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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月定例会厚生委員会
再開、次期総合計画案に対する委員会意見の集約に係る委員協議の開始、次期総合計画案に対する委員会意見の集約に係る委員協議の終了 【 協議 】 発言日: 03/07/2018 会派名:


1 日時 平成30年3月7日(水)
   午前10時29分再開
   午後4時48分散会

2 開催場所
   静岡県議会第5委員会室
 
3 出席委員(9名)
   委 員 長     山 本 貴 史
   副委員長  1番 増 田 享 大
   副委員長  10番 野 田 治 久
   委  員  2番 天 野 進 吾
   委  員  3番 中 沢 公 彦
   委  員  5番 平 賀 高 成
   委  員  7番 前 林 孝一良
   委  員  8番 山 ア 真之輔
   委  員  9番 林   芳久仁
 
4 欠席委員(なし)

5 議事内容
(次期総合計画案に対する委員会意見の集約に係る委員協議)
○山本委員長
 ただいまから厚生委員会を再開いたします。

 本日の委員会は、最初に次期総合計画案に対する当委員会意見の集約を行い、終了次第通常の審査を行います。
 これより、委員会意見の集約を行います。
 次期総合計画案に関する当委員会所管事項に係る意見は、お手元の一覧表にあります22件であります。
 委員会意見の集約に当たっては、本日お決めいただく委員会意見が議会の意思としての提言になりますので、その点に十分御配慮いただくようお願いいたします。
 なお、委員会意見は原則として全会一致したものに限るとなっておりますが、なるべく多くの意見を提言できるよう御協力をお願いいたします。
 それでは、既に他会派等の意見については十分御検討いただいていると思いますので、会派等ごとに反対とする意見と、修正とする意見について1つずつ、その番号と反対、修正の理由を説明願います。
 まず公明党静岡県議団から、13番の地域で支え合う長寿社会づくりの意見につきまして、当局側から既に御解答をいただいているとのことで、13番を取り下げたい旨の御報告がございましたので、そのようにお計らいいただきますようお願いいたします。
 では、最初に5番委員からお願いいたします。

○平賀委員
 私としては、各会派の皆さんの意見は積極的で前向きな提案だと思っておりますので、基本的に異議はありません。
 ただ、自民改革会議から出ていた3番の医師数の目標について原案の@は項目のタイトルの部分だと思いますけれども、目標数値を設定する場合、そのあとに続く項目を修正する必要があると思いました。それは当局がつくる文章に枠をはめない意味で、こう書けば、そういったところがいろいろ修正されるだろうと受けとめて、特にどこを直せといったことはありません。

○山本委員長
 次に、ふじのくに県民クラブお願いいたします。

○山ア委員
 私たちの会派から出ました意見を発表させていただきます。
 まず、1番に対しては反対です。
 理由といたしましては、おっしゃられることはわかりますが、具体的な金額等をここに表記するのは総合計画の趣旨にそぐわないのではないかと考え、反対でございます。
 それから、3番に関しましては修正をお願いしたいと思います。
 今、5番委員からもお話がありましたが、私たちとしては医師を確保しても結局地域偏在が解消されていない状況がありますから、この医師の偏在解消のために必要となる医師数の数値を設定したとしても、それが問題解決につながるのかどうか若干の不安がありますので、少しニュアンスを変えていただければよろしいのかなと思っております。
 続いて7番ですが、反対でお願いします。
 230施設、そして90%とありますが、両方を総合計画に記載する必要はないと考えます。
 もし必要があれば、個別計画等で記載をしていけばいいのかなと思いますので、反対でお願いします。
 続けて、9番のところです。
 公明党静岡県議団から出ているものでございますが、できれば修正をお願いしたいと思います。
 病床利用率の目標値設定の根拠を記載すべきとありますが、根拠という表現が少し強いと思っており、そこまで総合計画で書くべきなのかと考えましたので、もう少し違うニュアンスで記載をされたらどうかなと思う次第でございます。
 続けて15番ですが、反対でございます。
 理由といたしましては、生活保護受給者の捕捉率を2割台から6割、7割台へと上げるとのことで、そこが私たちとしては本質とは思っていませんし、受けなくても困窮者として支援をしていく方法もあるし、何より自立支援に本県としては力を入れてやっていると承知していますので、こういう目標値を設定すべきではないと思っています。
 続けて、16番も反対でございます。
 総合計画でこのような細かなところまで記載すべきではないことが理由でございます。
 最後に22番も反対でございます。
 5番委員からのヘイトスピーチの規制についてですが、こちらも総合計画で具体的に記載するようなことではないことが理由でございます。
 我が会派からは以上です。

