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委員会会議録

委員会補足文書

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平成27年1月次世代人材育成特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討議 】 発言日: 01/13/2015 会派名:


 これより、調査報告書の作成に向けた委員間討議を行います。
 前回まで、委員会において、各委員の皆様からさまざまな御意見をいただきました。それらを極力取り入れて、それから参考人からいただいた御意見も踏まえまして、正副委員長で取りまとめた報告書案を事前に送付させていただきました。
 本日は、まず私から正副委員長案を説明いたしまして、その後、委員の皆様から御意見をいただき、調査報告書を取りまとめていきたいと考えております。
 それでは、調査報告書案をごらんください。
 まず、1ページですが、調査の概要と委員会の運営方針、調査の観点が記載されております。
 2ページからは、第3回の委員会で調査しました関係部局の取り組み状況が記載してあります。
 10ページからは、9月に行いました大分県、福岡県の先進地調査の概要が記載してあります。
 そして15ページからは、第3回、第4回、そして第5回の委員会で行いました参考人からの意見聴取の概要が記載してあります。
 そして、これらの調査結果並びに委員間討議の結果を踏まえた委員会としての提言は、33ページからの記載となります。
 提言は、大きく4項目に分けてありまして、まず提言1として、職業観・就労意識の形成・向上です。次に、提言2として、グローバル化への対応。提言3として、次世代を担う人材となるための資質の習得。最後に提言4として、次世代人材育成を推進するための環境整備であります。
 その後に、これまでの委員会の活動状況、そして委員名簿を記載してあります。
 それでは、これより提言部分を中心にして、委員の皆様から御発言をいただきたいと思います。提言をまとめていくということで、盛り込むべき内容について、これでよろしいかどうか、あるいは提言の表現に対する御意見、そして提言事項の順番とか、そうした技術的なことなど、できるだけ具体的に御意見の提案をいただければと思います。
 それでは、順次御発言を願います。

○田口委員
 ありがとうございます。
 非常によくまとめていただいたなというふうに拝読して思いました。
 その上で大変恐縮なんですが、3点ほど自分なりの意見ということで聞いていただいて、反映するかどうかにつきましては、また御議論をいただければと思っています。
 3つほどありまして、まず最初は、提言1の(1)(2)、この両方にまたがる部分なんですけれども、キャリア教育のさらなる推進というのは、これはこれで1つ項目として当然あると思います。その次のキャリア教育を担う教員の養成というところなんですけれども、このキャリア教育というのは、学校や教育関係者だけでやるというのは限界があって、広く社会人の協力を求めるべきだというふうに思っていまして、そこで、その33ページの下から2行目と34ページの上2行というのは、むしろキャリア教育を担う人材の活用と教員の養成とか、そういう人のほうでくくったほうが据わりがいいのかなというふうに感じました。(1)については、キャリア教育のさらなる推進として、まずはとか、接続詞を変えるということが必要になるかもしれませんけれども、文章を変える必要はなく、1つ項目であって、(2)のところは人材ということで、社会人人材、キャリア人材なんかも後ろに入れてはどうかということです。
 それから2つ目の意見で、提言2の(1)なんですが、これは、私が特別委員会に初めて参加するもんですから、少し書きぶりがわからないんですが、県を挙げてグローバル人材の育成に取り組むため、部局横断的な組織を設置する必要があると。これは確かに県に対して言っているんですが、私はグローバル人材を育成することによって、最も恩恵をこうむるのは企業だと思ってまして、産業界ですとか企業界ですとか、そういったところの協力もぜひお願いをしたいというのを盛り込んでもいいんじゃないかなと感じています。
 3点目は、その下にあります外国人留学生とのネットワークの強化なんですけれども、これはもう文章はそのとおりでいいと思うんですが、既にふじのくに地域・大学コンソーシアム、これが具体的に動き始めているもんですから、ぜひふじのくに地域・大学コンソーシアムの中で、これをしっかり推進をすべきだというふうに言い切っていいのではないかなと感じています。以上3点であります。

○渥美委員長
 ありがとうございました。
 続けて発言を願いたいと思います。

○仁科委員
 36ページの提言3の次世代を担う人材となるための資質習得の中の(2)なんですけれども、スポーツに親しみ人材育成に生かす環境づくりということで、かなり具体的に文章表現をしていただいて、中学校、高校では部活動を中心としてますけれども、スポーツの底辺を広げていくには、社会体育といいますか、そういうものの普及も行政側とタイアップしていかないと、特に学校側では顧問という形、指導者の養成というのにも触れておりますけれども、市町においては体育指導員とかいろんな分野があるわけですので、そういうところを入れ込んで底辺を広げていくという解釈をしていただいたほうが、より広がっていくのではないのかなという意見ですけれども。

○渥美委員長
 はい。この(2)の一番下のところですね。言葉の数は少ないですが、教員以外の部活動のあり方ですね。教員以外の指導者の養成あるいは地域におけるスポーツ環境の充実、そのための施設の使い方とか指導者の育成という表現で、その辺のところを少し取り上げたわけですが、より具体的にということですか。わかりました。
 そのほか、いかがでしょうか。

○早川委員
 これまでの重ねてきた議論を非常によくまとめていただいているかと思います。
 1点、提言の冒頭の部分で、せっかく静岡県が富国有徳ふじのくにの人づくりということに取り組んでいることもありますので、そこはこれまでずっと取り組んできて、さらに次世代を担う人材の育成ということに特化しての委員会にはなりますので、文言にそのあたりを盛り込んで、これまで静岡県として取り組んできたということが入ってくるのではないかなと。後からで申しわけないんですが、そのように思いました。

○渥美委員長
 いえ、まだこれは案でございますので、たたき台ですので。

○早川委員
 あと、その前文の7行目のところで、これは私の理解が不足しているのかと思うんですが、青少年が次世代を担う人材として成長することができるよう、自主性、倫理観、コミュニケーション能力等の基礎的な素養を身につけることができるよう、あわせて取り組んでいく必要があるという、これは県が取り組むという意味になると思うんですが、自主性と倫理観とコミュニケーション能力というこの3つが特記されているのが、少し唐突な感じがいたしまして、表現をどうしたらいいかというのは、私の範囲ではまだまとまってはいないんですが、これがこれまでの議論の中で特筆すべき素養として取り上げることでいいのかどうか、ちょっと文章の流れとしてしっくりこない感じがするので、少し意見として申しておきたいと思います。

○渥美委員長
 はい、ありがとうございました。
 上のいわゆる産業振興に寄与するような人材、それに伴う職業観、勤労意識、あるいはグローバル化への対応、そういった資質に加えて、同じような資質の中での個人のいわゆる物の考え方とか姿勢とか、そういった部分にも触れてということで、違和感がありますかね。どうでしょうか。

○相坂委員
 枕言葉が少しあるといいかもわかりませんね。

○渥美委員長
 全部資質なんですが、その資質の中の違いというか、その資質の中身というか、そういうイメージで網羅したということだと思いますが。

○早川委員
 恐らくその自主性というのは、本人のその自発性というもので、倫理観は価値観、コミュニケーション能力と、もう少し具体性を持たせるような表現だといいのかなという。質が異なるものがぽんぽんと置かれているので、高い倫理観とか。自主性はそのままですが。

○渥美委員長
 そうですね。その辺で少しうまくつながるようなことを加えて、つながりをよくしたほうがいいかもしれませんね。

○早川委員
 そうすると、その人材育成は単に職業観、勤労意識、またグローバル化だけでなくて、人としての深さを、深めていくことができるということに触れるようになるんではないかと思いました。

○渥美委員長
 わかりました。ちょっと検討してみますね。
 ありがとうございます。
 そのほか、いかがでしょうか。

○落合委員
 3と4の関係なんですけど、提言3の(1)の地域コミュニティの再生というこの内容的には、どうもこの環境整備のほうが強いんではないかなという気がするもんですから、この捉え方、分け方はちょっとどこまでという区切りができないけれど、何か次の(2)とか(3)に関していくと、ハードとソフトの関係のような感じがしてくるもんですから、どちらかというと、提言4のほうが似合うのかなという気がするんですけど。

○渥美委員長
 その辺のこともあるかもしれませんね。提言3の中の(1)と(3)が、いわゆる地域の問題と個人の能力の問題で、同じこのコミュニケーション能力を高めるための、言うなれば地域づくりというか、地域のあり方みたいなことですので、場合によっては環境的なことになるかもしれませんね。

○相坂委員
 落合先生のは、場所を入れかえたらってことですか。

○渥美委員長
 要するに、コミュニティについては、環境のほうがいいんじゃないかという御意見ですね。

○落合委員
 はい。

○渥美委員長
 その下のスポーツに親しみ、人材育成に活かす環境づくりの(2)も環境ということに。

○落合委員
 かえなければいけなくなってしまうけど。
 あえて分けるのに難しいとこですね。

○渥美委員長
 ソフトとハードといえばそういうことかも    かもしれませんね。
 それのくくりの仕方は、もう少し研究してみます。
 はい、ありがとうございます。
 そのほか、いかがですか。

○天野(一)委員
 1つは、バカロレアプログラムの導入のところですね。検討を進める必要があるという、一番最後のところですね。具体的に検討を進める必要があるという、この具体的にという言葉を入れないと、ただ検討を進めるだと進まないような気がする。
 それと、外国人留学生とのネットワークの強化というところで、県においてはって、県のどこがやるのかということが、具体的にわからないわけですよ、これでは。もう、国際交流協会などが形骸化しつつあるわけですよ。だから、国際交流協会などのあり方、仕組みを見直して、大学との連携という、そういう具体的なものをこの文言に入れないと、誰が県だかよくわからない。僕は教育委員会ばかりではないと思うんですよ。だから、そういう、国際交流協会というのを入れるがいいかどうかは別として、こういう組織が今、形骸化して、国際交流協会が当初つくっていたものよりも活性化していないわけですね。そこをできたら文言の中に入れたい。
 提言4のところですね。教育委員会だけで次世代育成ではないんですね。職業観とかその人生観とか、それからものづくりの大事さとか、そういうようなものをやっぱり考える仕組みをどこかでつくらないと。ずっと日本の教育は進学が中心で、進学から落ちこぼれた人が何となく就職の道へいくという、こういう差別のようなのではなくて、小学校、中学校、高校と3段階において、ものづくりの大事さとか、農業の大事さとか、そういったものを考えれるような環境をつくるという提言をする。教育委員会だけじゃなくて、そういうものづくりの大事さとか、農業の大事さとか、日本の国独特の歴史、文化なんかを、職業の視点で考えれるような環境整備をそれぞれのところで。フランスなんかは、小学校4年で決めるっていうんですよ、自分は技術屋になるのか。
 日本は受験勉強ばかりやってるわけですよ。そうではなくて、自分の人生をいかに生きるかというときに、それぞれの子供のときの夢と、中学、高校とその選択ができるような仕組みをね。高校のときは自分の人生の夢をかなえるために大学に行くのか、僕は手先が器用だからものづくりの技術を覚えるのか。そのものづくりのところへ行っても、大学へ行っている人と比べて、今の日本はだめだという変な偏見があるわけだから、そうではないと、それもすばらしい生き方だよという、そういうことをここで提言をしてほしいなという感じがするんですけどね。

○渥美委員長
 4の1の部分。

○天野(一)委員
 1のところでね。
 あと、教員の多忙状態の解消って、この言い方はあんまりよくないな。多忙なんて当然で、仕事するんだから。ただ、向き合い方が悪いんだよ。一人一人の生徒の個性を伸ばすための向き合う形をしてもらいたい。十把一からげじゃないって。

