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委員会会議録

質問文書

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平成31年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:02/28/2019
会派名:自民改革会議


○相坂委員
一括質問方式で3点伺います。
 私は、最初の質問者なので議案の関係を伺います。
まず資料1、平成31年度一般会計予算の主要事業の4項目について事業の概要をもう少し教えてください。

 それから補正予算ですが、18基の信号機電源付加装置整備事業費の概要を改めて伺いたいと思います。

 それから、暴力団排除条例の今回の改正点と改正によって期待される効果について伺います。

○永尾総務部参事官
 御質問のあった平成31年度静岡県一般会計予算の主な事業の概要と平成30年度2月補正予算の概要についてお答えいたします。
 平成31年度当初予算における主な事業は、交通安全施設等整備事業費、警察庁舎整備事業費、大規模警備事業費の3点でございます。交通安全施設等整備事業費は交通信号機、道路標識などの新設や更新、信号灯器のLED化、信号機電源付加装置の更新整備及び信号機等の電気料などの稼働費として38億7255万8000円を予算計上しております。
 また、このほか東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた円滑な交通環境の整備を行うため、4億1700万円の予算により自転車競技会場となります富士スピードウェイや伊豆ベロドロームの大会関係者等の輸送ルートに交通流監視カメラや車両感知器等の整備を行います。
 2つ目の警察庁舎整備事業費は7億600万円で、湖西警察署の建設工事、大仁警察署庁舎移転に係る解体工事、交番・駐在所の建設工事などに要する経費であります。
 湖西警察署につきましては、平成31年度から平成32年度にかけて建築工事を行い、平成31年度は全工事の5%分に当たる9960万円を計上しております。完成は平成33年3月を予定しております。
 大仁警察署につきましては、移転先に所在する旧大仁市民会館の解体工事等を平成31年度から平成32年度にかけて行い、平成31年度は5400万円を計上しております。平成32年度に用地取得、建設設計を行った後に平成33年度から平成34年度に建築工事を行い、平成35年3月に完成する予定であります。
 交番・駐在所の整備につきましては、平成30年度に着工しました下田警察署河津町交番など7カ所を平成31年度に完成させます。また平成31年度には新たに静岡中央警察署梅ヶ島駐在所など7カ所の整備に着手いたします。予算額は5億2880万円であります。
 3つ目の大規模警備事業費は、ラグビーワールドカップ2019及び東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催の成功に向けた警戒警備対策を推進するため、会場周辺への防犯カメラの設置、テロ対策や交通対策用の機材整備などに要する経費として3460万円を計上しております。

 平成30年度2月補正予算について引き続き御説明申し上げます。
 平成30年度2月補正予算の総額は、3億2190万1000円の減額であります。このうち人件費につきましては職員給与費と退職手当の年間見込み額が減少したことなどにより、1億1242万5000円を減額いたしました。
 また物件費につきましては、信号機の停電対策として国庫補助金を活用し、自動起動式発動発電機18基を更新するため5800万円を増額した一方、新型警察無線機更新整備事業費の無線機購入に係る契約差金1億3200万円余を初め、各事業の年間見込み額の減少による減額補正をした結果、2億947万6000円の減額といたしました。

○山田組織犯罪対策局長
 議案第66号、静岡県暴力団排除条例の改正に関しまして、お答え申し上げます。
 まず条例改正の要点でございますが、三島市、沼津市、富士市、静岡市及び浜松市の5市の繁華街を暴力団排除を特に必要とする暴力団排除特別強化地域に指定し、地域内の飲食店、風俗店、風俗案内所などの特定営業者が暴力団員に用心棒料等を支払うこと、暴力団員が特定営業者から用心棒料等を受けとることに対して1年以下の懲役または50万円以下の罰金を課す直罰規定を設けました。
 また、風俗営業者等の特定営業者が違反事実を申し出た場合には刑を軽減または免除する自首減免規定を設けております。
 この改正によって期待される効果でございますが、現行条例におきましては風俗店等が暴力団員に用心棒料等の利益供与を行った場合に勧告、公表にとどまっておりましたが、条例改正により特定営業者と暴力団員をともに条例違反で検挙することが可能となります。
 これにより、暴力団とそれを利用する共生者に対する取り締まりが強化され、さらなる暴力団排除の促進が大いに期待されるところでございます。

