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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐野 愛子 議員
質疑・質問日:03/10/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○佐野委員
 一問一答方式でお願いします。
 今、8番委員からの質問に見通しも力強くいただいて心強く思いました。企業局はさまざまな工夫と協働の取り組みで、このような皆さんに波及する冊子をつくって一つ一つがすばらしいと思います。
 ほかの市町にしても、例えば政令市は水道浄水場を持っていたり同じことをやっていると思いますが、県内や国内への波及というか、静岡県企業局の取り組みは皆さんに伝わっているのでしょうか。

○横地経営課長
 企業局の取り組みが県内外に広がっているかについてですが、例えば電力債についてノウハウ集にも記載させていただきましたが、これらの取り組みは全国、県内外の自治体に情報発信する官庁速報にも掲載していただきまして多くの自治体から照会がありました。そして幾つかの自治体で運用ルールの改正の検討を始めたといった声も聞いております。
 また、宮城県の知事部局においては高速道路債を運用に追加したとの連絡がありました。本県から積極的に情報を発信することによって他県のよい取り組みや新しい取り組みも情報が入ってくるようになりましたので、相乗効果で企業局の取り組みも発展させて参りたいと思います。

○佐野委員
今まで汚泥と言っていたのを浄水発生土と見方を変えて発想を転換している取り組みはおもしろいなと思いました。各自治体でやっている皆さんも汚泥ではなくてそういうことにつながるといいなと思いました。

 電力債は、預金に比べて大変利率がよく1000万円や450万円の運用益が出たとのことですが、県は高速道路債や道路会社債を購入しているようです。東電の債権の安全性は大丈夫でしょうか。

○横地経営課長
 東電債が安全かについてお答えします。東電債については、格付会社からもシングルA、安定的という格付を有しておりまして、財務状況も改善が続いている評価を得ています。
 ほかの格付会社からも国からの支援策が有効に機能していてキャッシュフローの安定性も高いとおおむね高評価をいただいているところです。
 債権には、価格が変動したり倒産してしまうリスクがあると思いますけれども、例えば価格の変動については債券は満期保有をすれば買った値段が必ず帰ってきますし、倒産のリスクも今回3年以下という短期間の運用に抑えていることで、企業局としてはリスクをゼロに近づける判断をしています。

○佐野委員
 私も投資等は詳しくはないのですが、途中で売却する予定はあるでしょうか。今大変大きな利益が出ているということですが、満期まで待つのか、その辺をお知らせください。

○横地経営課長
 現在のところは、満期まで持つと考えております。ただ当然債券は利回りとその時々の債券価格がありますので、例えば3年間持っているまでの利息よりも今売ったほうが高い収益が得られると判断した場合には売却することも考えられると思います。

○佐野委員
 当然判断を誤ると大きなことになりますので、しっかりとリスクを確かめて、また財政課など県もさまざま調査していますので、連携をとってやっていただきたいと思いました。

 1つわからないことがあるのですが、令和元年度関係の議案説明書173ページに保有有価証券の当期売却額の確定で純損失とあり、これは損失が出たのではなく2300万円の補正ということですが、そこを少し説明してください。
 ほかを見ると、純損失が市で控除対象とならない消費税及び地方増税、消費税に要する経費という表現が多いのですが、この部分だけ有価証券の売却額の確定となっているものですから、負債と関係があるのかと思って質問させていただきました。

○横地経営課長
 純損失ですけれども、いわゆる既発債を買うものですから、債券の価格が初めて出すときに例えば100円だったとしますと、債券価格が120円のときに購入したものについて一旦その差額について純損失で計上する仕組みになっております。後ほど運用利益で収益として計上する仕組みになっています。

○佐野委員
 ほかが全部消費税という純損失だったので、何か特別に損益があったのかと思ってしまいました。ありがとうございました。

 経営革新を目指してという冊子のナンバー4で、先ほどからお話が出ているセミ・オーダーメードで売れ残りの土地を市町が購入という項目についてです。
 県からすると、市町が買ってくれれば大変都合がいいわけですよね。でも一般から見ると何か売れ残りという表現が少し県目線だなと思いました。なので市や町が参画したくなるような言葉で、売れ残りではなくて県と協働でお互いがウイン・ウインと言いたいわけなので、少し言葉を考えたらいいかなと要望しておきます。

 最後に、これからさまざまな水の減少がある中でファシリティマネジメントも大事だと思います。今年度も用地の売却等で損益を埋めたりすべきだとしました。今後も企業局が持っている用地、また浄水場も有効活用ができるのではないかと思います、ファシリティマネジメントという意味での資産運用はどのようにお考えでしょうか。
 
○横地経営課長
 未利用地の売却についてお答えさせていただきます。
 令和2年度は、未利用地の売却は予定しておりませんので、予算には計上していません。
 ただ、西遠工水の初生浄水場の土地について一部売却を予定しております。今年度から測量などの準備を始めております。令和2年度は測量や境界立ち合いを行って、令和3年度以降に売却していく計画になっています。

○佐野委員
 ありがとうございました。
県内各地に持っている土地を有効に活用していって役立てていただければと思います。富士川の浄水場も桜がいっぱい咲いたりして、いろいろなところで浄水場は市民にとって結構いい場所になっていると思います。浄水場を何かもうかるような使い方はできないかもしれませんが、ある意味で有効な効果的な活用の方法も探っていただきたいと思います。
 松下企業局長が大変力強く活躍してくださいましたが、やはりこの後企業局の行く道は厳しいものがあると思います。さまざまな統廃合をせざるを得ない場合もあると思いますし、これからの効率化の中で変化が訪れるかもしれませんが、また県当局とは違う一線を画した組織ですので皆さんで力を合わせて、また今後の前向きな今の姿勢を忘れないで取り組んでいっていただきたいと思います。

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静岡県議会事務局議事課

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