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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年12月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:柏木 健 議員
質疑・質問日:12/13/2013
会派名:無所属


○柏木委員
 では、分割で質問させていただきます。
 まず、前段は説明資料で、後段はリニアのことでやらせていただきます。
 説明資料の16ページの男女共同参画で、男性について書いていただきまして、課長、ありがとうございました。
 男性のための課題解決セミナーがあって延べ26人ということで見まして、ことしは12月7日にもあったそうですね。その辺で、男性の男女共同参画に対する問題点とか課題点とか認識がありましたら、教えていただきたいなと思います。

 次に、決算特別委員会のときに放射能について聞いたんですけど、放射能の測定を県としてやってるのかという話をしたら、県はしてないということだったんですけども、放射能の静岡県内全体の測定について、どのようになってるのかお伺いしたいと思います。

 あと、総合計画の後期アクションプラン(仮称)の170ページに、企画広報部と皆さんのくらし・環境部の両方ということになってるんですけども、CO2を減らしたりとか、自然環境にいいようなエネルギーというものに関しましては、当然皆さんにも関係があると思うんです。2年前にそちらのほうを企画広報部に持っていかれたという話は聞いたんですけども、この170ページの計画を私は最初に見たときに、もうちょっと踏み込んで計画していくべきじゃないかなと、CO2の削減とか自然環境を考えるというふうに思ったんです。企画広報部に今あるとはいえ、皆さんにもかかわりのあるものなので、これについてどのように評価されてるのかお伺いしたいと思います。以上です。

○鈴木男女共同参画課長
 課題は2点あると思っております。
 1つは、この課題解決セミナーについてですけれども、参加者からは大変好評を得ているんですが、個人を対象にしているセミナーですので、いつまでも県が実施するというようなことはできないのではないかなと思っておりまして、これは全県に広げていきたいというところが1点です。
 もう1点は、今年度、静岡市と共催で男性相談員の養成講座というのを初めて実施したんですけれども、こういった意識の高い方たちに今後どのように活躍していただければいいのかなという、その2点を課題として今考えております。以上でございます。

○市川生活環境課長
 放射線測定について御説明いたします。
 決算特別委員会では、当部でお金を使っている放射線測定は何かというふうにと理解しましたので、海岸、海水浴場の放射線の測定をしていますという御報告をしました。それはあくまでも、当部で対応している分という意味でございました。
 ほかに静岡県はどんなことをやっているかということですけども、総括的には基本的に危機管理部が主となっていろんなものを整理して、ホームページでも紹介しております。
 ですので、ここで御説明してもそういうのを県のどこかでやってますというお話なので、後で資料で御説明することでよろしいでしょうか。以上です。失礼します。

○田代環境政策課長
 県では、平成32年度までに温室効果ガス排出削減量を平成2年度比25%削減という目標で取り組んでおりますが、先日、国際会議で日本も平成17年度比3.8%と登録をし直しました。
 こうした状況を受けまして、県も10年間の計画を途中で見直しをして改めて削減目標を定めていきたいと、こういう形で全てを検討しておりますけれども、温室効果ガスの削減は今仮にゼロだとしてもすぐにはその影響は出ない。今影響を受けてるのは、何年か前の影響によって温暖化が進んでいるという状況にありますので、産業界はもちろん家庭部門、こういったところを全部含めまして県民運動でありますとか助成制度でありますとかこういったことで、温室効果ガスを削減していきたいと考えています。
 今申し上げました計画の見直しを検討しておりますので、その中で企画広報部と連携をとりながら新エネルギーの導入について連携をしていきたいと思います。私どもとしては、省エネの観点から二酸化炭素排出量を極力減らすというところで取り組んでいきたいと考えております。以上です。

