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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:12/14/2011
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 おはようございます。よろしくお願いします。
 まず初めに、こちらの説明資料の薄いほうのものからお聞きしたいんですけど、きのう別の会合でもお聞きしたんですが、浙江省の友好提携で15分野、20項目以上の交流を推進していくということなんですが、こういう資料で見させていただくと、ほかの地域外交の相手国との関係もそうだと思うんですが、交流の推進というところまでだとどこが本当の目的、目標になっているのかなかなかわかりにくいなと。地域外交は知事が積極的に取り組んでおられるようでもありますし、経済的な意味合いがあるのか、観光的な意味合いがあるのかなど、もう少しねらいを具体的に。今のところは学生さんを連れてきたり、何か公式行事、式典というのを開いて交流をしたりとかということのようにお見受けするものですから、もう少し具体的に県民のメリットが何かということを御説明いただきたいというふうに思います。

 それから、総合計画なんですが、この間私どもの会派の代表からも今回の総合計画の評価についての質問をさせていただいて、時勢の変化の中で幾つか新しい項目をつけ加えなければいけないというふうな知事の御答弁があったかと思います。今後の総合評価の組み立てにどのような変化が起こり、総合計画の期間中にどのような項目や柱が位置づけられて、どういう工程表がつくられていくのかということを、3つ、4つ知事が新しいテーマを挙げていたと思いますので、それについて教えていただきたいと思います。

それから、3つ目はこの総合計画の評価白書を1月ごろに公表されるということでしたけれども、その後の来年度以降の予算への反映をどのようにされるのか。具体的なそれぞれのテーマについて評価がなされているわけですから、どのような手法で予算のほうに反映をしていくのか、少しその辺の扱い方について教えていただきたいと思います。

 最後ですが、戦略物流ビジョンについて、これも本会議で何人かの議員さんが取り上げて、内陸フロンティアをやるということでしたけど、言葉としてはわかるしイメージもわくんですけど、新東名高速道路のインターチェンジもできてきていますが、もう少し具体的にどの地域が具体的なプロジェクトとして挙がっていて、それぞれどのような品目だったり地域の特性だったりそういったものを生かして、今のところはどの程度の範囲で物流機能が想定されているのか教えていただきたいと思います。以上、4点です。

○後藤地域外交課長
 浙江省との友好提携30周年の記念事業に関連しまして、幅広い交流の中で県民のメリットとは何かという御質問にお答えしたいと思います。
 説明資料の2ページに記載のとおり、今回30周年に向けまして、年間を通していろんな分野で幅広い交流を進めるというようなことで取り組んでおります。その中で相互にメリットのある交流というような観点からいたしますと、2基本方針の2番目にあります「新たなビジネスチャンスの拡大が見込めるような経済交流」、これが1つの核になるんではないかというふうに考えております。そういった意味で、4実施事業及びスケジュールの中に、浙江省で行います緑茶博覧会でありますとか、それから産業観光展、こういった事業を盛り込んでいるわけでございます。
 県民のメリットということで、中国に限らず地域外交全般について申し上げますと、地域外交を推進することによって交流人口を拡大していくというようなことで、そのためには静岡県が持っているすぐれた技術力でありますとか、それから自然、農産物、水産物、こういった静岡県の売りをうまく活用して、例えば外国のほうから観光客が来るということで観光交流や産業面での活性化が図られる。そういった魅力をアピールするということで、本県の魅力といいますか、知名度が向上するというようなことが県民のメリットとして挙げられる。そういったものをねらって地域外交の推進を図ってまいりたいというふうに考えております。以上です。

○山口企画課長
 3点ほど質問をいただきました。
 まず、1点目の総合計画の評価について幾つかの項目をつけ加えるのかという質問でございますが、総合計画の評価につきましては、まず流れから申し上げますと、各部局におきまして総合計画すべてを自己評価しまして、それに対して外部の評価をいただいている。またそれらの結果につきまして、きょうも冒頭で説明がございましたように、それぞれの方針というものを出してございます。すなわち評価に基づいて新たな方針というものをつけ加えるということになってございます。この総合計画というものは3月11日の大震災以前にできたものでございますが、その間のいろんな経済情勢等につきましても十分配慮して評価していただいて、それに基づいての方針になってございます。
 具体的なものを申し上げますと、先ほど言いました東日本大震災を踏まえての評価結果からの新たな取り組みとしましては、主として工程表に津波対策アクションプログラムや空港の基幹的広域防災拠点機能の強化をつけ加えるとか、そのほか企画広報部の関係でございますと、静岡県の雇用創造アクションプログラムについて主な取り組みにつけ加えるとかしております。また、大きな取り組みとしましては、皆さんが注目していますが、新東名高速道路が開通することによりまして、この地区の新たな国土軸としての新東名を生かした地域振興として、内陸フロンティアの開拓というような形でつけ加えることを想定してございます。
 これらにつきましては、今回もそれぞれの常任委員会で、今後の方針ということで各委員からの御意見も聞くことになってございまして、それらの意見なども取り入れ、全体の評価としての意見も取りまとめて、またこの総合計画の新たな項目、新たな主要な取り組みとして取り入れていく予定でございます。
 
次に、2点目で仮称“ふじのくに”づくり白書の関係について質問がございました。
この白書につきまして、特に来年度以降の予算にどのような形で反映していくのかということでございましたが、来年度以降の予算につきましては先ほども申しましたが、進捗評価案に今後の取り組み方針というものが載ってございます。今後の取り組み方針につきましては、今回の各常任委員会におきまして委員の皆様方の御意見等、御指導等をいただきまして、これらを来年度の予算に反映していく予定でございます。
企画広報部でございますと、先ほどございました内陸フロンティアの関係の新たな予算等についても、現在来年度当初予算に向けて準備をしているところでございます。先ほど言いました主な取り組みについてとか、今後新たにやっていかなきゃならないもの、重点化しなきゃならないものにつきまして予算等に反映していきます。それらの内容につきましては、来年1月から2月に公表を予定しております白書の中で明示していく予定でございます。

 3点目に戦略物流ビジョンの関係で御質問がございました。
特に内陸フロンティアはどの地域が具体的な対象かというようなことでございました。
 まず、本会議での答弁もございましたが、新たな新東名のインター周辺の地域を主な内陸フロンティアの地域というようなことで考えております。特に物流との関係を考えますと、この内陸の地区はいろんな場の力、地域の力をそれぞれ持ってございます。それら地域の力を有効に活用するために、今回できます新東名や、新東名を中心としたそれぞれの交通ネットワーク、そういったものと物流の機能をうまく活用しましてより新しい産業をつくったり、また、この物流機能によってこの地域の場の力を生かす、より地域の活力を引き出すような、そういった仕組みに取り組んでいきたいなと考えております。
 具体的なものとしましては、新たな産業という面では――まだ戦略物流ビジョン全体はできてございませんが――例えば志太榛原地区でございますといろんな農産物等がございます。そういった農産物等と物流の機能を活用して新たな6次産業というようなものをつくって新産業を創造したり、また、地域の活性化という面では、物流機能をうまく活用しまして、この地域の食生活が潤うとか物資の供給が十分果たせるとか、そういったような形で取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。

○相坂委員
 それぞれありがとうございました。
 まず浙江省なんですが、今御答弁いただいたさまざまな分野で交流をしますよという、そこまでのことは本会議でもお聞きもしてましたし、イメージもつくんですけれども――私のほうがきちんと説明できるといいんですが――地域あるいは一定のエリアというのが経済的に豊かになるということを考えると、そこでつくったものをよそで売るか、人を呼んでお金を使ってもらうか、その2通りぐらいしかないだろうというふうに思うんです。相互交流をやって交流人口をふやすということはよくわかるんですが、一方では、例えば静岡市の呉服町なんかでも中国語を覚えないとなかなかもうからないみたいな世の中になっても困るなという気もしてます。やっぱり原則的にはもちろん観光も振興していかなければいけないし、交流人口もふやさなければいけないんだけれども、こういう友好提携とものづくりといいますか、地元でつくったものをよそへ持っていって商談会をどんどん開いて、ビジネスチャンスの販路を広げていくというようなことにぜひつなげてほしいなというふうに思ってるんですが、この友好提携30周年記念事業の中でどういう品目を取り上げて売り込んでいくか。そういった事業がもし今あれば、そこだけ教えてください。
 
それから総合計画なんですけれども、それぞれ空港は空港、雇用は雇用というふうに細かいことになると、それぞれの所管の部局の話になるんだろうと思いますが1点だけ。今、審議会で外部評価をして、パブリックコメントにかけて、常任委員会にこうして報告がある。これが白書にして公表されると。新しく盛り込むということですから、その後の総合計画の改定をしなければ多分いけないだろうと思うんですね。白書は、評価を得てこうしますよというところまでなんだろうと思うんですけど、その後残された期間の中で総合計画にどういうふうな盛り込み方をするかというスケジュール的なことと、何年間かかけてやるわけですから、それに必要になる予算をどういうふうな仕組みでつけるのか、そこを教えてください。

