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委員会会議録

質問文書

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平成26年10月次世代人材育成特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:10/21/2014
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 きょうは本当にありがとうございました。
 祭りのことから離れてしまうんですけれども、先ほど先生がおっしゃったように、子供たちの好奇心をということが、やっぱりそのとおりだと思うんですが、そうはいっても子供の居場所がないなというような感じがしているんです。部活をやらせても、楽器は6時でやめろだの、野球部のノックも7時でやめろだのということもあれば、この間老人会から、グランドゴルフをやるときに子供が邪魔なので、日を決めて子供と大人と使う日をわけてくれだとかということもあって、町の風景を見ても、子供が興味をそそられるようなものって、そんなに目に飛び込んできませんしね。なので、まず子供の居場所をどうやって、ここは子供だけで自由に遊べるとかという空間をどうやってつくったらいいかなというところが、まず1つと。
 それから、先ほど教員の限界の話もあって、私もそのとおりだと思うんですよね。先ほどの講義をいただいた中でも、先生たちにいろんなことをやらせ過ぎで、スーパーマンではないんだから、道徳もわかります、食もわかります、情報もわかります、環境もわかりますみたいことができたら、その人は教員をやめてほかのことをやったほうが、よっぽどもうかるしいいんじゃないかというくらい教員には求められているので、教員の負担になり過ぎている、教員が本来の仕事を果たせないほどに影響を与え過ぎているものを、どうやって社会が肩がわりするについて、処方せんがあれば教えていただきたいなと思うんですけれども。

○中村羊一郎氏
 僕も現場を離れて大分年数がたちますので、ピントがずれているかもしれませんけれども、1つは、特に、義務教育においては、何かやたらと統計だ何だという、調査とか報告が多いらしいんですよね。
 それと、もう1つは、研究授業とか研修というのが結構あるんです。
 特に、研究授業の指定校なんかになると、学校を上げて随分な準備をして、終わればよかったねで、どうも終わっているらしいと。それじゃ何のための研修なんだということになっちゃいますよね。つまり、もう少し実質的な子供たちに反映できるような業務内容というものを厳選することが、非常に大事ではないかなと。それで、やっぱり子供たちと接する時間というものをできるだけたくさん確保してあげるということが、大事じゃないかなと。
 それから、もう1つは、先生たちに対しても、もっと厳しくあたってほしいと思うんです。なぜかというと、いわゆる今まで行われてきた総合的な学習というのが、みんな失敗に終わっているわけですよね。なぜ失敗したかと言うと、総合的な学習を自分で企画し、リードするだけの力が先生たちにないからです。だから、失敗するんですよ。
 つまり、これは、教員自身が好奇心なり、自分の自主的な意欲というものを持って、現場に取り組んでいるかどうかにかかわってくるわけで、そういう意欲、能力のない人に企画、立案して総合的学習をやれと言っても、できるはずがない。
 ということは、つまり教員の資質にも直接かかわってくる問題だと思いますので、これは教員の採用試験とも絡んでくると思うんですが、そうした意味での学校現場の交通整理をきちんとすることによって、本当の意味での子供に接することのできる力のある教員というものをきちんと育てていくということが、非常に大事なことではないかと思います。

○相坂委員
 子供の居場所についてはどうですか。

○中村羊一郎氏
 これは、難しい問題ですよね。やっぱり1つは、前から言われているように、体育とか何かについては、社会体育のほうに軸足を移して、学校のクラブ活動は本当の意味で厳選をしていくということが必要だろうと思います。
 そこで今度は、社会の大人が責任を持って子供たちをそっちの面から指導するというふうな責任分担ですかね。その辺をはっきりさせることによって、地域全体がその子供を見守るという動きが出てくると思います。
 個人的に、ピアノのおけいことか何かあったら、これはあくまでも本人や家庭の問題ですから、そこまでは口を出すことはないですが、集団で行動する場合については、そういうことは必要だろうと。
 たまたま、この間、夜テレビを見ていましたら、滋賀県で子供が鎖で縛られて、虐待されていたという話がありました。あれを見つけたのは友達だったっていうじゃないですか。その友達が、仲間と一緒に子供を救出したというお話を劇仕立てでやっていましたけれども、あれなんかは、現場がどういう地域かわかりませんけれども、そんなところに、子供のきずなというものが、今でもあるというのを見て非常にうれしく思ったんですね。
 ですから、そんなことも念頭に置きながら、子供たち同士でのいわば、いじめ、いじめられたりということを含めた人間関係というものを、もう少し何かつくっていくことができたらいいなと、テレビを見ていてそう思いました。

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