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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年6月定例会県民委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 時久 議員
質疑・質問日:07/31/2009
会派名:公明党静岡県議団


○阿部(時)委員
 それでは、たくさん質問させていただきます。
 まず1点目に、今回、新知事を迎えて、着任後、いわゆる県民部に知事から何か特段の指示があった上で取り組みがスタートされてるかどうか、その辺をちょっと伺っておきたいと思います。これは環境局もあわせてお願いします。

 それと、その辺とあわせて、知事がちょうど今回、この議会中にオランダに行かれるということで、これは私の聞く範囲では非常に学術的な1つの国際会議だということでおっしゃっているのを伺ったわけですけども、これ、県民部で文化学術局長、下山さんとかが配慮することはないんですけども、そういった、いわゆるせっかくの機会で、県のだれか、同行する人はいるんですか。いなけりゃいないでいいです。

 次に2点目です。先に全部質問をしときます。
 説明資料の関係を最初から行きますので、これは議案関係の報告第15号ですね。繰越明許費で、この中で繰越事業の内容の中の下のビューテラス大村ですか、これは事業主が死亡し継承手続に時間を要したために2000万円が繰り越されたということで説明あるんですけども、こういった借り上げ住宅で初めての出来事かなと思うんです。
 いわゆる施主が亡くなったということで、恐らく、私の想定ですけども、相続の方がそういった形で手続されたのかなと。説明にないものですから、要するに別の方が何か、それを買い取ってこういった形を継続したのかどうか、その辺をちょっと伺っときたいと思います。

 次に3点目、7ページですね。消費生活相談の状況の中で、最初、部長が説明のときに、架空請求の件数が18年度から見ますと、平成20年度は約半減してるということでした。2,000件ぐらいですかね。これはいわゆる振り込め詐欺、こういったことを踏まえて、県の広報活動に伴ってここまで減がされたと、そういった認識でいらっしゃるのかどうか、その辺の状況を教えていただきたいと思います。

 あわせて消費者金融の関係の相談も大体年間でいきますと1,400件とか、微増ですけども、その辺の近いとこで18年度からの数字を見ますとずっと推移しています。この辺については、状況を少し御説明いただければと思います。
 相変わらずそういったいわゆる消費者金融に対するいろんな御相談事が、今、非常に経済的な厳しさがあるところですのであるのかなと思いますけども、主な相談がありましたら、ちょっと教えていただきたいと思います。

 次に食品の表示、これは8ページですね。事業者指導の状況で、この立入検査ですけども、あくまでもこの資料で見ますと、18年度から20年度、毎年500件超の立入検査がされています。
 それで、私が伺いたいのは、この対象事業所数がどのぐらいあって、それから見ると何%ぐらいに立入検査してるのか。
 それと、立ち入りするということは何らかの情報を得てやるのか、抽出されて順繰りやっていくのか、これはいわゆる一般的な監査と同じなのかですけども、その辺はどういうふうにされていって、こういった500何件になってるのか、その辺を教えていただきたいと思います。

 次に、今度は防犯ですね。12ページ、防犯まちづくりの推進で説明がいろいろありました。その中でホームページによる防犯情報の提供なんですけども、私、質問する前にホームページを見ればよかったんですけども、見てないです。それで、このホームページの防犯情報の提供、どういった中身なのか。
 実はこの県のホームページというのは、いろんな方がおっしゃいますけども、たどり着くまでに非常に時間がかかるんですね。これ、もういろんな方から声が出て、所管としてはまた違うと思うんですけども、非常にいろんなものをつくってるんですけども、そこまで行くのに時間がかかる。他県とか他市のを見ると非常にいいものもあるんですね。だから、何か追加追加追加してってどんどんどんどん穴の中に入り込んじゃったみたいな、何かそんな感じのホームページの私は認識なんです。
 その辺で関連するわけですけども、この防犯情報の提供で、そういった検索がやりやすいのかどうか、その辺を教えていただきたいと思います。

 次に13ページですね。6点目、交通事故の発生状況。いろんな御報告いただいて、何とかワーストの部分では4年連続でいろんな事故が減少したってことですけども、その中で伺いたいのが、地域の交通事故対策ですけども、各季節に、春とか秋に交通安全週間としてやっておられますね。
 それで、ちょうど子供さんたちが夏休みに入っていくわけですけど、この夏休み期間のこういった交通安全のキャンペーン的なものというのはどんなものがあるのか。特に、やはり地域に子供が帰ってきてると、終日、地域で今までと違った動きをしてます。そういった中で県としてのそういった、市もありますけども、その辺の交通安全運動の中身が――なければないでいいんですけども――夏場にどういう形をとってるのか、それも伺っておきたいと思います。

 次に7点目ですね。17ページ、県立美術館。
 ここで伺いたいのは館蔵品の購入についてなんです。平成21年度は1億3300円という金額で3件の物を買うということですが、この辺の購入の基準と、恐らくテーマがあると思うんですけども、そういったものを持って、それをいわゆるブローカーからも情報を得て、いろんな学芸員の方がいらっしゃいますから、お互いの情報があると思うんですけども、そういったところから購入していくと思うんですが、その辺の手順、基準もあわせて教えていただきたいと思います。

