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委員会会議録

質問文書

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平成28年10月地方創生推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:10/07/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 ありがとうございました。
 最後のほうで、介護の問題がちょっと出てきたんですけれども、今の先生のお話を聞いて、労働人口の問題。実は、10月5日に、地元の静岡新聞には、一面トップで、安倍首相が国家戦略の中で、農業分野に外国人を入れると、それから、介護分野もそういうことを広げるという記事が一面に載ったんですね。10月2日には、日本経済新聞に同じような記事が載ってました。
 先ほどもおっしゃっていた介護の現場でも、本当にもう人手がないんです。農業分野も同じくそういうことを聞いています。ですから、確かに国内で完結するという発想は非常に大事だと思うんですけれども、ぜひ先生の見解をお伺いしたいのは、今、国がそういうことを打ち出しているという、つまり外国人をどういうふうに使うかという議論、その辺について、先生の御見解はどうでしょうか。

○藤波匠氏
 移民の問題については、非常に難しくて、正直こうしなさいというのはないんですけれども、今の世界的な流れというのは、移民に対する逆風というんですかね。ヨーロッパなんかで見ても、なかなか受け入れることに対するネガティブな反応というのはすごく強いと思います。私も、今の日本というのは、恐らく例えばヨーロッパみたいに受け入れについてすごく前向きだということには、多分ならないだろうなというふうに思っています。ただ、政府は入れていきましょうとかなってくるんですけれども、それには結構まだ紆余曲折があって、試しに入れてみたけれども定着できなかったとか、労働環境が悪過ぎたというようなことで、いろんな社会的な失敗を繰り返していくと思うんですね。ただ、それとは別に、気づいてみたら外国人だらけになっているという状況に恐らく、日本はなると思うんですね。
 そんなに日本が外国人に対してオープンな国になっているとも思わないんですけれども、私の住んでいる大田区あたりに行きますと、もう外国人だらけです。いつの間にこんなにふえたんだろうなというぐらいふえているんですよね。ですから、恐らくそういったのが、これからも一層続いていくということでしょう。農業、介護は、どちらかというと低所得産業ですね。農業はそうでもないかもしれませんけれども、介護なんていうのは、日本では低所得産業の方で、こういったところに外国人を入れるという発想について言いますと、私は余りうまくいかないだろうなというふうに実は思っているんですね。というのも、結局外国人って、基本的にはこのアジアの方々を入れていくということだと思うんですけれども、アジアの方々の所得が今、どんどん伸びてきていて、今はまだ日本のほうが上ですけれども、日本のその雇用条件に魅力を持って来てくれる人がいつまでいるかという問題を考えたときに、持続的ではないだろうなというふうに考えているんですね。もちろんそういった外国人の力とか、あるいは高齢者の力とかを活用しながらこの場を乗り切っていくしかないんですけれども、最終的にはやはり技術革新とか、あるいは暮らし方ですね。施設介護とかをうまく活用したり、在宅とかをうまく使い分けながらやっていくしかないんだろうなというふうに考えています。

○佐野委員長
 よろしいですか。

○曳田委員
 はい、わかりました。

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