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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年1月大規模スポーツイベント対策特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討議 】 発言日: 01/14/2016 会派名:


○中沢(公)委員長
 これより、調査報告書の作成に向けた委員間討議を行います。
 前回の委員会において、各委員の皆様から、提言の項目について御意見をいただき、項目を決定いたしました。それを踏まえて、今回は項目の内容について、御意見をいただくことになっております。項目だけ提示しましてもイメージしがたいかと考えましたため、前回までの委員会において、各委員の皆様や参考人からいただいた御意見等を踏まえた案を、正副委員長で用意しました。
 本日はまず、私から案の内容を説明し、その後、委員の皆様から御意見をいただいて、調査報告書を取りまとめていきたいと思います。
 それでは、資料1の調査報告書案をごらんください。
 まず、1ページに調査の概要と委員会の運営方針、調査の観点が記載してございます。
 2ページからは、第2回委員会で調査しました関係部局の取り組み状況が記載してございます。
 8ページからは、9月に行いました沖縄県などの先進地調査の概要が記載してございます。
 14ページからは、第3回及び第4回の委員会で行いました参考人からの意見聴取の概要が記載してございます。
 そして、これらの調査結果並びに委員間討議の結果を踏まえた当委員会としての提言案については、資料2をごらんください。
 提言は、8つございます。
 まず、提言1として、世界に向けた本県の魅力発信。
 提言2として、キャンプ誘致に係る市町への支援。
 提言3として、インフラ整備。
 提言4として、観光・地域おこし。
 提言5として、教育とスポーツ振興のあり方。
 提言6として、スポーツ産業への支援。
 提言7として、レガシー。
 そして最後に提言8として、その他(大会成功に向けて)となってございます。
 最後に資料編としまして、別表1委員会の活動状況、別表2委員名簿を添付してございます。
 それでは、提言部分などにつきまして、御意見などがございましたら御発言願います。
 自由討議ですので、ざっくばらんに言っていただいて、なければこのままよしとして、委員会を閉じさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

○多家委員
 提言ね。提言の中で、一つ考えておかなきゃならないのは、ラグビーがリオデジャネイロオリンピックで、7人制として、男女が採用されましたね。こういうことですね。いわゆる2019ラグビー・フットボール、これとオリンピックのラグビー・フットボールとは、かなり趣が違ってきますけれども、相当人気のスポーツだということを本県でもしっかりと捉えて、7人制ラグビー、タグラグビーの話がありましたけれども、どうやってそのラグビーの盛り上げ、途中で出てきますよ、ラグビーをどうやって盛り上げていくかということを考えようという、5ページ目かな、ラグビーのまちづくりというのが、そういうのが出てきます。4ページで、中学校、高校のラグビー部の推進とか、県内小学校のラグビーの普及とか、こういう話が出てきますので、その部分をしっかりと肉づけしていく必要があるかなと、これが1点目ですね。
 この次が、1ページ目で、キャンプ誘致に係る市町への支援という話になって、非常に大きな課題だと思いますけれども、1つの提言として、パラリンピックのキャンプ誘致も大きな課題として捉える必要があると。それからもう1つは、オリンピックは1人参加、少人数参加というかな、イギリスは204の国が参加したそうですけれども、1人参加、少人数参加の国が、その中で50ぐらいあったそうですよ。これらの国について、非常に接しやすいので、いわゆるイタリア全部の合宿所の誘致をしようとか何とかということよりも、そういう簡単にできることにも目をつける必要があるのではないのかなと、そんなふうに、この提言案を読んだときに思いました。
 それから、2ページの世界に誇れるサイクリングコースの整備と。これは、日本サイクルスポーツセンターを指すだけではなくて、富士山を周遊するサイクリングロードを構築する考え方があるのか、もしくは、定番コースとなっていますけれども、2021年にジロ・デ・イタリアもしくはツール・ド・フランス、もしくはスペインのワールド選手権に匹敵するような大会を、アフター五輪として静岡県が伊豆半島で考えるということが宿題になってますのでね、そのあたりについて、ここのインフラ整備の中でどんな位置づけをするのかと思います。
 それから、あとは、そのとおりだと思ってますが、提言7のレガシー。これはまさしくロンドンオリンピックでこのレガシーという言葉が非常に大きく使われ始めて、何でもかんでもレガシーだと、こう言いながら、やっぱり静岡県は、2002年のワールドカップサッカーでエコパをつくったというレガシーが、今日の2019のラグビーワールドカップにつながっているということを考えると、やはりラグビーも自転車も、このスポーツ王国に匹敵するレガシーという部分について、しっかりと考えなければいけないのではないのかなと、そんなふうに考えました。
 それからもう1つ、「本県におけるトップアスリートの育成と競技力向上に一層努めるべきである」と、こう言ってるんですが、今の体制で、果たしてアスリートが育つかどうか、これ半端なお金じゃないと思いますよ。かつて、岩崎恭子さんとか、途方もない選手が出ましたけれども、これはラッキーであって、いわゆるそれなりの溝口選手みたいな、もまれてもまれてオリンピックでメダルをとるということを考えると、本県の選手にもそれだけのヒト・モノ・カネということをはっきりと打ち出してやる必要があるのではないのかなと、そんなことを感じました。
 冒頭、今のようなことを言っておきます。以上です。

○中沢(公)委員長
 ちょっと教えてほしいことがあるんで、いいですか。
 7人制ラグビーですけど、あれって、私、勉強不足で申しわけないんですけれども、いわゆる通常のラグビーと7人制ラグビーは、バレーとビーチバレーの選手のように、全く別の人がやってるんですか。別の人がやってるんだね。やっぱりそうだよね。

○多家委員
 7人制の選手っていうのはもう選んでるんだよね、お国は。いわゆる、ラグビー・フットボールの選手以外に、7人制ラグビーに対応する選手を選んでる。もしかしたら共通の選手が出てくるのかもしれないけれども、U―23か何かで年齢が低いんじゃないのかな。
 それと、7人制ラグビーというのは、僕は試合の形態とか見たこともないし、ニュースで知ってる程度だけど、やり方が全然違うんじゃないかと思うんですね。だけど7人制ラグビーがオリンピックの金銀銅の対象になるということであるならば、いわゆるIOCで言う28競技の中の1つですよね。だから、それは相当特筆して心配するべきだというふうに言ってもいいのではないのかなと、そんな感じがしております。

○中沢(公)委員長
 どこか入れますか、7人制ラグビーという文言を。

○多家委員
 7人制という言葉をもって。ここの県内小学校でラグビーの普及という4ページ。中学・高校の部活動、それから3に、ラグビー普及広報ということを書いてるんで、もしくはレガシーのところでラグビーのまちづくりと書いてるので、いわゆる15人制のラグビーじゃなくて、7人制のラグビーというのは、ワールドカップではいわゆるラグビーだけど、オリンピックでは7人制のラグビーだよね。
 ことしから7人制のラグビーを見るんだよね。15人制は見ない。とりあえずスーパーラグビーは。いずれにせよ、リオではね。

○中沢(公)委員長
 ここのラグビーの普及広報のところに、トップリーグや大学ラグビー、7人制ラグビー等の試合がより身近になるようにって入れますか。

○多家委員
 これ、完全に入れとくべきでしょうね。

○中沢(公)委員長
 じゃあ、そうしますか。

○多家委員
 一番身近にスタートするのは、7人制ラグビーだね、オリンピック種目でもある。

○中沢(公)委員長
 オリンピック種目でもあると。オリンピック種目でもある7人制ラグビー、これをここに入れましょうね。
 富士山周遊も入れますか。地域振興ですよね。地域振興じゃなかったっけ。

○多家委員
 世界に誇れるサイクリングコースですよ。2ページ。

○中沢(公)委員長
 インフラに入れるか、レガシーに入れるかということですかね。

○多家委員
 インフラに入れるか、それともレガシーに入れるか。

○中沢(公)委員長
 このインフラのところのほうが、伊豆半島や浜名湖、富士山周遊など、すばらしい景観や地域資源を楽しむことのできるサイクリングロードを整備しとかのほうが、入れやすくなるような気もしますが。いいですか、そこで。
 じゃあ、「伊豆半島や浜名湖、富士山周遊などに、すばらしい景観や地域資源を楽しむことのできるサイクリングロードを整備し」と入れましょう。
 レガシーなんですが、ちょっとこれ余談の話になるんですけれども、ロンドンオリンピックのときって、実はこの直接的な会場だとかスポーツっていうのとは別の観点のレガシーで、多くの芸術作品が生まれたんですよね。何だっけ。ビッグベンとオリンピックを絡めたような作品とか、何かいろんな油絵だとか何だとか、あと彫刻とか何だとかって、いろんな芸術作品があのとき生まれてたんですね。あれも実はレガシー扱いとしてロンドンオリンピックは取り組んでるんですけれども、今回の特別委員会では、そっち方面は、参考人からも出なかったんで、僕も言わなかったんですが、実はそれも結構重要なレガシーなんですよね、ロンドンオリンピックの際は。後世に残るという意味でもね。

○多家委員
 国際自転車競技連合、日本自転車競技連盟、そしてIOCが、伊豆に自転車のレガシーがあるのかというのが、最後のキーワードだったんですよね。取ってつけたように、いやありますと。どういうレガシーかといったら、そのために伊豆担当副知事をつくって、文化、観光、スポーツ、交流のために静岡県は非常に大きな力を入れるということを、もう既に前面に打ち出していますと。それは、かなり取ってつけたようなキーワードだけど、それは打つわね、相手の心を。それだけヒト・モノ・カネを準備しようという話だけど、伊豆の文学とかそういうものがそこに入ってくるかですよ。伊豆の文化、観光、スポーツ、経済の交流のためってね。これは、袋井、修善寺という限定しないという考え方であるならば、いろんな言い方ができるけれども、その場所に特化させると、どんな文化があるか。修善寺はありますわね、確かに。文化はたくさん。川端康成から始まってね。袋井、静岡県全体というのは、富士山とか……。

○相坂委員
 今の地域はこれから多分、いろんなスポーツ競技を誘致するとか何とかという話は、ここでもまたこの後出てくると思うので、これ、それぞれ伊豆で何かやるといったら、こういう資源がありますよみたいなものも話題に出てくるでしょうから、とりあえず、観光、地域おこしの中に、県内観光拠点におけるファンゾーンの開設というのがあるので、ファンゾーンの開設というのが物理的なものなのか、ちょっとわかりませんが、そういうところにちょっと入れ込んでおいて、先ほど委員長がおっしゃった芸術作品については、やっぱりレガシーの中で一くくり、1個、括弧立てでつくってもいいかなという気がしますけれども、どうでしょうか。

○山本委員
 重ねて関係しますけれども、スポーツ文化という文化をどのあたりまで包含していくかということで、私たちもサッカーと国体のときに地域住民ということで、選手を盛り上げるための応援だったりとか、あるいはその前段でいろんなさまざまな、よさこいやったりとか、そういったものを皆さんに楽しんでいただくものを一つの文化として織り込んできましたが、今、委員長からお話しいただいたように、そうしたアートというか、芸術性の高いものをこれから何か仕掛けていくということは、非常に重要なことかなと思いますので、今、3番委員からもございましたけれども、若干そうした部分を項目立てで立ち上げていただけると説明しやすいかなということは感じます。

○中沢(公)委員長
 じゃあそういう感じで。文化とか芸術作品とかね。その既存の芸術作品ももちろんそうだし、これを機に、芸術作品の創作というのもあると思うんですね。ロンドンオリンピックは、全く余談ですけど、あるリトグラフが爆発的に売れたんですよ。その1枚を私、持ってますけど。プレミアがついて高くなったんですね。そういう演出が、やっぱりヨーロッパはむちゃくちゃうまいんですよ。イギリスとかフランスとか、ああいうところというのは、そういう芸術作品のプロモーションがむちゃくちゃうまくてですね。それがもう世界に散らばるんですね、そういう作品が。ああいうことって日本はやらないなと思うんですけれども、ヨーロッパは物すごくうまいんですね、芸術作品の創作とその発信が。ああいうこともあってもいいんではないかなと。既存作品も含めて。ということで、それを加えてください。
 それはどこですか。提言で。レガシーでいいですかね。レガシーの4とかかな。

○多家委員
 4のファンゾーンの開設か、レガシーか、どちらかでしょうな。

○中沢(公)委員長
 レガシーにしますか。じゃあ、レガシー。
 これ、アスリートの育成で、先ほど2番委員がおっしゃってたヒト・モノ・カネの部分なんですが、これもっと突出して書きますか。ここに一応触れてはいるわけじゃないですか。アスリートの育成と教育の向上って。それはもっと……。

○多家委員
 桁が違うんだよね。

○中沢(公)委員長
 桁が違うね。
 この間の予算でも、誰かが言ってましたね。桁が、ゼロが2つか3つ違うっていう。

○多家委員
 今日的な大学選手権見たって、帝京がなぜ優勝するかっていったら、3桁の億に近い金をぶち込んでいって、大学のチームとか。ほかのチームも、1桁の億もぶち込めないというね。その差だという。そういうことでしょうな、本当に。

○中沢(公)委員長
 4年に1回じゃないですか。オリンピック。その4年間をトップアスリートを育成して維持させるのには、1人5000万円から1億かかるって言われてるんですよね。