 それとあわせて、やはり年間1億何ぼ使ってます。今までの館蔵品の累計件数、それと金額、その辺を教えてください。

 次に8点目ですね。27ページ、県営住宅。
 この少子高齢化対策と書いてある中で、既存住宅の――これ、一部改善とか全面的改善とかして、私の住んでる浜松では佐鳴湖が、いわゆる取り壊しというよりも改良して、立派なものになったということで――その中でエレベーターの取りつけなんですけども、例えば全面的改善しなければエレベーターがつけられないのか。今の既存住宅で、エレベーターが設置できる、外づけ可能の住宅はどのぐらいあると認識されてるのかどうか。
 何か前に聞いた話では、それはかなり難しいというのをちらっと聞いたんですけども、静岡市内の住宅では、一部でどこかできてるところもあったと聞いてます。実は公明党がいろいろやってきて、外づけエレベーター方式というのを推進してきています。そういったことで、状況として、県は今、どこまで外づけのエレベーターができてるのか。なければないで結構ですから、その辺ちょっと教えてください。

 9点目に、今度は温暖化対策のところで29ページ。
 この中で、エコポイント制度というのが――どこかで聞いたようなエコポイント――出てるんですけども、この20年度の実績の中で協賛店舗数がここに151店舗と出ています。
 それで、これ何となく社名を見ますと中心は中部なのかなという気はするんですけども、東・中・西のその辺の分布を掌握してればちょっと教えてください。毎年ふえてはいると思うんですけども、状況を伺っておきたいと思います。

 次に10点目ですね。先ほど5番委員もちょっと触れてましたけども不法投棄の関係で、ページでいくと31ページ。
 ここで伺いたいのが、たまたま私どもも2月の代表質問で質問させていただいた、観測衛星「だいち」の画像を使っての監視ということで、これ、何か岩手大学がそういった観測についてテスト的に云々といういろんなことの中で、静岡県もどうですかねという質問をしました。
 それで、現在ここで見ますと、目視による判読という部分では、何か状況が述べてあるんですけども、実際はどうなのかなと。ですから、そういった画像データ上、何か変形しているものがそれなりに見えているのか、これがひょっとしたらそういうものではないかとか、そういった今の状況について説明できる範囲で結構ですので、教えていただきたいと思います。

 次に11点目、36ページの希少野生動植物。条例にはちょっと関係ないんですけども、これに関連して、県の鳥のサンコウチョウですか、御存じですよね。私、サンコウチョウよく知らないんですけども、何か4月の終わりごろになると渡り鳥で日本に飛来して富士山ろくの周辺に生息してるということです。私も静岡の県民手帳でもう一回確認しましたら、そういうことがちょっと書いてあって、39年10月2日に制定されたと書いてありますけども、今、サンコウチョウはいるんですか。その辺のことを教えていただきたいです。
 何か、鳴き方が――ちょっとまねできないんですけども――書いてあるのを読みますと、「月」と「日」と「星」と鳴いて「ポイポイポイ」と3回言うというところがみそらしいですね。私、まねができないんですけども、どなたかできる方がちょっとまねしてもらえば、ああ、あの鳥かなと思いますけども。今の状況を教えてください。

 それと、次に40ページの大気汚染及び水質汚濁の関係です。私は浜松ですから佐鳴湖、何とかワーストワン脱却、これをずっと言ってます。これはもうずっと言うことですから。その役割があるわけですからね。
 それで、この佐鳴湖のいわゆる水質改善、こういった状況をいろいろテスト的にやられてます。ここは環境局ですが、土木部も含めてやっておられるわけですけど、今、その可能性としていろいろな方策があるらしいんですけども、土木事務所からもメールで来ます。今回こういう会合ありますんでどうですかと言って。一度も行ったことないんですよ、ちょうど日がだめだから。まあ、一方的に送ってくるメールですから、一方的に私も行かないんですけども。それはいいんです。
 それで、いろんな対策を打たれて、ここまで来て、何とかワースト3位までいったというんですが、これは非常にすごい努力だと思っています。それで、本質的な問題は当然周辺のこともあるんですけども、今の状況として、環境という、汚濁というそういった面から見たときに間違いなくよくなってるのかどうか、その辺を教えてください。

 最後ですけども、これは43ページ、就学前の子供に対する環境教育。先ほど幼児版というのが出てるということで、読みました。
 それで、子供さんにこういった行動宣言ということを丸をつけるということなんですけど、これの子供さんの評価、どんな感じで言ってますかね。
 子供さんが評価してるかどうかですけど、知らないって言ってるのか。幼稚園とかそういうところで多分使ったと思うんですけど、その辺のことを教えてください。
 とりあえず13項目ですね。よろしくお願いします。

○丸山県民部長
 県民部へ知事から指示があった件はということでございますけども、就任以来、あんまりまだ時間がたっていないということで、直接接触をするという時間が少なかったものですから、ほとんどは答弁調整のときに、答弁の中に反映されている、ああいう形で指示されてるということが主です。
 その中で具体的に本当に指示されたという一番は、美術館の例の無料化でございます。私どもの所管する部分ではそれかというふうに思います。以上です。

○石野環境局長
 環境局に対しての指示でございます。実は新エネルギー関係に関しまして、私ども、どちらかというと普及啓発、あるいは県の率先行動、あるいは市町村の省エネに対する補助というものが我々のどちらかというと仕事でございましたけど、もう少しそれに踏み込んだことをできないかという指示がございました。
 そんな中で、本会議で豊岡議員に対してもお答えさせていただきましたけど、新エネルギーに対しまして新しい専門委員会をつくりまして、技術開発等の支援を少し従来から踏み込んだ形でできないかということを少し検討するようにしました。
 これは環境局だけではなくて産業部も含めました、いわゆる連携した施策になると思いますけど、そういったことは今までにないことでございまして、その辺に対して指示がございました。以上でございます。

○下山文化学術局長
 知事の学会出席への同行についてお答えをいたします。
 今回の学会出席につきましては、付随的な効果はさまざまあろうかと思いますが、学会出席そのものにつきましては、知事の研究者としてのお立場での出席で、なおかつ数年前からの国際的なお約束もあったという学会出席となっております。したがいまして、文化学術局あるいは県民部としての同行は予定しておりません。

○鈴木公営住宅室長
 公営住宅、県営住宅に関する御質問にお答えをいたします。
 まず初めに、借上型県営住宅の事業主の変更の件でございますけれども、これは事業主の方が残念ながら事業の途中にお亡くなりになってしまいまして、その後を相続された方が事業を引き継がれたということでございます。

 次に県営住宅のエレベーターの設置でございますけれども、お手元の説明資料の27ページの下段の表を使って御説明させていただきます。
 午前中の御質問でも御説明いたしましたけれども、県営住宅の再生整備を進めるに当たりまして、建てかえ、借り上げ、それから全面的改善、居住改善と4つの手法を交えて再生整備をしておりますけれども、それらの比率が上から、建てかえが3割、借り上げが2割、全面的改善が2割、居住改善が3割といったような比率で行うこととしております。そのうちの居住改善と申しますのは室内の水回りの再整備です。おふろを設置して台所もきれいにして給湯機を設置してということになりますので、基本的には階段を使って上がり下がりということになります。
 御存じのように、公営住宅の多くは階段室を使って右左に部屋があるというタイプになりますので、エレベーターをつけるということになると階段室の数だけエレベーターが必要ということになりまして、1つには維持管理に非常に多額のコストがかかるということと、もう1つは踊り場の途中にエレベーターを設置することになりますので、エレベーターをつけても結局、階段半分が残ると。階段室型のエレベーターはそういう弱点がございます。したがいまして、全面的改善工事におきましては、もとの階段をつぶしてしまいまして、外側に廊下をつくって、その廊下につなげてエレベーターを1基設置するというやり方をとっております。
 こういうやり方を続けていきますと、最終的には7割にエレベーターがつくということになろうかと思いますが、ことしの4月1日現在では13%程度、約1,900戸程度にエレベーターがつくと、合計65台のエレベーターがついているという状況でございます。以上でございます。

○齋藤県民生活室長
 まず、架空請求の件数に関してでございますが、平成20年度の架空請求の相談件数が2,152件ということになっております。
 実はこの架空請求につきましては、平成16年度あたりで相談件数が非常に急増しておりまして、16年度で1万8992件もの相談がございますので、今回減ってきたというのは、実は16年後が逆に相当急増したピークの時期であったことの反動といいますか、今回の2,152件という数字はむしろその前14年度あたりの数字に戻ったというような状況になっております。
 ただ、私どもも、当然そのピークのときには、いろんな消費者向けの情報誌等を使いまして、主にこれは有料サイトに関する利用料の請求等が多かったものですから、若者中心にそのPRをしたということで、一定の成果はあったのではないかというふうに考えております。

 それから、消費者金融関係でございますが、いわゆる多重債務者に対する対応ということになろうかと思いますが、実は、県では多重債務者の対策会議というものを設置いたしまして、19年7月に教育委員会でありますだとか、警察あるいは国、市町、弁護士会、司法書士会などとともに、対策会議を設置いたしまして、いろんな対策をとってまいりました。
 その結果、例えば、その相談窓口が多様化したりだとか、あるいは相談ウイークというものも設定しまして、これまでに都合7回ほど合同相談会というのも開催いたしまして、多重債務者の方の相談に対応してきている状況の中で、一定の成果があらわれていて、多重債務者そのものも減少してきているというように、我々は見ております。
 ただ、ここにまいりまして、やはり新たな課題といったようなものも見えてきておりまして、まず1つには、やはり景気が非常に低迷している中で、多重債務と言うよりもやはり収入が非常に減ってきている中で、例えば、住宅ローンが非常に重荷になってきたとか、そういったような相談がふえてきているということ。
 またもう1つは、貸金業法の改正の中でまた総量規制というものが始まってまいりますと、今まで消費者金融のほうから借りていた方について、緊急的な資金の手当てがなかなかできないというような状況も当然ありますので、場合によったら、そういう方々がいわゆるヤミ金融のほうに走ってしまうというおそれもあるということで、若干、多重債務者に対する対応というものが、従来の全く非常に借金が多くて困っているといったようなところから、むしろ生活再建的な要素を帯びてきたのかなというふうに感じておりますので、そうしたような対応をこれからは図っていく必要があるんではないかと。
 ということになりますと、例えば、福祉サイドでありますだとか、あるいは精神衛生的な対応をするようなところも必要になってまいろうと思いますので、そういったところと連携をとりながら、多重債務対策はとっていきたいというふうに思っております。