 それから物流のほうは、知事の本会議の答弁の中ではもう少し新成長分野の企業の誘致ということもあったと思うんですけれども、県だけがインターチェンジができるから物流をやりますよと声をかけても、実際の地域の新東名以外の接続道路というのは基本的には市町の仕事になるところも多いだろうし、その辺の地域、市町との連携の仕方とか、具体的にインターチェンジが幾つもできるわけですから、それぞれの地域で、主に企業集積はここでやってこういうインフラを整えなければいけなくて、そのためには市町にこうしてもらいますというところまで、もし今の時点で企画広報部サイドで取りまとめをしているような内容があれば、もう少し具体的に教えていただけたらありがたいなと思いますので、お願いします。

○後藤地域外交課長
 どのような産物を売り込んでいくのかという御質問でございました。この所管は経済産業部になるわけですけれども、1つはやはり緑茶博覧会における緑茶の販路の拡大を目指すということ。それから具体的な品目といいますか、品名はちょっとわかりかねますけれども、浙江省の企業とのビジネスマッチングの中で、農産加工品だとか水産加工品、こういったものの販路の開拓を行うために商談会なんかも開催をしたいというようなことを伺っております。以上です。

○伊藤企画調整局長
 総合計画の関係につきましてお答えいたします。
 白書に変更点をどういう形で反映するのか、ないしは総合計画そのものにどういう形で見直しを反映するのかということですけれども、新しい冊子をつくるというつもりはございません。今回来年度に予定をしております白書の中で、単純に新旧対照表的なものをつけまして、ここは変えますよということを明示したいと思います。その中で新しい工程表をつけ加える、新しい施策をつけ加える、そんな形で対応していきたいと思います。
 それから当然まだ予算の調整中でございますので、細かな事業レベルのものまでは盛り込めないかと思いますので、大きな方向性を書いて、それもまさしく今常任委員会で御議論いただいて、それを予算に反映していくという仕組みとして考えているところでございます。
 それで予算への反映につきましては、これまでずっと続けている見直し作業の中で来年度の当初予算の要求につながっていくところでございまして、それらがまさしく今議論されていると。若干財源的なお話がございましたけれども、当初予算の要求基準でこれらの議論をする過程で、重点的に進めましょうよということで知事との調整ができた事業につきましては所要額を要求できますよという形にしております。そういった意味で通常の事業につきましてはおおむね10%をカットします、節約しますという図式になってますけれども、そこの制約にはまらずにいろんな形で事業のアイデアであるとか、新しい施策の芽を出すという形で今予算要求につなげておりますので、結果としまして総合計画、それからふじのくにづくりを支えるような予算として来年度に生きていくと、そんなふうに考えております。以上です。

○山口企画課長
 戦略物流ビジョンについてお答えいたします。
 先生のほうの質問ですと、物流ビジョンともう1つ、内陸フロンティア、その2つの関係が入っていると思いますので、ちょっと分けて説明させていただきます。
まず内陸フロンティアの関係ですが、先ほど言いましたように対象地というものは新東名のインター周辺、その全体の地区という形になっていると思います。そちらにつきましては、先ほど例えばということで志太榛原の例も出しまして、物流との関係で農産物を活用した6次産業ということも答えさせていただきましたが、それは確かにインター周辺と言いましても、それぞれの地域の特色というのもございますので、その特色を十分生かせるような地域づくり、そういったようなもののモデル的なものを、今年度から来年度にかけて新規の事業として企画広報部において検討をしていきたいと考えております。ですので、今この時点では、先ほど申しましたような志太榛原のような例しかお答えできませんが、今後それらについてはしっかりした検討をして、またお示ししていきたいと考えております。
 それから物流についてでございますが、確かにこの内陸フロンティアと物流というのは非常に関連性が濃うございます。そうしたことから、今回の戦略物流ビジョンにおきましても、物流を活用した内陸部についての新たな開拓というか、新たな地域の発展、地域づくりという項目を設けまして、今後しっかりとその中身を掲載していく予定でございます。
 それから内陸フロンティアにおきましても、物流におきましても、それぞれ市町との連携をどうするのかということでございますが、企画広報部におきまして各市町の政策担当、企画担当の方々を集めて地域政策会議等をやっております。そういったものなども活用しまして、総合計画だけでなく、新たに出てきます内陸フロンティア、それと戦略物流ビジョンの具体化につきましても、連携を十分とりまして、県と市が両輪となって、それぞれの施策を進めるという体制をしっかりとっていく所存でございます。以上です。

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