○多家委員
 静岡県の選手にという意味だからね。

○中沢(公)委員長
 だけど、10人いたら5億になっちゃいますよね。

○多家委員
 そういう金額を。

○中沢(公)委員長
 それを30万や50万でお茶濁そうっていうのもそもそもどうなのかという議論になっちゃうんだけど。

○多家委員
 全然話にならないね。

○中沢(公)委員長
 話にならないですよね。

○相坂委員
 それ、今のアスリート育成は、スポーツ振興のあり方の中に章立てで入れるか、あるいはスポーツ産業に絡めて、結局スポンサー頼みのことで、行政が予算を組んで、じゃあ1人当たり5000万、金出すっていうことには多分ならないと思うので、産業と絡めて考えるのかって考えると、そのどっちかに章立てで入れるということなのかなという気がしますけれども。あんまり産業と絡めると、まだ具体的ではないので、本当はスポーツ振興、教育スポーツ振興の中に入れるのがスマートかもしれませんが。踏み込み過ぎれないですもんね、まだね。

○中沢(公)委員長
 どうしましょうか。

○多家委員
 今から20年前に、沼津市で杉本という100メートル、200メートルの日本チャンピオンが出たの。2人。いとこ同士で。第五中学校という中学校だよ。1人は、ユニバーシアードへ選ばれて、沼津東高校から、ユニバーシアードへ選ばれて、オリンピックの選手、強化選手。1人は、やはり同じように選ばれて、オリンピックの強化選手になったの。そうすると、世界中に遠征していくための金が、個人じゃとても払えないですね。もちろん、フェンシングでも何でもそうだけど、クラブ単位で集めて、行ってこいというお金をつくってやらないとね。高校、普通高校じゃあり得ないんだね。
 ところが、その杉本という選手は、今もって名前が残ってるんだけど、片一方はユニバーシアードへ行っても飯が食えねえから、おれは勉強するっていって浜松医大に入って、浜松医大の先生ですよ、有名な。片一方は、オリンピック選んで、どこかの大学の講師か何かやってるのかな。そのくらいに、その時点、今から数十年前だね。20年以上前でも、莫大な金が要ったときの話があるからね。どこまで面倒みてやるかというと、クラスが1つ上がることによって行く先が違う。行く先が違うことによって、次の行き先もできる、次の行き先もできるというと、世界に転戦していくんだね。そうすると、とてもアマチュアスポーツの支援団体では追いかけ切れないという事実がありますので、この委員会で余りそのことを言っても答えにならない。

○中沢(公)委員長
 そうですね。
 5000万円かかるのを言っても、ナンセンスな話になりますよね。予算を50万円とか60万円って言っちゃってるんだから。

○多家委員
 月に20万円くれるっていうんじゃなかった。

○中沢(公)委員長
 忘れちゃいましたけど。

○多家委員
 たしか月に5万だか6万だか。

○中沢(公)委員長
 いずれにしてもゼロが2つぐらい違うんですよね。
 じゃあ、ちょっと触れるだけにしときますか。

○多家委員
 触れるだけにしとかないとね。

○和田委員
 意識を変えてもらう一つのあれにはなるかもしれないけど、具体的に予算化はちょっと難しいね。

○中沢(公)委員長
 アメリカはもうスポーツ産業なんですよね。ビジネスアイテムとして選手を使ってるから、ビジネスアイテムの選手という取り扱いをすれば、完全にスポーツ産業だし、5000万円というのは要するに企業が入ってどうのこうのというのは、それはアイテムだからという話になるんだけど、日本の場合はビジネスアイテムとしての考えは選手に対してはないわけですよね、アマチュアはね。だから、根本が違うんだな。

○蓮池委員
 アマチュアでもコマーシャルベースに乗ってきたというところはね、体操とか、競技によってはね。そういったところは少しは出てくるんだろうけど。

○和田委員
 国の予算でやってるのは、自衛隊の体育学校ぐらいのもんだからね。はっきり言って。

○多家委員
 体育団体の腕の見せどころで、すごい金を集められる競技団体と、全くだめっていうのもね。

○中沢(公)委員長
 そうですね。
 じゃあ、ここの……。触れるぐらいにしときますか。触れるんだね、ここでね。

○土屋委員
 提言5の教育とスポーツの振興のあり方という形で出てる(1)(2)(3)ってみんなラグビーなんですよね。基本的に、自転車は教育としてふさわしいのかどうかというのと、それによって一応その振興していくという話であるのであれば、例えば県内の小・中学生ぐらいは、全員が自転車乗れるぐらいのことの話であれば、お金がかかる話ではないし、例えば教育の中で、自転車に取り組むという話はそんなに大きな問題を抱える話でもないから、ただ実際にはラグビーのワールドカップがあるから、みんなにそれを浸透させるための普及は、一生懸命やれよという話であるのであれば、県内全域でサイクル何とかというようなこともやっていくのであれば、やはり小さいころから子供が自転車に乗れるようにしておくということも、振興のあり方という、教育という部分とその振興のあり方という話であれば、ここに一つ、そんなようなことも取り組んでみたらどうかということを入れるのもいいんじゃないかなって感じたんですけれども。ラグビーはみんなに教える。確かにみんな知らないから。でも自転車はみんな親が買ってくれるからとか、そのような形の中で、今、普通に普及しているだけなんで、それをもう一歩前進させた形で、静岡県は自転車乗れる率は全国一番ですよみたいな話だって、それは売りになるんじゃないかなと考えたときには、少し一つ何か考えてもらってもいいかなというふうに、ちょっと思ったんですけれども。

○蓮池委員
 そこの、この一番最初の書き出しで、ワールドカップとオリンピック・パラリンピック、特に本県で、初めてオリンピックが開催される。それをどういうふうにその教育現場に、だからせめて、子供たちが自転車競技というものを知ることを何かやはり県としては、競技をさせるというのは難しいんだと思うんだけれども、せめてその自転車競技というのはどういうものかということを、オリンピックまでに、いろんな大会があるわけですね。そういったところに例えば子供たちを触れさせることは、少し提言としてここに入れておいたほうがいいかなという気がして……。

○中沢(公)委員長
 教育でね。もし、教育に入れるんだったら、それに合わせた交通マナーとかね、交通安全とか、そういったことも踏まえた教育というのもありかなという気はしますけどね。ここでそのサイクリングコースつくったり、いろんなインフラ整備の中でそういう自転車普及とかも考えるときに、やっぱりマナーは大事じゃないですか。これで交通事故がやっぱりあっちゃいけないし、交通安全マナーというかね、それも大事なような気がしますし、その辺も踏まえたことで、何かちょっとやりますか。教育、自転車競技の。

○多家委員
 弱虫ペダルって知ってます?少年チャンピオンの。ドカベン、あぶさんより人気がある。アニメで、日本中流れてるんだそうですよ。これは、いわゆる一つの舞台がベロドローム、あとは高校選手権、こういうのだそうですよ。ちょっとパソコンで見て、その場面を見るんだけど、すごいもんですよ。今、その100万円の自転車を買って、例のヘルメットかぶって、スーツを着て、結構サイクルスポーツセンターに来るんだって、何人も。走らせてくれって。ところが、どういうふうにしてるか、それは知りません。ある程度のレベルの者は走らせる。ただ、伊豆総合高校の自転車部だけは、そこを使って練習してるんだね。そして、2018年の高校選手権大会。高校インターハイ。三重で開かれるんだけど、自転車だけはサイクルスポーツセンター使うと。練習はドームの木製バンクを使って、本番は400メートルの外でやらせるんだって。だから、そういう意味で、見るだけでも初めて見た人は何だこりゃということがあるのでね、今言うように教育の一環で……。少なくとも静岡で自転車部がある学校なんてないんじゃない、1つしか。

○中沢(公)委員長
 そうかもしれませんね。

○多家委員
 たしか、サイクルスポーツセンター、来れば試走ぐらいはさせますよと、ある程度なら。しかし危なくてね。素人じゃ落車だ、すぐ。だから、そう、どこまで触れることができるかだね。

○中沢(公)委員長
 教育で触れますかね、とりあえず。ここともリンクするんですよね。自転車による地域振興のレガシーの部分で、このサイクルスポーツの聖地となるようにといったところ。実はそういう人たちも集まるわけですからね。高校生とかそういう選手もね。ちょっと教育で触れる体制をつくりましょう。

○野澤委員
 先ほど出た、正しい乗り方だとかルールだとか、交通安全ルールだとかいうものが中心だと思いますけれども、小学生の、自転車の競技大会あるんだね。全国大会まであって、うちのほうでも強い小学校があって、常連なんだけれども、県レベルで競技会があって、それから全国大会ということでやってるわけで、それは小学校単位でやっているわけだから、ないわけじゃないんですよ。だから、そこのところはもう少し光を当てて、充実するというような形でどうですかね。

○中沢(公)委員長
 それも踏まえましょう。

○多家委員
 それ、場所はどこでやってるんですか。
 場所。小学校の大会とか。

○野澤委員
 全国だから、普通のグラウンドだとかそういうところだと思いますよ。こういう競技じゃないからね。

○中沢(公)委員長
 自転車競技のときに、一時期物議を醸したのが、いわゆる競技用自転車みたいな、一般商品のやつのブレーキ全部取っちゃって、違法自転車にして、何かよく交差点でぶつかるとか何とかっていろいろあったでしょう。あれで、要するに、余計な自転車売るんじゃねえよみたいな……。あれ、全部もとは実は自転車競技用の自転車なんですよ。だからやっぱり、そこら辺の交通安全とかマナー普及というのは、やっぱり入れたほうがいいと思うんですよね。それは、田舎じゃあんまりいないのかあるのか、よくわからないけど、東京じゃそれが大問題になってるという話でね。

○多家委員
 それはしっかり整理したほうがいいね。

○中沢(公)委員長
 整理したほうがいい。
 だから、ただやいやい言うと、そっちの問題はどうするんだというのが出るので、すごい社会現象なんですよね、あれ。そのことを踏まえていきます。
 それ、ちょっと野澤先生が言ったの、もうちょっと調べたほうがいいんじゃないかね。大会、どういう感じで開かれてて、県内どこで開かれているのか。

○野澤委員
 三ケ日町の平山小学校というところが常連なんだよね、全国大会出場の。全国優勝なんかも何度もしてるんだよね。だから、その辺の資料は集められると思うけれども、小学校の学校単位で出てる競技大会だから。

○中沢(公)委員長
 それは何、いわゆるこういう自転車競技ですか。

○野澤委員
 見たことないけども、トラック走るとか、そういうんじゃ決してないと思うよ。

○中沢(公)委員長
 モトクロスとかということ。

○野澤委員
 いや、そういうんじゃなくて、何ていうのかな。コースがあって、信号があって、そこで一旦停止でとか、そういう競技じゃないかなと僕は推測するんだけれども、詳しいことは調べてください。

○山本委員
 乗り方のマナーとかね。

○野澤委員
 マナーも含めた、それでも上手に乗れなきゃしょうがないわけだから。競技大会だから。

○中沢(公)委員長
 わかりました。それを踏まえて。ちょっとそれ調べて、それを踏まえて、教育のところに入れましょう、自転車のね。

○野澤委員
 提言5の(1)県内小学校でのラグビーの普及ということで、この話が出てから、小学校の現場の先生方の話も複数聞いたんですね。もううちでは既にやってますという学校も結構あったね。

○中沢(公)委員長
 西部は割と多いですね。

○野澤委員
 多いですね。それで、それじゃ指導はみんなできるのって言ったら、マニュアルがあって、それに従ってやりますから、そんなに難しいことはないですというような言い方をしとったんですよね。ここに「学校教諭や地域のスポーツ指導員をラグビー指導者として育成するとともに」というふうに、ちょっと重く書いてあるんだけれども、こういう表現でいいかどうかね。用具があって、道具があって、それからしっかりとしたマニュアルがあれば、小学校の体育の授業程度では取り組めるのではないかという気がしたものですから、その辺の表現はどうかなと思ってね。あえて指導者というふうに振りかざしてやるというよりも、気楽に幾つか球技があって、ドッヂボールだとかソフトボールだとか、いろいろあるけれども、その中の選択で、学校単位で決めるということらしいもんですから、そこのところにぜひタグラグビーをという、割合入り口を簡単にしてやるほうが、かえっていいのかなというふうに思ってみたりするんですね。いかがですか、そこらは。

○中沢(公)委員長
 ここをこういう表記にした経緯は、実は県が委託だったか、後援だったかわからないけれども、その学校の先生にタグラグビーってどういうふうに授業で導入すればいいかという育成のをやったときに、1人も出てこない教育委員会があったりしたんですよ。つまり、全くアンテナのないところ。逆に、9番委員おっしゃったみたいに、浜松なんかは割ともう展開している学校が多いという、この温度差がすごくて、ここに表記することで、ある一定の強制力というか、ある一定の同じ歩調をとらせる意味合いをつくりたいなと思ったわけです。
 もっと言うと、実はこれ校長のさじかげん一つなんですけど。あの業界の人たちって、言われると素直にやるんだけれども、言われないと全くやらないというところもある業界なもんですから、歩調をそろえる意味では、こういう書き方をしといたほうがいいのかなというところです。
 実際私の息子のところの担任の先生、40歳ぐらいの女性なんですけど、その人がタグラグビー教えてますから、1回講習を受けてくれれば、誰でもできるんですよ。なので、40歳の女性の先生でもできるんだけど、その先生は確実に講習を受けてるんです。その程度なんですけどね、実態は。

○野澤委員
 まあいいでしょう。そういうことなら、こういう表現でも構わないというふうに思います。了解しました。

○山本委員
 2点ほどお願いしたいと思いますけれども、提言1の世界に向けた本県の魅力発信という、冒頭から世界に向けたとありますけれども、もちろんこれは全国を含む、国内、国外ということの意味合いも含まれていると思います。
 (1)(2)を見させていただいたときに、若干資料映像をつくるとか、子ども観光大使という、ちょっと細かなところにいきなり入っているもんですから、もうちょっとこの魅力発信、情報発信ということであると、SNSをもっと積極的に上手に活用していくとか、地元のメディアとの連携をどうするとか、あるいは県内で非常にもう世界的にも注目を集めている大きなイベント、例えば静岡市さんで言ったら大道芸ワールドカップだったりとか、花火大会、全県的にやられていますけれども、そうした部分とのコラボとかイベントみたいなものを通じての魅力発信、情報発信ということも非常に大きいかなと思いますので、これまでの委員会での意見の中では、そうした部分は出てこなかったかもしれませんけれども、提言の中で、魅力発信という提言1に掲げられておりますので、(1)(2)の内容も、非常にこれいいんですけれども、ちょっと細かいところから入っておりますので、そのあたりを若干見直していただけるといいかなというふうに感じました。
 続けてですけれども、もう1点目は、提言7の(1)ラグビーのまちづくりということで、エコパに注目を集めていただいて、ぜひこうなっていただくことは地元の議員としてもありがたいことなんですが、ラグビーにちょっと特化するというよりは、エコパそのものが陸上競技だったりとか、今後もレガシーということで、後に残していくということであると、ラグビーも力を入れたいところですけれども、スポーツを通じたまちづくりというような、もう少し大きなくくりの中で提言をしていただけると、取り組み方にも幅が出てまいりますので、ありがたいかなというふうに思ったところです。
 以上2点、御検討いただければと思います。

○中沢(公)委員長
 スポーツを通じたまちづくりは、スポーツ王国静岡の再興のところに、ちょっとこれ原稿をふやして入れますか。もしかしたら、サーフィンも静岡県内でやるかもしれないし。間に合わないのでサーフィンのこと、全く触れられませんが。スポーツ王国静岡の再興のところに、スポーツを通じたまちづくりもちょっとうたいますかね。何かちょっと気のきいた原稿つくってね。
 情報発信は、項目立てしますか。
 実はこれ、僕も思ったんですけれども、この(1)って前パブみたいな文章が結構壮大なことが書いてあるんだけど、結論に持っていくことは小さいことが書いてあるんですよ。だから、この前パブみたいな文章に対しては、実はさっき言った地元メディアの連携だ、SNSの活用だ、県内イベントとのコラボだというのがふさわしくて、映像資料の作成と活用は、活用で別立てで立てたほうがバランスはいいんですね、文章の。壮大なことが書いてある割には、すごく具体的なことになっちゃってるので、結論が。実は、文章バランスはそっちのほうがいいかなという、それはそんな感じでいいですか。じゃあそんな感じで。

○蓮池委員
 インフラ整備の(4)の関係施設の点検・整備ですが、ここは外国語表記の標識設置とありますが、それに加えて、やはり世界、いろんなところから来るので、全ての表記を対応するのはなかなか難しいという部分もあると思うので、やっぱりWi-Fi等の通信環境整備という文言をここに入れておけばいいかなという気がしましたけどね。よろしくお願いしたいと思います。

○中沢(公)委員長
 了解です。じゃあそれ、入れましょう。
 これ、ちなみに外国語表記って、英語と中国語ですか。今、県内で取り組んでいる中心の言葉って。あとあれもあるんだっけ、ポルトガル語もあるんだっけ。
 Wi-Fi通信等の通信環境整備。それは4番に入れますかね。了解です。

○塚本委員
 提言5の教育とスポーツの振興のあり方のところなんですけれども、確か前回の委員会のときに、項目を絞っていくときに、教育というのは小学校、中学校というそういう学校教育だけに絞るのか、絞らないのかという話がちょっとあって、そこには絞らないということで、この間、確か項目に教育というのを入れるような形になったかと思うんです。今回のこれ見ますと、やっぱり学校を中心にした教育という形になってると思うんですね。
 さっき、ここの中に自転車がなかったもんで、今度自転車を入れようという話になって、そんな流れでいくと、やっぱり今回、会場が静岡県だよというところでラグビーと自転車というところだけに特化して、今回はなってるんですけれども、その方向性でいきましょうというのはそれでいいと思うんですが、スポーツの振興のあり方とか、ほかの競技についてはどうなのかというのが、ここで述べられるのか、述べられないのか。前回のときの項目立て絞っていきましょうというときには、この2つに限ったことでなくて、これを契機にほかのスポーツ振興にも結びつけて、学校教育だけじゃなくて、生涯スポーツとしての普及を図っていくという流れだったかと思うんですけれども、今回のはその学校の関係と、県内で行われる競技だけに限定された形になっているものですから、こっち側の方向性にするというのは、それでいいと思うんですが、広げるか広げないか、そこのところは確認しておいたほうがいいかなというふうに思いました。

○中沢(公)委員長
 それはおっしゃるとおりで、レガシーとのすみ分けでそうしちゃったんです。

○塚本委員
 ですよね。だからかぶるんだと思うんですよ。さっきから、こういうのどこに入れましょうかっていうと、こっちのほうがいいね、こっちのほうがいいねってなるんですけれども。ここだけ見ると、さっきみたいに、ラグビーしか教育では触れられてないねって、こう見られちゃうわけですよね。じゃあ自転車もここへ入れましょうとなるもんですから、ぼけちゃうのが嫌だったら、やっぱり絞るのもいいかと思うんですけれども、じゃあ教育というのは、やっぱり学校での教育だけなのかという話になると、何か視野が狭いのか、狭くないのかというふうにも言われかねないもんですからね。それはほかのところとまたがるようなものもあるもんですから、どういうふうに扱うのかというところだけは検討していただけたらと思いました。

○中沢(公)委員長
 はい、そこはどうしましょうか。

○相坂委員
 今の5番委員の意見が、先ほどの提言1もそうでしたけれども、割と提言の下についてる(1)(2)というところが、かなり具体的なピンポイント事業を挙げているケースが多いんですけれども、提言書としては、全体像というか、それぞれのテーマごとの前置きだったり、あるいは目指す方向性みたいなものが、それぞれに置かれていて、その具体策としてラグビーをやりますよと、その具体策としてファンゾーンをつくりますよとか、文章というよりも、提言書の組み立てに、少しそれぞれのろし文みたいなものを入れて、そこに盛り込むべきものは総論として盛り込んでいくというふうにしたらどうかなと思いますけれども、いかがでしょうか。

○中沢(公)委員長
 そこをどうするかですね。それが、実はその前パブみたいな文章がこれなのよ。委員会でこんなことを話し合いました。

○塚本委員
 今、3番委員からお話があった形がいいんだと思うんです。
 例えば、この提言も8つある中で、例えば提言7ですね。7のところは(1)(2)(3)といく前に、レガシーの総論的な部分というんですかね。(1)(2)(3)に入る前段階のがあるじゃないですか。なので、全て提言の後にこういう文章を総論的なものを入れて、(1)(2)(3)は個別の具体的な内容にするということにすれば、例えば単語として入ってなくても、総論部分でそこは含んでいるのねという形になると思うもんですから。

○中沢(公)委員長
 ちょっとそれぞれパブ打ちみたいな文章入れますかね。

○塚本委員
 そう、入れたほうが構成としてはいいのかもしれないと思いました。

○中沢(公)委員長
 これ、でもあれだな。提言1なんかは、実はここの47億人がどうとかこの何とかというの、これがもうパブ打ちみたいなものなんだよね。だから、これを独立させちゃえば。さっき言ったSNSとかコラボとかいうのとやれば、多分項目は3つになる。
 2と6が括弧がないんだよね。これはこのままでいいですか。2と6。

○相坂委員
 提言2は相談窓口、それから研修会、説明会の早期開催というような具体的なものも触れているけれども、これを逆に章立てにして下に持ってきて、全体文をひな形で残しておけばいいんじゃないですかね。分けて、仕分けしてしまえば。

○中沢(公)委員長
 これの中でね。この中で1をつくれということね。

○相坂委員
 じゃないかなと思いますが。

○中沢(公)委員長
 はい、了解。

○野澤委員
 それとも、例えば条例のように前文のような形で、そこに盛り込んだらどうかな、総論で。そういう手もあると思うんですよね。この当委員会の目的というのはオリパラ、それからワールドカップ、大規模スポーツイベントですから、それに特化しているわけで、それをどのように県内の活力というか、スポーツ振興、それから他の産業等も含めて活力に生かしていくかということがテーマですから、それはある程度、それは自転車とラグビーに特化した形の提言にならざるを得ないというふうに思うんですね。ただ、それだけではやっぱりちょっとおかしいねと、スポーツ振興全体をしていかなきゃいけないし、かさ上げしていかなきゃいけないということだから、それぞれ全部盛り込むよりも、そういう文言も含めて前文的なものでひとつ表現したらどうかとも、今考えたんだけどね。

○中沢(公)委員長
 どっちにしましょうか。前文系にするか、提言ごとに前パブみたいな文章をつくるか、どっちがいいですか。

○多家委員
 キャンプ地誘致に係る市町への支援って、非常に難しいと思うんだね。例えば、ワールドカップサッカーのときに、中津江っていったかな、人口1,000人かそこらの村がカメルーンを招いて、そしてそれがもうずっと年々合宿予定地になって、人口1,000人は変わらないんだけど、何か年間4万人も訪れるとか何とか、テレビで時々やりますわね。なおかつ、カメルーンと今、交流をしているとかね。そういう発想は、これサッカーだったけど、オリンピックという種目に限れば、204カ国の28競技ですから、熱心にやれば、当たれば非常にいい結果が出るので、あんまりここを固定しないで、市町村の裁量で努力次第ですよということのほうが、冒頭言ったパラリンピックね、少人数参加国、1人参加国、これもうまく取り込めば、何にも来なかったなんていう町はないと思うんだね。だから、具体的に触れるのがいいのか、この程度で、あと皆さん努力してくださいよというほうがいいのかだな。

○相坂委員
 今、2番委員の多家先生がおっしゃったようなことは、キャンプ誘致の狙いってそこだと思うんですね。だから、今、先生おっしゃったようなことは、仮にスタイルがどうなるかは別として、キャンプ誘致にはそういう価値があるという触れ方をどこかに文言として、ひな形文の中か、あるいは提言ごとの文章の中に盛り込むということではいかがでしょうか。それを具体的に章立てして、じゃあどこどこの町はどうせえみたいなことは言えないと思うので、文章の中に触れるということでいいんじゃないかと思いますが。

○多家委員
 そういう程度しかできない。

○相坂委員
 でも、それ一番大事なとこですよね。

○土屋委員
 じゃあ、これを提言を出すに当たって、前文というか、前に全てをまとめていく形になると、一つ一つの部分に対して、(1)(2)だけではなくて、例えば(3)(4)とか必要だよといった部分が基本的には話し合われてなくてという部分もたくさんあると思うんですよね。この委員会の中で話し合われた部分は、この項目については、(1)とか(2)とか(3)が提言として出たけど、まだほかにもたくさんある中で、これだけが絞られたという説明を書くためにも、その部分は自分たちの提言、例えば1ならこれについて考えたからこういう(1)(2)が出たんだよという形のほうが、提言として出された側とすればわかりやすいんじゃないかな。具体的な部分が括弧で出てくるわけですから。ただ、その考え方の中には、まだほかにも多くの話があるんだけれども、この委員会の中で取り上げられるのはこの部分ですという形になるほうが、説明としてはわかりやすいかなというふうにちょっと自分は感じたんですけれども。

○中沢(公)委員長
 そうするとどっち。

○土屋委員
 だから一つずつに、やっぱりちょっとつけると。

○中沢(公)委員長
 提言ごとに前パブみたいな文章をつくってやるということね。どっちがいいですかね。前文形式がいいのか。

○相坂委員
 私は提言ごとのほうが、伝えやすいと思うんですけどね。

○多家委員
 これ、全ては最後の2行に書いてあるんだね。これ、オリンピックの組織委員会が言ってるんだね。2016年のオリンピック・パラリンピック競技大会に、日本中の市町が営業に行って、パンフレット配ってきて、こういうことだから来てくださいよと言えば、そこから始まるというんですね。だから、2ページの提言2のキャンプ誘致に係る市町への連携、この一番下の2行に、これが全て書いてあるんだから、僕はこれで十分のような気がしますけどね。

○中沢(公)委員長
 どこですか。

○多家委員
 キャンプ誘致。2ページの提言2のこと言ってるわけでしょう、今。

○中沢(公)委員長
 というか、全体ですね。全体、全体。

○土屋委員
 提言2とかという問題じゃなくて、提言それぞれについて。

○中沢(公)委員長
 全体だよね。

○多家委員
 そういう中で、提言2のここは、もう全てだと思いますよ。誘致に関しては。

○中沢(公)委員長
 これ以上突っ込んだ、強制的な誘致は言えないですからね。内容的にはこんなもんだということですね。

○塚本委員
 ですから、(1)とか(2)とかつかないような提言があっても、それはいいんじゃないですか、別に。個別なのがなくても。個別なのが特化してちょっと言いたいよというのを、(1)(2)(3)とやるということだと思うもんですから、提言2に関してはこれだけで、(1)(2)(3)みたいなものはないということで、それはそれでいいと思うんですけれども、ほかのところについては、今、(1)(2)(3)だけじゃなくて、(4)とか本当はあるんだけれども、そこまで細かくはやらないよということをカバーする意味で、提言のあとに、(1)とかの前に何かを入れましょうという話だと思うんですけれども。

○中沢(公)委員長
 そう。なので、それを前文形式がいいか、提言ごとに前パブみたいに打つのがいいか。どうしましょうか。

○山本委員
 やはり提言の項目が結構多いもんですから、1つの全部の中に落とし込むとかなりの量になっちゃうかなという。前文の中に突っ込むのであれば、大きな、もっと大きな何か我々はこういう目的でのような……。

○中沢(公)委員長
 総花的なね。

○山本委員
 総花的な、かがみ的なものを取りつけて、でも提言ごとにはやはりこういう経緯でこうなったというのは、私は必要だとは思いますので。

○中沢(公)委員長
 じゃあ、提言ごとに前パブみたいな原稿をつくるということで、いいですか。
 じゃあ、それでちょっと修正します。

○多家委員
 屋上屋を重ねるような話が出てくる可能性があるので、それは正副委員長に任せますよ。あんまりそうしろって言ったってね。もう言葉が、語彙が少なくて内容もないのに、字面を整えるためにそうするという方法論は正しいかどうかというのは、僕は疑問に思いますので、物によっては括弧も必要だけれども。

○中沢(公)委員長
 それはやってて思いますけれども、頭痛が痛いみたいな話になるんですよ。そのとおり。

○多家委員
 それはあんまりこだわらないほうがいいと思うね。

○中沢(公)委員長
 じゃあ、大体でいいですか。はい、わかりました。
 確かにやってて思いますからね。頭痛が痛いって書いてるなと思ってやってるんです。

○多家委員
 8の大会成功に向けてということで、これはこれでなかなかいいんですが、3のボランティアで、イギリスの話を聞くと、6万人とか8万人だね、観衆が。それもファンゾーンというのがそこらじゅうにあって、そこらでみんな飲んでて、さあ試合が始まるぞというと、ばーっとそれが集まってくる。経験があるからできるんだと思うんだけど、果たして袋井エコパで6万、8万人が集まれるかどうか。当然、愛野駅があったり、掛川があったり、東名があったりして、交通アクセスについては恐らく日本国中の中で最もいい、すぐれたスタジアムだと思いますよ。だからといって、何万人来るんだかわからないところで、どんなボランティアを考えるかというのは、なかなか難しいですね。

○中沢(公)委員長
 あれ、日韓ワールドカップのときってどうだったんですかね。

○山本委員
 非常にやっぱりボランティアの皆さんを集めるのに苦労いたしまして、恐らく市の職員がほぼ総がかりのところと、あとその連合会を通じて、そのボランティアを募ってやりました。ボランティア協会というのが地元の中にはできたんですけれども、そのときにはわっとやっぱり人が集まったんですが、その後も1人減り、2人減り、かなり今、壊滅状態にまでなりましたので、またこれを立ち上げていくとなると、非常に大変だということと、やっぱりその職員にかかる負担も相当大きくなる。市の職員を基本、ボランティアという名目でちょっとかなり半強制的にお願いしているというところがありましたのでね。そういった点ではかなり大変な負担はかかってくるとは思います。

○多家委員
 ざっくばらんな話だからだけど、ロンドンオリンピックにかかわった人間が7万人だって言ってるんだね。今、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会にいるのが、無給の人間が450人だか、無給というのは、東京都とか各省庁から全部出向で、だから無責任体制のきわみだと言われているんだけれども、取りまとめる人がいないんだよね。全員組織委員会の会長から含めて、全部。これがまたすぐ1,500人にふえるんだって。どんどんふえてって、6,000人だか7,000人になって、いよいよ大会始めるときに、いわゆるボランティアを集めてやるんだという言い方なんだよね。だから、静岡県も1つの会場を持つということであるわけでしょう。1つの会場というのは、エコパスタジアムとベロドロームね、修善寺の。これは、東京都のようなボランティアと似たり寄ったりのシステムをつくらなきゃならないから、これは少しウエイトを置いて、しっかりボランティアの考え方を決めてやらないと、これ大変だ。大変というか、今でも一番、ここの部分が手段を考えないとできないというのかな、そういう思いがしますよ。

○山本委員
 結局、ボランティアと言いながらも、やっぱり組織をどうつくるかという、どこが、誰が頭になって、どういう組織体で、全県から来ていただくにしても、どこでどう掌握して、これを振り分けているかという、やっぱり組織的な問題になってしまうもんですから、やみくもにというわけにはいかないところはかなりあると思いますので、そのあたりを誰が音頭取るかということで、県がやっていただけるのか、そうした任意の団体をつくっていただけるのかということですね。

○土屋委員
 ちょっと聞きたいんですけれども、例えば県は前回のサッカーのときというのは、ボランティア云々の話のときにはかかわってないんですか。何でその話を聞いたかというと、今、自分たちは県が動く話であって、例えばオリンピックは別に伊豆市がやったりとか、例えば袋井がやったりとかという話ではないですよね。基本的にワールドカップであれば。ということになれば、ボランティア全体の話というか、その組織全体の話は本来そっち側が考える話で、その地域にボランティアをふやすために、1人でも多く参加してもらうために、何万人必要かもしれないけど、その場所に1,000人しか集まらなかったら、1,000人のボランティアでやらざるを得ないわけですから、少なからずそれを例えば県が支援をするのであれば、その周りの市町に、ボランティアとして参加してもらうような支援をするということが、私たちの提言とすればなっていくだけの話じゃないかなと。そこのところ以上の話をしていくという話になったら、もとのところの話になってしまうので、私たちから見れば、その地域であったり、逆にその競技に参加したりという人たちが、そのバックアップにかかるようなことを、県として支援をしていけというような形になるんじゃないかなと、ちょっと思うんですよね。
 というのは、今回自転車アジア大会というのがあるんですけれども、27日と29日は全くゼロに等しいぐらいお客さんは来ていないというふうに、伊豆市の担当者は言ってました。それはなぜかといったら、伊豆市がやるというふうに捉えちゃってるからです。だから、その辺を県でもう少しバックアップするようにしていくことで、お客さんが少しでも、ボランティアという形でこれから育ってくる人たちをそこに集めるという意味では、その準備を県として、しっかりと応援していくということをやれということで、提言ではいいんじゃないかなというふうにちょっと感じるんですけど。

