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委員会会議録

質問文書

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平成21年11月新型インフルエンザ対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中澤 通訓 議員
質疑・質問日:11/25/2009
会派名:自由民主党県議団


○中澤(通)委員
 最後になりますので簡潔に質問させていただきます。
 今、池谷観光政策室長が言ったマニュアルをつくって全部の旅館業に出すということですけれども、できれば早急に出していただきたい。
 それから、先ほど観光地に行ってマスクをしていたら外国の人が病気を持って訪れたと思われた、そういう逆の解釈って人間しがちなんですよね。ですから、ぜひ入れていただきたいのは、お客さんと接する人は健常者というかそういう形で接するほうが受けた印象は非常にいい印象だけ持ち帰ることになりますし、むしろ観光立県ということであれば、静岡県のそういうところは100%不安を与えませんという形をどうしたらいいかということもぜひ考えて、PRとかその人たちに徹底していただければ、こういう時期に逆にいい形の宣伝になるかなと私は思っていますので、ぜひその点はお願いしたいと思っています。
 教育委員会に伺うんですが、結局受験体制だけじゃなくて、通常の学生、子供さんたちがどうしても履修できないで休んでおる。履修すべきことが結局できないで終わっちゃう可能性がありますよね。そうすると、最終的に授業数の対応だけでいかないのかなって感じがしますので、むしろ先々の通常の休業日というか長期休暇の時期なんでしょうけれども、当然そういうとこに入っていく可能性が出てこざるを得ないと思うんですよね。それはあらかじめやっぱり伝達していかないと、その時期に急に出てきてもいけませんし、それは父兄の理解をいただくこともありますので、やはり想定されるなら早目に、こういうこともあり得るということで伝えたほうが私は不安が出ないと思いますので、ぜひそういうことについてもしお考えが、今も既に考えているならその点についてはお聞かせいただきたいと思います。
 先日ちょっとこの話を聞いたんですけれど、教育委員会で、子供さんが学業のほうもスポーツのほうもそうなんですが、中には一日も休まずいわゆる皆出席ということを考えている方もいるんです。そのお子さんが皆出席をねらっていたというわけじゃない。今まで健康に留意してたまたまそういうふうになってた。少し発熱していた。それで学校へ行って保健室へ行った。保健室の先生がそれなら病院へ行きなさいと病院に行った。病院で調べてもらったらインフルエンザの傾向はありませんって帰ってきた。そしたら結局その日一日終わっちゃったんですよね。結局欠席扱いなんですよね。欠席になっちゃうというんですよ。中澤課長さんはそういうふうに思わないかもしれないけども、そういう現場によっては、当然授業に出てない、しかもインフルエンザではないという判断ですから欠席扱いされてしまうんですよね。小さなことですけれども、その子供さんの責任ではないことがこういうふうに出てくることがある。現場は全然わからないから事務的にやりますから、むしろそういうことはもう少し弾力的に現場では考えなさいということを言っていただいたほうが、そんなことも考えていただいたほうがいいのかなというふうに思います。いずれにしても対応は素早くやっていただいて、やられることはいいんですけれども余りギシギシとやられるとちょっとした弊害も出てくると思います。
 それから危機管理監に伺うんですが、ワクチンの接種の危険度の高いところは、これで今回順次やってて、いずれこれ終えんの時期が来ます。そうしたときに、こういうスタイルの接種の順番でよかったかどうかということ、その検証をしっかりしていただかないと、結果的には国が決めることですけども、地方の現場の意見としては違うということを言える材料は持ってないと、何もなく国が右、左と言えばそのようになるというんじゃなくてそういったこともやっぱり考えていただきたいと思うんです。救急の人たちまで含めて医療従事者と言いますけれども、それじゃあ例えば治安のほうはどうだったのと。現実に家族を含めて治安該当者の400人以上が既に罹患しているということであって、該当者はいずれにしても接種対象になってないんですね。そうするとそういう面で大きな影響があったときに、全体の治安についてはかなり問題点が出てくる。ですからそういうことも含めて、今の形でどうなのか。それから、国益としてはただ年齢的、いわゆる弱いところだけやっていく順番が果たしてベストなのかということも十分考えなきゃいけないと思いますので、ぜひ今回はこういうことで対応をしていますけれども、当然部署としては小林さんの部署ですからぜひそんなことも考えながら対応して、それぞれのところからいろんな意見を聞いて集約して1つの方向づけをしていただきたいと思ってますのでよろしくお願いいたします。以上です。

