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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年1月富士山保全・活用特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討議 】 発言日: 01/10/2014 会派名:


○小長井委員長
 これより委員間討議を行います。
 前回までの委員会において、各委員の皆様や参考人からいただきました御意見等を踏まえ、正副委員長で取りまとめました報告書案を昨年末に送付させていただきました。本日はこの正副委員長案をもとに、皆様方の御意見をいただき、最終的な報告書を取りまとめたいと思いますので、よろしくお願いします。
 初めに、私から報告書案の全体内容を説明し、その後、皆様から御意見をいただきたいと思います。
 お手元の報告書案をごらんください。
 まず、1ページに調査の概要、委員会の運営方針、調査の観点を記載してあります。
 当委員会は、昨年5月17日に設置されて以来、本日も含めて6回にわたって委員会を開催し、調査事項である富士山の保全と恵みを生かした施策に関する事項について調査を進めてまいりました。2ページからはその調査内容を記載してあります。
 まず、4本県における取り組みの状況ということで、第3回委員会で調査をしました関係部局の取り組み状況を記載してあります。
 そして6ページからの5現地調査では、8月に実施いたしました富士山の県内3つの登山道入り口の状況視察や、小山町、御殿場市、富士宮市の市町の取り組み状況などの県内視察の調査結果を記載してあります。
 また、11ページ下段からは、9月に実施いたしました山梨県の世界遺産登録後の取り組み状況やビジターセンター、富士スバルライン5合目の状況を調査した結果を記載し、さらに17ページからの6先進地調査では、9月に岩手県と栃木県において、世界遺産登録後の状況や構成資産の状況の調査結果を記載してあります。
 そして、28ページからの7参考人の意見では、第4回、第5回委員会での参考人意見聴取の調査結果を記載してあります。
 次に、前回までの委員会で、皆様や参考人からいただきました御意見を中心に、以上の調査結果を参考として取りまとめた当委員会の提言を、37ページから記載してあります。
 提言は、大きく分けて4つの柱に取りまとめました。
 まず、提言1として、事業の進め方、そして提言2として、世界遺産登録後の対応、提言3として、景観や環境の保全と登山者などへの安全確保対策、提言4として、富士山を生かした観光施策といたしました。
 最終ページ、43ページには委員会の活動状況、45ページには委員名簿を記載してあります。
 以上が報告書案の全体内容です。
 繰り返しになりますが、37ページから42ページまでの提言部分につきましては、これまで行った関係部局への調査、県外・県内視察、参考人からの意見聴取の結果や、前回までの委員会で各委員の皆様からいただきました御意見を反映させて、正副委員長でまとめたものです。提言の性質上、全ての事項について細かく記載することはできませんが、主な御意見は盛り込んだつもりです。
 なお、本委員会の調査事項につきましては、富士山を後世に継承していくためには、調査事項の富士山の保全と恵みを生かした施策を両立させていくことが重要ですので、そのことを提言の前書きとして記載しました。
 また、富士山に関しましては、世界文化遺産登録後、同時並行的に県議会を初めさまざまな機関で議論されております。今後の情勢などにより、修正が必要となる事項もあることをお含みいただきますよう、お願いいたします。
 提言の大枠はこの案でいかせていただければと考えますが、予定では本日が最後の委員会となりますので、表現及び内容等についての御意見を皆様からいただきたいと思います。
 それでは、報告書の提言部分、あるいはそれ以外の部分について御意見がございましたら、御発言願います。
 
○中澤(通)委員
 提言のほうで意見を少し言わせていただきたいのですが、一部このようなことはどうなのかなということで、何点か言わさせていただきます。
 例えば40ページの(4)番の景観の保持ということなのですが、大まかにはこういう形でということになるのですが、電線の地中化ということは具体的に書いてありますけれども、具体的に構造物の色彩制限というふうに、はっきりこうしたほうがいいのではないのかと思うのです。自然にあるものの色彩については、それはもう当然保持なのですが、新しく人工的につくる構造物、それは道路標識等も当然考えられているのでしょうが、そのほか、一般の企業、住宅等についても、ある程度の色合いについて、こういうことが望ましいという、そういうところまで踏み込んだほうが、一般の方々にはわかりやすいように私は感じますので、その点をまず提言をさせていただきます。
 それから、次のページの(6)番の医療救護の充実で、前からも議論もありましたけれども、いろいろ医療費無料ということでなっています。保険点数の関係があったり、いろいろなことがありますけれども、やはり基本的には有料化が原則だと私は思っています。やはり登山者は自分で体をコントロールするのが基本でしょうけれども、緊急の場合には対応するということで、今、自治体の完全な持ち出しということで、こういうものに対していつまでもそういう形でいいのかどうかということは、やはり検討すべきでありますので、その点についてどういう形がとられるか、検討が必要ではないかと思っています。
 それからあわせて全体的なことでありますが、観光というか、登山者がこちらに来ることであって、子どもに対する富士山学とありますが、やはりツアーガイドの養成というのがそれぞれ構成資産を含めて、時折新聞等では地域の方がそういう形になっているということもありますが、それはやはりそういう養成も急務ではないかと思いますので、そういうことによって富士山の存在について多くの方々に御理解いただける1つのものを提供できるのではないか、そのようなことも考えられますが、どうなのでしょう。提言に盛り込まれれば、できればそういうこともしていただければと思います。

○小長井委員長
 よろしいですか。はい、ありがとうございます。
 ほかにはいかがでしょうか。

○森委員
 2点ばかり申し上げ、またお考え、検討いただければと思います。
 最初に、38ページから39ページの提言の関係で、世界遺産登録後の対応について、(4)番に児童・生徒への富士山教育というのが、これは確かにこのとおり必要だと思います。現に富士山の日を条例で決めても、なかなか教育現場においてまだ、足並みがそろっているとは言えない状況にあろうかと思います。まずそういう意味でこれは大いに結構です。
 もう1つ、等しく県民の皆さんにも何かもう一度富士山に対する思いを具体的に持ってもらうような、そんなことが必要かなと。理念的には、富士山憲章というのがあって、県民の皆さんに対してこの富士山憲章を学んでもらう必要があるかもしれない。もう少し児童・生徒への富士山教育、さらに県民への何かこういうアプローチが必要なのかなと、そんな思いがしました。
 それからもう1つは、42ページです。41ページから42ページの富士山を生かした観光施策についてのことですけれども、特に42ページの(3)に、構成資産や他の観光資源等との周遊という項目が、これは大変私は観光にとっては大事なことだと思います。
 この中で、できればこの周遊に海外も視野に入れた、海外の観光客というか、富士山を訪れる人など、海外も視野に入れた周遊というか、そういうものが必要だと思いますし、またできれば富士山観光に来たお客さんが、伊豆半島だとか、あるいは舘山寺だとか、要するにあまねく静岡県の観光地にも足を運んでもらうような、そういう観光商品を当局につくってもらう、このことも必要ではないのかと思います。
 それから、これは細かなことで大変恐縮ですけれども、38ページの提言1、事業の進め方の(2)の取り組み姿勢、この下段の3行、また富士山や世界遺産に関する事項の各種検討会の役割や権限などについて、この文句がありますけれども、この文言が県に対する文言なのか、それ以外に対する検討機関、民間だとかNPOだとか、そういう皆さんに対する提言なのか、少し抽象的なような気がして、これはむしろ前段の6行で意を尽くしているのではないか、この3行は必要かな、どうなのかな、削除してもいいのではないかなと、そんな感じがしたものですから、これは私の感じです。
 前段の2点について、またよく検討いただければと思います。
 私のほうからは以上です。

○小長井委員長
 はい、ありがとうございます。

○落合委員
 富士山に関する負担金ですけれど、これはある程度決まったのではなかったでしたか。
 それと、この10日間というのね。10間になっています。
 それと、(7)の弾丸登山なのですが、実際のところ、宿泊施設が少ないものだから、どうしても弾丸登山にならざるを得ないというのが現状なのです。そこら辺を少し対応をどうかなと思うのですが。
 以上です。

○小長井委員長
 負担金については検討中ではなかったでしょうか。そうですよね。検討中だと思うのです。

○宮沢委員
 大体の方向性は出てきています。

○小長井委員長
 そうですね。まだ最終的には決まっていなかったと思いますね。
 弾丸登山はこれはもう仕方がないというような動きですが、とりあえず皆さんに意見を言っていただいた後ということにしたいと思います。

○早川委員
 おおむね提言の内容は全てを網羅していると思います。何点か少し御検討いただければと思います。
 まず、提言の前文については、これ非常に大事なことだと思いますので、内容はよろしいかと思うのですが、もう少し強調するような、提言の内容と同じぐらいのポイント数とか強調文字でやっていただきたいかなと。
 細かいことですけれども、前文が利活用と保全という、ある意味、相反するところをどうバランスよくやっていくかというところが非常に大事なことだと思いますので、それはぜひお願いしたいと思います。
 特に、まだこれから平成28年までの中で、検討を集中的に行っていかなくてはいけない内容ですので、県議会を挙げて取り組んでいるというところは非常に大事なことだと思いますので、これは強調していただきたいと思います。
 それから、40ページのマイカー規制の実施方法等につきましては、適正利用、これが一番の目的でありますが、さらに環境対策という点でも重要なことであるということも入れていただきたいのと、あとエコカーの推進も、ぜひこれは文言に入れていただきたいと思います。
 それから、負担金につきましては、これも検討中でありますが、負担金の使途について、今年度についてはその使途を明確に打ち出すことができなかったのは非常に残念なことでありまして、きちんとこれは富士山の保全に使っていくことを提言の中にしっかり入れていただきたいと思います。
 それから、6つの勧告の中で登山道等の総合的な保全手法の策定ということが挙げられておりますので、41ページの富士登山における、(7)番、弾丸登山及び下山道の間違いへの対応になるかどうか、わからないのですが、登山道の整備、これも項目をこれに関してか、あるいは新たにか、分けたほうがいいかなと。弾丸登山と、それから下山、少し内容が違うかなという感じもいたしまして、そこは道間違いと、さらに全体的な登山道、それからできたら村山古道の整備等も本当は入れていただきたい。このあたりは8番委員さんの意見もあろうかと思いますので、入れていただくのがいいかと思います。
 さらに最後に、富士山を生かした観光施策、ここで先ほど6番委員さんからツアーガイドの育成ということがありました。これは本当に早急に必要性が高まっていると思いますし、特に外国人客への対応についても必要性が非常にあるということが、いろいろな方からのお話でもありました。言語指導あるいは人材育成ということ、これを盛り込んでいただければと思います。
 以上です。

○小長井委員長
 ありがとうございます。
 そのほかにはございませんか。

○野澤委員
 全体的にさまざまなこれまでの調査や議論を反映したということで、よくできていると思いますので、非常によくまとまっているということを申し上げたいと思います。
 少し意見を述べさせていただきたいと思いますけれども、世界遺産センターの関係ですけれども、これはもう建設の方向で動いているわけでありますから、しっかりとした形で提言をしなければいけないと思います。
 1つ大事なことは、山梨県と静岡県と共通した、富士山そのものの全体像ということで、ここにぶれがあってはいけないわけですから、そこのところはしっかりと、山梨県と調整協議をしながらやっていくということだと思いますし、またそれだけでは少し寂しいですから、静岡県独自のというものも重視したものということで、この両方が盛り込まれているわけですから、こういう形でよいかと思いますけれども、既に動き出していることでありますから、より一層力強い、ここのところの表現等ができればさらにいいかなと思っております。
 それから、40ページの、先ほども6番委員から景観の保持ということで出ましたけれども、景観条例とか屋外広告物条例というのは、今までの視察調査の中でも、市町の条例によるところが大きいです。そうすると、県で一方的にこうだと言っても、そこのところをしっかりととらえていただいて、こちらの思いと同じような気持ちでつくっていただくということが大事だと思います。38ページの取り組み姿勢にも、県民の富士山への共通認識のもとで一体となって取り組みを進めていくべきであるということですから、この提言は県に提言をすると思いますけれども、市町のほうにも届くような形で、何とか知恵を絞って県も努力しろというようなことも、そんな雰囲気もあったほうがいいのではないかと思います。
 それからもう1点、41ページの富士山を生かした観光施策の今後の富士山観光の中で、(1)の一番下段の部分ですけれども、県内各地のビューポイントを市町と協働して整備していくべきであるということが盛り込まれております。私も発言をした覚えがありますけれども、私は、大井川よりも西に住んでおるものですから、なかなか富士山が見えにくい。それから見えても小さいということがありまして、世界遺産に登録されても、やはり中部、東部の人たちに比べると、西部の天竜川以西の人たちの認識と言うのですか、意識の中に温度差があるように思えてならないわけです。
そうは言いながら、昔から旅人が西から江戸等に向けて、東海道を東へ来ると、愛知県では全然見えないわけです。湖西市、浜松市の峠にきて、その峠の上に立つと初めて富士山が見えるということで、大変感激をしているという歴史があるわけで、それぞれにそういった方面にもビューポイントがあるわけですけれども、そのビューポイントも忘れ去られているのかなということがあって、改めてこういう機会に、富士山が見えると、あるいはその価値がわかりつつあるということで、地域の中でより一層認識をしてもらうためにも、その富士山を生かした観光ということに結びつきますけれども、ビューポイントなんかの整備も大変重要なことではないかと思っております。
聞くところによると、官民の協働で既に私たちのほうでもビューポイント10選だとか20選だとか、自分の地域のですね、そういう運動を展開しているというようなこともあろうかと思いますけれども、ぜひその辺の力も入れるとよろしいのかなと。したがって、この表現も、県内各地のビューポイントを、富士山に対する認識を一層高めるためにとかいうような表現で、少し力を入れるような形の表現がいいのではないかなというふうに感じました。
 
○小長井委員長
 ありがとうございます。
 御発言願います。

○鳥澤委員
 私も富士山の地元にいながら、この委員会を通してさまざまに、皆様とともに学ばせていただいて、いろいろな観点、いろいろな次元から富士山というものを再確認させていただいたような気がいたしまして、個人的な位置づけとしましても、大変この委員会に所属させていただいて、大変ありがたかったかなと思っております。
 今、1から4までの提言、まさに平成28年2月1日の保全状況報告書提出までの間、まさに今がスタートに立ったということで、諸課題がこれから進展する上で、さまざまなことが具体化の中で検討されていく、まだこれからが主に検討のところだと私も認識しています。
 そのような中で、先ほど6番と7番委員の皆さん、御発言ございましたが、私も実は委員会の中で、ガイドの重要性というのは意見として申し上げました。まさに文化遺産になったということは、今度は広める義務が生ずるということで、私は認識しております。特に富士山は、富士山の単体としての楽しみ方と、25ある構成資産を取り巻いて、富士山とどのように結びつけていくか、その周辺にどういったことがあるかということをより深めていく、広がりのあることをする、担っていくのはやはりツアーガイド、あるいはガイドの皆様の大きな役割が担っていくところが大きいと思っています。ですので、そこには先ほど言いますように、語学的なことも、専門性がかなり求められることも出てこようかと思いますので、その辺をもう少し、ガイドを広めるという観点から、重要性をもう少し強調していただけたらと思っています。
 あと、先ほど2番委員の森委員のほうからもお話が出たところでございますが、第4の富士山を生かした観光施策の中の3番というところでございますけれども、やはりコンパクトに要約をされている表現で、内容的、全体的な骨子については別にそれでよろしいかと思いますけれども、もう少し先ほど言いますように、世界の文化遺産としての富士山でございますので、海外も含めた中でもう少し触れて、内容を膨らめていただけたらどうかと思っております。

○小長井委員長
 ありがとうございます。
 御発言願います。

○四本委員
 提言、非常によくまとまっているものであるのかなと思っています。
 その中でちょっと数点。
 マイカー規制のところでありますけれども、もっとマイカー規制を強化していくような方向性を、もう少し文言があったほうがいいのかなと思っています。同じ県内でも、やっているところとやっていないところがあると。これの例えば9ページ、御殿場口新五合目の調査のときに、ポツの5番目のところで、御殿場のほうは、マイカー規制をまだやっていないです。マイカー規制をしてないこともあって、全く富士登山を知らない人もいるということで、やはり規制がないからということで、御殿場に集中した部分があると思うので、全く一番困難な登山道だと思います。ですから、ここのところはここが規制がゼロだとすると、もうちょっと考えたほうがいいのではないのかなと思っております。
 そのマイカー規制を強化することによって、先ほど3番委員からもありました弾丸登山をおのずからそこで調整ができてくる。例えば、バスの時間が午後10時までとなっていましたけれども、これを午後8時、例えば8時を最終にすれば、極端なことを言うと、もう弾丸登山は事実上なくなってくるわけです。やり方だと思います。規制をあまり強化ということはいいのかどうかわからないけれども、やはり保全というのが一番大事であって、保全があって初めて活用があるということだと思いますので、もう少しマイカーのところを考えていく必要性があるのではないのかなと思っています。
 それと、41ページの(6)番の救護所の件でございますけれども、これももう大変重要なことであります。先ほど6番委員からのニュアンス、これを診療報酬というようなとらえ方となると、なかなかそこに計算する人を配置するだとか、お金をとったら責任も出てくるであるとかということは、ややこしいことも出てくるのかもしれませんけれども、実際には、この夏も大体40万円ぐらいお金を置いていってくれている人もいるのも現実でありますので、ただこの診療所が本当にこの県内1カ所でいいのか、やはり安全を確保していくには、もう数カ所あるべきだと思いますので、その辺を、頂上に検討ということですけれども、やはり増設していく必要性があると思っております。
 あと、先ほど7番委員からも、村山古道というコメントがあったものですから、私なりのお話しとしますと、このイコモスからのそもそもの勧告の中で、巡礼時の経路を特定しなさいというようなことですから、これは静岡県側で言うと、村山のことを大きく指しているのだと思いますし、村山古道という言い方は、なかなかちょっと今、そういう固有名詞を使うのはどうなのかと、私は思います。
 最後に、これを取りまとめたあとに出てきたのだと思うのですけれども、富士山そのものの登山期間、富士宮市からも提案させていただきましたけれども、7月10日から9月10日にずらしていきましょうというようなことで、こういう議論がここのところ出てきております。県内のほうも3登山口を7月10日から9月10日ということで、今そういう方向で調整中というようなことを伺っておりますので、その辺はもう少し確認をいただきながら、期間をやはりずらしていくということが結果的に頂上、7月1日には大体雪が降っている、積もっているというのがここ10年間ぐらいのデータですので、やはりずらしていくという方向が必要ではないのかと思いますので、その辺の観点も盛り込んだらどうかと思います。

○小長井委員長
 ありがとうございました。
 ほかにございますか。
 今、幾つか御意見をいただきました中で、ただいま8番委員からありました登山期間の件につきましては、この委員会の中でも議論がなくて、最近になって出てきた案件だということで、この件について、皆様方の御意見を少しいただいておきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

○中澤(通)委員
 そもそもが夏山登山なので、だから夏休みに合わせてということになったのか、いつごろそういうふうになったのかも、歴史的な経過がわからないのです。便宜上、山小屋の開設、閉所、そういうことからその期間になったのかもわからない。実際に山登りをしている人の話を聞くと、9月の中旬の雪が降るまではかなり登りやすい山なのだよという、むしろそのときのほうがいいのだよという人もいるし、私達は素人だから、本当にいつまでなのか。例えば一応閉山というか、通行どめにしてしまうのがどこがいいのか、全く根拠なく決めてしまっていいのかなと思ったり、現実にとめたけれども、横から入ることもある。それでは、通行どめにして歩いている人は、どうなのかと。個人で勝手に行くので、オールシーズン本来はきちんと装備していれば登れるのでしょうけれども、そこらあたりがどうなのですかという話が出てきてしまうのです。

○鳥澤委員
 日本の気候は四季があって、春夏秋冬の中で、やはり自然とともに景観も変わって楽しみ方も熱帯とか亜熱帯とか、単一な気候状態ではないものですから、富士山もあの標高と環境状況におかれては、春夏秋冬、冬は危険の度合いは、そういうのは別としても、春夏秋冬の富士山を楽しめるわけです。だからそういうところで、今、四本委員が言いましたが、その期間をどのような形で、安全性の面とか管理面もあるかもしれないけど。膨らめたほうがいいのか。

○四本委員
 40年前は8月15日、お盆過ぎたらもうほとんど人は登っていなかったですよ。

○小長井委員長
 この件について、ほかに御意見ございますか。

○四本委員
 今、6番委員からもありましたけど、では7月1日にどういう根拠があるのかと言えば、例えば私たち富士宮市で言えば、20年ぐらいまでは7月7日でしたので、それが山梨県が7月からとした。わかりやすいわけですよ。7月1日から8月31日というようにわかりやすい。観光ベースであちらがそういうことだったから、やはり、富士宮も合わせてのほうがいいということで、市制50周年でしたか、21年前に富士宮市は7月1日に切りかえています。ただ、浅間大社のお祭りは現実的に7月7日にやっていますから。それは観光ベースの話であるので。余り根拠はないと思います。
 山梨側の人が、何か7月1日が非常に重要だなんていうふうな富士講のどうとかこうとかと言っているみたいですけれども、あまりないのではないか。ただ、わかりやすいというのが非常にあると思いますけれども。
 ただ、現実的に8月31日過ぎても、9月の第1土曜日、日曜日にはすごい人が登っているわけです。閉鎖したところをどんどん乗り越えていっているのも事実ですから、その辺はやはり10日間延ばしたほうがいいのではないのかなということです。

○小長井委員長
 ほかにこの件に関して御意見ございますか。
(「なし」と言う者あり)
 それでは、ほかに何かまだ言い足りなかったというような点、御意見ございましたら、御発言願います。
(「なし」と言う者あり)
 よろしいですか。
 はい。それでは、御意見も出尽くしたようですので、この辺で委員間討議を終了したいと思います。
 本日、各委員からいただきました御意見を参考に報告書の修正をいたしますが、最終的な取りまとめは正副委員長に御一任いただくことで御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 正副委員長で取りまとめた最終的な報告書につきましては、皆様にお届けをした後、議長に提出します。
 また、2月定例会で報告書を議場配付のうえ、私から報告する予定ですので、御了承願います。

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