伺いしたいと思います。以上です。

○高木経済産業部政策監
 まず、ものづくり委員会の構成でございますけれども、全部で14名の方が選ばれておりまして、いわゆるものづくり事業者の方は、そのうち6名です。添付資料の2ページをごらんいただければと思います。委員会の構成ということでございますけれども、有識者ということで大坪会長、それからあと、JMR生活総合研究所の松田さんという方がいますけど、このリーディングアドバイザーの方がお2人入っています。それから、いわゆるものづくり事業者という方の立場で、荒畑園の代表の方から含めて、武藤染工の方まで、全部で6名でございますが、この方々がいわゆるものづくり事業者の代表者ということ。それから、関係団体ということで、商工会連合会、商工会、こういった方々。要するに各農林水産の関係団体のトップの方に入っていただいて意見を出してということで、このような構成の中で「ものづくり」の産業振興ということで意見をいただいているところです。
 いわゆる、消費者代表が入ってないという話もございましたけれども、実際にこのものづくり事業者同士の、例えば、農業の方が農作物をつくって、それを今度は実際その加工食品に加工すると。実際、自分たち自身も物をつくる立場でありながら、実際こういった物を使って物をつくる消費者の立場でございますので。お互いの連携の中で、関連の中でこういうふうなことはできるということで、特に消費者側の委員は入っておりません。

 それから、パブリックコメントの関係でございますけども、実は、きょうが締め切りでございまして、きょうの午前中までに全部で6件いただいております。その6件の内容は、具体的に読んでいきますと、例えば、6次産業化の中で私たちはこんな取り組みをしてますという内容。設備投資について、こんな制度をつくったらどうですかという提案。あと、産業構造がこういう中にあって、中小企業がシフトしていくような内容を盛り込んでいただきたいとかという意見をいただいております。これから、まだ出てくると思っておりますので、その中でいろいろ議論をしていきたい、中を見させていただいて検討したいと思っております。

 「ものづかい」という言葉でございますけれども、なかなか具体的に多いのかという議論がありますけれども、実際にその前文の中で「ものづかい」について定義をしている。特に地域のすぐれたな資源を新たな視点で組み合わせる「一流のものづかい」ということで、前文の中でしっかりうたっております。「ものづくり」と「ものづかい」というのはセットで使っていきたい考えておりまして、十分に言葉が出てこないというわけではなくて、全体の中で「ものづくり・ものづかい」というのを十分に表現していると私どもは理解しています。
 ただ、今の委員の御指摘のとおり、もう少し言葉的にニュアンスをふやしていくような御意見をいただければ、それでまた検討したいと考えています。

○櫻町委員
 当局の方がいらっしゃらないときに、有識者の方に来ていただいて、委員会の中で議論した際に、「地産地消」という言葉について議論があったんですね。そのときに、その方は「地産地消」じゃなくて「地消地産」だとおっしゃったんです。消費があるところに物をつくる者が生まれるいうことをおっしゃったんですけど。「ものづくり条例」っていうことは、今まで御説明いただいたように物をつくる側の観点でおつくりになってますけど、その先ほど有識者の方の話を紹介したように、使う側の観点がなきゃだめだよということをおっしゃっていました。
 今回、お示しいただいた「ものづくり・ものづかい条例」に「ものづかい」という言葉が余りないものですから。せっかくつくるということを中心に盛り上げている静岡県ではありますけれども、「ものづかい」ということをセットで盛り上げていきましょうという観点がちょっと抜けちゃってるなという気がしております。ほぼ条例文も固まりつつある中で、取り組んでいただけるかどうかわかりませんが。もう少しその「ものづかい」という言葉を踏まえた上で、消費側の観点を踏まえた条文にしていただくことができないかどうか、この点もう1回お伺いいたします。

○堀川経済産業部長
 今、政策監のほうからお答えしたとおりでございますけれども、各県が幾つかの「ものづくり条例」をつくってございまして、各県の「ものづくり条例」は中小企業振興条例という条例がほとんど、大部分であります。特徴的なものとして幾つかありますけれども、例えば京都では、「伝統と文化のものづくり産業振興条例」というふうに、平成17年につくってありますけれども、京都の特徴を出しております。
 本県として、後発組でありますけど、「ものづくり条例」をつくるときにどういう視点で「ものづくり条例」をつくっていくのかと。単なる中小企業振興条例を、今、理念条例としてつくる時期かということがありまして、委員の先生方も含めて検討させていただきまして。今、私のほうからも御説明しましたように、物をつくる側はものを使う側でもあると。物を使って物をつくると、これについて理念とか考え方のところでしっかり規定をしておこうということで、基本理念とか目的のところではそのようなことを強調しているつもりでございます。
 それから、具体的には、例えば資料の9ページにあります、施策の基本方針のところにどういうふうに「ものづかい」とか「ものづくり」の関連を入れ込んでいくのかということだろうというふうに思ってますけども。この条例案につきましては、ここに書いてあります11項目について、物をつくるという視点で一応書いてございますが。基本理念を受けまして、この条例の説明をしていくときには10ページから11ページに書いてございますが、一つ一つについて細かく「ものづくり」と「ものづかい」をどのように組み合わせて実際に施策としてやっていくのかということについて、説明をしていきたいというふうに思ってまして。「ものづかい」という単語をどのように入れるかということについては、今後少し検討させていただきますけれども、基本的には説明をする中で十分わかるように説明をしていきたいというふうに考えているところでございます。

○櫻町委員
 「ものづくり」をする側が「ものづかい」だという認識については、それは確かに理解できますけど。例えば委員の中に消費者団体、例えばマックスバリューさんとか、ああいう方々というのは入っていただくことによって、つくらないけど使う側の観点だけもとらえた上で条例案ということもつくっていかなきゃいけないのかなという気がしております。
 今の御説明で十分わかりましたけども、もっと使う側の意見も取り込んだ、より充実した条例案にしていただこうと最後に要望させていただいて、私の質問を終わります。

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