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委員会会議録

委員会補足文書

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平成30年2月定例会厚生委員会
次期総合計画案の説明 【 当局側説明 】 発言日: 02/21/2018 会派名:


○山口健康福祉部長
 おはようございます。健康福祉部長の山口です。よろしくお願い申し上げます。
 審議内容の御報告の前に職員による不祥事について、この場をお借りいたしましておわび申し上げます。
 平成27年度から29年度におきまして、富士健康福祉センターの職員が通勤手当、計13万140円を不正に受給したことにより、2月19日付で懲戒処分を受けました。職員がこのような不祥事を起こし、県民の皆様の信頼を損ねる結果となってしまったことにつきまして、深くおわび申し上げます。申しわけございません。
 健康福祉部では、懲戒処分が行われた当日に各所属宛てに綱紀の厳正保持の徹底を指示したところであり、今後も職員の倫理意識の徹底に全力で取り組んでまいります。
 さて、総合計画についてですが、昨年来、策定作業を進めてまいりました次期総合計画の基本計画につきましては、去る12月1日に全員協議会で概要を説明し常任委員会で御議論いただいた後、県民の皆様や総合計画審議会からも御意見をいただきながら、最終案を取りまとめたところであります。
 2月定例会におきまして、集中審査をいただいた上で年度内に成案を得てまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、私から健康福祉部が担当する2−1安心医療の確保・充実と健康寿命の延伸、2−2地域で支え合う長寿社会づくり、2−3障害のある人が分け隔てられない共生社会の実現、2−4健全な心身を保つ環境の整備、3−1安心して出産・子育てができる環境づくり、3−2すべての子どもが大切にされる社会づくり、1−3のうち(5)健康危機対策、4−3のうち(2)人権尊重と人権文化が定着した地域づくりについて御説明いたします。
 なお、所管につきましては、冒頭の所管委員会一覧を御参照くださるようお願い申し上げます。
 初めに、76ページをごらんください。
 2−1安心医療の確保・充実と健康寿命の延伸についてであります。
 県内で勤務する医師は着実に増加しておりますが、人口10万人当たりの医師数は依然全国平均を下回っております。このため目標にありますとおり県内外から医師を確保し、地域及び診療科による偏在を解消してまいります。
 また、地域包括ケアシステムの構築が進み、在宅医療における看護需要の増大が見込まれております。このため目標にありますとおり県内に勤務する看護師を確保し、幅広く活躍できるように育成してまいります。
 全ての県民に対しまして、質の高い医療を安定的、持続的に提供する体制を充実していくとともに、科学的知見の活用により健康施策の充実を図り、自身の健康に関心を持ち、健康づくりに取り組む県民をふやしてまいります。
 78ページをごらんください。
 (1)医療を支える人材の確保・育成では、@のとおり若手医師が望む高度で最先端の知識や技術の習得ができる研修環境の充実に取り組み、県内に定着する医師の増加を促進してまいります。
 なお、12月定例会常任委員会での審査を踏まえ、医師の地域間格差の解消に取り組む旨を計画に追記したところでございます。
 288ページをお開きください。
 12月定例会厚生委員会での審査を踏まえ、V地域の目指す姿の2東部地域のうち、(1)安全・安心な地域の形成について医師の確保、偏在解消に市町や県内外の医科大学との連携、協力による医師にとって魅力的な勤務環境づくりや専門医の育成拠点の整備促進について、計画に追記したところであります。
 80ページをごらんください。
 (2)質の高い医療の持続的な提供では、81ページのBのとおり、在宅医療の充実のため、在宅医療を実施する有床診療所の整備を支援し、訪問診療や在宅みとりを実施する診療所等の増加を促進してまいります。
 なお、総合計画審議会での審査を踏まえ、工程表に在宅医療・介護連携情報システムの活用による在宅医療の推進支援について計画に追記したとこであります。
 83ページをお開きください。
 (3)県立病院による高度専門医療の提供では、Aのとおり他の医療機関では対応困難な高度専門医療等の提供や、災害時における基幹的役割を果たす体制を整備してまいります。
 85ページをお開きください。
 (4)生涯を通じた健康づくりでは、@のとおり家庭、事業所、地域において健康経営の視点を取り入れた戦略的な健康づくりを推進し、県内全ての場所での“まるごと”健康づくりの取り組みを実施してまいります。
 87ページをお開きください。
 (5)科学的知見に基づく健康施策の推進では、@のとおり健康寿命のさらなる延伸のために、また健康寿命日本一を目指すために県民の医療、健康に係る状況を科学的に分析し、科学的知見に基づいた研究成果を効果的に県民の皆様方に還元してまいります。
 88ページをお開きください。
 2−2地域で支え合う長寿社会づくりについて説明いたします。
 団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、在宅医療と介護の連携や地域での生活を支える仕組みを一層充実させる必要があります。このため目標にありますとおり市町と連携し、地域づくりとしての地域包括ケアシステムの構築を推進してまいります。
 2025年には高齢者の約5人に1人が認知症になると見込まれております。このため目標にありますとおり、認知症の方とその家族の方に対する支援体制を強化してまいります。
 また、介護需要の増大や多様化が見込まれるため介護サービスの量の確保と質の向上を図り、それを支える介護人材を確保してまいります。
 90ページをお開きください。
 (1)地域包括ケアシステムの推進では、@のとおり地域包括支援センターが中心となり、医療と介護を初めとする多職種が連携し、相談や支援に応じる体制を充実してまいります。
 なお、総合計画審議会での審査を踏まえ、工程表に在宅医療・介護連携情報システムの活用による多職種の連携促進について計画に追記したとこでございます。
 92ページをお開きください。
