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委員会会議録

質問文書

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平成23年11月大規模地震対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:11/25/2011
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 ありがとうございました。今の話を伺いますと、今回、津波に関しての話でありましたが、6番委員、3番委員の話にもありましたように、特に東海地震においては、建物の倒壊もある。つまり、建物が倒壊してしまうと、津波から逃げるにも逃げられないという。そうなりますと、想定される被害というのは、東海地震の場合には、関東大震災、阪神・淡路大震災、それから、東北地方太平洋沖地震におけるそれぞれの建物の倒壊、火災、そして津波、これらが連動して被害が拡大するのではないかという恐れがあるかと思うんですが、そのあたりに対しての防災等、減災の考え方、教えていただきたいと思います。

 もう1点は、先ほどお話ありました東海沖地震の津波の速さと3連動の津波を考えると、本当に対策を根本的に考え直さなければいけないのではないかというふうに感じているんですが、そのあたりの考え方をもう一度確認したいということ。

あと今回、全国知事会において、静岡県は岩手県を遠隔支援いたしました。確か、熊本県と静岡県が遠隔支援の協定を結びましたが、3連動地震が起こった場合の遠隔支援のあり方というのは、日本全体で考えておいた方がいいのではないのかなと思うんですが、その辺の考え方、何かありましたら、教えていただきたいと思います。

○原田賢治氏
 まず、この絵の話だったと思うんですけれども、関東大震災のときはまちのつくり方、建物のつくり方というのが、まさに火災に弱いつくり方だった。そこで、まちのつくり方、建物のつくり方、また、消防のあり方というのが、大きく社会的に変わっています。ですので、関東大震災と同じことが、次起こるかというと、なかなか起こり得ないだろうと、ですけれども、火災は必ず起こるだろうというふうに考えた方がいいかと思います。阪神・淡路大震災のときにも火災で長田というまちが丸ごと焼けてしまったとか、六甲道のまちが焼けてしまったとかといった事例がありました。          
阪神・淡路大震災の建物の倒壊というのは、これも建物の基準がクリアできていないものがたくさんありました。静岡県の場合は、建物についてかなり県の施策等でも耐震化というものを進めてきていますので、建物の倒壊による被害というのは大分少なくなるのではないかなというふうに私のほうは思っています。
 津波のほうは、残念ながら静岡県内を考えますと、これまで、和歌山県ですとか、三重県がやってきたような対策まではなかったのかなというような印象があります。もちろん、今後やっていっていただければというふうに思いますので、津波に対してうまく避難するといったことが、まずは取れる重要な対策なのかなと思います。
 これらの三つの特徴を挙げましたけれども、これらがミックスしたものが次に起こるかというと、そう簡単ではないというふうに私のほうは思います。これ以外にも、土砂災害、土砂崩れですね。そういった災害も地震とともに起こる場合もありますので、山が崩れて建物が埋まってしまう、そういったところにも救援に行かなければということがありますので、それも考えておかなければいけないと思います。

 それから連動の話ですけれども、連動すると大きくなるという印象があるかもしれませんけれども、静岡県の場合、遠くで大きな地震がふえるという連動の仕方です。3連動では、東海地震が一番東にあって、東南海、南海と西に大きな地震がふえていくということになります。ですので、地震の揺れは、遠くで大きな地震があっても、近くで大きな地震があったときの揺れのほうが非常に強くなります。津波の場合を考えましても、遠くて起きた津波というのは、おくれてやってきます。先ほど見ていただいたように、時間差がうまく合ってしまうと、おくれてやってきたものと近くで発生した津波が重なってしまいますけれども、一緒に発生した場合ですと、遠くのものがおくれてやってくることになりますので、時間がずれるといったことになりますので、必ずしも、連動すると大きなものが静岡県にやってくるというだけではなくて、広いところで起こるためにおくれてやってくるとか、遠くからやってくるといったように災害は変化するというふうに思います。

 連携の話ですが、日本全国でどういうふうに連携していくのかといったものは、しっかりと枠組みを組んでいかないといけないと思いますし、これは、東海、東南海、南海といった広い範囲、特に日本の産業において、かなりの中心部になりますので、首都直下も合わせて、そういったようなものが起きた場合を考えると、日本だけではなくて、少し広げて、海外からの支援の連携の仕方といったものにも視野を広げていいのかなというふうに私のほうは考えています。

○中谷委員長
 では、8番、最後に。

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