○三ッ谷委員
 天野先生がお話ししていたのもをなるほどなと思って聞いていて、この提言1の中に、社会的とか経済的自立という言葉がありますけど、やっぱり社会の評価なんですよ。大学を出た人が一流で、先生おっしゃるように、高校で、僕は手先が器用だから職人になったという人の評価の目線が違うから、結果的には雇用となっていかないというところに原点あると思うんですよ。だから、できれば社会もまなざしを変えて、高校を出て職業人になった人も、大学でエリートになった人も同じ目線で考えるというようなことを、一文字でも二文字でも入れてくれると、今、天野先生が言ったことが生きてくると思う。
 一般的にただ社会的とか経済的じゃなくて、社会も目線を変えると。だから、職業校で大学に行かずに職人になった人も、東大を出た人も同じぐらいの目線で見るような、評価をするような言葉遣いをお願いしたいなと。
 それともう1つ、先ほど田口さんが質問した、33ページの一番下段から次ページにかけてのこの2行ですけど、先ほど来、キャリア教育、教員の養成というのが出ていますよね。皆さんも御意見の中で、教員だけが、キャリア教育で子供たちに職業観の大事さを教えるんではなくてということであれば、33ページの一番最下段と次は、(2)でキャリア教育を担う教員の養成と専門職の活用とかって、一括するべきだろうと思うんですよ。つまりキャリア教育を担うには、教員もお願いせないかんけれども、やっぱりプロの企業の専門家にもいろんな目線を配ってもらうには、それを2の中に入れてくれたほうがわかりやすいんではないかなと。だから教員も頑張るし、企業のそういう皆さんにも参画してもらうというのであれば、この2の一番下につけてくれてもいいですよ。

○渥美委員長
 1と2を固めるということですか。まとめてね。

○三ッ谷委員
 そうです。
 もう1つ、これも天野先生から出ていましたけれども、(2)で新しく教員の皆さんにキャリア教育ができるよう養成講座を開いたりなんかして勉強してもらうという具申があります。片方で、教育の多忙化を解消しないといかんと、こう言っているわけですよ。ここは、バランス悪いと思うんですよ、整合性でいって。だからどちらかの言葉のニュアンスを少し変えてやらないと、片方で忙しいから報告や何だかんだを減らせと言っていて、片方で新たにキャリア教育を推進するための講座を設けるというのは、バランス的に少し違うんじゃないかなと。決して提案していることが悪いという意味ではないですよ。表記の仕方を少し変えてもいいんではないかなと、そんな気がいたしました。

○渥美委員長
 はい、いろいろ御意見ありがとうございます。

○土屋委員
 内容云々についてというよりか、少し気になったところがあったんでどうなのかなと。33ページで言いますと、最初の4行目のところで、こうした次世代を担う、提言1の(1)の5行目に、「こうした人材を育成する」という、次のページですけれども、(2)の2行目に、「そうした教員には」、その提言2の一番下の行ですけれども、「こうした視点を踏まえ」と。何を言いたいかという部分がはっきりとしていないと、そうしたとかこうしたというのはどういう人なのかがよくわかりません。その辺はやはりしっかりとターゲットを絞った形の言葉にしたほうがいいんじゃないかなと。そういうところがちょっと目立ったのと、次のページもありました。35ページも(4)のところに「そうした外国人」。どういう外国人なのかよくわかりませんので、そういうふうな部分が、文章の中で少し数が多かったので。

○渥美委員長
 ちょっと表現をね。大体言ってることはわかるけど、そのつなぎの言葉としてね。

○土屋委員
 つなぎの言葉としてそれが余りにも多過ぎるというのと、それから36ページから37ページにかけてなんですけれども、最後のくくりが全部「このため」という言葉になってるんですよ。(2)(3)、提言4の(1)(2)、全て「このため」という。「このため」と書いてると、提言が全部ある中で、このためにこれをやれっていう形でとられるわけですから、提言の中の一番核になる部分というふうにとられるんではないかなと思うと、例えば37ページであると、「学校でのディベート訓練などの施策を講ずるべきである」というのが、そのための全てに聞こえてしまうので、これらはその(3)なら(3)全てが本来提言であるはずなのに、このためという言葉の後が提言のまとめみたいになってるととられるんではないかなと思いましたので、内容がどうのこうのという意味ではないんですが、同じ言葉、同じ文言でとられ方が違うようになってしまうのは、せっかくまとめたのにもったいないかなと思いますので、その辺の言葉の使い方をもう少し検討していただいたほうがいいかなと思いました。以上です。