 それから、食品表示に関しまして立入検査の件数が非常に多いということなんですが、これは実は幾つか情報源とかございます。県の県民生活室、それから県下の各県民生活センターに食品表示の不審情報の窓口というものを設定しておりまして、そこにかなりの数の不審情報が寄せられます。それから、やはりこれも県下に100人――消費生活モニターの方と兼務になりますが――食品表示ウオッチャーという者を置かしていただいておりまして、その方々が日常の中でそれぞれの店舗の食品表示をチェックしていただいていると、そういう方々からもかなりの情報をいただいておる。また国の担当部局、あるいは県の中でも他部局等と合同でいろんな調査をしているということから、こうした件数になってきております。
 まことに申しわけございませんが、その分母といいますか、総数の事業者がどのくらいで、そのうちの幾つかということにつきましては、ちょっと数字を把握してございません。よろしくお願いいたします。以上でございます。

○山下くらし交通安全室長
 防犯まちづくりについてのホームページによる情報発信でありますが、防犯まちづくりに関する総合的な情報、県の施策の情報発信、それらを行う防犯まちづくりホームページと、もう1つ地域における防犯まちづくり活動、防犯ボランティア等を活用される方への情報の収集、発信拠点となる防犯まちづくりポータルサイトの2つによって情報発信をしております。
 防犯まちづくりホームページのアクセス件数については、大体月1,000件余で、検索については、それほど不便をしているとは思っておりません。検索自体はやりやすいと解釈しております。
 現在、一番大事に思っておりますのは、データが新しくなければ意味がありませんので、新たなコンテンツの追加と更新を頻繁にするようにしております。最近ではトピックスとして、防犯まちづくりで振り込み詐欺撃退キャンペーン、撃退のページをことし2月に開設。まちねこゼロからのお知らせ、これをことしの5月に開設。また定期的に更新するコンテンツとしてまちねこゼロネットからのお知らせ、これは随時です。防犯まちづくりニュース、これも随時、このような形で、最新の情報を提供するように心がけております。

 続きまして、地域の交通安全運動についてでありますが、夏休みに入る前の7月11日から7月20日まで夏の交通安全県民運動として、夏休み前に、当然、子供等のための交通安全活動をやるということで実施しております。この中で、7月15日には子どもと高齢者の交通事故防止の日と定めまして、子供や高齢者を対象とした交通安全講習会の開催とか、一般ドライバーに対して子供や高齢者の保護についての広報を、各市町等で実施しております。
 それとは別に、また夏休みに入りますと、児童生徒については、自転車で外出、また遠出するケースがふえてまいります。こういうことから、児童生徒の交通安全対策連絡会を開催いたしまして、特に休みに入る前に学校において交通安全マナー、ルールの厳守、または一列走行の徹底等、指導をお願いしております。以上です。

○後藤文化政策室長
 県立美術館の館蔵品の購入についてお答えいたします。
 まず、購入の基準でございますけれども、館蔵品の収集基準としまして、多くの県民が美術の鑑賞と創作意欲を喚起し得ること、本県の教育、学術及び文化の発展に寄与し得るものという基準がございます。具体的には、「主として17世紀以降今世紀に至る日本と西洋の風景表現の展開を美術的に紹介する」と。これは県立美術館での風景画を中心に収集をしておるということのあらわれでございます。それから「ロダンの芸術を核として、近代以降の彫刻史を展望できるようコレクションを確立する」と。これはロダン館を持っているということからくるものでございます。それから「本県ゆかりの作家の代表作を中心に収集する」と。それから「富士山をモチーフとした絵画を収集する」というような基準がございまして、21年度の狩野派のコレクションにつきましては、狩野氏が伊豆出身であるというふうに言われているということ、それから、江戸幕府の御用絵師が天領駿府の仕事を直接担当したこと、非常に本県は狩野派と深いゆかりがあるわけであります。そういうことから、県立美術館では、開館前から狩野派の作品の系統的な収集に力を注いできましたが、19年度末現在に41件、狩野派の作品の収集をしておりますけれども、体系的収集と言うには、まだ不足部分が多い。ということで、今回、購入する作品も、ことしの9月から開催をする狩野派の世界展で目玉になる作品でございます。今回の作品の購入の理由は、具体的にはそういうものでございます。
 それから購入の手順につきましては――一般的な手順でございますけれども――まず、学芸員が作家だとか作品、その価格等の情報収集を実施をしまして、その中で、購入候補作品というものを決定をいたします。その後に、外部の専門分野の委員の方々に資料選定ということで、「こういう作品を購入したいんですけれども、御意見はございますか」というようなことで伺うわけなんですけども、このときに、金額によって、5名の委員、それから3名の委員というふうに違いはありますけれども、全員一致ということで、1名でも疑問が提示された場合には、購入候補作品から外すこととしております。その後に、専門の評価委員の方々による評価額の算定をしまして、最終的には、県民部長を会長とします県立美術館資料評価委員会で評価算定額を決定いたします。そこで、決定した算定額に基づきまして、相手方と価格交渉に入るというような手続をとっております。