 (2)認知症にやさしい地域づくりでは、@のとおり認知症の方が地域とのつながりを持って生活できる環境の整備を促進し、介護者の負担軽減を支援してまいります。
 93ページをごらんください。
 (3)介護・福祉人材の確保では、@のとおり関係機関と連携し外国人、潜在介護人材の育成などにより、新たな人材の就労を促進してまいります。
 また、Aのとおり介護福祉機器等の活用促進及びICT等を活用し、生産性向上の推進により介護職員の身体的、精神的負担の軽減に取り組む介護事業所を支援してまいります。
 94ページをお開きください。
 2−3障害のある人が分け隔てられない共生社会の実現について御説明いたします。
 障害のある人に対する誤解や偏見を払拭するため、障害者差別解消条例に基づく合理的配慮の提供を推進し、障害を理由とする差別のない県民意識を醸成していく必要があります。このため目標にありますとおり、県民への障害を理由とする差別の解消と合理的配慮の提供の徹底を推進してまいります。
 障害によって必要となる支援はさまざまでございます。多様な障害に応じたきめ細かな質の高い支援の提供が求められております。このため目標にありますとおり、重症心身障害児者などさまざまな障害の特性に応じたきめ細かな支援体制の整備を進めてまいります。
 また、施設や病院から地域に安心して戻れるように地域の暮らしを支える生活支援や就労支援を充実してまいります。
 96ページをお開きください。
 (1)障害に対する理解と相互交流の促進では、@のとおり県民と一体となって障害に対する正しい理解の浸透と合理的配慮の提供の徹底を推進してまいります。
 97ページをお開きください。
 (2)多様な障害に応じたきめ細かな支援では、@のとおり重度心身障害児者が適切な医療や福祉サービスを受けられるように、看護職及び福祉、介護職等のエキスパートを養成するほか、専門職の支援をコーディネートできる人材を養成してまいります。
 99ページをお開きください。
 (3)地域における自立を支える体制づくりでは、100ページのBのとおり入所施設や精神科病院からの地域移行を進めるため、地域における居住の場の確保を促進してまいります。
 102ページをお開きください。
 2−4健全な心身を保つ環境の整備について御説明いたします。
 生活困窮世帯が抱える課題は多様化、複雑化する傾向にあり、本人の能力と意欲を引き出す最適な支援が求められております。このため目標にありますように生活困窮世帯等に対する相談支援体制を強化し、自立を促してまいります。
 また、市町を初めとした多様な主体と連携し、地域全体で自殺に対する死亡者数を減らしてまいります。
 104ページをお開きください。
 (1)自立に向けた生活の支援では、105ページのBのとおり生活困窮者が困窮状態から早期に脱却できるように、就労支援や住居確保支援など本人の状況に応じた自立支援を行ってまいります。
 106ページをごらんください。
 (2)自殺対策の推進では、@のとおり多様な主体が一体となり地域における自殺対策ネットワークを設置し、総合的に自殺対策を行うこととしております。
 110ページをお開きください。
 3−1安心して出産・子育てができる環境づくりについて御説明いたします。
 核家族化や子育て家庭の孤立化などにより、子育てに関する負担や不安感が増加しております。このため目標にありますとおり社会全体で子育て家庭を応援する機運を醸成し、職場や地域で子育てを応援する活動に取り組む人をふやしてまいります。
 また、待機児童ゼロの実現と多様化する需要に応える保育サービスの量と質を充実させ、それを支える保育人材の確保を図ってまいります。
 さらに、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援体制を構築し、出産、育児にかかる負担を軽減してまいります。
 112ページをお開きください。
 (1)家庭・職場・地域の子育て支援の充実では、@のとおり子育てを応援する機運の醸成を図るため、さまざまな機会を活用いたしまして、意識啓発を推進してまいります。
 114ページをお開きください。
 (2)保育サービス・幼児教育の充実では、@のとおり保育の対象の拡大等による保育の需要の増加に対応し、受け入れ枠の確保に取り組んでまいります。
 また、Bのとおり保育士の職場定着を図るため、技能や経験に基づくキャリアアップに応じて処遇が改善される仕組みの導入を促進してまいります。
 116ページをお開きください。
 (3)子どもや母親の健康の保持・増進では、@のとおり乳幼児健診や慢性疾病児童等に対する相談や、こども医療費助成の充実を図るなどの支援に取り組んでまいります。
 118ページをお開きください。
 3−2すべての子どもが大切にされる社会づくりについて御説明いたします。
 児童虐待に関する相談件数は増加傾向にあり、特に複雑、困難なケースが増加するなど、専門知識に基づく的確、迅速な対応が必要となっています。
 このため、目標にありますように、関係機関と連携して相談支援体制を強化し、児童虐待やDVを減少させてまいります。
 また、社会的教育が必要な子供への支援や、子供の貧困対策を充実させ、すべての子供が健やかに育ち、学べる環境を整備してまいります。
 120ページをお開きください。
 (1)社会的養護が必要な子どもへの支援の充実では、Aのとおり施設退所後の子供の自立を促進するため、社会生活に必要な知識の習得をはじめ大学等への修学支援や、就職後の定着支援などを行ってまいります。
 122ページをお開きください。
 (2)子どもの貧困対策の充実では、@のとおり貧困の連鎖を防止するため、市町と連携し生活困窮世帯の学習支援に取り組み、子供の健全育成を図ってまいります。
 72ページをごらんください。
 1−3のうち(5)健康危機対策について御説明いたします。
 Aのとおり、若い世代から効果的できめ細かな啓発を継続して行うことにより、若者の薬物乱用の防止に取り組んでまいります。
 160ページをお開きください。
 4−3のうち(2)人権尊重と人権文化が定着した地域づくりについて御説明いたします。
 @のとおり、多様化する人権問題に対応するため、相談機関と関係機関の連携強化や相談従事職員の資質向上、効果的な啓発、広報活動の効果的な展開など、さまざまな人権にかかわる施策を推進してまいります。
 私からの説明は、以上のとおりでございます。御審査のほど、よろしくお願い申し上げます。