○山本委員長
 では、次に公明党静岡県議団お願いいたします。

○前林委員
 最初に1番ですけれども、次期総合計画の内容に表現としてなじまないので反対でございます。
 それから2番については、特に等しくと言う文言を追加する必要はないと考えます。
 それから6番ですけれども、内科、外科の県内プログラムの選択人数をとのことですが、内容が不明確でありまして、よくわからないためこれも反対をいたします。
 それから10番ですけれども、これはもともとの文章のほうがすっきりしてわかりやすいと考え、反対であります。
 それから15番については、これは8番委員のおっしゃったように、必要とは思わないので反対であります。
 16番についても、あえて憲法の内容を記載する意味はないと考えます。
 それから22番については、ヘイトスピーチの規制は非常に重要なことではありますが、特にここで特記することによって、かえって本県内でヘイトスピーチが頻繁に起こっているような誤解を与えることもありますので等という言葉の中に含めると考えたいと思いますので、反対であります。
 以上です。

○山本委員長
 では、最後に自民改革会議お願いいたします。

○増田委員
 まず、1番ですが、防災先進県として取り組むべきお気持ちは理解させていただきますけれども、個別具体的な施策でございますので、総合計画にはそぐわないと考え、反対させていただきます。
 6番ですが、内科、外科以外の診療科目もあります。例えば産婦人科等です。また実情も地域間で異なる状況が考えられますので、反対させていただきます。
 7番と9番ですが、目標値に対して補足説明的な文章をあえてここに付すべきかどうかは御意見もいただいて、目標に対して云々することではないことでございますので、例えばこれを分野別計画などで説明いただくような形でもいいのかなと考えますので、これは必要なら修正して御提案をさせていただきたいと思います。
 それから、14番です。
 発達障害支援の充実はもちろんでございまして、県としてもやっていかなければならないことだと認識してございますが、地域を限定して総合計画に記載するのは、なかなか難しいのではないかと考えますので、14番については反対をさせていただきます。
 15番も、非常に課題とはなっておりますが、その前段階の資産状況の把握ですとか、いろいろしなければならないこともあると思いますので、いきなりここへ記載するのは難しいと思い、反対させていただきます。
 16番も基本的には当然と言えば、当然のことでもありますので文章化をして載せる必要はないと考え、反対させていただきます。
 17番ですが、ひきこもり対策はもっと充実していかなければならないと私たちも考えております。ひきこもりの方々の居場所そのものの数の記載をしますと、ひきこもりの方々の居場所を限定してしまいかねないかといった危惧もあります。子供たちの皆さんは、いろいろなチャンスを持って将来に向けて進んでいただきますので、こういった具体的な書き方は難しいとの判断で反対をさせていただきます。
 18番の健康格差を考慮した支援についてです。
 これも必要なことであり支援は必要だと私どもも考えておりますが、分野別計画で当局側に勘案していただくことが一番いいと考えられますので、反対させていただきます。
 それと20番ですが、もちろん考え方はごもっともであり、方向性に関しましては異を唱えるものではございませんし、私どもの気持ち的には賛成をさせていただきます。ただこれをきめ細やかに周知することは、総合計画ではなく分野別計画で対応すべきでございます。施策レベルになってしまう可能性がございますので、総合計画にはそぐわないので反対をさせていただきます。
 22番は県警察の所管だと最初に思いましたけれども、実はこれが健康福祉部の所管だとお伺いしました。計画を策定し、いきなり規制するのはなかなか難しいのではないかと。もし必要であれば条例を制定するなり、いろいろな環境を整えないと、いきなり規制することにはならないはずでございますので、22番に関しましては、反対をさせていただきます。
 以上でございます。

○山本委員長
 それぞれの会派から御説明をいただいたわけですけれども、基本的には会派間でのやりとりもありますし、会派での意見集約をされた上での発表でございますので、反対意見につきましては恐らく議論しても覆ることはないと思いますが、修正等の部分で、若干の余地があるところがございます。
 そういったことにつきまして、ただいまの会派からの説明で、何か質問や確認したいこと等はございますでしょうか。

