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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 淳行 議員
質疑・質問日:03/08/2012
会派名:自民改革会議


○良知委員
 簡潔に、よろしくお願いします。
 1つは天竜浜名湖線の関係ですけれども、実は私もいろんなことを考えて、今までもそうなんですけれども銚子電気鉄道株式会社――銚子電鉄、は結構歴史があって大正時代から走ってまして、一時、確か平成18年当時もうどうしようもないということで、地元住民からの署名運動が始まり、平成9年に国と県との全部補助金もカットされてもずっとやってきた鉄道会社です。
 また、名物のぬれせんべいはヤマサ醤油が、まずその専用のしょうゆを開発したということであり、インターネットでも結構売れておりまして、それで何とか鉄道が維持できているという非常に有名な鉄道です。私も何回か乗らせていただき、結構レトロ調で、夏でも扇風機がぶんぶん回っているような感じです。銚子から外川までの区間を走っていますけれども、中古の列車を借りてはそれを新品に変えるという、そんな工夫をされていますので、結構努力されて補助金なしで株も二十五、六万株ぐらいでもって、資本金はちょっと減らしましたけど、やっているんです。
 できたら一度局長あたり行っていただいて、そういうところをぜひ参考にしていただきたいと思っています。

 県立大学の関係で看護師の需要というものが、今非常に大きくなってきているのではないかと思います。
 看護学部棟の施設整備事業が、新たにスタートするわけでありますけれども、需要とのバランスで定員数が本当に合っているのかどうかというところを、これは看護協会ですとか、医師会とかそういうところに相談されて決めていることというのは重々わかるんですけれども、その団体の皆さんのお考えと一般の患者さんなり、県民の皆さんなりが思っていることと合致しているのか。
 今、制度がどんどん複雑化しておりまして、需要が非常に高まっているという点で、それを補い切れてないのが実情であるわけであります。私の知っている病院でも80歳を過ぎた方が健康であるから働いているのですけれども、「私、80過ぎてもまた今、やっているのよ」などと、看護師をやられているんです。そういう現状で、専門だから、プロだからそれだけやれているんでしょうけれど、多分喜んでそういうところへいるのだから、調子が悪くても、健康管理はお任せできるなと思うのですが、マンパワーというものは育成が必要なんですよね。ライセンス取得にはそれなりの年数がかかるわけでありまして、実際に現場でリーダーとして力を発揮できるのは十年、二十年先になるわけです。そういう点を考えたときに、果たしてこの人数がどういう根拠のもとで出されてきているものなのかというのをあえてお伺いさせていただきたいと思います。

 それに絡めてですけれども、ふじのくに交流・定住促進事業費の関係で、先ほど大学の人数のことに触れましたけれども、私は、先ほどの授業料の関係も含めて本当は県外から来られても、そこで引き続き就職をされるのであれば、その後にはバックして戻すという言い方が妥当な言い方かわかりませんけれども、戻してあげると。
 実際、県立の大学の男女比率でいうと、大体7割が女性です。ですので、女性は出産をするということがあり、女性の方にいかにこの地元にそのまま定住してもらうかということが少子化対策にもつながってくるのではないかなと思っているところであります。
 ですので、大学に入学した時から既に定住してもらう考えと少子化対策も含めての考えにあってこそ、県の雇用の関係も含めて、前に進んでいくのではないかと思うところであり、それについての御意見がありましたら、お願いしたいと思います。
 時間の関係で以上とさせていただきます。

○池谷交流局長兼交通政策課長
 実は私も10代ぐらいまでは鉄ちゃんを自認しまして結構鉄道のことは好きだったのですけれども、最近ちょっとかまけております。今回交通政策課長も兼務ということであちこち行っておりますけれども、まだ銚子電鉄のほうには行ってないのでぜひ行かせていただきたいと思います。
 情報では入っておりますけれども、ほかには嵯峨野鉄道ですとか、あるいは和歌山電鉄にいろいろな取り組みがあるということがありますので、やはりそうしたものは天浜線のこれからの活性化に向けて、生かしていきたいと思っておりますが、天浜線が1つだけ銚子電鉄と違うのは、67.7キロメートル以上という非常に長い距離ということがあり、それだけ負担が大きいということがございます。
 そうした中で、実は県内の鉄道でもう1つ岳南鉄道が存廃の危機に瀕しておりまして、こちらも来年度にも事業廃止かもしれないというような話もございます。
 ですから、天浜線だけではなくて県内全体のバスも含めた公共交通を生かしていく中で、今、お話がございました銚子電鉄の会社としての努力、それから地域のサポート、そうしたものをいかに行い公共交通を残していくかということでぜひ参考にさせていただきたいと思います。以上です。

○川島大学課長
 看護学科統合後の養成人員の根拠でございます。
 県立大学は人材養成機関であるので、求めている人材というものがあり、それにつきましては中期目標で我々が示してございます。その中で時代の要請及び地域社会の要請にこたえうる有為な人材の養成と言っています。
 それについて私ども並びに県立大学で得た結論が、1つは医療がますます複雑化、高度化している中、複数の疾病を有する患者に対し、医療機関においてさまざまな知識を統合して看護を提供できる人というのが1つ。
 もう1つは専門的な医療、あるいはこれからは在宅医療というものが出てきて、その需要が多くなってくるというふうに考えておりますので、そういったものに対応できる人と。これは言いかえますと、医師、薬剤師、介護の方などいろいろな方々とチームで対応していくということが必要かと思います。広く言うと、チーム医療の中で活躍できる看護師を養成していこうと考えたわけでございます。それを称してより質の高い看護師の養成と申し上げているわけでございます。
 養成するに当たってどういった能力が求められるのかということだと思いますけれど、1つ目として、みずから主体的に物事を考える能力が必要だろうと。
 もう1つは、チーム医療ですのでコミュニケーション能力というものが求められる。
 もう1つは、幅広い教養というものが求められるだろう。そういった力が必要だろうと考えました。
 実現する手段として、どんな教育をすればいいのかということになるわけですけれども、1つ目としては、演習や実習を使った思考力の対応ということでございます。もう1つは、教養教育の基礎看護分野の教育の充実ということが挙げられるかと思います。それにつきましては、時間がある程度要するということがございます。そういった意味で、昨今の短大での看護教育では少し難しいだろうということで、統合することになったわけでございます。
 一方で、より質の高い看護師を養成するという意味では、少人数教育が必要ということになってまいります。それらを実現するために、今までの養成人員、具体的には60人のクラスを2つつくりまして、それに多くて四、五人の看護教員がついて教えるということになります。そういったことを考えますと、これまで養成してまいりました145人、65人プラス80人というのが限界なのではないかなと。145人は少なくとも看護師が不足しているという状況でございますので、これをキープするという意味で145人にすることにしたわけでございます。以上です。

○鈴木交流促進課長
 定住の促進策ということで、学生に対するアプローチということだと思います。
 私どもで具体的に学生に特化したアプローチはしておりませんが、ただ、例えば援農というワーキング・ホリデーみたいなのを学生を使ってその地元を知ってもらう、もしくは地域産業系の農業の実態を知ってもらうというような活動もございまして、これらの取り組みについては各地で行われております。
 また、私どもでやっているパートナーシップ推進会議の中で婚活に取り組んでいる協議会等もございまして、学生というわけにはいきませんがそういう若年層をターゲットとした取り組みもありますので、そのような取り組みを通じて、今後さらに学生をターゲットとした取り組みも進めていけたらと考えております。以上です。

○良知委員
 ありがとうございました。
 天浜線の関係では、銚子電鉄が駅ごとにいろんな工夫をされているところをぜひ見ていただきたいです。お土産品にしてもそうですけれど、前に行ったときにはミネラルウオーターでハワイの深層水を使っていたかと思うと、今はチベットの水を売ったりいろいろ工夫されておりますので、その辺を参考にしていただきたいと思います。

 大学の関係では、今の需要が、どういうふうに求められているのかということをしっかりつかんでおかないと、県立総合病院にしても県立こども病院にしても、県立静岡がんセンターにしても、本当にそれを補い切れるライセンスを持った方がいない限りはやはり無理なことでもあるし、ライセンスを取ったら一人前かというと、それからの経験によって訓練されてきて成長していくものであると私は思っています。
 ですので、その辺のところを4年間で質がぐっと上がるっていうのは、なかなか実際は厳しいものがあると思いますけれど、多分本当は違うことを言いたい面もあるのではないかと思いました。私は何か感じますけれども。ぜひその辺のところも今後の上でもぜひ実現していただきたいと思います。

 それと定住人口の関係ですけれど、これは学費の関係でいえば、ここに就職してくれたらまた何かお返ししますよとか、県内の方と同じような扱いをしてもらえれば、この静岡県で頑張っていただけるのではないかと思うところでありますけれども、これも意見としていただきたいと思います。

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