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委員会会議録

質問文書

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平成20年12月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 時久 議員
質疑・質問日:12/12/2008
会派名:公明党静岡県議団


○阿部(時)委員
 まず、先ほど、第152号議案の統計調査条例について出ていましたけれども、その中で伺っておきたいのは、新統計法のポイントの(4)司令塔の機能の強化ということで、統計委員会が19年10月1日に設置され、統計審議会は廃止と。
 この統計委員会はどんなふうになっているのか、その辺を伺いたいと思います。要は、審議会が横滑りでなっているのではないかと思ったものですから、その辺ちょっと教えてください。

 次に、説明書の4ページ。
 私が伺いたいのは、今回、知事はきのう、きょうと議会の開会中に異例の中で中国へ訪問されているということで、私も何しに行くかという細かいことは聞いていないわけですが、そういった今回の中で行くと過去にも例がないぐらいのことであるということは、よほどの中身があって知事が訪中されていると思うのですが、その辺の今現在、企画部のほうでどんなふうに思っていらっしゃるのか。
 ただ、中国の航空会社がいろいろ自国の中で申請していると。それにさらにプラスになる中身だと思うのですけれども、今回のそのことが県議会開会中ですので、私はそれなりのものがあると思っていますので、そういったものについて、きょうこういった場だからすぐそれができるかどうか、知事が帰ってから報告しましょうという話で終わるかもわかりませんけれども、つらつら若干ありましたら伺っておきたいと思います。

 次に、これも6ページ。部長に説明いただいた県・政令指定都市サミット、この中で静岡の政令市も特有の山間地を抱えているということで――ここに出ていますが――中山間地域振興対策研究会を両市が立ち上げて、その中では県の参加ということが出てきていると。そういった意味からいきますと、県も今までこういった中山間地域に対する取り組みをしているわけですが、さらに政令市という位置づけの中での中山間地域のあり方をいろいろ検討されると思うのですが、これからだと思うんですが、どんなふうに県としてはかかわり合いを持っていこうとされているのか、そこを伺っておきます。

 次に、天竜浜名湖鉄道のことが、先ほど出ていました。
 これはいろいろな議論がされているわけですが、国鉄から受け継いだときから赤字が続いているわけですので、長い歴史のある赤字である。
 せんだって、ある人にお話ししたのは、私もかつて天の橋立、あの地域も何とか線という第三セクターの電車が走っています。そうすると、天の橋立まではお客さんが乗っているのですが、そのあと半分ぐらいの距離にはお客さん乗らないのです。そこは地元の通勤通学の人しか乗っていない。第三セクターのそういった地域というのはある程度観光でしっかりしないと集客はあり得ない。しかし、地域の人が使っているから安い運賃にしないといけないと。だから結果的にどんどん赤字が進んでいるわけです。それは不公平なことをしてはいけないので、外から来る人も安く乗れるわけです。たまたま私も初めて大井川鉄道に乗ったんですが、こんな高い運賃を払うなんて思わなかったです。新幹線で浜松から静岡へ行く値段と同じ、もっと高かったです。お金を持っていたからいいのですが。大井川鉄道がどうこうというのではないのですが、そこまでしてやっているわけです。
 ですから、私は、もう少し天竜浜名湖鉄道の考え方を変えていった中で、やっていかないと……。それとお金だけ投下だけしてもだめなんですね。やっぱり集客ですから、路線へ金を幾らつぎ込んだって、お客が来なければどんどん赤字はふえるだけです。ですから、私は浜松市にも話をしますが、その奥のほうに観光施設をしっかりつくらないといけないと、そういったところにお金を投下してやっていかなければ、お客さんは来ないわけです。浜名湖というのは確かにいいですよ。新所原のほうから来て眺めている、だけどなかなか電車が走ってこない、そんな部分もあります。ですから、私が言いたいのは、逆にそういった中で、ぜひともそういった経営への参画の中で、そういったことも含めて検討もしていただきたいと思いますので、初めて委員会でその話を申し上げました。
 地域住民から見れば、長年そういった中で生活をしていて、代々子供から、またおじいちゃん、おばあちゃんからそういった歴史の中で来ていますので、廃線となれば大変なことです。
 したがって、やはりそういった周辺の観光施設をしっかりつくり上げていくような取り組みもやっていただきたいと思います。
 私は、DMVを入れることはどうでもいいんですよ。やはりそんなことをやったって、お客は来ないのです。北海道まで行ってこれに乗る人がいるんですよね。ですから、そういった部分のことを考えた上で、経営改善をしっかり取り組んでいただきたいと思います。
 その辺はまた御意見あればよろしくお願いいたします。