○平賀委員
 1番についてです。これは阪神淡路大震災後に生活再建支援法として制定され、国からの住宅再建支援として100万円を上限に支給されます。これでは生活の再建も含めて難しいです。熊本地震においてもなかなか再建がうまくいかないのは、やはり住宅再建の資金が少な過ぎることに最大の問題があるわけであります。鳥取県西部地震のときに当時の片山知事が、個人資産を支援するのではなくて、地域を維持するために必要だという論建てで住宅再建支援を300万円まで引き上げました。
 ですから、私は上限の300万円の数字はなくてもいいですけれども、少なくとも静岡県が防災先進県としていくのであれば、被災した後に立ち上がる点でも鳥取県と同様の制度を持つべきだと次期総合計画に入れていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。数字のところにはこだわりません。

○山本委員長
 5番委員からの御提案に対し、それぞれの会派から御意見をお願いいたします。

○山ア委員
 45ページのBの5番目ですよね。被災者生活再建支援制度などを活用したとありますが、基本的にここにちゃんとやっていくよと意図されていますので、あえて他県の制度をここに盛り込むことは必要ないのかなと思います。これをさらに充実させるといった表現でしたらわからないこともありませんが、そうした場合ほかの施策も全て入れ込んで、良いものはまねしようとなります。総合計画位置づけの中では、今の御意見はどうかなと思います。

○平賀委員
 大規模な震災では、被災者生活再建支援制度を活用したことになっていますけれども、もとになる被災者生活再建支援制度自身が非常に不十分であり、熊本地震でもなかなか再建できていかない最大の根拠がここにあって、ネックになっています。
 ですから少なくともここを正していかないといけない。鳥取県ではそこをクリアして支援制度を持っているわけですから、少なくとも静岡県としてはその辺を目指すべきじゃないのかと思いますけれども。

○増田委員
 お気持ちは本当によくわかります。静岡県の住宅再建支援手当100万円を鳥取県並みの300万円にすることは、政策的なニュアンスも入っていると思います。ですから現実的に次期総合計画に記すことはなかなか難しいのではないかと思いますので、やはりそれはそれとして別のやり方があるのではないかと思います。総合計画に関しましては、記載するのは難しいと認識しております。

○前林委員
 1つは300万円でいいのかという問題があることと、鳥取県がベストなのかという問題もあります。私は静岡県が防災先進県として、県民生活をしっかりと守っていく概念が大事だと思っていて、数字として300万円がひとり歩きするのは少し危険だなと思っています。

○平賀委員
 私たちは300万円で十分だとは思っていなくて、500万円、600万円にする提案もしてきた経過もあります。少なくとも既に、そういったところを乗り越えている県もあるものですから、静岡県もせめてそのぐらいは目標に掲げてやってもらいたいという思いです。

○山本委員長
 政策に対しては、皆さん同じ方向を向いていると思いますが、この議論については次期総合計画の表現の部分でのやりとりですので、3会派からは基本的には反対とのことでございました。今後の具体的な政策論議は、また別の機会でお願いしたいと思います。
(「了解しました」という声あり)
 ほかにございますでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
 では、3番についてふじのくに県民クラブから修正を求める意見がございました。
 具体的にどういう修正であれば良いのか。またそれを提案している会派でどういう修正であればいいのか、医師偏在解消のために必要となる医師数の数値目標について意見があればお願いします。

○増田委員
 例えば、学生さんに対する資金的な支援も含め、学んでいただいた方の人数が総合計画に載っているわけですけれども、他会派の皆さんもそれが医師の確保と偏在の解消につながっているかどうかについて、疑問を持っている方々も少なくないかと思います。
 先ほど、ふじのくに県民クラブの診療科ごとの話もございましたけれども、やはり努力目標ではなく本当に医師の偏在を解消しようとするならば、エリアごとに課題は見えているわけでございます。そこは明確に示していかないと努力をしたからよしとされる問題ではないと思っております。ただ、医師数のその先を細かく記載する場合、内容が限定的になってしまいますので、難しいと思います。ですからこの入り口に関しましては、せめて目標を立ててそれに向けて取り組んでいくべきではないかというのが私ども会派の意見でございます。

○山ア委員
 1番委員がおっしゃったように、現状の書き方では、例えば医師を100人確保したとしてもそれが偏在解消のためにちゃんと的確に配置されるかどうかが、この提案では多分見えてこないと思います。ただエリアごとに数値目標を少し細分化させていくといった形で意味のある目標立てができるのであれば、私たちはいいなと思います。このままで当局が変えたとしても、ちょっと厳しいところもあるので、修正の仕方は一任しますが、何かニュアンスが変わっていれば、より意味があると思います。反対ではなくて。