 それで、累計の購入の件数それから金額でございますが、昭和55年から平成21年度の3件を含めまして、購入の件数は1,448件でございます。
 購入の金額でありますが、通常予算と今回の3点のうちの2点のように、基金を活用して購入すると、その合計でございますが、91億7015万6000円でございます。以上でございます。

○斉藤地球環境室長
 STOP温暖化アクションキャンペーンのエコポイント制度についての質問で、151店舗の東・中・西の内訳ということでございます。
 東部が44、中部が91、西部が16でございます。私たちとしましては、できるだけ幅広く県民がどの地域の方も参加できるように、いろいろとあちこちと回りました。特にチェーン店として展開しておりますスーパーマーケット等を中心に、伊豆、東・中・西部と回りましたが、結果的に御協力いただいたところは151店舗ということになっております。
 なお、その店舗の中で、この例示に書いてございますように、コープしずおかですと比較的東・中・西にあります。それから静鉄ストアは中部が中心になります。それからマキヤグループは東部が中心になります。それからジャスコは西部が多いというような状況になっております。以上です。

○市川廃棄物リサイクル室長
 衛星画像を利用した不法投棄の監視についてお答えします。
 本県は他の13の自治体とともに、この4月にこのモデル事業の実施自治体として指定をされました。環境省のほうから実施の詳細については、打ち合わせをやる予定になっておりますが、現在のところ、環境省から聞いている実施方法では、まず35キロメートル四方の領域を設定をいたしまして、この領域に関する画像データを時系列で3回程度自治体のほうに提供があるというふうに聞いております。この画像からは、50平方メートル程度の面積変化、それから2メートル程度の幅の変化が検出可能だというふうにされております。
 したがいまして、この画像の提供を受けまして、目視により判読いたしまして、例えば廃棄物の蓄積状況ですとか、あるいは地表の改変状況、あるいはその作業状況などがわかり次第、現地に赴いて実地の確認をするという方法を今のところ考えております。以上でございます。

○堀自然保護室長
 私からは本県にサンコウチョウは生息しているのかということについてお答えいたします。
 サンコウチョウは、本県に東南アジアから夏に渡ってくる鳥でございます。したがいまして、本県には、5月から9月ごろ、生息をしております。まだ、いなくなってしまったという状況ではございません。以上でございます。

○近藤生活環境室長
 佐鳴湖の今の状況が間違いなくよくなっているかという御質問でございます。
 CODの平均値の経年変化を見ますと、平成11年度から18年度までは、11と12を行ったり来たりしていると。それで、19年度が9.3に下がっております。20年度が9.0に下がってきておりまして、見た目からもわかりますように、経年変化的には下がっていると思います。
 今、環境省が、全国の都道府県からデータを集めておりまして、11月に全国発表があるかと思いますけども、私の希望としては、新聞に載らないワースト5以下になっていただきたいというふうに考えております。以上です。

○山本環境ふれあい室長
 「HOPE」の幼児版について、子供の評価はどうかということについてお答えいたします。
 作成に当たっては、環境学習コーディネーター等と連携しまして、イラストを取り入れるなどわかりやすい内容ということに心がけて作成しました。しかし、子供たちだけで、これを書かせるというのは、なかなか難しいということもございますので、幼稚園、保育園あるいは就学前の子供たちが参加する地域での環境学習会等へ出向きまして、環境学習指導員の協力を得ながら、今後、これを使って環境教育を行っていきたいと、このように考えております。
 したがいまして、まだ現在のところ回収はしておりませんので、内容はわかりません。以上でございます。

○阿部(時)委員
 どうもありがとうございます。
 部と局には、知事からの直接の指示が先ほど部長のほうから答弁調整をする中で、まとめ的にあったということ。あとは美術館の夏季の無料化と、新エネルギーの関係では、専門委員会、こういった技術的なものも取り組んでいくということで、それはそれの中で、しっかり従っていろいろ取り組んでいただきたいと思います。わかりました。

 それで、再質問です。
 食品表示適正化の立入検査の件ですけども、対象事業所というのは、これは何か連関表か何か見れば、多分出ると思うのですけれども、それはそれとして、500件をこなすというのは、これは私は大変だと思うのです。保健所の方とかいろんな方がやると思いますけども、今の体制で本当にそういったものが的確につかみ取れるのかどうか、その辺のところはどうなんでしょうかね。確かに、通報があったとか何かということで、浜松ではウナギのことが、一度大きな部分ではありましたけれども、日常的なチェックというものが、どういった形でされるのか。
 立ち入りも立ち入りですけども、地域によっては、これはお医者さんでもそうですけども、通常レセプトのチェックというようなことについても、査察的なことがあったりとか、いろいろ聞いていますけども、当然、今まで行ったことのないところに行ったりとか、そういうこともされていると思うんですね。それで、やはり、こういった時節柄なのか、新聞で見ると、だんだんそういったものがふえている、非常に多いという感覚を持っちゃうんですね。それで、要因的に直接全部県民部じゃないのかもわかりませんけども、そういった部分でいくと、そこに本当に的確に対応できるのかどうか、その辺のところはもう一回、室長の立場でお答えいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 防犯のまちづくりのホームページ、月1,000件、私のホームページはそんなにたくさん見てくれないものですからすごいなと思いました。
 このホームページのことなんですけども、実は今、警察のほうにも署別にいろんな防犯ということで、私は浜松中央署管内ですが、管内のいわゆる防犯の関係の情報をメールでいただくハーネットというシステムがあって、一気にぽんとメールで送って、きのうはこの地域で無施錠の自転車が盗難に遭いましたと、そういうのを我々も聞くと、たまたまそういった地域でお話ししているときには、そういう話もするということができるんですね。じかでそれが生かされるんですね。
 システム的な問題があるかもわかりませんが、何かそういったものと連動して、将来的にもう少し広くして、もっともっとそういった県民の方に直接というか、何となく防犯をもっともっと身近に知らしめていくようなシステムを、もう少しお考えになっているのかどうか、それもあわせて伺っておきたいと思います。

 それと交通事故の関係では、夏休み前に県民運動をされたということで、私たち、今、選挙疲れで、そういったことがあったことも忘れておりましたけども、特にこういった夏季の休みのときに、まさに地域へ子供が戻っている中で、今までと違った行動をするとか、事故だとかが発生したりする前に、そういった取り組みをされているということで、これはわかりました。

 美術館の関係は、今、室長にお答えいただいて累計1,448件、91億円ということでした。高いの安いのいろんな物があると思いますが――どの時点で高いかということもありますけども――これだけの館蔵品をずっと陳列しているわけじゃないですよね。当然スペースもなくなっちゃいますね。そうすると、いずれかどこかにしまい込んじゃっていると思うのですが、その有効活用をどういうふうに今しているのか。例えば、他県の美術館から、恐らくこういった取り組みがありますからということで、どっかにこういう物ないですかと。多分、そういった問い合わせもあったりして、貸し出しすることもあるかと思います。そういった活用をちゃんとやっているのかどうか。
 あわせて、財産処分をする物、ある程度の時期になって、本県においてはこれはもういいと、そういった場合、バイヤーに話して買ってくれているのかどうか、そういったやりとりもするのかどうか。また、物としての物々交換はないとしても、他の美術館とのやりとりの中で、おたくが持っている物については、こちらと何とかできないのかといったこともやっているのかどうか。
 今は、どんどんどんどん買い込んでいるだけなんですね。だから、これだけの税金を使ってやっているという部分では、何か、特殊な世界の人たちの館蔵品という、私はそういう感じを受けます。そういった意味でも指摘したかったものですから伺ったんですけども、そういった活用はしているのかどうか、そこを教えてください。

 あと県営住宅のエレベーター、これは7割ぐらいはできるだろうということでした。それを全面的改善を含めて、現在は、13%ぐらいだと。ですから、こういった――今5階以上ですかね、何か変わったんですね、基準が――5階以上はエレベーターがつくという(発言する者あり)ごめんなさい、3階以上ですかね。そういった意味では高齢者の方に住みやすいそういった住宅になっていくというのは間違いないと思いますので、予算も伴うことですけども、そういった取り組みをさらにしっかり進めていただきたいと思います。

 あと不法投棄なんですね、さっき衛星を使ってこの画像50平米、2メートルの幅というと、かなりの北朝鮮の映像みたいな感じで、もっと近くに見えるというのか、そういう意味ではすごい時代を迎えているなということですから、かなりこれが別な意味で使われている、だれかの家を全部チェックされている可能性もあることですからね。皆さん、気をつけたほうがいいと思いますね。私も気をつけます。
 それもありますけども、その画像で、ある程度、何か疑わしいなという雰囲気が出たものが今までの中で、具体的にあったかどうか。それをどうするかという以前に、そんな疑わしいものが出たのかどうか、その辺がもしありましたら、ちょっと教えてください。

 それとサンコウチョウ、県の鳥の件です。
 渡り鳥だということで、ずっと生息しないということですが、さっき歌声というか、鳴き声はなかったわけですけども、私が知らないのに聞くのも失礼なんですけど、ポイポイと鳴いている。では、この5月以降、今、本当に渡り鳥で静岡に来ていて、既にそういった鳴き声を聞きましたかな。私も地域が違いますから、富士山の近くの人がいればいいのですけど。
 それで、これをずっと県の鳥として置くことが、今のとき――昔はそういうのが確かにあったかもわかりませんけどね、私はこの制定にいちゃもんつけるわけじゃないですけど――もしかしたら、こういった鳥も何となく減っちゃってる状況で、県の鳥と言えるのかどうかという、そのこともあるんですよ。したがって、もう一度鳴き声を聞かせてください。
 でも、県の鳥ですからね。ほったらかしにしているということはないと思うのです。どのくらい今いるのかぐらいは調べてください。室長がかわられたから知りませんと言えば、知りませんでいいですけども、そういったデータ的なものがあれば、それもひとつあわせてよろしくお願いします。以上が再質問です。

