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委員会会議録

質問文書

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平成25年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:12/13/2013
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 おはようございます。
 私は、一括質問方式で質問させていただきますが、よろしくお願いします。
 初めに、ただいま御説明いただきました説明資料の中からお聞きしてまいりたいと思います。
 1ページ目の静岡県の子供の学力向上のための取り組みについてお聞きします。3今後の取り組みのところで、1月中に第3回学力向上対策本部会で授業改善に取り組む教員からの意見聴取と書いてございますが、これは具体的に何人ぐらいで何校の教員でどういうふうに意見を聞くのか、具体的な方法について、御説明をいただきたいと思います。

 次に、説明資料11ページの声かけ運動アンバサダーの委嘱についても今御説明いただきました。
 平成12年11月から始まっている運動ということで、県民の皆さんによく知られている運動だと思いますが、不覚にも私は参加者として登録していないものですから、一日も早くなりたいと思っております。目標が早目に達成しているということでございますが、今回新しく女優の藤田弓子さんにアンバサダーに就任していただいて、この取り組みを広めていくということだと思います。アンバサダーの活動について記載されていますが、もう少し詳しくどういう活動をしていただくのか、お聞きしたいと思います。
 それと、それによってどういう効果が期待できるのかというところを御説明いただきたいと思います。

 続いて、説明資料15ページの児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査について、先ほど御説明をいただきましたが、その中から何点かお聞きしたいと思います。
 まず、いじめの認知件数及び解消率です。
 大幅に件数がふえているわけですけれど、実態把握がしっかりできているということで、件数が多いことがそのままそれだけが問題ではないという御説明がありました。解消に向けて、引き続き取り組みをしていただきたいと強く思っておりますが、別添資料でいただいた静岡県の公立小中学校の実態の中で、私が心配だなと思うことは、県立特別支援学校におけるいじめの状況です。別添資料の9ページですけれども、1認知件数等の推移というところで、県立特別支援学校におけるいじめを認知した学校数が平成23年度と平成24年度を比較して、学校数は11校ふえています。そして認知件数も71件ふえているという傾向があるので、これはとても心配だなと思います。この辺の状況をどのように把握して認識していらっしゃるか御説明いただきたいと思います。

 次に、説明資料の15ページの高等学校の中途退学者数についてです。
 別添資料の8ページに中途退学について記載されています。全日制については、前年度に比べて中途退学者数が78人減っているということですが、この減った一番の理由について御説明いただきたいと思います。

 それと、給食の食物アレルギーについてお聞きしたいと思います。
 磐田市の豊岡南小学校での学校給食で、食物アレルギーを持っている児童に症状が出て、病院に搬送されたという新聞記事を拝見いたしました。しっかり対応していただいたので大事に至らず、もう回復しているという状況だと新聞にも書いてありましたが、まずはこの事故の内容について概要を説明していただきたいと思います。また原因についても御説明いただきたいと思います。

 次は、公安委員会関係の審査のときにお尋ねするべきかもしれませんが、改正道路交通法が12月1日に施行されました。先日の本会議で他会派の議員の質問に対して、自転車の路側帯の左側通行について警察本部長が、通勤通学時の自転車利用者に対する街頭での指導や教育委員会を通じて各学校に生徒への周知徹底をお願いしているという答弁がありました。自転車運転のルールが今回大きく改正されますので、どのように徹底をしていくか、お尋ねしたいと思います。

 最後ですが、総合計画について、1点だけお伺いします。
 総合計画後期アクションプラン(仮称)の65ページです。
 命を守る教育の推進の中で、前回の常任委員会の中でも複数の議員が取り上げて発言があったと思いますが、地域防災訓練の参加率の目標が現在と変わらず50%ということです。私はもう少し高い目標がよいと思いますが、50%に設定した理由につきまして御説明いただきたいと思います。以上です。

○渋谷教育政策課長
 私からは、学力向上対策本部が1月中に教員からの意見聴取を行うということに関しまして、御答弁させていただきます。
 学力向上対策本部会につきましては、10月から今まで2回開催しておりまして、要綱の中では、委員以外の教職員を会議に参加させて意見聴取をすることができるという規定を設けさせていただき、外部の人を呼べるように仕組みをつくったところでございます。
 1月8日に第3回の学力向上対策本部会を行う予定にしております。これを活用して、県内の小学校教員2名、中学校教員2名にオブザーバーという形で御出席いただきまして、これまでの学力向上対策本部の取り組み――先ほど紹介しましたリーフレットの内容とか提言、Eジャーナルでも特集しておりますけれども――に関する意見や各学校の取り組み状況について現場の意見を聞かせていただきたいと考えております。
 お呼びする教員は教務主任クラスで、実際に現場でリーダー役となって取り組んでいただいている方から意見をいただく予定でございます。以上です。

