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委員会会議録

質問文書

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平成28年11月地方創生推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:11/25/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 まさか沼津にオリーブ園の話があるとは知らなかったのですが、今、何軒ぐらいの方々とお話をされているのですか。

○西村やす子氏
 まだ、今のところ4軒です。この間、SBSが入って5分ぐらいの番組をつくってくれたんです。私たちは出てないんですが、農家さんが主役で出ています。今、浮島地区の地域まちづくりの方が中心になっていて、オリーブでもうけたい人たちじゃなくて、この耕作放棄地とか農業問題をなんとかしようっていう志高い人たちが集まってやってるんです。ただ、その方たちも、さっきの話じゃないですけど、つくることに専念したいと。いいものをつくりたいということです。

○曳田委員
 実は、これから、東海大学の跡地で、農産物にさらに付加価値をつけて、例えば輸出に耐え得るようなものつくるようなことを県が整備して、そこで、そういうものを持ち込んで、改良したりすることを予定していますが、そのことは御存じですか。

○西村やす子氏
 何か高機能農産物を研究するほうには一応エントリーしました。

○曳田委員
 駿河湾沼津サービスエリア周辺の拠点の再整備について、私がこの前の議会で質問したんだけど、やはり結局、こういった地元の農家の方々が恩恵を受けるような仕組みづくりをしないと意味がないよっていう話をさせてもらったんです。それで、今の話を聞いてて、ふと思ったのは、あの辺はミカンよりもお茶の農家が多いんですが、本当に実際、みんなどこも苦しいんです。ですから、やはりもう少しそういう今のような発想が、何とか地域に広がっていかないかなと思うんです。とりあえず今、浮島地区ということですよね。そこから広がっていくような可能性っていうのは、かなりあるのでしょうか。

○西村やす子氏
 どんどん広がってもらえればいいなと思っています。きのうもお茶農家さんと話をしていて、クリスマスリースとかって、お茶の葉っぱで何でつくらないんですかって聞いたら、考えたこともないって言うんです。クリスマスリースって、数日もてばいいので、お茶の葉っぱ使って、オリーブでつくったりするんです。クリスマスリースとか、あと苔玉は今、すごい人気で、もう実生の枝を立てて、一個何千円とかで売ってるんです。ちょっとその辺に飾っとくと、東京の女の子たちとか欲しがるので、お茶の実生ってないんですかっていったら、たくさんあるっていうんです。それで、きのう農家さんたちに、それを苔玉にして売ったらいいじゃないですかっていったら、考えたこともなかったって言うんです。なので、多分、お茶の木を生かすとか、お茶の葉っぱの香りを食品として何かに生かすかというのは、農家さんたちは考えたこともないのですが、多分、私たちはすぐ発想として出るので、何かいろんなことを提案して、こういうものに使ったりとか、何かできないかなというのは考えてます。

○曳田委員
 もう1つ、基本的なことですけど、実は、この前ギリシャに行ったときに、ずっと山のほうからバスでおりてきたんです。そしたら、もう行けども、行けども、どこも山のところは全部オリーブの木なんです。さっき5年間は利益がでないとおっしゃったけども、オリーブにとって、静岡っていうのは、そういう意味では、気候的に適してたんですか。

○西村やす子氏
 炭そ病っていうのがあって、乾いたギリシャとかっていうのは出ないんです。ただ、向こうに出る病気がこっちには出なかったりで、適してる、適してない、また、つくれるか、つくれないかっていうとつくれるっていう回答がありました。では、どっちが栽培に便利かっていえば、やっぱり地中海のほうが乾燥をしているので、虫の害とかではいいようです。ただ、向こうは、もう取り返しがつかない虫が出るんだけど、こっちは薬剤で何とかなる虫だけだとか、日本のほうがいいよねみたいな話もあります。あとは、もう農産物って全部そうなんですけど、やっぱり農家さんとか、私たちもそうなんですけど、どれだけ木に真剣に向き合うかっていうことが大事で、物すごくやっています。うちのオリーブ園に関しては、毎日毎日畑に行って、すごくちゃんとやっています。ちゃんとやらない畑は、あっという間にだめになります。

○曳田委員
 最後に、法人として売り上げっていうのは、今、どのぐらいあるんですか。

○西村やす子氏
 売り上げは、店ベースでいくと、初年度で月に大体400万円ぐらいずつ売ってるんです。なので、店が回るというか、とりあえず会社が倒産しない程度には、もうなってはいます。あと、私が司法書士事務所をやっているので、上手にその辺は調整してまして、何か事務所をちょっと間借りして、本社にしてあったりとか、コストはちょっと調整しながら、やっています。企業は軌道に乗るのに10年も、20年もかかるので、何かいろんな意味でフライングしてたりとか、使えない農地にもう無理やり植えちゃったりとか、何かそんなことをやっています。ここでいう話じゃないんですけど、とりあえずちゃんと会社のほうは回しながら、やっています。そうしないと、農家さんたちの支援もできないので。ただもうちょっとやっぱりお金は必要だなと思います。これから搾油所をつくったり、やっぱりこういう加工品も地域でできていくというのが大事なので、もう少し資金は必要かなと思っていますけど。

○曳田委員
 我々は、地方創生推進の委員会ですけれども、確かにいろんな補助なり、応援はしなきゃならんと思うんだけど、やっぱりそういうものに対し、逆に期待感っていうのはありますか。

○西村やす子氏
 あります。例えば、農家さんたちは、浮島地区で法人化をするのに、もたついてしまって、法人化して、耕作放棄の何かの条件を使って、土壌改良をしようと思っていたけれども、できなくなっちゃったんです。

○曳田委員
 確か、農水省に転換のための予算があったかな。

○西村やす子氏
 何か締め切りがあって、何月までにやらないとできないっていうのが、あったそうです。ただ、この取り組みが農業じゃなくて、地域をつくるということであれば、もしかしたら、ほかの支援を検討できたかもしれません。

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