• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:森 竹治郎 議員
質疑・質問日:07/25/2017
会派名:自民改革会議


○森委員
 それでは、分割して4点ほどお尋ねしたいと思います。
 文教警察委員会説明資料2と資料7についてお尋ねをしたいと思っております。
 1つは、刑事事件が大変少なく減少しておることはなかなか御苦労なことだと思います。しかしながら平成28年度はまだまだ2万2000件と記録されています。この刑事事件の主な内容はどういうものなのかお尋ねしたいと思います。
 それから、これに対する対応策があろうかと思います。そういうものについてもお尋ねしたいと思います。自転車盗やあるいは万引きなどが多いのかなと思っておりますけれども、内容と今後の対応策をお尋ねしたいと思います。

 それから、説明資料の7の内容を見ますと、交通事故の死者が非常に減ってきている、このことも喜ばしいことでありますけれども、私の記憶ですと昭和40年代には静岡県の交通事故で亡くなる方は700人から750人ぐらいあっただろうと。一方昭和40年代と現在と比べると自動車の数は非常にふえている環境の中で、このように死者を減らせてきているのはどういう対応策をとってきたからなのかお尋ねしたいと思います。

 それから、御案内のとおり本会議でもお話がありましたけれども、オリンピック対策についてお尋ねしたいと。中身についてはオリンピックが開催される8月は一番伊豆半島が混む時期なので、県警としてこれから交通渋滞にどのように取り組んでいくのか。

 それから、津波の浸水地域にある警察署の整備などについてお尋ねします。
 下田の松崎分署は、皆さん方のお骨折りで9月に竣工式を迎えるようでありますけれども、本署も津波が非常に心配なところであります。それに伴ってこれから津波浸水危険区域にある警察官署の移転など考えられる箇所もあるのかどうか。
 あわせて、警察職員の皆さんの宿舎の問題。宿舎が津波浸水区域にあって心配ないのか。一方で宿舎も大分古く30年以上たっているところもあるんじゃないのか、耐震工事、改修工事などについてどのようになっているのか、以上4点をお尋ねしたいと。

○夏目生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 刑法犯の認知件数ということで、お答えさせていただきたいと思います。
 本年6月末の県内におけます刑法犯の認知件数を見てみますと1万553件でございまして、前年度と比較いたしますとマイナス119件、マイナス1.1%と減少しておりますけれども、その状況につきましては引き続き増加傾向が続いております。
 これらは、県民に身近な犯罪11罪種、先ほど2番委員からも御指摘のありました自転車盗、万引きが含まれますけれども、県民に身近な犯罪11罪種に絞って見てみますと、全体といたしましては5,143件、前年度比でマイナス167件のマイナス3.1%と減少しておりますものの、車上狙いが686件、プラス88件であります。また空き巣が328件、これも前年同期比でプラス103件増加しております。自転車盗と万引きにつきましては減少傾向にあります。
 今後の取り組みでありますけれども、御案内のとおり警察におきましては、平成29年末までに刑法犯認知件数を2万1000件以下とする目標のもとに各種対策活動に取り組んでいるところでございます。県民のさらなる安心感を醸成するためにも、数値目標の達成は一定の目安になるのではないかと考えているところでございます。
 引き続き、県内全域及び警察署ごとの犯罪情勢を常時的確に分析をいたしますとともに、警察署に対しまして分析結果を踏まえた個別具体的な対策の構築と実施について指示してまいります。県民の皆様に対しましては自主防犯対策、自主防犯意識向上のための迅速かつタイムリーな情報提供に努めてまいりたいと考えております。
 また、犯罪を抑止していく上での防犯環境づくりが非常に大事ですので、そのような観点から防犯ボランティアとの連携による協働した活動をさらに強化していくこともありましょうし、あるいは今県内に設置されております街頭防犯カメラのさらなる設置の促進についても努めてまいりたいと思います。

○武村交通部長
 交通事故の死者数の関係について御説明申し上げます。
 昭和41年の本県での交通事故の死者数716人が本県でのピークでございます。昨年は137人ですので減少数にしますと579人、率にしますと約81%の死者を抑止している形になります。現在手元に資料がありませんので自動車の保有台数等について昭和41年と比較できませんけれども、減少の理由につきましては道路交通法で言わせていただきますと、最近では飲酒運転の厳罰化、過去にさかのぼればヘルメットなしで乗っていたオートバイのヘルメット着用、当時シートベルトの着用義務等なかったものが着用になったということで安全に対する法改正が進んだこと。また道路環境的にもバイパスの整備、交差点改良といった道路面の改良、子供から高齢者までの交通安全教育の実施、車両そのものにもエアバッグがついたり、安全支援装置がついたこととか、ドクターヘリを初めとする救急医療体制といった各種施策の積み重ねの成果だと思います。
 特に、県議会議員の皆様の御尽力によります交通安全決議とか、飲酒運転撲滅の決議等時節に応じた県民に対するPRなど、県民一丸となって死亡事故抑止に取り組んできた成果がこのような数字にあらわれていると思っております。今後とも御協力をいただきながら1件でも事故を減らしていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

