• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年8月次世代人材育成特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:仁科 喜世志 議員
質疑・質問日:08/20/2014
会派名:自民改革会議


○仁科委員
 御意見と御説明ありがとうございました。
 私は東部のほうに住んでいますけれども、仁科と申します。
 東部のほうですと、大体高校卒業しますと関東のほうの大学への進学が多いんですけれども、県立大学ですと短大生を含めて学生数が約3,500人ということで、毎年卒業をされて、県内外から入学されてきますけれども、就職率のほうは出ておりますが、県内にとどまるというか、県内に就職をされる割合はわかりましたら教えてもらえますか。

○木苗直秀氏
 本学の場合は先ほどもちょっと触れましたように、男女比でいくと60%が女子、最近女子がどんどんふえてきたんですよ。ちょっと景気もあれなもんですから、女子はどうしても県内にとどまって、あとは男子が40%と。それから県内外の比でいくと、学部によって若干違うんですが、県内が64%ぐらい、それから県外が三十数%ですが、県内の出身者は大体80%は県内に残ります。そして県外の出身者は34%ぐらいいるんですが、そのうちの20%から25%は県内に残ります。自分の国へ帰る人もいますけれども。なぜかというと、割合静岡県って企業がたくさんあるんですよね。僕は産学連携のほうでフードサイエンスヒルズをやってるんですが、関係してるのが500社あるんですよ。だから、そういう意味では、結構文系、理系関係なく就職してくれるので。本学の場合は、県内の出身者も含めると900人卒業するうちの60%ぐらいは静岡県に就職していると思います。

○仁科委員
 なぜ伺ったかといいますと、短大生や大学院生を含めながら、通常大学生だと4年間です。県内に通学をされますと、静岡県のことをよきにつけあしきにつけ、他県の大学へ進学しているよりも情報が手をとるようにわかると思いますし、一方、地域とのかかわりなんていうのは、先ほど学長さんの説明ですと、率先しているというよりも後押ししていく形をとっている。そうしますと、県内で学んでいただいたことって、県としては財産といいますか、大きな力として県内のほうに残してくれるわけですね。それで割合を聞いて、県内に職種もいろいろありますから、そういうところへ入っていただけると、次の世代の子供たちにそれが伝わっていくのかなという感覚がありました。

 もう1点ですけれども、少子化ということで、先ほどの学長さんの説明ですと、さほど少子化については懸念材料としては持ってないと。その分、生涯学習というのがあるんだということでありましたけれども、生涯学習というのは、第一線をクリアされて、自分に知識やいろいろなことを身につけるために通っているのか、あるいは別の就職、第二の就職で通われていることが多いのか、そういうのはどうなんでしょう。

○木苗直秀氏
 多分半々だと思います。20代の後半からキャリアアップのために、要するに1回大学を卒業して、あるいは高校を卒業して、社会人になっているんだけれども、やっぱりもうちょっと何かやりたいと。キャリアアップのためにそういうふうな講義を受けて、特に看護の場合はそうですね。看護の場合、昔は大体みんな専門高校、看護学校ですので、やっぱりもう一度大学へ行きたいということで、とりあえず入ってきて。今、3年生編入をどんどんやってますので。それから看護のほうは、今、全部四大化したんですが、120名がことしの4月から入って、それであと10名は編入できて130名ですね。これやってるんですけれども、やはりそれでも看護師さんが足りないよっていって、若い人を見てると、就職はどこにするかというと、1回、東京のほうへ行きたいと。そっちのほうが、機器だって何だって、看護の施設が整っているんですよね、設備が。そこで勉強して2、3年たったら戻ってくると。いろいろ病院――総合病院とか日赤さん――で病院実習やってますので、いつも怒られるんですよ。僕もいつも看護部長さんとか院長さんとこにお願いに行くんですね。ぜひ実習のほうよろしくお願いしますって。せっかく指導しても来ないじゃないとかって言われるんですけれども、必ずしもそうばっかりじゃないですね。
 でも、今おっしゃられたように、就職のことを考えたら、僕も沼津出身なもんで、特に東部のほうに大学がないもんで余計心配なんですよね。100万人いますよね。だけども、順天堂の看護とそれから沼津高専と、富士の常葉さん、あとないんですよね。だからみんな出ちゃうんですよね。あそこ何とかできないんですかね。
 僕はだから、静岡県立大学だけじゃなくて、何か総合大学みたいなのがあって、あるいは大学院用の大学があって、そういうのをつくって、どこかの大学が出てきたら、大学院はここでやりましょうと。23大学の先生っているから、その先生たちがみんなで交代で行ってちゃんと指導したり、もちろん専任の先生は必要なんですが。だからもうちょっと新しい発想をしたらば、いいのかなという感じもするんですが、どうなんですかね。医療もいいですしね。

○仁科委員
 今、看護の話がありましたから、順天堂大学に看護学部ができましたよね、三島に。順天堂大学の伊豆長岡の病院があって、そこには特待生制度みたいなものがあって、奨学金の貸し付けと、それから返還とかそういうのも、そこへ入ってくれるとね。

○木苗直秀氏
 そうですね。何年間かやると。

○仁科委員
 何年間かやると、それは返還しなくてもいいよという制度で、東部のほうは看護師さんそのものが非常に足りない、足りないで毎年きてるんですよね。県立大学さんは定員をふやしていただいた部分というのがあったと思うんですけれども、少なくとも県内で勉強していただいた方はなるだけ県内に就職していただくことは、県の力づけになるのかなという、勝手な思いなんですけど。

○木苗直秀氏
 もちろん僕らはそういうことで県にお世話になってますし、学生にもちゃんと言ってあります。だけども、一時期そうやって勉強したいっていう学生もいるもんですから。ただし彼女たちは戻ってくるんですよ、3年なりすると。だから、うまく循環していてくれれば、それはそれでいいかなと。要するに静岡県だけにいるんじゃなくて、もちろんがんセンターとかを含めて静岡もいいんですが、そういうところで、僕も最初は、院長さん、申しわけございませんって言ってたんですが、考えてみると、いやひょっとすると、彼女たちは何か新しいものを求めて行ってるんだから、またそれで新しい技術を持って戻ってきてくれれば、静岡はもっとよくなるんじゃないかなという発想もあるんですよ。だから、全員が行っちゃうわけじゃないから。3年か5年でずれているだけだから、結果的にはみんな、僕らも全部チェックしてますので、大体学生は戻ってくるんですね。

○仁科委員
 ありがとうございました。
 ぜひ今後ともよろしくお願いします。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp