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委員会会議録

質問文書

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平成26年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:増田 享大 議員
質疑・質問日:12/15/2014
会派名:自民改革会議


○増田委員
 よろしくお願いします。
 一括質問方式にて、3点につきまして伺わせていただきます。
 まず、平成26年度12月補正予算主要事業概要の2ページに記載されておりますラグビーワールドカップ2019につきまして、県は去る10月22日にラグビーワールドカップ2019組織委員会へエコパスタジアムを会場とする開催希望申請書を提出されたところであります。全国で14の自治体が開催候補地として立候補しておりまして平成27年3月、来年春に開催都市が決定されることとなっております。12月補正予算に開催都市決定に向けた機運の醸成を図るとして県民参加型のラグビーイベントの開催に係る事業費を計上しております。
 全国から14自治体が立候補したということではございますが、立候補の状況を見て本県開催についてどのように捉えていらっしゃるのか、また補正予算案に機運醸成のための事業費が計上されておりますが、この事業の狙い、内容についてお伺いさせていただきます。

 次に、同じく平成26年度12月補正予算主要事業概要の2ページにあります、東京オリンピック・パラリンピックの文化プログラムについて伺います。
 知事は、ロンドンオリンピック・パラリンピックでのカルチュラル・オリンピアードの成功に倣い、2020年に向けて東京オリンピック・パラリンピックの開催中に全国的な文化的イベントを開催して、世界各国からの観光客等をもてなすことを先月の全国知事会議において提案されました。本県におきましては12月議会開会日の知事提案説明及び本会議の答弁において、文化プログラム展開のため、まずはロンドンオリンピック・パラリンピックの成功事例を調査すると述べており、12月補正予算案に関係経費を計上しております。
 東京オリンピック・パラリンピックの際に外国人観光客の誘客対策として文化プログラムを展開するためにロンドンオリンピック・パラリンピックの成功事例を調査するとのことであり、12月補正予算案に関係経費を計上されておりますが具体的にどのような調査を考えていらっしゃるのか。また、その調査結果を今後の展開にどのようにつなげていくのか伺います。

 所管事項につきまして委員会説明資料の2ページにあります、静岡国際オペラコンクールについてお伺います。
 本県ゆかりのプリマドンナの三浦さん――お父様が御前崎市、お母様が菊川市、御主人が私の地元、掛川市出身とのことでございますが――その三浦さんを顕彰し、声楽家の登竜門となっておりますオペラコンクールを11月に開催したところであります。このオペラコンクールは全国大会でございますので、全国のオペラのためにはということだと思いますが、本県の予算を使って開催する事業でございますので、まず本県関係者の応募の状況、参加の状況はいかがでしたでしょうか。また、本選に日本人が4人も進んだこと自体すばらしいことではございますが、今後このコンクールの成果をどのように活用していかれるおつもりなのか御所見を伺います。以上につきまして答弁を求めます。

○山本スポーツ交流室長
 私からは、補正予算のラグビーワールドカップ2019関係についてお答えいたします。
 最初に、全国から14自治体が立候補した状況を見て、本県開催についてどのように捉えているかということについてでございます。
 当初、組織委員会から大体20くらい候補が挙がるのではないかということでしたが結果的に14ということでございます。委員会説明資料にもございますけれども、北は札幌市から南は九州まで非常に長いのですけれども、静岡県としては14の候補地であっても選ばれる立場にございますので、富士山があること、そしてまたエコパスタジアムという非常にすばらしい施設があることを踏まえまして、資料にもございますけども来年1月にラグビーワールドカップ主催者等の視察がございますので、これに万全を期して臨んでいきたいと考えてございます。
 続きまして、補正予算案の機運醸成のための事業の狙い、内容についてお答えをいたします。
 10月22日に開催希望申請書を提出しましたが来年3月に開催都市決定ということです。静岡県はこの開催都市立候補地の中で多分全国的に見るとラグビーが余り普及していない。なぜ静岡県がラグビーだというふうに県民や組織委員会の方も思っていらっしゃるかもしれません。逆に言うと、これから県民の方に応援してもらう、ラグビーにもっと親しんでもらうことが実は3月の開催都市決定に向けて一番重要なことではないかと思います。また当然東京の組織委員会、あるいはヨーロッパにある主催団体の方々に静岡県は非常に開催機運が盛り上がっているなということも訴える必要があると思います。そういった意味でこの2月から3月にかけまして、1つのイメージとしては1日かけて県民、小学生、中学生、高校生、これからのファンであります女性も含めて、そういった方々が一堂に会して、例えばトップリーグ所属のヤマハ発動機ジュビロのチームの選手の方の協力を得て、ラグビーの選手との交流会であるとか、高校生とかがラグビーの指導をしてもらうとか、子供たちのタグラグビーという少し易しいラグビーの交流試合も組み入れながら総合的にラグビーの魅力を知ってもらうような、そういった事業を補正予算案として現時点では計画しております。以上でございます。

○小泉文化政策課長
 私からは、ロンドンオリンピック・パラリンピックの文化プログラムと静岡国際オペラコンクールの開催につきましましてお答えいたします。
 まず、ロンドンオリンピック・パラリンピックにおける文化プログラムの調査でございますが、ロンドンオリンピック・パラリンピックにおきましては北京オリンピックが終わった直後から約4年間にわたりまして、英国全土で1,000カ所程度、またイベント総数では17万件ほどの多彩な催しがあったと言われております。そういった中で見てまいりますと、全国を代表するような催し、ある程度広域的なレベルでの代表するもの、地域レベルのものといった形でどうも内容もさまざまなレベルのものがあるようでございます。
 そうしたことから今回は、そういう全国を代表するような全国各地でやられたもの、ある程度広域的なレベルのもの、地域レベルのものにつきまして調査をしてまいりたいと思っております。またイギリスにおきましてはアーツカウンシルという組織もございまして、観光との連携をどういった形でやったのかといったことについても調査してまいりたいと思っております。
 調査の結果につきましては、今後の文化プログラムの推進の方針の策定や仕組みづくり、また特に観光も含めた関係者との連携づくり等の基礎資料とさせていただきたいと思っております。

 次に、静岡国際オペラコンクールの関係でございます。
 世界27の地域から応募があったということですが、本県関係はどうかということでございます。
 本県からは7名の方が応募されております。7名のうち富士市御出身の方と吉田町御出身の方の2名が予備審査に合格しております。その後、予選がございまして本選の6人までには選ばれておりませんけれども、そういった形で参加されているところでございます。
 また、このオペラコンクールの成果をどう活用するかということにつきましては、入選者によります県民オペラを毎回翌年度には開催させていただいております。そこには高等学校の合唱部とかそういった子供たちの招待もしております。また、今回浜松市が12月1日にユネスコの創造都市に認定をされたわけでございますが、浜松市の申請におきましては、この国際オペラコンクールの開催と国際ピアノコンクールの開催が1つのアピールポイントになったと聞いております。今後浜松市とも連携いたしまして静岡県の文化のPRを世界に向けてもやってまいりたいということです。以上です。

○増田委員
 ありがとうございました。
 ラグビーワールドカップ2019につきましては、開催候補地申請が全国的に少なかったものですから、ハードルが少し下がっていると思っております。やはりただ開催するだけではなくて、例えば日本戦ですとか上位戦、もちろん新国立競技場で主要な試合はしますけど、やはりどれくらいの試合がくるのかということも非常に大事です。その点、グラウンド等の設備的なこと、アクセスや機運醸成ということもありましたけど、課題は幾つかあるのではないかなと思います。もちろんこれは決める側の価値判断もあると思いますので、現時点で県としてどの辺がその開催地に入り、また上位の試合を開催させていただくためにポイントとなっているところをどのように捉えていらっしゃるのか。また課題をどのように捉えていらっしゃるのか、まずお伺いさせていただければと思います。

 東京オリンピック・パラリンピックの文化プログラム。ロンドンでの成功事例はオリンピック以上に効果があったという御説明を知事が本会議場でもされておりましたけれど、本来であればこれは国全体でする話、東京都がする話を静岡県知事が提案をして、調査を依頼とか提案するのではなく、本県の予算を使ってするという意義はどこにあるのか。やはりこれは無駄なお金になってはいけないと思います。しっかりと予算を使っていかなければならないと思いますが、その点につきまして本県があえて予算をとって働きかけをしていく、調査をしていくことの意義につきまして改めて確認をさせていただければと思います。

 それと、静岡国際オペラコンクールにつきましては非常にいい事業だとは思うのですが、これも日本全体の声楽のこと、もちろん浜松市のためにもなっていて音楽のまちとしていいことだと思います。ただ、やはり本県の予算を使うわけでございますので本県に効果が発揮されないと、今の県民の皆様方の暮らしは正直余裕があるとは思えない中で9653万円もの予算を投じているわけですので、静岡県全体に効果があらわれないとなかなか説明もしにくいのではないかなと思います。これも全国のことをしながら静岡文化の創造へつなげていきたいと資料にありますが、どのように効果を県内に及ぼしていくおつもりなのか改めて確認をさせていただきます。御答弁をお願いします。

○藤原観光交流局長
 ラグビーワールドカップ2019についてお答えいたします。
 14自治体が現在立候補しているのですが、当初私どものほうで多分立候補するのではないかなと思っていた横浜市にある日産スタジアムですとか、広島市の広域公園陸上競技場ですとか、あるいは新潟市の競技場ですとかが、結果として立候補されませんでした。今後、それぞれのスタジアムが改修すれば収容人数のキャパシティーも変わると思いますが、現状ですと一番大きいのが国立競技場で、その次がエコパスタジアムの5万人ということで2番目に大きいということになっております。エコパスタジアムのいい点はキャパが候補の中で2番目ということですので、申請書の中では日本戦をやりたいとか強豪国の試合をやりたいと手を挙げてございます。こういったキャパが大きいというのは今の段階では有利かなと思っております。先ほどの説明にもありましたが、実は土曜日にヤマハ発動機ジュビロの試合がございましてPRしてまいりましたが、関係者の中ではエコパスタジアムが立候補しているというのはすごく浸透していることが、チラシを配ったりする中でわかりました。
 我々として一番大きな課題は本番で会場を埋めたいということでございますので、ラグビーの精神を含めて理解していただいて会場に入っていただくという機運の醸成を少しずつ少しずつ丹念にしていくことが一番の課題だと思っております。以上です。

○小泉文化政策課長
 まず、文化プログラムにつきまして、本県が積極的に取り組んでいくことの意義の点でございます。
 実は、今はまだ国から明確な方針はこれからと聞いております。東京オリンピック・パラリンピックにつきましては、いずれにしても全国的な取り組みを国がしていくことになろうかと思います。その意味では静岡県がちょっと先行して取り組んではおりますけれども、いずれにしても全国的な取り組みを県としても求められるということです。文化庁ではオリンピックプログラムの推進に向けた予算を今年度からふやしていくということで、国土交通省もふやしていくということでございます。そのため、行く行くはそういった事業の受け皿をつくっていくという点でも重要かと思います。
 また、本県は観光地を多く持っております。イギリスの場合はやはり観光振興に結びつけたというところが大きな要素でございます。そういった意味でも東京は宿泊がほとんどとれないということで、ほかの地域に多分宿泊が分散されます。それを1つの契機として地域振興や観光振興にも結びつけて、その場合に文化プログラムを1つの誘因としてアピールしていくことができればと思っているところでございます。

 もう1つ、静岡国際オペラコンクールの本県における効果の発揮ということでございます。
 静岡国際オペラコンクールの開催におきましては、コンクールの予選の段階におきまして、先ほどちょっと申しましたが県内の合唱関係のクラブや文化団体にお声をかけさせていただきまして世界的なレベルのオペラコンクールを見ていいただくという形でやっています。また、いつも翌年度に開催しているわけでございますが来年度は県民オペラを開催します。これも出場者の生の声を聞いていただき、オペラに親しんでもらおうということでございます。そういったことで静岡県内のそれぞれの学校における活動や文化団体の活動がさらに発展していくよう期待しているところであります。以上でございます。

○増田委員
 ありがとうございました。
 ラグビーワールドカップ2019は掛川市を含め中東遠地域ではなかなか最近明るい話がないものですから、非常にいい話題として地元の自治体や首長さん方の意気込みも強くて、私たちも要請を受けています。何とかエコパスタジアムで開催、しかもいい試合を開催できるように明るい話題として盛り上げていきたいと思っています。
 ただ、磐田掛川線がまだ4車線になっていないところですとか、コンサートをしたりするとどうしてもあの辺は渋滞が発生したり、まだ周辺のアクセスに関する課題もいろいろあるものですから、私どもは交通基盤部にそういった点で要請をしておりますけれど、よりいい形になりますようにぜひ県としても頑張っていただきたいと思っております。

 この東京オリンピック・パラリンピックの文化プログラムにつきまして、特にこういう事業は非常にわかりにくい予算の使い道になりがちでございますので、県民の皆様方に説明がつくようにしっかりとした予算の執行に努めていただきますように要請させていただきまして質問を終わります。ありがとうございました。

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