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委員会会議録

質問文書

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平成22年6月就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:06/10/2010
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 きょうは、どうもありがとうございました。
 貴重なお話を伺いまして、連携という、つなぐというところでの御活躍がよくわかりましたし、また期待をする内容で、2人しか正規の職員の方がいないというのは、もっと本当はふやしていくべきではないかと思うぐらいのお話でした。
 その中で何点か質問したいんですが、1つは、企業をつなぐという点が中心かと思いますが、それに加えて、予備軍として短期滞在、特に留学生という部分で、この方々が将来的に例えば中国をしょって立つぐらいの活躍をされていく方々だと思うんですが、なかなか県内にいる留学生の方々のお話を伺うと、生活習慣だとかにもう少し手厚くしていくと、その方々が活躍したときに静岡にとなるんじゃないかという思いがあるんです。そのあたりは接点として何か、戦略的に県としての取り組みを期待したい部分とかがありましたら、教えていただきたいと思います。

○藤本和彦氏
 企業の方から、中国で優秀な人材はいないかという相談はやっぱりありますが、今、中国の研修生、それから就業の条件については非常に難しいんです。ですので、先ほどの留学生が地元に戻って中国と静岡をつなぐということで、「頼むね、そっちのほうね」という感じです。
 例えば、清水にもある会社なんですが、今、浙江省に店を構えているんですが、それはもと静岡にいらっしゃった方で、そこの現地を任せているというので、そういうことでされているということであれば、まずは留学生として静岡で認知していただいて、今、留学生の集いなどで、その方々が今後、静岡県内の企業に就職できるような、何かリストとかでつないでいくというようなことは、今、SIBAさんのほうでいろいろ交流会というのはされていますので、それを何かうまくできないかなというのは思っているところです。今ありますので、交流してからリストにしてつないでいくという。ジェトロもオールジャパンとして、せっかく日本の大学出ているんだけど日系企業に就職できないという悩みがあるので、それをどうつないでいくかというのは以前、課題として出ていました。

○早川委員
 ありがとうございます。
 それと、2年間の滞在で、静岡県はすばらしいと言っていただくのはすごくうれしいことで、私たちもそのように思っているのですが、なかなかそれを生かし切れないという課題が静岡県の場合はあるかなという。例えば、先ほどお話がありましたけど、おもてなしの心という部分もそうですし、それから、持っている食材にしても、自然環境、また富士山そのものを観光として生かしていくのに、もう少し戦略的に必要ではないかという点が反省すべき点だと思いますが、実際に、それは県で取り組んでいます。例えば、東部は医療を、中部は食を、西部は光をという、産業を集約して連携をとってやっていこうというあたりも、これは売りになるというふうに思っているんですが、そのあたりが、「つないでいく」という、ジェトロさんとの共同作業が展開できるような展望というものは、何かお考えありますでしょうか。

○藤本和彦氏
 ありがとうございます。
 まさにそこは私もすごく関心を持っていて、ファルマバレー、それからフード・サイエンス、フォトン、それから今度、シティーガーデン構想ということでやられていると思うんですが、私たちは呼ばれないのでわからないんですね。だれが担当者かわからなかったんですが、今わかりましたので、例えばファルマであればだれと。
 実は昨年度、「一緒に静岡県の方とフランスに行かせてください」と。「医療でフランスの方は関心を持っておられるんですが、どういう点で接点があるかというのをちょっと勉強させてください」ということで、一緒に同行させていただきました。医師の方からも、参加者のほうからもお話を伺うということで、ただ、県の3つの、トライアングルリサーチという言葉は今度変わったんでしょうかね。そういう方向で今進んでいますので、それを変えるんじゃなくて、その流れの中で情報発信を私たちもしていきつつ、その中で参加していき、事務局の方が混乱をしないように追加をしていくというんですかね。どんどん行くような仕方で一緒に協力させていただこうと思っています。

○早川委員
 トライアングルリサーチは、知事がかわってもそのまま継続してやっていくというふうに、県当局から伺っていまして、これはですから海外だけではなくて、国内での連携も非常に注目される点であると思いますので、ぜひ連携してやっていただきたいと思います。
 最後に1点。心配されるのは――中国を中心とした富裕層の方々のお話が出ていたんですが――上海万博後の経済状況が、これは所見を伺う形になりますけれども、非常に心配されている声も伺っています。日本のバブル崩壊期に値していくんではないかと。そうなると、もう中国の影響力は大きいので非常に心配という声もあるんですが、一方で、日本を今年度中に追い抜いて、中国が上に行くという話のほうが早いんじゃないかということもあります。そんな状況の中、上手に民間レベルでつき合っていくというか、展開していくということの注意点ですとか、注目点というところを教えていただきたいと思います。

○藤本和彦氏
 非常に大きな課題ですけれども、まずは、確かに中国というのは無視できない国ですし、やっぱりそうだと思います。ただ、先ほど四本議員がおっしゃったように、パイプを持っておられる方がいらっしゃって、やっぱりそういう方々が今後ちゃんと協力していくんですが、新規にやろうとすると、この国際社会の中ではお金ですから、お金を持った人がどんどん来るんです。ただ、中国はお金を持っていつつも、やっぱり信義というのは持っている。調査的に言うと、お金で支配されるというのはあるかもしれませんが、私はその前に、やっぱりこの前、川勝知事が習近平さんと会われたこととか、ああいうお金にかかわらないところでのお互いの関係、きずなをつくっていくことがまず重要かなと。
 今後どうなるかというと、上海の経済がバブルになるかという前に、まず中国がどう分裂していくか、政治状況がどうなるか、そこがちょっとわからないので、私はまだ何とも申し上げられませんが、実際に今、広州でストが行われているんですが、海外の研究者の中でよくおっしゃるのが、オリンピック後。オリンピックを見ると、日本が1964年にあったこと。それから、1980年にあった国鉄の解体ということ。それから、いろいろな労働組合というのを見ると、今度は韓国で1988年にオリンピックがあって、2000年というのはもうストライキとか、非正規職員の問題とか、やっぱりそういうものがあると。次に、今度は中国で2008年にオリンピックがあって、今後どうなるかというのは、日本の後追い後追いになっていくんじゃないかということで見れるんですが、ただこれは、経済の発展するうちの過程なのでそれをすべてと見るか、今後の過程の中でどういうふうに修正していくかというのが問われてくると思うのです。やっぱり10年後、20年後にどういう関係をつくっていくかということを目指して、今の静岡県の中での人間関係、それから地域をつくっていくというのが重要かなと思って業務に取り組んでいます。

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静岡県議会事務局議事課

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