○三ッ谷委員
 36ページに地域コミュニティ再生というのがありますよね。その上から5行目に、若手の参加が減少して、指摘されていると。地域における人材育成機能って言いますけど、例えばお祭りでも、いろんな町、村の伝統文化の行事でも、人材育成なんて考える自治会というのはないんですね。若手が参加しないっていうのは、若手の交流の機会が失われつつあると、そういう表記のほうが。ここ全体でお祭りとか郷土芸能とか文化って言ってるわけですから。伝統芸能で踊りを教えるとか、太鼓のばちを教えるとかっていうものは指導でしょうけど、一般的にはこの人材育成の機能が失われるという言葉よりも、若手との交流の機会が失われつつあるというほうが。参画しないんですから。

○渥美委員長
 そうですね。
 提言ですからわかりやすいほどいい。具体的なほど。
 はい、ありがとうございます。
 そのほか、いかがでしょうか。

○三ッ谷委員
 各先生方が一通り思いを述べたもんで、最終的には三役でまとめてもらう以外、ここでああする、こうすると言ってもできないもんだから。その点はいかがですか。

○渥美委員長
 ほかに、どうですか。これら委員の皆さん方の御意見を、できれば正副委員長にお任せいただいてということでよろしければ。

○相坂委員
 副委員長の立場なので、私のほうからは新しくこれというようなことがあるわけではなく、少し宿題が多いので、確認をさせていただければと思うんですけれども、田口先生から出た企業協力、それから大学コンソーシアム等については、これは文言を盛り込んでいけばいいと思うので、そういった意味では、ぜひ入れたほうがいいだろうなというところが多かったんですけれども、早川先生から出たところで、確認で聞いておきたいんですが、有徳の人づくりは前文の中に、こんな取り組みを県はやってますよということを少し入れさせていただくということと、自主性、倫理観、コミュニケーション能力というのは、主語が社会全体としてこういう人材育成にします、こういう観点で捉えて提言しますよという言い方でよろしいですか。主語が県なんですかというお聞きであって、唐突にということで出ましたけれども、それぞれ大学の先生方のお話を聞いてきたときには、こういったことがやはり出てきてたものですから、そこは少し社会全体としてこういう人材育成をしましょうというようなことでいいのかなという気がしますけれども。
 あとは、やはり一番難しいのは、先ほど天野先生と三ッ谷先生から出た、社会の教育観を変えていくというところの表現を、ここが一番ネックというか、難しいだろうなと思いますけれどもね。
 最後、もう1つだけ確認ですけれども、教員の多忙化というところは、そのバランスの問題もありましたので、教員の本来の業務に専念できる体制をちゃんとつくって、応援しようというような表現で、新しく教員にはこういう責務もありますよという書き方に全体として変えていくというようなことでよろしいですか。

○三ッ谷委員
 全体云々ではなくて、天野先生も言ってたけど、教師が個々の生徒にしっかり目線を配ることができないと、こういうキャリア教育はできないでしょというようなことを言ってましたから、そういう意味合いが入ってくれれば、この多忙化の解消なんていうのは、文字カットしても結構です。任せます。

○相坂委員
 ありがとうございました。

○渥美委員長
 やっぱりその教員の教育の中身ですね。時間の使い方のね。本来、校長がしっかりとここら辺を見て、指導しなければいかんのだけど、それができてないもんね、学校の中で。

○相坂委員
 私、個人的にはもうないですって言ったんですが、実は1個だけあったもんですから、申しわけありません。
 有徳の人づくりのプランというのは、教育委員会がベースになって定めたもので、ここで最初に当局さんの取り組みを聞いたときに、知事部局サイドではその人材育成にいろんな施策が収れんされてないんじゃないのということを私は申し上げたんですけれども、県の部局の中で統括する組織をつくりましょうみたいなところの中に、施策を統括する組織をつくろうみたいな話になっているんだけれども、少し書き方等も考えて、そういう施策体系が人材育成というところに収れんされるような施策の捉え方をしてほしいということを、もし入れさせてもらえればありがたいなと思いますが、その点だけお願いします。