○杉本交通規制課長
 2020東京オリンピック大会交通対策についてお答えいたします。
 2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会の自転車競技でございますが、本県の伊豆半島において開催されることに伴いまして、組織委員会、静岡県、関係自治体などと交通対策について協議を進めているところでございます。しかしながら選手村、関係者等の宿泊場所がいまだ決定しておらず、競技会場と候補地を結んで選定される路線について基本的に交通対策を検討するべきところ、いまだ具体的な計画の策定には至っておりません。ただし会場となる伊豆サイクルスポーツセンターは鉄道駅から徒歩による入場が困難であることから、バス輸送に頼ることになります。したがいまして最寄りの駅、選手村などからのシャトルバスの運行や広域経路上の交通量抑制対策について今後検討していくこととしております。

○森本警務部参事官兼警務課長
 津波浸水被害を受けるおそれがある警察署の整備についてお答えいたします。
 まず、津波浸水域内にある警察署の状況についてでございますけれども、県の第4次地震被害想定におきまして浸水被害を予想される警察署は湖西警察署と下田警察署となります。県の想定によります浸水深は湖西警察署が1.04メートル、下田警察署が0.36メートルとされております。また警察署に準ずる施設といたしましては、下田警察署松崎分庁舎が浸水域内にありまして浸水深は5.3メートルと予想されております。
 これら警察署等の整備状況についてでありますけれども、警察署につきましてはまず地域の治安維持活動の拠点であると同時に、災害発生時におきましては地域住民の避難、救助活動等を行う防災拠点として非常に重要な役割を担うものであります。したがいまして県警察といたしましては、津波浸水域内にある警察署を原則として津波浸水域外へ移転することといたしております。浸水深が大きな下田警察署の松崎分庁舎につきましては本年9月ごろには移転が完了する予定となっているほかに、湖西警察署につきましては本年度移転改築のための調査費が予算計上されまして、平成33年春の業務開始に向けて整備を進めているところでございます。下田警察署につきましても老朽化、狭隘化が著しいほかの警察署とのバランスを考慮しながら、移転について部内検討を進めているところでございます。

○三原総務部参事官
 津波浸水区域における職員住宅についてお答えいたします。
 7警察署の24棟138戸が立地しております。これらの職員住宅につきましても入居状況、利用状況、経過年数等を踏まえ借り上げ公舎等への移行も視野に対応を検討してまいりたいと思っております。

○森委員
 刑事事件の減少対策、先ほども少年犯罪に対する対策のお話もいただいたわけで、やはり警察官に現場の皆さん、いろんな御苦労をされながら取り締まり等に当たっているものと思います。ぜひこれからも市や町、あるいは福祉関係いろんな角度からぜひ万引きですとかあるいは自転車盗についての減少対策を講じてもらいたいと念願しておきます。
 それから、交通事故の死者の減少はまさに驚嘆すべきことではないかと思います。その御苦労の一端を今お話があったわけで、このことについてもぜひこれからも青少年犯罪の撲滅と同じようなことではないのかなと。やっぱり警察当局に加えて、市や町あるいはいろんな団体との取り組みが必要ではないのかと。そういうことによってもっともっと交通事故の死者をなくすことも可能ではないのかと思っておりますので、また御精進いただければありがたいと思います。
 それから、やっぱりオリンピック対策で一番御苦労されるのは交通渋滞対策じゃないのかと思います。あわせて要人の警備も出てくるのかと思いますけれども、交通基盤部も主要地方道の大仁熱海線あるいは大仁伊東線、私の記憶ですと昨年の県議会では8億円余り、ことしは9億1000万円余りの道路拡幅整備対策をスタートしておるわけです。それからもう1つ私が心配しているのは、御存じの伊豆中央道に2カ所の料金所があります。今もう夏の交通の渋滞時期に入りましたが、料金所が2カ所あることによって大きな渋滞の原因になっています。したがって無料開放できればいいんですけれども、道路公社ではまだ残額がたくさん残っていると現時点ではなかなか困難だと。しからばオリンピック期間だけでも県と行政当局あるいは道路公社と皆さん方が話し合って無料開放するとか、いろんな施策を講じてもらいたい。そうすることによって渋滞を少しでも解消していくことができるんじゃないのかなと思いますから、ぜひまたお考えになっていただければありがたいなと思っております。
 それから、下田警察署の浸水地域にある問題についてでありますけれども、先ほどの御答弁の中に松崎分署はまさに今まで海抜ゼロメートル地帯、松崎、西伊豆の皆さんが心配されておった。これをやはり皆さん方の勇断で3キロないし4キロ離れた旧松崎小学校跡地へと中川の学校跡地へとつくっていただいて、難なく利用解消できることは松崎、西伊豆方面の皆さんは大変心強く思っているのは間違いないわけ。
 一方、先ほどのお話のとおり、下田の警察署はかつて下田の土木事務所の建物を下田の警察署として使用されておることを考えると、やはり耐震性も大丈夫なのかという心配もありますし、御案内のとおりすぐそばに稲生沢川が流れている。6年前の東日本大震災で下田港、稲生沢川、河口から3キロ上流まで終日津波が上ったり引いたりしていました。南海トラフのことを考えると私たちが一番頼りにする下田警察署が非常に心配であることは間違いありません。今後ぜひ早急に対応策をお考えいただければありがたい。以上私からの半ば提案あるいはお願いという形になりました。質問を終わります。

○土屋委員長
 ここで、しばらく休憩いたします。
 再開は15時25分でお願いいたします。
( 休 憩 )

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp