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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年12月定例会文教警察委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/14/2016 会派名:


○木苗教育長
 教育長の木苗でございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、今議会にお諮りしております教育委員会関係の議案及び報告事項につきまして御説明申し上げます。
 お手元の説明資料の1ページをごらんください。
 初めに、1第136号議案「平成28年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 議案では7ページ、議案説明書では20ページになります。
 12月補正予算は、当初予算編成後の事情変化により必要となった事業に係る経費について補正するものであります。
 (1)予算額についてでありますが、補正予算額は29億5800万円で、人事委員会勧告に基づき教職員等の給与改定を行う経費であります。財源については記載のとおりです。この結果本年度の教育委員会分の予算額累計は、2745億9157万3000円となります。
 次に、(3)の繰越明許費であります。
 議案では10ページ、議案説明書では26ページになります。
 この繰越明許費は、文化財調査受託事業において、用地補償交渉及び計画設計に関する諸条件の調整に日時を要したことにより、年度内に事業を完了することが困難であることから計上するものであります。
 2ページをお開きください。
 2第146号議案「静岡県教職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」についてであります。
 議案では77ページ、議案説明書では54ページになります。
 この条例改正は、人事委員会勧告に基づき教職員の給与改定を行うため、所要の改正を行うものであります。
 3ページをごらんください。
 3第168号議案「賀茂地域の広域連携に係る連携協約の一部変更について」であります。
 議案では155ページ、議案説明書では76ページになります。
 静岡県が、下田市、東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町及び西伊豆町の1市5町との間に締結した連携協約について、地方自治法第252条の2第4項の規定により、一部変更の議決を求めるものであります。
 県と賀茂1市5町との間においては、当地域で予測される急速な人口減少、少子高齢化に対応するため、地方自治法の規定に基づく連携協約を締結し、平成28年度から消費生活の分野について連携して事務処理を行っております。
 今回の連携協約の一部変更については、新たに教育の分野を加え、指導主事が担う学校教育に関する専門的事項の指導について、県と賀茂1市5町が連携して事務を処理するものであります。
 役割分担としては、賀茂1市5町間においては相互に協力して指導主事の事務を行い、県は市町の取り組みを指導助言してまいります。
 4ページをお開きください。
 報告事項についてであります。
 4報告第31号「専決処分事件の報告について(損害賠償の額の決定及び和解)」であります。
 議案では165ページ、議案説明書では81ページになります。
 平成27年11月25日に発生した交通事故による損害賠償事件について、地方自治法第180条第1項の規定により、平成28年11月9日に専決処分しましたので、報告するものであります。
 次に、所管事項について説明申し上げます。
 5ページをごらんください。
 文部科学省が実施しました平成27年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査結果についてであります。
 この調査は、文部科学省が毎年行っているものです。10月27日に平成27年度の調査結果が公表されましたので、本県の主な内容について報告いたします。
 暴力行為につきましては、高校は前年度より減少したものの、小学校、中学校は増加傾向にあります。生徒間暴力器物破損の発生件数が多く、コミュニケーション能力の低下、感情のコントロールができないなど、発達上の課題が理由で暴力行為を起こしてしまうことが増加の原因として考えられます。
 いじめの認知件数につきましては、前年度に比べ、小学校、中学校、高等学校は増加し、特別支援学校は前年度より減少しました。認知したのはほとんどが冷やかし、からかい、軽くぶつかる等軽微な事案でした。
 一方で、ネット上のいじめなど見つけにくいところで起こるいじめへの対応が課題となっております。
 今後も、いじめはどの学校にもどの子供にも起こり得る問題であるという認識に立ち、いじめを見逃さないという教員の意識の向上に努めてまいります。
 不登校につきましては、小学校、中学校は前年度より増加傾向、高等学校については全日制は減少傾向、定時制は増加傾向にあります。不登校の要因は年々多様化、複雑化しており、一たび長期化すると改善が難しいため、適切な初期対応が重要となっております。
 調査結果を踏まえ、今後もスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等、相談体制の一層の充実に努めるとともに、学校・地域・家庭、関係機関等と連携した取り組みを推進してまいります。
 なお、校種別の詳しい資料を9ページ以降に添付しておりますので、こちらもごらんください。
 16ページをお開きください。
 平成29年度静岡県公立高等学校生徒募集計画についてであります。
 平成29年度の入学者選抜においては、参考にあるように中学校卒業見込み者数が3万5096人となり、昨年度と比べ149人減少することを踏まえて募集計画を策定しました。
 公立高等学校全日制課程への入学予定者数は、これまでどおりおおむね全体の3分の2を公立高等学校が受け入れることとし、募集定員を2万1815人、平成28年度と比較して75人の減少、募集学級数は546学級となり2学級の減少となります。
 なお、全日制の課程において募集定員に変更のある学校は、表に記載のとおりであります。
 次に、定時制課程につきましては学校、学級数を維持し、平成28年度の募集定員と同じ1,360人といたしました。
 また、静岡中央高等学校通信制課程の募集定員につきましても平成28年度の募集定員と同じ1,000人といたしました。
 17ページをごらんください。
 平成29年度静岡県立特別支援学校高等部及び静岡県立特別支援学校(視覚障害・聴覚障害)高等部専攻科生徒募集計画についてであります。
 平成29年度入学者選考においては、県立特別支援学校で行われる進路相談や体験入学を踏まえて、平成29年度に特別支援学校高等部及び高等部専攻科に入学すると見込まれる生徒数から募集計画を策定しました。
 高等部においては、募集定員を880人、平成28年度と比較して72人の増加、募集学級数は123学級となり8学級の増加となります。
 なお、高等部の募集定員に変更のある障害種別等は、表に記載のとおりであります。
 次に、高等部専攻科につきましては募集定員を24人、募集学級数を3学級とし、いずれも平成28年度と同一であります。
 18ページをお開きください。
 静岡県立中央図書館の施設整備の検討についてであります。
 現在、教育委員会では県立中央図書館の老朽化、狭隘化や収蔵庫不足の解消、そして新たな時代のニーズに合った図書館整備に向け、図書館や読書活動の専門家、市町立図書館職員、図書館利用者などで構成する有識者会議を設置し検討を進めております。
 これまで会議を2回開催し、県立図書館の担うべき役割、谷田と東静岡の役割分担などについて多方面からの意見をいただいているところであります。
 会議でいただいた意見を踏まえてまとめたものが、次のページの中央図書館整備イメージ案となっております。谷田にある現施設を専門的で貴重な資料を使って研究者等が利用できる図書館、東静岡の文化力の拠点に整備する施設を豊富な蔵書を多くの県民が手軽に利用できる図書館とすることで、谷田と東静岡の分担による機能の強化と、狭隘化などの課題解消を図りたいと考えております。
 今後は、有識者会議の意見を踏まえながら教育委員会としての方針をまとめるとともに、文化力の拠点に整備する施設に関しては随時政策企画部と協議を進め、今年度内には基本構想案を策定する予定であります。
 次に、配付資料についてであります。
 お配りした冊子、静岡県教育振興基本計画「有徳の人」づくりアクションプラン第2期計画評価書及び教育委員会事務の主要な取組の評価(平成27年度及び28年度)についてであります。
 静岡県教育振興基本計画「有徳の人」づくりアクションプラン第2期計画の達成状況等につきまして、学識経験者の知見を活用し評価を行い、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づく点検評価報告書として議会に提出するものであります。
 平成29年度が最終年度となります第2期計画の総仕上げに向けた取り組みをさらに推進するとともに、評価結果を次期計画に反映してまいります。
 次に、総合計画後期アクションプランの評価についてであります。
 ピンク色のファイルの57ページをごらんください。
 “ふじのくに”づくりの戦略体系のうち、教育委員会に関連する主な施策の評価概要について御説明いたします。
 初めに、2−1「有徳の人」づくりについてであります。
 58ページをお開きください。
 1心と体の調和した人間形成の基礎づくりについてであります。
 家庭教育支援の充実により、家庭の教育力の向上の取り組みは順調に進捗しております。今後は家庭教育支援チームの機能の一層の強化を図るとともに、幼稚園、保育所等と小学校の連携強化を図るため、幼児教育センターの機能を充実させてまいります。
 次に、2「文・武・芸」三道の鼎立を目指した学校づくりについてであります。