○早川委員
 あと、先ほど3番の落合委員がおっしゃられた提言3の表現、これは次世代を担う人材となるための資質の習得となると、青少年が取り組むべきというタイトルになるんですが、内容はコミュニティの再生とか環境づくりとかということになってくるので、資質の習得というより、環境づくりとかということにしたほうが、しっくりするんではないかと。大きな項目ですので、そこは検討いただいたほうがいいかと私も思いました。

○相坂委員
 環境整備、またでも4で出てきちゃうんだよな。

○渥美委員長
 どういうふうに分けるかな。

○早川委員
 人材となるための習得となると、主体が、青少年が習得するとなってくるんですが、内容は、その周りをきちんと、地域コミュニティを再生したり、環境をつくったりということで。提言のタイトルと内容で、少し主体が変わってきちゃうような印象になるので、表現の仕方を少し検討いただいたほうがいいかなと思います。

○渥美委員長
 大きなタイトルの資質習得というのは、青少年のことなんだけど、それを行うための環境とか、指導する体制をどうしていくかというのは、本当は4かな。環境整備のほうになるのかな。先ほど3番委員さんも言われたことですね。
 ちょっとその辺の分け方を考えてみますね。そういうことでいいですかね。青少年本人の資質の習得と、それを行うための指導体制を含めた環境をどうしていくかというふうに分けるのかな。

○相坂委員
 とても整理が難しいなとは、私でも思うんだけれども、最初に、皆さんから出た御意見をこの表にまとめさせていただいたんですよね。その中で、職業観につながるもの、グローバルにつながるものというのは、その2つの政策の柱に収れんされていくんですけれども、それ以外は、意外といろいろごちゃごちゃ出てきてるんですよ。それを資質と環境とに分けて、整理をしてくれたと思うんですけれども、ここの整理の仕方を変えていくことになると、かなり大変な感じになりますよね。

○早川委員
 提言3の次世代を担う人材となるためってなると、主体が青少年なんですが、人材とするための資質の習得というふうな表現にすれば、周りの取り組みということになる。一文字違うだけで主体が変わる。環境整備ということが、提言3と4と重なってくるということにもなるという話ですので。

○相坂委員
 3と4を資質を習得するための環境整備というのに1個にくくってしまって、一緒にまぜてしまうほうがわかりやすいですかね。

○渥美委員長
 少し無理に分けてある感じがしますね。
 3と4については、分け方を考えてみます。

○土屋委員
 確認をしておきたいのは、この提言ということで言うと、ほとんどのものが何々する必要があるという形で終わっているんですよ。提言という形で言うと、必要があるのはわかるんですけれども、やるかやらないかというのを、やれという形に聞こえるかどうかというのは、講ずべきとか、推進すべきという結論のほうのが、強く提言という形でとられるのかな。全部の文言に必要があるで終わってるように、感じてたんですけれども、先ほど言うのを忘れたもんですから。必要があるのはみんなわかってるわけですよね、提言ですから。だけど、何々をすべきとか、何々をしなさいとかという意味の提言と、必要があるとでは、提言でも大分捉え方が違うんじゃないかなと。

○渥美委員長
 少し必要があるのほうが多いね。その辺の表現も、より具体的な取り組みを促せるような表現に。
 そのほか、どうでしょうか。大分御意見をいただきましたが。
 よろしいですか。
(「なし」と言う者あり)
 それでは、御意見も出尽くしたようでございますので、この辺で委員間討議を終了することで、御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、委員の皆さんの御意見をもう一度正副で検討させていただいて、それにつきましては、正副委員長にお任せいただけますか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 正副委員長で取りまとめました報告書につきましては、委員の皆様方にお届けした後に、私のほうから議長に提出いたします。
 2月定例会で調査報告書を議場に配付の上、私から報告する予定ですので、御了承願います。

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