○池谷観光政策室長
 観光業のインフルエンザの関係でございますけれども、今御指摘いただきましたようにまさに観光業、特に宿泊業は生身のお客様に接して、もてなしてのビジネスでございますので、単に事業継続を重点にということではなくて、やはりもてなし第一という形でのインフルエンザ対策について、私どものほうとしても組合等と協力しながらマニュアルというかそういう計画をつくっていただくようにいろんな形で指導あるいは支援をしていきたいと思っております。
 そういう形で地域が一体となって取り組んでいるということがまた1つ静岡県、観光立県という形で、もてなしを優先とした対応をしているということが情報発信されて観光地のイメージの向上にも結びついていくんであろうと思いますので、今後とも御指摘いただいたような形で進めていきたいと思います。以上でございます。

○中澤学校教育課長
 事前に手を打っておいたらというお話ですが、11月の中旬に行いました小学校、中学校を対象にしました教育課程編成説明会の折に、やはり授業日数、時間数が足りなくなる恐れがあるということで、具体的に先ほど申しました例えば日課の変更だとか、あるいは冬休みを使うにしてもことしはちょうど土日が入ったり、それから1月の初めもちょっと早いというようなこともありまして、前倒しした中での土曜日に授業を行うとか、例えば12月のもう少し早い時期に行うとか、そして教職員については冬期休業に入ったときに振替をするような措置も考えられるのではないかというような具体的な方策も示しながら各学校で工夫を願いたいということを申し上げたところでございます。
 それから高校におきまして心配されるのは、いわゆる進級や卒業認定にかかわってくるものですからそちらにつきましてもやはり、例えば定期考査が受けられない、試験が受けられなかったというようなときには平素の学習態度だとかあるいは出席状況だとか、あるいはレポートだとかそういうもので実情に即して弾力的に運用できるようにということを、今度出します新型インフルエンザ対応マニュアルの中にも書き込んで各県立学校に知らせるつもりでおります。以上です。

○小林危機管理監
 おさまった後のこれまでの対応についてそれを1つの形にまとめていって、それを生かしていくということは大変重要なことだと思います。
 そもそもこの新型インフルエンザについては封じ込めの時期から、何かと国と地方の間でいろいろなそごというか行き違いもありまして、今度のワクチン騒動を見てもなかなか現場のほうの数が全然足りていないけれども、国のほうがどんどん前倒し前倒しで接種予定を公表してしまうんでますます現場が混乱するとか、そういったさまざまな問題が起きてきました。
 それから我々にとっても危機管理局をつくって、本当に対策本部を立ち上げて本格的に対応した初めてのケースですので、ですからぜひこれからの危機管理部の対応能力を高める上でもこの新型インフルエンザで培った経験を生かしていって、また新たな危機事案に対して、的確に対応できるようなそういう体制にしたいと思ってます。今度の新型インフルエンザのケースを巡っては、いろいろな意味で国と地方との乖離の問題そういったものも少なからずあると思いますのでそこら辺のところはまとめていって、国のほうへ要望というか、働きかけるべきことは働きかけていって、国への危機管理の対応を国のほうとしても検討していただくとそういった取り組みができればと思ってますので。
 今の時点では対策本部がいつ解散できるかわかりませんけれども、最終的にはそういう形で今回の経験を生かしていけたらなと思っていますのでそういった対応をしていきたいと考えております。よろしくお願いします。

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静岡県議会事務局議事課

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