○齋藤県民生活室長
 食品表示の500件を超える立入調査ということですが、膨大な量がある中で、日常的なチェック体制というものが十分できるのかというような御質問だと思います。
 先ほど申し上げましたように、いろいろ情報をいただくわけですけども、県民の皆様からいただく情報源というのは、非常に貴重なものだというように思っております。それで、そのうちの1つが、やはり食品表示の不審情報窓口への情報ということになりますが、実は20年度の実績では、不審情報自体は204件いただいております。
 その中で、JAS法であるだとか、計量法に違反するおそれがあるというところについて、職員が立入調査をするわけですが、その立入調査の件数は90件でございます。そのうち50件は何らかの指導をしたというふうなことになっております。
 また、もう1つは、先ほど言いました食品表示ウオッチャーですが、これは消費生活モニターの方がウオッチャーを兼務していただいておりまして、これも20年度の実績で申し上げますと、5月には生鮮食品の原産地表示というテーマで見ていただきまして、95店舗、それから6月から2月まで毎月延べ880店舗になりますが、こちらの原料の原産地表示についてというテーマで見ていただいたということです。
 そういったいろんな多くの県民の皆様、あるいはそのウオッチャーの方からの情報ということを一つのよりどころといいますか、端緒として、それを受けて、職員が調査に回るということにしておりますので、そういった意味では日常のチェック体制というのは、県民の皆様の目で見ていただいていて、その情報をいただくというのが、一つの大きなやり方というようになっております。
 それに加えまして、それだけではなくて、これも先ほど申し上げましたけど、国の関係する農政事務所でございますとか、あるいは県の他部局でありますとか、保健所でありますとか、そういう関係機関とも計画をつくって、合同して調査をするといったようなこともやっておりまして、それらを合計しますと、全体で526件の調査というような結果になっております。
 体制としましては、当然、県民生活室の職員もそうなんですが、それぞれの各県民生活センターに職員を配置して、商品役務の監視員というのもございますので、そういった職員と一緒になって回ります。立入調査というふうに一くくりにしてしまいますけれども、内容はさまざま濃淡がございますので、正直言いまして1件当たりわずかな時間でお店の方とお話しすれば済むようなものもございますし、中には相当時間を要するような調査もございますけれども、そういった体制の中で、昨年度は年間これだけの調査をやっているという状況でございます。以上でございます。

○山下くらし交通安全室長
 ホームページによる情報発信の関係で、新しいシステム等を考えているかということでありますが、地域における防犯まちづくり活動の情報の収集・発信拠点となります防犯まちづくりポータルサイト、これについては、ことしの1月5日に開設しまして、例えば、人材紹介だと市町別だとか役職別で拾える。また各市町の防犯関係施策が、その施策別で検索できている、こういう形でやっております。より快適に運用できるように、これからもシステムの構築について研究しながら、よりよいものにしていくようにしていきたいと思います。以上です。

○後藤文化政策室長
 県立美術館の館蔵品についての質問にお答えいたします。
 まず活用方策でございますけれども、説明資料の17ページのスケジュール表をごらんいただきたいんですけれども、年度当初には、一番上の欄の7というふうに書いてあるところ、収蔵品展ということで、前の年度に購入とか寄贈を受けた収蔵品の展覧会を開催いたします。それから、ことしも――既に終わりましたけれども――移動美術展ということで、浜松市の美術館で合同企画を開催をしております。それから、ずっと下のほうへいきまして、移動美術展の第2弾、第3弾ということで、佐野美術館と掛川市二の丸美術館、こういうところへは県立美術館の収蔵品を展示をしておるということでございます。それ以外にも、今年度購入をしました狩野派の物については、その企画展で狩野派の世界に展示するとか、それ以外にも、この収蔵品展、それからロダン館の第2室の展覧会にも収蔵品を展示をしております。それ以外に、県立美術館の1階のエントランスのところに――これは無料で入れるゾーンなんですけれども――そこにも収蔵品を一定のローテーションで展示をしてございます。
 それ以外の活用方策、通常、企画展で展示される作品というのは、そのほとんどが他の美術館の収蔵品でありますとか、個人の収集家の方から借用してくるということで対応しておりまして、美術館相互において、県立美術館の所蔵作品が他の美術館へ貸し出しをしたりだとか、その逆で、他の美術館から静岡県立美術館へ借りてくるといったような貸借の関係ができ上がっております。そういったところへも、年間相当数貸し出しをしているということでございます。
 それから、実際にいらなくなった作品を処分したようなことがあるかということなんですけれども、購入した作品につきましては、美術館の収集方針に従いまして、また専門委員の皆さんの意見を聞いた上で、本当に美術館が必要とする作品を購入しているということでございますので、売却というものは想定をしてございませんし、これまでに収蔵品を売却した事例はございません。以上でございます。

○市川廃棄物リサイクル室長
 衛星画像を利用したモデル事業につきましては、これから環境省と詳細な打ち合わせをした上で開始することとなっております。
 したがいまして、疑わしいものがあれば、直ちに現地に赴いて確認をしたいと思っております。以上でございます。