 それと最後の質問ですが、富士山ナンバーは静岡県にとっては非常にいいことです。
 私は気になったのが、二輪車への全国初の広域デザインナンバー導入と。全国初だということですが、私は見たことないので、委員会でどういうナンバーか見たかったですね。この間もあるときに言ったんですが、それだけのものなら、例えば写真を撮った物でも出してもらいたいのです。広域デザインナンバーは全国初ですから、静岡県にそんなのがあったのかと私は逆にびっくりしました。だからオートバイでもいいですが、何か写真を撮った物を見せていただきたいです。こういうことが出ていたものですから。それでこういったところに載っているかなと思ったものですから、だけどこれは載っていなかった。
 ぜひとも、そういう意味では広報が大事で、それをやったから車がたくさん売れるのかというのではなくて、何かそういった部分での全国初だと言っているにもかかわらず、余り知らしめようとしない皆さんも非常につつましやかな感じも受けたものですから、ありましたら後で委員長経由でも結構ですので、見せていただきたいと思います。まずは以上です。

○大石統計利用室長
 統計委員会について、お答えします。
 新しい統計法の中で司令塔機能の強化ということで、統計委員会が設置されました。新しい統計法においては、行政のための統計から社会の情報基盤としての統計へという大きな目的を掲げております。従来の統計審議会につきましては、国の統計につきましては各省庁別に行われていますので、それの調整、調査内容のチェック等が中心でございましたが、今回の新統計法におきましては、国のほうで統計を体系化して5年の基本計画をつくるという形になっております。それにつきまして、現在、総務大臣から統計委員会に対して諮問がなされ、統計委員会はその内容について今年度中に答申するという予定になっております。その基本計画につきましては閣議決定をするということで、国として全般の統計体系を整備していこうと、そのためのものを検討する委員会として位置づけられております。以上です。

○杉山静岡県理事(国際戦略担当兼空港需要担当)
 知事は、ただいま上海のほうに、きのう、きょうと出張しております。これは路線就航にかかわることでございまして、空港部のほうからその目的等はお聞きすることができると思いますが、私が空港部から聞いているお話の範囲の中では、先ほど申しました中国東方航空のほうが就航の意欲を固めて、それをお国のほうに書類として提出したと。国もその一連の審査を終えて妥当だということで公示をしております。長い年月をかけてそこの段階まで煮詰まったという段階で、恐らく今、知事が行って正式にそこに固まった上に立ってのお話を進める時期というふうに判断したのだと私は聞いております。以上でございます。

○柴田地域政策室長
 県・政令市サミットにおきます中山間地振興対策研究会の県の参画ということでございます。
 両政令市とも都市部から中山間地、山間地にまで至る非常に広い面積を有するということで、中山間地域振興について非常に重要な課題であると考えております。
 両市のほうからは、その研究会に県がアドバイザーとして入ってほしいという意向がございました。そういうことで、既に事務的な詰めをするということで、私どもの県のほうから産業部の農業振興室、これは中山間地域に係る施策を所管していますが、それと過疎地域の振興にかかわっております総務部の自治行政室が参加することとしております。
 両市にとってはアドバイスをもらいたいということですが、県の施策につきましても、地域の実情を把握しながら進めるということで双方が連携をとりながら、中山間地域振興について検討していきたいということでございまして、新年になると思いますけれども、その具体的な会合が持たれるというふうに考えております。

○田澤政策推進局長
 天竜浜名湖鉄道の件で、特に観光施設といいますか、観光との連携をしっかりやる。経営計画自体に対する熱い激励をいただいたというふうに受けとめております。
 現在の経営計画の中の経費で新たに観光施設整備をするというような余裕はありません。したがって、具体的な施設をつくるというようなことはありませんが、逆に現在、沿線には非常に多彩な文化であるとか、あるいは社寺等、たくさんの観光資源があるということで、今後、この経営計画の中でむしろ既存の観光資源、そこの連携がきちんと生かし切れていなかったのではないかという反省のもとに、そういったものとの連携の中で、観光客あるいは交流客を呼び寄せるということを一生懸命やっていこうと考えております。
 また、関連しまして、観光資源は外にあるものばかりではなくて、鉄道自身にもたくさんあります。昭和15年当時の古い駅舎であるとか、今のそういうレトロブームの中で、そういった会社みずからが持っている資源を生かしていくということも、観光の振興という意味では非常に重要だなと思っています。
 ちなみに、DMVのお話もありましたが、DMVも単に輸送という問題だけではなくて、そういった沿線にある、あるいは少し沿線から離れている観光地へのフレキシブルなお客さんの輸送の1つの手段である、それからDMV自身も観光資源になり得るのではないかというような可能性も含めて、取り組んでいこうということでございます。