○小櫻がんセンター局長
 おはようございます。がんセンター局長の小櫻でございます。よろしくお願いいたします。
 がんセンター局関係につきましては、83ページをお開きいただきたいと思います。
 2−1の(3)県立病院による高度専門医療の提供のうち、@静岡県立静岡がんセンターによるがん高度専門医療の提供について御説明いたします。
 静岡がんセンターでは、患者さんの視点の重視を基本理念に掲げ、遠隔操作型手術支援ロボットや陽子線治療装置など最先端の医療機器を導入し、医師、看護師等の医療従事者が一丸となって患者さんをサポートする多職種チーム医療の実施により、がん高度専門医療の提供に取り組んでまいりました。
 こうした中、静岡がんセンターは病床数、患者数、治療件数等において国立がん研究センター中央病院などと並ぶ国内トップ3の実績を上げてきておりまして、今後も全国のがん専門病院のフロントランナーとして、引き続きトップクラスのがん高度専門医療を提供してまいります。
 また、包括的患者家族支援システムにより、がんに関するさまざまな情報提供や患者、家族の支援の強化、充実を図ってまいります。これらによりまして、76ページにございますとおり、95%以上という極めて高い患者満足度を今後も維持してまいります。
 さらに、ファルマバレープロジェクトとの連携強化、理想のがん医療としての個別化医療などを目指した臨床研究であるプロジェクトHOPEの推進などに取り組むことによりまして、新たながん診療技術の研究及び開発を進めてまいります。
 私からの御説明は以上であります。御審査のほど、よろしくお願い申し上げます。

○山本委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより、質問等に入ります。
 では、発言願います。

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