○堀自然保護室長
 サンコウチョウの関係で、3つほど御質問をいただきましたのでお答えいたします。
 まず、鳴き声を聞いたことがあるかということですが、昔、私は聞いた覚えがあります。委員が御指摘のとおり、全く鳴き声は同じでございまして、「ツキ・ヒ・ホシ・ポイポイポイ」ということで、月、日、星ということで、3つの光があるということで、サンコウチョウという名前になったということも承知をしております。
 それで、サンコウチョウ自体が生息している場所が、500メートル以下の低山というところで、明るいところにはめったに出てこない鳥でございますので、余り一般の方の目にはとまらないというのが実情でございます。
 あと県の鳥としてどうかということでございますが、最近、神奈川県あたりからサンコウチョウに似た鳥を見て写真に撮ったというふうなことがございまして、本県の鳥であるということを手がかりにメールでそんなふうな写真を送っていただきまして、問い合わせ等もございます。多分、県民の皆様にも、サンコウチョウは県の鳥というふうに理解をされているんではないかなということで、まだ生息をしておりますので、サンコウチョウ――県の鳥ということで、まだ残していきたいというふうに、かように考えているところでございます。
 それとあと生息数についてでございますが、昔、レッドデータブックをつくるとき、各メッシュごとでサンコウチョウを見たかどうかというふうな調査はやってございまして、伊豆半島から富士山ろく、それから浜名湖の周辺、そちらまで生息を確認しております。あと、最近、野鳥の会の方々が、支部の観察の報告書を、私たちのところに送付をしていただいています。その観察会でも、サンコウチョウを見たというふうなことが幾つも入っておりますので、ある程度の数は県内に生息をしているというふうに考えているところでございます。以上でございます。

○阿部(時)委員
 最初の質疑、御答弁いただきましてありがとうございます。

 防犯まちづくりについては、いろいろとこれからの中で、正しいそういったフォームを考えるということで、ぜひとも息づいていけて、県民の方にそういった防犯意識がもっともっと高揚できるような取り組みになっていければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 県立美術館のことで、こだわるわけじゃないですけど、室長も、別に室長になられたから、私どんどん質問するわけではないんですけども、いわゆるジャンル別にいろいろありますよね。とりあえず資料請求しておきたいんですけれども、55年の開館以降購入された館蔵品のジャンル別に――先ほど総額91億円と出ていますので――一覧で出せるものであれば、委員長通してこれをちょっとお願いしたいと思います。
 それで、今、他県でもこれ話題になっているんですよ、館蔵品というか収蔵品。いただいた物はいいんです、ただですから管理すればいいのですけども、買った物に対して、確かに活用という部分でいくと寝ているのも多いんですよね。だから、静岡県が寝ていると言えないんですけども、例えば、そういった日本画の物であると、あれはひもを解くとまんだら的になっているから、何度も何度もやればやるほど、今度、その物自体に余りよくないから、多分どっかぶら下げてあると思うんです、のれんみたいにして。保管の仕方がちょっと分かりませんけれども、何かそういった管理も大変なことも聞いています。したがって、こういったやはり美術品というのは、当然、専門的にいろいろやられているわけですから、これが安く買った物が、高くなって売れるのでは、一般的で言えば、もうかるわけですよね。こんなことやっていたら、言われちゃうわけですけども、逆にやっぱり税収が厳しいときに、身を切るという部分では、そういうこともあり得るんじゃないかと思うぐらいなんですよ。だけど、金額見ると、一気に何百億というお金がそこに入るわけじゃないですから、胸張って言うことじゃないんですけども、やはり、何か県民から見たという部分でいくと、常に展示もしてないし、じゃあ、それがずっと1回展示された以降は、その品物そのものは、何回展示されているかとか、何か、そういうメモもしていかなければ、やっぱり県民の方にいただいた税金で買ったというそういったことも、どんどん僕は情報を出していくというのが大事じゃないかと思うんですね。毎年買っているんだけど、所管じゃないとわかんないですね、なかなか何を買ったかというのが。たまたま今回、この県民委員会に来たから、このことがわかるんですけども、やはり、その都度その都度、いろんなテーマに沿って買われていると。したがって、ほぼ毎年買っていると。そういった意味でいけば、やはりそういった物が、県民の方にもやはり美術館としては、こういうことにしてしっかりやっていますよということを、もう少し、情報を提供できるような仕組みを私は考えていただき、さらに頑張っていただきたいと思いますので、資料だけは要求させていただきます。

 それで、サンコウチョウですけども、これはやはり恐らくいわれがあって、制定委員会の方がいらっしゃって、昭和39年にこれが制定されたと思うんですね。勝手にそのときの知事さんが「これだ」と言って、決めたと思えないですけども、そうであるのかもわかりませんけども、時代が時代ですから……。
 それで、なぜサンコウチョウが制定されたのか、もしいわれを御存じであれば、多分何か書いてあると思うんですけども、それを読んでもらえればいいですから……。
 だけど、最近それがいないと要するに人前に出てこないというのはあるらしいのですけども、声というか、鳴き声を聞かないという。私、声が詰まるような声ですから、詰まっちゃっているかもわからないですね、鳥のほうまで生態が一気に変わっちゃって。やはり、一時はレッドデータブック云々ということでいけば、やっぱりこれも該当してくる可能性もあるわけですよね。ですから、そういった実体についても――県の花とかいろいろありますから――もう少し、それを大事にする部分であれば、しっかり把握していくという、そういったものも大事だと思いますので、鳴き声はもういいですから、そのいわれ、制定の理由、その辺をちょっと最後に伺って終えます。

○堀自然保護室長
 県の鳥について、いわれをということでございました。今、手元に資料がございませんので、委員長と御相談いたしまして提供いたしたいと思います。

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