○山本委員長
 わかりました。
 では、修正の仕方については、正副委員長に御一任ということでよろしいですか。
(「はい」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 では、ほかの番号で修正するところが何カ所かあります。7番では自民改革会議が修正、ふじのくに県民クラブが反対ですので、修正により表現を変えたとしても、ふじのくに県民クラブが反対すると取り下げすることになりますが、修正案がもしあれば、よろしいですか。

○増田委員
 230施設とは記してありますので、あえて補足説明として載せる必要があるのかなと思ってはいます。

○山本委員長
 ふじのくに県民クラブとしては、こちらは反対とのことですので、これが直ってもだめだとなれば、これは全会一致にはなりませんが、それでよろしいですか。

○山ア委員
 そうですね。

○山本委員長
 わかりました。
 では、7番は反対があるので一致には至らないことになります。
 9番について根拠とした表現が強いとふじのくに県民クラブが修正の提案をしていますけれども、何か意見はございますか。

○増田委員
 これも7番と同じ考え方で、目標設定を変えるのではなく、目標設定に対する説明文を記載、追記すべきとのことでよろしいでしょうか。そもそも論は変わらないことになりますので。

○前林委員
 提案の理由としては、数字が出てきますけれども、根拠がわからないということです。その辺をどこにどう表現をすればということはありますが、先日集中審査のときの当局側の説明では、過去5年間の平均値でこれを出したと答弁をされていました。
 ですから、過去5年間の平均値を維持していくと説明があったものですから、それを表現してほしいと思い今回の提案をさせていただいております。なぜ90で95じゃないのかこのままでは見えてこない。そういう意味合いでございますので、その辺は当局側で工夫してくだされば、県民にとってわかりやすい目標になると思います。

○増田委員
 そういうことでしたら、いいのではないかと思います。

○山本委員長
 ふじのくに県民クラブはどうでしょうか。

○山ア委員
 当局側にある程度、そういった形で投げてあるので、どう回答をするのかと思いますけれども、そういう理由であれば結構です。

○山本委員長
 わかりました。ありがとうございます。
 では、以上が修正となっていたところです。
 残りの部分については、反対意見もございますが、そのほかに御意見、質問はございますでしょうか。

○平賀委員
 2番の等しくを追加するのは、反対意見が出ていましたけど、これは不一致になるのですか。

○山本委員長
 修正ではなく反対でしたので、特段7番委員からこうすればいいと意見がなければ、不一致になります。

○平賀委員
 等しくを入れた理由としては、現状で貧困の格差があり、なかなか保険証を持てない人たちが一定数いるので、やっぱり等しく県内にいる方たちについては、医療が受けられるようにと考え、そういう意味で等しくと入れてもらいたいと思い、意見としました。

○前林委員
 意味合いはわかりますけれども、反対と言うと、言葉はきついですけれども、特にこの文章の中に等しくと入れる必要が、果たしてあるのだろうかと疑問を感じる程度の言葉です。これは自民改革会議、ふじのくに県民クラブが賛成しておりましたので、反対を撤回しても構いません。

○山本委員長
 よろしいですか。では2番の等しくを入れることにつきましては、公明党静岡県議団もお認めいただきましたので、全会一致とさせていただきたいと思います。
 そのほかに質問、御意見はございますでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
 では、質問等も出尽くしたようですので、当委員会の意見を取りまとめていきます。
 まず、反対や修正の意見がなかった2番、3番が若干修正がありましたが、これは御一任いただいておりますので、3番は委員会意見といたしますので3番、4番、5番、8番、9番、11番、12番、19番、21番については、委員会意見とすることでよろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 次に、1番、6番、7番、10番、14番、15番、16番、17番、18番、20番、22番について反対の意見が出されておりました。
 これにつきましては、意見が一致しなかったとして、委員会意見としないことでよろしいですか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。

○平賀委員
 16番の憲法第25条について、理念のところにしっかり入れたらどうかが私の提案ですけれども、やっぱりまずいですかね。

○山本委員長
 3会派から反対意見が出てございますので、委員会意見とはいたしません。
 なお、議長に提出する委員会意見につきましては、委員の皆さんにも御配付いたしますのでよろしくお願いいたします。
 また、本日の審査結果につきましては通常審査の分と合わせて委員長報告をいたしますので、御承知おきください。
 以上をもちまして、次期総合計画案の審査を終了することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 異議なしと認め、これをもって次期総合計画案の審査を終了いたします。
 ここでしばらく休憩といたします。
 再開は午前11時15分といたします。

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