○山田社会教育課長
 声かけ運動アンバサダーについて、お答えいたします。
 先ほど委員にも声かけ運動に参加いただけるということで、大変ありがとうございます。バッジを持って伺います。ありがとうございます。
 藤田弓子さんに期待する役割でございますが、この運動は青少年の健全育成に資する活動に係る広報活動、それに関する意見または助言をいただく、さらには本県のPR媒体への情報掲載等に御協力をいただいてまいります。
 それが説明資料11ページの6に書いてある内容でございますが、具体的にお話しいたしますと、県や市町の広報のさまざまな便りやホームページ等への掲載、さらには賛同いただける企業や社内報への記事掲載についても協力を求めるほか、県や各市町における諸行事、連携していただいている企業のイベントや研修において、藤田弓子さんを招致した講演会の開催についても協力を求めていきたいと思います。
 声かけ運動の成果ということでございますが、大人が声をかけることで、子供たちは地域の大人は自分たちを見守ってくれるという安心感を得ることができ、子供の生活や行動にもよい影響を与えてくれる。子供と大人が顔の見える関係になり、地域の教育力を高めるということにも結びつけてまいりたいと思いますので、そのようなことを期待しております。
 ただ、これを数値ではかるということについては、なかなか困難であると認識しておりますので、教育長から申しましたとおり、声かけ運動をしてくださる方をふやすことを目標に行っております。以上でございます。

○渡邊特別支援教育室長
 特別支援学校のいじめについて、お答えをいたします。
 特別支援学校におきましても、文部科学省の調査の趣旨に従って、精神的に苦痛を感じたというお子さんについて状況を把握しております。
 今回非常に数が大きくなっていますが、これは小中学校、高等学校と同様に丁寧に対応したということがあります。
 具体的には、今まで特別支援学校ではアンケートが非常に難しい状況にありました。一昨年は48%の実施率だったのですが、昨年は88%の実施率ということで、アンケートをかなり積極的に実施し、対応したという状況でございます。
 確かに、意図的に相手を責めてしまったり、あるいは中傷してしまったりということもありますが、実は本人の障害の状況に起因する内容が非常に多い状況です。例えば、友達の助言や励ましが自分にとってつらく、いじめとして捉えてしまったり、特定のお子さんの行動様態が周りの人にとってみると非常に不快であるということで、いじめとして計上されているのも事実でございます。
 今後の対応ですが、特別支援学校におきましては、全児童について個別の指導計画、支援計画を策定し、保護者あるいは関係支援機関と連携して対応しておりますので、これからも丁寧に個々の状態に対応して、指導してまいりたいと思っております。以上です。

○岩城高校教育室長
 高等学校における中途退学の理由についてでございます。
 別添資料の8ページについて、委員からも御指摘ありました中途退学の理由のところでございますけれども、この中で特に今年度、件数を減らしているのが、表の一番左側にある学業不振等で前年度の55人から24人。それから右端のその他の左側にあります学校生活・学業不適応が前年度の216人から187人というところが目立ったところでございます。
 学校生活に起因した要因が減少しているということで、学校におけるきめ細かな指導が進んでいると判断しているというところでございます。以上でございます。

○輿水学校教育課長
 磐田市の小学校における食物アレルギー事故について、概要を説明させていただきます。
 平成25年11月21日の木曜日です。磐田市立豊岡南小学校の1年男子児童が、給食に出されたポテトのホイル焼きを食べた後、午後2時ごろ、皮膚が赤くなり、かゆみが出る等のアレルギー症状を訴えたという事案です。
 養護教諭が保護者から提出されました指導管理表をもとに、主治医に連絡をとる一方で、保護者にも連絡をとりました。偶然のことですが、隣接する幼稚園に保護者がいることがわかりまして、アレルギー症状を抑える注射であるエピペンを打とうとしていたところに駆けつけてくださったものですから、すぐ保護者の手で注射ができまして、磐田市立総合病院へ救急搬送いたしました。
 翌週の月曜日には元気に登校したということで、本来、事故は起きてはいけないことですが、二重、三重のチェック体制により、組織として対応ができた事例として受けとめております。
 また、原因については確認不足による献立表への記載ミスであるという報告を、給食センターからいただいております。

 改正道路交通法につきましての自転車の指導ですが、11月22日付で警察本部長より文書をいただきましたので、即刻、学校に通知させていただきました。
 また、児童生徒への指導ですが、高校におきましては、新入学生の交通安全に関する意識調査を4月に実施しております。
 高校生の事故が多いということから、小中学校も含めまして交通安全担当教員の指導研修、夏には高校生が10地区で高校生交通安全地域連絡協議会等を開催いたしまして、生徒自身が自分たちで交通ルールを守り、自分たちの手で命を守る意識を広めていこうという生徒主体の会合を開いております。本課では、そういった研修や会合を重ねて、さらに啓発をしていきたいと思っております。以上です。

○杉本事務局参事兼教育総務課長
 地域防災訓練の参加率について、お答えいたします。
 この参加率は、12月に実施されます地域防災訓練に限定して、集約、集計しております。実際には、9月に実施される総合防災訓練にかえる地域もございますので、児童生徒の参加率はさらに高いものであると認識しております。ですから、1つのバロメーターとしてデータを追いかけながら、こちらも指導なり対応なりをしているという状況でございます。
 ただ、全体的なものも把握する必要が十分あると認識しておりますので、今後、検討してまいりたいと思いますが、そういう1つの指標として考えているということで御理解いただきたいと思います。

○盛月委員
 御答弁、ありがとうございました。再質問させていただきます。
 地域の青少年声かけ運動のことですけれども、参加者に入れていただきましてありがとうございました。
 成果はなかなか数値ではかれないということは本当にそうだとは思いますが、それでも、たくさんの大人の方たちがかかわって地域の青少年を育む、守るという運動だと思っています。成果が出ているなということを実感できることは必要だと思います。数値であらわせないので、人数をふやしていくことを方法とすることは妥当とは思いますが、何かほかの方法についてはお考えになっているのかお伺いをしたいと思います。

 食物アレルギー対応についてです。
 事故の概要と原因については、御説明いただきまして、ありがとうございました。
 この事故を受けまして、やはり原因も献立に記載のミスがあったということで、防ぐことのできた事故であると思います。幸い、大事に至らなくてよかったですけれど、何かあったのでは、取り返しがつかないんですね。
 今回の事故を受けて、県教育委員会として、各学校への周知ですとか、そういったところについてどのように取り組んでくださったのか、御説明いただきたいと思います。お願いします。

○山田社会教育課長
 何か他の方法は考えていないのかということについて、お答えいたします。
 教育委員会では、社会総がかりで子供たちの教育に当たろうということで、さまざまな事業を行っております。
 本課といたしましては、通学合宿であるとか読書アドバイザーといったような直接子供たちにかかわっていく方々が地域の中にたくさんおられるものですから、そういった方々は、ほとんど声かけの委員になっていただいているのですけれども、そこからも広めていただいて、より地域を巻き込んだ活動に展開していくとさらに効果が上がると考えております。以上です。

○輿水学校教育課長
 食物アレルギーに関する県教育委員会としての対応についてお答えいたします。
 磐田市の事故を受けた直後に、学校に通知させていただきました。
 また、学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインの徹底を研修会等で周知をしていきたいと思っております。また、来年度、全ての小中高、特別支援学校の養護教諭を対象にアレルギーの専門医師等を招いて、エピペンの打ち方等を含めた研修会を開催するため、今準備を進めているところです。
 また、栄養教諭等を対象に、文部科学省の調査官を招いて、給食における食物アレルギーの対応に関する研修会の準備も進めております。以上です。

○盛月委員
 答弁、ありがとうございました。
 食物アレルギー対策ですけど、今御答弁いただきまして、養護教諭の方、栄養教諭の方を対象にした研修会をやっていくということで計画していただいているということです。本当によろしくお願いします。
 各市の教育委員会との連携もあると思うんですけれども、全ての学校でしっかりと食物アレルギー対策がとれるように、その辺も県の教育委員会としても常に監視といいますか、チェックをしていただいて、このような事故が二度と絶対起こらないように対応をお願いいたします。以上です。

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