○柏木委員
 ありがとうございます。
 まず、男女共同参画のことなんですけども、男性が社会に参画をするように促すということに対しては、やっぱりちょっと女性とは違いまして、ひきこもりの部分とか少子化にもつながったりとか、いろんな部局にかかわってしまうようなところが出てくると思うんですね。それをこれから何とかしていかなくちゃいけないというのは大きな課題だと思うんですけども、さっき言った意識の高い方はいいんですけども、そうじゃなくて社会に参画できてない方に対してどういうふうにアプローチしていくかということが、やっぱり大切だと思うんですよ。
 そういう意味で、NPOのほうは結構ホームページやツイッターを利用したりとか、SNSの利用でいろいろ呼びかけをしたり、確かにNPOの人たちというのは意識が高い方が多いと思うので、そういう活動もされてるんですけども、ぜひ男女共同参画の分野でも何かそういうSNS、例えばツイッターでもいいですし、フェイスブックでもいいですし、ラインでもいいですよ。県のほうも長澤まさみさんを使って今やってますよね。
 そういうところで、引きこもっている人たちに社会に出ようよということで巻き込んでいくみたいな何かそういうことを、きっと課長だったら考えていけるような気もするんでね。これから静岡モデルとなって、もう本当に全国に先駆けたモデルになれば一番いいと思いますので、何かそういうところにも目を向けていただきたいな。
 本当に、引きこもっている男性を社会に出してくるって大変ですよ。僕らもよく同級生とかと飲み会をやるんですけども、女性ばかり出てくるんですよ。男性は余り出てこないですね。大体1対2とか、1対3とかいう割合で女性ばかりなんですよね。女性というのはやっぱり社会に出てきますけども、男性は1回引きこもっちゃうと、なかなか出てこないというのがありますので、ぜひそんなことをやっていただきたいなと思います。

 放射能のほうは、ぜひ資料をいただければと思いますので、委員長とまた相談してお願いします。

 あと、総合計画の後期アクションプラン(仮称)です。確かにそうだとは思うんですけども、きょうの新聞にも、掛川の沿岸部の工業用地が津波対策の部分もあって売れないので、太陽光発電――これが1.6万キロワットですか――にしたという記事が出てましたけれども、ここには浜岡原発がある。ましてや津波対策の影響でなかなか沿岸部の土地が売れないということで、そこに新しい太陽光発電とかを持ってくるということも可能だと思います。ある意味で静岡県としては、この新エネルギーという分野は非常に重要というか、これをどんどんやっていくということは、価値のあるものだと思うんですよね。知事も本会議でそういうことをいろいろ言われてますので、もう少し進めるような格好でぜひやっていただきたいなと思います。
 くらし・環境部はCO2の削減とか自然環境ということだと思うんですけども、企画広報部でも考えてると思うので、そこをうまく企画広報部のほうにも意見を言っていただきまして、進めていただきたいなと思います。
 太陽光発電の導入加速を、1年で10万キロワットというのはどうなのかなと。本当はもっといけるんじゃないかなと。掛川もその1つで1.6万キロワットですもんね。そういう意味では、もう少し進められると思います。目標はもっと高く持ってやっていただきたいなと思いますのでお願いします。以上、要望です。

 次の質問に移ります。
 リニアの関係なんですけども、きのう私は大井川流域のある市の市議会をちょっと傍聴しに行きましたら、この話が出ていました。ある市議会議員が、そこの市では今、リニアの話とJR東海の空港の新駅の話が出てると。この話が交換条件みたくなったらこれはやっぱり大変なことなので、そこは市長しっかりしてくださいねという質問をされてました。
 これについては、妙に知事から最近、空港新駅という話が出てますので、私もリニアの話とこれが本当に交換条件みたくなったら、やっぱり大変なことだと思うんですよ。
 市長は、当然そういうことがあってはいけないと。空港のところに駅ができるということはその市にとっては非常にいいことなんだけれども、空港の新駅をつくるかわりに、先ほど8番委員からも質問がありましたけども、水が減ってもそれを許可していくような方向になったら、これは将来に禍根を残すということで絶対だめだという答弁をされてました。
 その辺について、県として空港新駅とリニアの話は、これはもう分けて考えればいいと思ってるかどうか、その辺の決意ですよね。まずそこからお聞きしたいと思います。これは本当に大きな話だと思うんですよ。毎日のように空港新駅の話が出てリニアの話が出ているわけで、両方ともJR東海ですから。これはもう部長に、声が出ない中申しわけないですが、ぜひお願いします。

○伊熊くらし・環境部長
 リニアの環境影響評価への知事意見は、先ほどもありましたが、環境保全の見地から意見を述べることになります。ほかの事情は考慮すべきでないということでありますので、当然、環境のためにいかに保全していくか、これが基本ですから、それ以上の余分な考慮はすべきではないという理解であります。
 新しい駅をつくってもらいたいから、ほかのことをしんしゃくしてやるということはやるべきでないと思っています。

