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委員会会議録

質問文書

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平成24年10月医療・福祉対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:蓮池 章平 議員
質疑・質問日:10/12/2012
会派名:公明党静岡県議団


○蓮池委員
 まず、この中東遠の家庭医養成プログラムでは、今3期までで14名のお医者さんがいらっしゃる。これ拠点病院を中心にやられているわけですよね、研修は。そうすると、この14名の方が実動部隊として、これから家庭医として、この後の配置というか、それはどういうふうになっているんですか。

○北村宏氏
 彼らが所属するのは家庭医療センターです。今、菊川は菊川病院と離れたところにあります。森町は森町病院のすぐ横にあります。そこが勤務する場所ですよね。森町病院に勤務するわけじゃないんです。森町の家庭医療センターに勤務する。菊川は菊川の家庭医療センターに勤務する。今、3年生がもうあと半年ぐらいするとレジデント終わりますので、研修期間が。そうすると、どこに残るということが、もう大体決まってきておりまして、そうすると、その人たちがまた新たな戦力になるわけです。今度は、そこへ研修に来たレジデントをまたその人たちが教えると。

○蓮池委員
 この効果によっては、さらにこれを中東遠以外でも広げていくというか、ふやしていくという予定なのか、これはどうですか。

○北村宏氏
 冒頭で御説明しましたように、これは地域医療再生基金、再生計画のもとで行われておりまして、これは平成25年度で終了します。それが終わったら、もうやめるのではなくて、その後、どういうふうにしようかというのを今検討しておりまして、多分厚労省、あるいは文科省のほうも、大学の中に家庭医療学講座をつくりたいと、そういうことを考えているはずなんです。アメリカはもうそういう体制になってますので。今、実は文科省のほうから少しお金が出てきてまして、それを使って家庭医療学講座の寄附講座みたいな形で、やろうかという話がちょっと動いてます。ですので、県としても多分継続的にこれを支援して、今は中東遠ですけど、県内では、伊豆とか、あるいは佐久間とか、幾つか過疎のところがまだありますので、中東遠と同じような方法で、家庭医療センターをつくるということは多分考えていると思います。

○蓮池委員
 もう1つは、この家庭医の先生たちの考え方として、家庭医として、ここで研修を受けて働いてると、ずっとここにいなくちゃいけないという契約なんですか。

○北村宏氏
 全くありません。

○蓮池委員
 いろんなところからの出身の方なので、何年かしたら、地元へ帰って家庭医をしたいという方もいらっしゃるんですかね。

○北村宏氏
 もちろんおりますでしょうし、アメリカに行って、いろんな向こうの勉強したいとか、そういう方も多分いるはずです。

○蓮池委員
 というと、この中東遠の過疎対策としてやったことの効果の検証みたいなところがどのぐらいでできるのかなということなんですが。

○北村宏氏
 まず、各家庭医療センターに20人も30人も家庭医がいてもしようがないものですから、多分10人以下ぐらいの人数が集まれば。でも、教育はどんどんどんどんやりますので、全国規模で見れば、そういう要請というのはたくさんまだありますから、過疎のところは。そういうところへどんどん出ていくと思います。

○蓮池委員
 それで、今度は逆に患者さん側から見たこの家庭医というのは、今までは開業の先生か病院ということだったんですけど、昔はそういう家庭医というか、往診してくれる先生とかいらっしゃった。最近はないので、この家庭医の先生に対する認識というのはどうなのかなというのと、そういう先生だったら、ぜひ診てもらいたいというのか、ニーズはどうですか、状況として。

○北村宏氏
 実際に、菊川あるいは森町に来てる患者さんからの評判は非常にいいです。特にお年寄りはあっちもこっちも悪いですから、そこへ行けば、みんな診てもらえると。特にメンタルの面でも相談に応じますし。
それともう1つは、実際には、過疎のお話ばっかりしましたけど、都会でも、例えば磐田市医師会の先生とも話してることですけど、在宅をやりましょうということですけど、なかなかカバーできない、実際。一生懸命やってる先生のエリアはいいんだけど、もうやりたくないよという先生がいると、そこはだれもカバーできないわけです。そういうところに行ってくれないかと。所属は例えば磐田病院に勤務してて、総合医みたいなことをやってて、そこから出向いて在宅もやると、それはもう考えているんです。ただ、もっと家庭医の数がふえたときに、そういうことをやろうかなと思ってます。

○蓮池委員
 そういう先生たちの非常に評判よくて、これからお年寄りもどんどんふえてくるわけなので、むしろ、その家庭医の先生がすごく多忙になってしまう可能性はあるんですか。

○北村宏氏
 認知度との関係ですよね。

○蓮池委員
 あともう1つ、東部に医大をというお話もありますが、一方でこういう家庭医を養成するプログラムがある。そうすると、どちらも医師不足を解消するためにということだと思うんですが、先生個人的には、この医大を県につくるということが効果があるのか、むしろ、今やられているこういうプロジェクトをもっと広げていったほうが実があるよということなのか、これはどうでしょうか。

○北村宏氏
 それは見据えているところがちょっと別のところで、やっぱり日本全体の医療提供体制を疾病構造にあわせた形にしないと。専門医ばっかり幾らつくったって、結局お金ばっかりかかって、かかる患者さんもあっち行ったりこっち行ったりしなきゃいけなくて大変だということは解消できないと思うんです。ですので、家庭医を養成するということと、片や医者をもっとふやすという、専門医をふやすということは大学じゃないとできませんので、それは並行して別にやればいいことだと思います。

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