○中沢(公)委員長
 いずれにしても一つだけはっきりしているのは、ラグビーワールドカップとオリンピック・パラリンピックだと、ボランティアの結成の仕方から運営から何から何まで全く違う形になるはずなんですよね。だから、一つのくくりでは多分語れないというか、議論ができない。それと、今の県のベクトルで言うと、おいしい話は乗りたいけど、おいしくない話は乗りたくないみたいなイメージがあるでしょう。それはいかがなものかという意味では、ちゃんとしなさいよという提言ぐらいまではしとくべきかなという感じだと思いますけどね。

○多家委員
 きのうのサッカーの北朝鮮と日本のオリンピック予選、見てて、お客いないんだね。カタールでやってる試合で。夜中、11時半か11時ごろ。北朝鮮が1,000人いるだけだよね。競技場はでかいですよ、ちゃんとした競技場。

○中沢(公)委員
 きのう、勝ったんですか。

○多家委員
 いや、それは知らない。1対0で、どうだった、結果は。1対0。
 客がいないな、困ったなという物の見方をしましたよ、きのうのやつは。これだけの大会でも、北朝鮮と日本では違う地域では人が集まらない。今、土屋さんが心配して言った、自転車だってアジア選手権大会、過去に何十回かやってきてる中で、どこでも客が集まらなくてさ、困ってることは事実ですよ。だから、さんざっぱらアジア大会誘致したときに、動員を考えてくださいと、ここでも僕は袋井の国民体育大会のときの話をしたんだけど、よっぽど何かがないと人が集まってこないわね。そこで、よっぽど何かがないと、ボランティアも集まらないということですわ。この国のマイナースポーツの宿命でね。果たして、自転車は僕はそんなことないような気がしてるけどね。

○相坂委員
 このボランティアのところの出だしに、ボランティアとして活躍していただく場面が出てくると、さまざまな形で出てくるって書いてますが、その形がどんなものかというのは、今、さっぱりわからないのが現状じゃないですか。なので、それをそのボランティアが必要なのかどうかとか、組織をどうするかというのは、やっぱりまだ踏み込めない話なので、県としてはそれぞれの主催団体の情報収集をしながら、ボランティアが参加しやすい受け皿をつくっていくような心構えをしてもらうと、そんなようなところでしか触れられないんじゃないかと思うんですけれども。ただ、大事なことではありますので、全く触れないというよりは、その準備をしましょうというような、入れても入れなくても同じようなことかもしれませんが、そのレベルかなと、私、個人的には思いますけれども。

○中沢(公)委員長
 ロジック決まってないって、この間、参考人招致で言ってましたからね。ロジックが決まってない以上、動きようもないというのが実態なんだよね。

○多家委員
 かの地は7万人で運営したって言って、堂々と総括してるんだよね。

○中沢(公)委員長
 あとはじゃあ、袋井市に頑張ってもらいますか。
 こんな感じにしときますか。

○和田委員
 私もこれでいいと思います。なぜかというと、そのために準備組織を今から立ち上げて、具体的な会場なり競技なりをどうするかという、今から考える話ですから。この程度でボランティアも当然考えておかんといかんですよという項目立てをしておけば、いいんじゃないかなと思いますけど。

○中沢(公)委員長
 あと、もう1つ、僕言っていいですか。
 実はこれ、ことしで終わっちゃう特別委員会だといかがなものかなと思ってて、提言その他の(5)ぐらいに、大会実施年度までこの特別委員会は毎年毎年開くべきであるみたいなのも、入れたらどうかなという気はしてるんですけどね。

○多家委員
 僕はそれは賛成。
 じゃないと、この委員会そのもののこの時期が早かったんだよ。来年だと、また全然。来年って、平成28年度だと全然見方が違ってるんですよ。

○中沢(公)委員長
 入れますか。(5)のところに。

○多家委員
 今やっとかたまったというだけでしょう。

○和田委員
 私はそれ、絶対必要だと思うんですよ。

○中沢(公)委員長
 (5)で、継続して実施年度まで、この特別委員会は毎年やるべきだと。

○和田委員
 これを1つのたたき上げとして、どんどん。

○多家委員
 それが、結びだと思いますよ、提言の。

○中沢(公)委員長
 これ、サーフィン開催するようになったら、サーフィンどうなっちゃってるんだよってなっちゃうからね。

○相坂委員
 最後にまとめのところをつくって、そういうようなことを書かれたらどうですか。

○中沢(公)委員長
 (5)で入れてください。実施年度までは継続してこの特別委員会やるべきだって。メンバーは変わるでしょうけどね。

○田内委員
 今ちょっとサーフィンのお話も出たんですけれども、今度新しくオリンピック種目に追加されるだろうサーフィンとか、スケートボードでしたっけ。ローラースケート。あと空手とかもあるんですけれども、そこに対する何か支援みたいな文言があったほうがいいのかどうかって、ちょっと今思ったんですけれども。要は合宿誘致に関しても、結構新しい種目ってやっぱり昔からの絡みがあんまりないと思うので、結構その合宿誘致に関しても、新しい種目のほうが何か来てくれる可能性が高いかなとも思うので。

○中沢(公)委員長
 それはだから、まさに来年度、特別委員会が開かれたらそのことをやってもらうというのがいいんじゃない。だってあれ、正式に決まってないんだよね、まだ。

○田内委員
 じゃあ、正式に決まってからってことですよね。

○中沢(公)委員長
 一応提案っていう程度だね。

○田内委員
 そうですね。正式に決まってないですもんね。まだ。

○多家委員
 JOCはオファーの権利はあるけれども、決定権はIOCだね。いろんなことを言われるくらいだったらやめちまえという。

○中沢(公)委員長
 それはそういうことも含めて、継続して特別委員会を実施年度まで開いてもらうという内容がいいんじゃない。

○多家委員
 そうですね。そういうことのがいいでしょうね。

○中沢(公)委員長
 あとはいかがですか。
 いいですか。
 それでは、御意見も出尽くしたようですので、この辺で委員間討議を終了したいと思います。
 本日、各委員から御指摘いただきました内容を参考に、報告書を修正させて完成させたいと思います。最終的な取りまとめは正副委員長に御一任いただくことで御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 御異議もありませんので、そのようにさせていただきます。
 正副委員長で取りまとめた報告書につきましては、皆様にお届けした後、当委員会の報告書として議長に提出します。2月定例会で、調査報告書を議場配付の上、私から報告を予定するので、御了承願います。

 私からは以上でありますが、委員の皆様から何かございますか。
(「なし」と言う者あり)
 それでは、以上をもちまして、当委員会に付託された調査を終了することで御異議ございませんか。
(「異議なし」と言う者あり)

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