○柏木委員
 やるべきでないというか、当然やらないということですね。そういうことでわかりました。

 それで、そこの市議会で、11月15日までに意見をということで、その市もJR東海に対して意見を出したということでした。JR東海からの答えに関しては、我々もいただきました一括での意見概要書しかなく、個別の回答が出ていないので、自分たちが質問したことがどうなってるのかよくわからないという答弁を部長がされてました。
 私はそれでいいのかなと思ったんですよね。市や町が聞いたことに関しても、JR東海はこの1冊で終わってしまってるのかなというところがあったんです。県内の市や町がJR東海に対して意見を述べてると思うんですが、その辺を県としてどのように把握してるかお伺いしたいと思います。

○市川生活環境課長
 申しわけありませんが、市町がJR東海に出した文書自体は県のほうには届いていません。また意見概要書というのは、ごらんになってよくわかるように同じような意見はまとめて書いてあるということでございますので、私の質問した答えはここというのはなかなか見つけにくいものでございます。
 ですから、市町の方が、私はこれに近いかなというふうに探す以外にはないんですけれども、特に大井川水系の7市町の方々が要望書を出したと聞いております。
 答えを線でつなぐという作業は、ちょっと県のほうでは今のところできておりません。でも、県もやはり質問に対する答えというのは、きっちり押さえなくてはいけないと思っておりますので、今そのつなぎ合わせと区分の精査をしている最中です。
 例えば、質問に対して、先ほど出ました水質の問題ですと、作業員の宿舎はどのようにできるのかというのは、準備書の中では3カ所かなと思われるぐらいしか書いてなかったんですけど、先ほど説明しました3カ所に350人、310人、100人というような数字を出してつなぎ合わせていくと、大分拾えてきておりますので、その作業を進めているところです。これも、皆さんから意見を出していただいたので、ここに明確な数字が出てきたというところです。
 それからあと、やはり意見の中には、下流の利水者への影響をどう考えるかしっかり示せという質問に対しまして、JR東海の見解の中では、トンネル工事の完了後も流量観測等を継続し、必要に応じて権利者と話し合いをしながらトンネル湧水を河川へ戻すなど恒久対策を実施するという書き方をしています。これで担保ができるという安心感はございませんけれども、一応、意見は伝わり、どう対応をするかということは意見概要書の中に書かれております。
 県といたしましては、これでわかりましたというわけにはいかないわけで、具体的な方策が示されたわけではないので、このままでは安心だという評価はできない状況です。今後も情報収集に努めてまいりますし、問題が残った場合には、意見書の中に書き込んでいきたいと思っております。以上です。

○落合委員長
 質疑の途中ですが、休憩をしたいと思います。
 再開は午後3時5分とします。

( 休 憩 )

○落合委員長
 休憩前に引き続き、審査を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○柏木委員
 続きをやらせていただきます。
 市川生活環境課長ばかりで申しわけないなと思うんですけど、各市町が出した意見書についてはよくまだ把握してないという話だったんですけども、県がこれで意見を言う場合に、静岡市のことは聞いてます。だけどやっぱり先ほど大池委員からも島田市の、後で佐野委員からも藤枝市の意見が出ると思うんですけども、大井川流域の市や町からの意見を聞くというのもすごい大切だと思うんですよね。そういう意味で、それについてどうなってるんですか。

○市川生活環境課長
 静岡市については、最初からJR東海にここは関係地域ですよと言われたので、今まで県がやることについては、見学会とかそういうところも全てほぼ一緒にやってきました。
 それから、今の大井川水系の市町の話ですけれども、準備書が出てきて初めて非常に影響が大きいということがわかったものですから、市町の動きも明確にこうしたいとか聞きたいという話が出てきました。県のほうから市町に対してどういう意見を持ってるのかということをしっかり把握しないとうちのほうでも捉えにくいので、意見の照会をしたところでございます。以上でございます。

○柏木委員
 意見の照会をしたんですか。した後、それでどうなのか。意見の照会をしたということだったので、その後どういうふうな流れになったのか。そこまでもし答えられれば。

○市川生活環境課長
 済みません。今、思案中でございまして、まだ意見照会を出してなかったということで失礼いたしました。訂正いたします。
 市町の意見は、もちろん影響があるのであれば、市として集約した非常に大きな意見ですので、それは知事意見の中にきっちりと書き込んでいきたいと思っております。以上です。

○柏木委員
 意見を聞いて、それを何か集約したりとかという場みたいなのを設けるんですか。それとも、ただ県が直接各市――島田市とか牧之原市だとか掛川市だとか、個別に伺ってそれを県が集約するということなのか。各市町と部長なのか知事なのかわかんないですけども、何かそういう大井川水系の皆さんと話し合いをするような場を設けるということなのか、その辺はどう思ってますか。

○市川生活環境課長
 現在決まっているところは、各市からの意見照会をするというところで、この後の動きについてはまだ定めておりませんので、その状況次第で検討していきたいと思います。以上です。

○柏木委員
 本当に心配されてると思いますので、なるべく皆さんと話し合いの場とかそういうものをぜひ持っていただきたいなと思います。これは要望です。

 次に、中央新幹線の環境影響評価準備書に対する意見の概要及び意見についてというのをいただきました。これはJR東海に聞かないとわからない部分が多いと思うんですけども、一応、県としてどういう認識を持っておられるのか、ちょっとお伺いしたいなと思います。特に言われています水の話と生態系の話をお伺いしたいと思います。
 まず、この72ページに水のことが書いてあるんですけども、真ん中辺に「影響の予測には不確実性がある」ということを言っていながら、「流域面積が大きく河川流量が多くなることから本事業による水資源への影響の程度は小さいと考えており、環境影響評価の対象としておりません」というのは、要するに下流地域を環境影響評価の対象としていないということを書いてあるんですけども、JR東海は不確実性というのをわかってるんですね。わかっていながら2トンという話を出して、入れていないという表現をされてるんですけど、それについて県としてはどう思ってますか。これをお伺いします。
 あとその下に、「メカニズムの詳細につきましては資料編に記載いたしました。河川流量の減少分は最終的にはトンネル湧水として排出されると考えられます」と書いてあるんですけど、水の量は変わらないですよね。これはどういうことを言ってるのか。大井川の水は減るんだけれども、湧き水として出てくるということは、例えば長野県とか山梨県側に行っちゃうということなんですか。この水がどういうふうになると県として解釈してるのか。この前の勉強会で、地下何メートル掘るのに、どうしているのかわかんないなという話も出てたんですけど、湧き水として出るというふうにJR東海は考えてるわけですから、この水がどこに行くと皆さんが思ってらっしゃるのか、それについてお伺いしたいと思います。
 あとその下なんですけど、「現象が現れるのは工事を開始して相当期間経過してからになります。トンネル工事に際しては、河川流量、井戸水位観測、水質調査等の水文調査を行うなど、継続的に監視し、実際に減水等の兆候が認められた場合には、権利業者様とお話し合いのうえ対策を実施いたします」ということは、実際に減水等の兆候が認められた場合ということは、JR東海は認められない場合にはやらないということなんですよね。普通は先にやるべきじゃないかなと思うんですけど、これはもうここに書いてあるお役所言葉で、実際に減水等の兆候が認められた場合のみにやるということで、皆さんは解釈されてますか。その1点についてお伺いします。
 あとその下もちょっと気になって、「トンネル工事完了後も流量観測等を継続し、必要に応じて、権利者様とお話し合いをしながらトンネルの湧水を河川へ戻すなどの恒久対策を実施いたします」というところで、この「必要に応じて」が係るのは、必要に応じて話し合いをするということを言ってるのか、必要に応じて恒久対策をすると言ってるのか、解釈によって全然変わってきますよね。
 要するにJR東海にしてみると、この答えで自分たちは必要に応じて話し合いをするということを言ってるだけなんだということもできるし、先ほど担保するという話もされてましたけども、恒久対策を実施するということを言ってるのか、その辺もちょっとよくわからないなと思いますので、その辺の解釈はどうなってるのか、まずそれだけお伺いします。

