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委員会会議録

質問文書

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平成30年10月多様な働き方推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:10/05/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 話が戻って恐縮なんですが、この協会は、どれぐらいの人数で、組織的にはどういう財源とか、どういう団体なのかを説明していただけますか。

○長野豊氏
 協会けんぽ自体が中小企業でございまして、全国で職員2000人ぐらいしかいないんですね。私どもの協会けんぽでも職員が46人、契約職員合わせて110人ぐらいです。これで県内全部を回していってるわけです。絶対的にマンパワー不足なんですけども、財源は全て協会けんぽの加入者の方の保険料です。あと国庫補助は、医療給付費に対して16.4%の国庫補助がついてます。これだけ別財源で入ってきてますけども、それ以外は基本的に全て保険料で賄われております。当然、無駄遣いはできないので、効率的に使って、医療費をできるだけ少なくしようと。
 以前は、私どもは一言で言うと受け身の支払い者でした。医療費の請求があって、ただお支払いするだけだったんですけども、もうそういう時代じゃだめだろうと。もう一歩打って出て、健康管理というか、予防のための医療にお金を使いたいと、最近シフトしてきておりまして、単に医療費を払うだけじゃなくて、健診だとか保健指導もそうですけども、予防のための健康づくりに今、力を入れてる。その一環として、こういうものがあるということです。

○佐野委員
 ありがとうございました。医療費の支払いとかそういう作業も、一緒にやってる協会なわけですね。これだけが仕事じゃなくってね。それで今、医療費の削減という、協会そのものが成り立つための目標があるということですね。
 今、国の医療費の高騰で協会けんぽそのものが成り立たないとか、健康組合も成り立たないとか、そういう負のイメージというか、協会自体が危ないということばっかり聞いてたんですよ。それで、きょうお伺いした前向きなお話と、協会けんぽが危ないっていう話があって、ちょっと驚いたんですけれども、一部の中でそういう部署があるということなんですか。

○長野豊氏
 今は、政管健保時代とどこが違うかといいますと、都道府県単位で保険料率が違うんです。都道府県単位での財政運営になっておりまして、医療費を少なくすればするほど保険料率は下げられる、そういうインセンティブが働くことになってるわけです。そのために我々も真剣にやらざるを得ないわけですけども、おかげさまで静岡県は医療費が低いこともあり、今、全国で3番目に保険料率が低い県なんですね。ですから、これをできるだけ維持をしたいと思っております。そのためにも病気やけがをされた方に医療費を払うのは当然なんですけども、その前に予防に力を入れて、できるだけ医療費を少なくしたい。そういうところが我々の活動の原点でございます。

○佐野委員
 県で力を入れてることと、貴協会で力を入れてることがちょうどうまくマッチして、お互いのためにいいということですね。生活習慣病を予防すれば医療費が削減できるとか、がんの予防をすれば削減できるとか、県だと直接自分たちの財政にかかわってこないんだけれども、そちらは医療費が抑えられることが、経営にかかってくるんですよね。だから、協会けんぽさんがうまくリードして、県やほかの健康組合とか共済とか、そういう人たちにも、国民健康保険もすごく課題だと思うんですけれども、リードしていっていただければと思いました。ありがとうございました。

○長野豊氏
 個人的な考えで申し上げて申しわけないんですけども、今はもう健保だとか国保だとか言ってる時代じゃないと思ってるんですね。一体でやらないと、大事なのは働き盛りの世代の健康づくりでございまして、これをしっかりやらないと、その後、退職して国保に移られたときに、病人ばかりが国保に行ってしまいます。ですから、まずは働き盛りのときに健康づくりをしっかりやっていただいて、元気なまま国保に行っていただく。その後、後期高齢者医療に行っていただく。そうすると、健康長寿日本一になっていく、そういうものを私個人的には目指しているんです。ですから、協会けんぽだけという話ではなくて、そのために我々は、働き盛りの大事な、健康づくりをしなきゃいけない時期にしっかりやっていただいて、元気な状態で国保に行っていただくというのが、県や市町のためになるんじゃないかなと思ってやっております。ですので、そこはぜひ行政の方とも一緒にやらせていただきたいなという希望は持っております。

○佐野委員
 信憑性があります発言にいいなと思いました。ありがとうございます。

○野澤委員長
 質疑等を続けます。発言願います。

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静岡市葵区追手町9-6

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