○塚本交通政策室長
 富士山ナンバーの写真とPRの件でございます。
 まず、PRのほうなんですが、富士山ナンバーの交付が11月4日からスタートいたしました。私どももなるべく全国的にPRをしたいということで広報局とも協力いたしまして、東京事務所で全国レベルのマスコミの方々を集める機会がございますので、その場でPRをしてぜひ取材をしていただきたいということでお願いをしたりしておりまして、11月4日当日には、NHKの朝の全国ニュースでこれが取り上げられております。そういった意味でも効果はあったのかなと感じております。また、県民だより等にも掲載をしてございます。
 それから、写真につきましては、私どもで持っております物を、後ほど委員長と相談させていただいて御提供させていただきたいと考えております。以上でございます。

○阿部(時)委員
 どうもありがとうございました。さっき統計の条例のところで、審議会メンバーがそのまま横滑りではないのですかということで聞いたのですが、メンバー、委員、それを教えておいてください。

 それと、知事の中国訪問については、そういったことでほぼ確定させていくのだなと。知事がそこまでして行かれるということは、開会中、何のお土産もなしに帰ってきたらえらいことになるのではないかと思っています。そんなことで了解しました。

 あと、県・政令市サミットの中山間地域のことですが、できるならば、全国で政令市が17カ所か18カ所で後続の政令市が3カ所、その中で見ると山を抱えた政令市はその3カ所なんですね。あとは全部まちなかの政令市なんですね。私どもも国に対して言っているのですが、やはりそういった違いのある政令市という中でどうしていくかは地元で、今回、知事も乗り込んで県も入ってやるということですから、もう少しそういった違いの部分に対するいろいろなことの支援も含めて、中山間地域の対策研究会を通して、ぜひとも国へ働きかけができる中身をしっかりやっていただきたいと思います。ただ、地元だけでわさわさやっても、これはなかなか振興につながらないと思いますので、そういったものに仕上げていただいて、やはり政令市がもっと前へ進めるようなまちになっていくという、そういった静岡県の政令市、それを特に中山間地域振興対策研究会の中で位置づけしていただいて、頑張っていただきたいと思いますので、その点、よろしくお願いします。

 天竜浜名湖鉄道については、いろいろなことを言われていますので、当然DMVも来たということは、今までは沿線の駅が無人駅ですから、駅へ着いたのはいいが、お客さんはそこから歩いていくしかない。たまにタクシーを呼んでもなかなか来ない、ほとんど来ない。待っているうちに日が暮れてしまうのではないですけども。そのためにDMVが来ているという位置づけはわかります。ほかの人たちはなかなかあれが何の役割を持っているか、よくわからないのです。ただ、線路の上を走るだけだろと。沿線地域は内側に家が多いですね――山手線でいえば内側という感覚ですけど――外側のほうにどうやって足をつないでいくかというのが、このDMVの役割だと思っております。したがって、当然、地元の昔からのいろいろな文化施設もあるわけですから、そういう意味では今、あそこに乗ってくる人はほとんどリュックサックを背負ってくるような人です。健脚であって最初から歩いていこうとそういうつもりで乗ってきているというか、そんなふうに感じます。
 そういう意味からいっても、これからの中で、ぜひともそういった工夫もされながら、しっかり取り組みをして、そういった施設に対する交通手段をしっかりつくっていけるようなことも考えていただきたいと思います。
 そんなことで、先ほど統計委員会のメンバーについて若干確認だけしておきたいと思います。

 あと二輪車のPRについては、逆に私が11月4日のテレビを見なかったということだと思いますが、せっかくの委員会ですので、そういった中でPRしたからというのではなくて、ぜひとも委員にも――皆さんが全部知っていると、私だけ知らなかったかもわかりませんけれども――やはりそういった物を出していただいて、こうなんですよということを説明もしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○大石統計利用室長
 統計委員会のメンバーにつきましてですが、統計審議会から横滑りということではなくて、組織自体を全く新たにしましたので、新たに選任した中で従来の統計審議会の方も入っておりますが、横滑りという形ではありません。

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