○市川生活環境課長
 実はこれは11月25日に提出されましたが、その時点では提出のみでした。これについて、今月26日に環境影響評価審査会を開催します。その中で、JR東海に対してこれに対する説明を求めてまいります。そこで確認します。おっしゃられるとおり、どうとも読める文章であると思います。特に利水者、権利者というのを、誰をもって書いてるのかすら明記してございませんので、もしかすると当初のとおり、そこに住んでいる人のみということも考えられますので、そこはきっちりと聞いていきたいと思います。
 もちろん、私どもは今まで直接しっかりとは聞いてないんですけども、大井川水系の方々が非常に利水の関係では危惧してるというのはしっかりとつかんでおりますので、その辺をしっかりと聞いていきたいと思います。

○柏木委員
 そうですか。まだJR東海から聞いてないわけですね。ぜひ聞いていただきたいなと思うんです。我々も本当はJR東海に聞けるといいんですけども。
 では、生態系のほうも少し指摘をしたいと思います。
 JR東海の意見の140ページ、141ページになると思います。これは私も読んでて思ったんですけど、600メートルでは余りにも調査範囲が狭過ぎるだろうという意見を言っているにもかかわらず、JR東海は調査地域としては工事及び云々、600メートルなんだと。もう何かJR東海が勝手に言ってるんですけど、確かに何かやったときに600メートルで自然への影響がそれぐらいで終わるのかなというところがあります。PM2.5なんかもそうじゃないですか。中国から飛んできてもここまで影響してるわけですから、そういう意味では、自然への影響というのはあると思いますので、その辺もしっかりJR東海に皆さんとしても確認していただきたいなと思います。
 あと、141ページ3行目などにも「できる限り回避または低減するため」という表現がいっぱい出てくるんですけども、これっていうのは要するにもう影響が出るということじゃないですか。できる限りですから、できなければいいわけですよね。回避または低減ですから、これはもう出るっていうことなんですよね。これが前提でJR東海の見解が書かれているというのは、どうかなと思うんですよ。
 要するに自然環境、生態系への影響が出ますよということを前提に、文章が平気で書かれているわけなんですよ。どう見てもこの表現というのは普通で考えればもう出るということですよ。そうふうに思うんで、その辺もしっかり資料をJR東海から提示してもらいたいと思います。
 あとは、その真ん中辺に「静岡県の環境影響評価審査会審査等で」と書いてあります。具体的な要請があったらお示しするって、要するにここの解釈で、JR東海は「お示しする内容やお示しする方法などについて事務局と相談いたします」って書いてあるわけですから、JR東海は示すものを持ってるわけで、そこに審査等って出てるわけですから、「等」っていうのはどこまで示してもらえるのか。さっき言った大井川流域の皆さんも本当に心配されてると思いますので、そういうところにもしっかり提示する準備がJR東海にはあるのかどうか。「等」ってしっかり書いてあるわけですから、その辺もしっかり確認をしていただきたいなと。
 本当は、新聞にも書いてあったとおり、この委員会でしっかり議論をしなきゃいけない部分だと思いますけども、皆さんに聞いても答えは出てこないですよね。それで、我々がやっていないみたいな感じになってますので、非常にこれは変な話なんですよ。本当にそういう意味では、しっかりJR東海に聞いていただきまして、しっかり答弁できるようにしていただきたいなと思います。それじゃないと、答えがわかりませんでは我々もどうしようもないと思いますので、よろしくお願いします。
 以上、また委員長と当局と話し合っていただければと思いますので、よろしくお願いします。

○落合委員長
 わかりました。

○市川生活環境課長
 141ページの上側の非常に腹立たしいような言葉でございますが、これが環境影響評価法に書いてある言葉でございまして、事業者はできる限り回避または低減せよと。そのできる限りが本当に私どももよくわからない。技術的にできないのか予算的にできないのか、いろいろあるんですが、説明はこれしかないので、この言葉で全てを語るという今の状況ですので、先ほどのことと同じですけれども、具体的に確認をしてまいりたいと思います。
 不安なことについては、意見の形で述べていきたいと思います。よろしくお願いします。

○落合委員長
 はい、わかりました。
 今、7番委員からありました放射線測定の関係の資料請求を後でまたお願いしたいと思います。
 そして、確かにJR東海に対しての問題はなかなか難しいと思います。また皆さんで、後ほど検討をしたいと思います。

○柳住まいづくり課長
 先ほどの5番委員の質問の答弁の中で、数字を少し間違いましたので、訂正させてもらいます。
 リフォーム工事の県産材型ですけども、216件と言ったと思うんですけども、261件の間違いでございました。訂正させていただきます。

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