 確かな学力の育成、特別支援教育の充実に係る数値目標は全般的に順調に進捗しているものの、徳のある人間性や健やかでたくましい心身の育成、学校生活や教師に対する信頼など魅力ある学校づくり、地域や学校における防災・防犯活動に係る数値目標については昨年度を下回る傾向にあります。
 このため、今後の方針のとおり教員の授業力向上に向けた取り組みの推進や学校における危機管理体制の充実を図るとともに、ふじのくに「有徳の人」づくり大綱に基づき総合教育会議における協議を深め、文武芸三道の鼎立を目指してまいります。
 59ページをごらんください。
 4生涯学習を支える社会づくりについてであります。
 多様な学習機会の充実や、地域の教育力の向上のための支援に係る取り組みはおおむね順調に進捗しておりますが、社会教育施設の整備や県立中央図書館の年間利用者数は、機能の充実等を図っているものの基準値を下回って推移しております。
 このため、今後の方針の4点目のとおり、生涯学習を支える社会づくりに向けて図書館など関係施設の整備、充実について今後検討してまいります。
 60ページをお開きください。
 当戦略に係る数値目標の見直しについてであります。
 2数値目標の達成状況をごらんください。
 幼稚園、保育所等、小学校、中学校で家庭教育支援に関する交流会を実施した園・学校数の達成状況を踏まえ、目標値を390カ所から560カ所に上方修正いたしました。
 次に、94ページをお開きください。
 2−2「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりのうち、1多彩な文化の創出と継承についてであります。
 数値目標の文化財に関心のある人の割合は昨年度より上昇したものの基準値を下回って推移しております。
 このため、今後の方針の3点目のとおり県民が楽しみながら文化財と触れ合い学習できる機会や、県内各地の民俗芸能の公開、埋蔵文化財の展示等により多彩な文化の創出と継承を図ってまいります。
 総合計画の評価につきましては、以上であります。
 続きまして、総合戦略の教育委員会に関連する主な施策の評価概要についてであります。
 青色のファイルの56ページをお開きください。
 戦略3“ふじのくに”ならではの魅力のあるくらしを提供し、新しい人の流れをつくるについてであります。
 3の重要業績評価指標(KPI)の達成状況のうち、3−3魅力ある教育環境の整備における社会体験活動を実施している学校の割合(公立)は基準値を下回っております。今後は地域ぐるみの教育の一層の推進により社会体験活動の充実を図ってまいります。
 次に、92ページをお開きください。
 当戦略に係るKPIの見直しについてであります。
 上段のKPIの達成状況をごらんください。
 より適切に部活動に対する生徒の満足度をはかるため、部活動に「満足」「やや満足」と答える生徒の割合に変え、「部活動が楽しい」と答える生徒の割合に変更いたしました。
 次に、109ページをお開きください。
 戦略4若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるについてであります。
 KPIの達成状況のうち、4−1社会総がかりでの次世代育成の促進における、地域で子どもを育む活動に積極的に参加した人の割合はわずかに上昇しており、4−4子育て支援の充実における、学校支援地域本部を有する学校数及び同等の機能を有する学校数は順調に進捗しているものの、「学校生活に満足している」と答える児童生徒の割合は基準値を下回っております。
 今後は、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの活用を推進し、児童生徒の心の健康問題やいじめ、不登校等に対するきめ細かな相談体制や支援の充実を図ってまいります。
 また、地域の特性に応じた家庭教育を支援するとともに、企業内家庭教育講座の開催など官民連携での取り組みを推進して、地域の子供は地域で育てる意識の醸成を図ってまいります。
 次に、128ページをごらんください。
 当戦略に係るKPIの見直しについてであります。
 上段のKPIの達成状況をごらんください。
 科学の甲子園静岡県大会参加者数の達成状況を踏まえ、目標値を300人から350人に上方修正いたしました。
 さらに、高校生アカデミックチャレンジ参加者数につきまして目標値を140人から205人維持に上方修正いたしました。
 以上が、総合戦略の教育委員会に関連する主な施策の評価概要の説明となります。
 私からの説明は以上となります。御審議のほど、よろしくお願いします。

○宮城委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより、質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言願います。

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