○相坂委員
 それぞれお答えいただきましたけれども、幾つか追加してお聞きしたいと思います。
 まず、38億円の交通安全施設等整備事業費の中で、我々も地域の方から信号機設置の要望をいただきますが、なかなか困難もあります。
 そんな中で、実際には新しく道路ができたり要望をいただいたり、あるいは事故等が発生して信号機の設置が必要だという箇所を警察全体で取りまとめて設置計画を立てていると思いますが、全体の整備計画がどの程度のボリュームで、1年間の予算をどのように割り振って進捗していくのか、実際の件数であるとか概要を教えていただきたいと思います。

 それから、委員会説明資料1の3警察庁舎整備事業費により統廃合や老朽化に対応した交番・駐在所の整備があって、老朽化や経過年数の度合いによって順番にやっていくことになると思うんですが、全体の取りまとめ状況を教えていただきたいことと、かつ私の地元の静岡市駿河区も交番が手狭になっていたり、あるいは1つの交番に幾つかの交番機能を同居させることが今進められていて交番の適正配置がされているんですが、県内全体の交番配置状況の中で適正配置を進めなければいけない箇所、状況がどうなっているのか教えてください。

 それから、暴力団排除条例の効果については排除促進ができると伺いました。自首減免規定があるとのことですけれども、特別強化地域に指定されている地域の特定営業者の方々が条例がこうなったことを早く知って、自主的に私こうでしたとなるのが一番いいんだろうと思うんですね。
 この条例が可決する2月議会から8月1日の施行日までの期間における特定営業者の方々への周知方法あるいは指導についての取り組みについて伺います。

○植田地域部参事官兼地域課長
 交番・駐在所の建てかえ基準につきましては、建築後の経過年数や施設の老朽化状況を基本といたしまして、移転要素など特殊な事情を勘案した上で建設用地が確保できたものから順次整備を進めております。老朽化による建てかえの目安といたしましては木造で30年、非木造――鉄筋コンクリートなどでございますが――35年となっております。
 また、交番・駐在所の整備の方針、計画でございますけれども、震災への備えといたしまして平成17年度以降は老朽化交番等の建てかえよりも耐震補強工事を優先し、平成22年度までに全ての交番・駐在所で耐震化工事を完了いたしました。
 平成23年度以降は老朽化が著しい、再開発計画などにより移転せざるを得ない、あるいは津波被害を受けるおそれのある交番・駐在所について治安対策や地域住民の意見等を踏まえつつ、中長期的な整備計画を推進しているところでございます。

○永尾総務部参事官
 私は、全体を合わせてお答えさせていただきます。
 県内には、本部庁舎11カ所、警察署27署4分庁舎、交番・駐在所335カ所の計377の警察施設がございます。このうち老朽化により建てかえの目安である木造30年、非木造35年を経過した庁舎は150カ所ございます。
 内訳は、本部庁舎が交通管制センター、沼津合同庁舎、航空隊及び沼津分館の4カ所、それから警察署が天竜警察署水窪分庁舎など8カ所、交番・駐在所は静岡南警察署新川交番など138カ所となっております。
 県内27署の警察署と4つの分庁舎のうち建築後30年以上経過した庁舎は14カ所あります。
 老朽化してきた庁舎について、順次整備を進めると同時に屋上防水あるいは外壁の補修、空調設備の更新など庁舎の長寿命化への対策も行っていきたいと思っております。
 また、非常用発電機は施設に附帯されるものですけれども、設置後30年以上経過したものの更新も行うなど防災機能の強化も図ってまいりたいと思います。
 いずれも、順次計画的に進めてまいりたいと思っております。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 交通安全施設の整備更新の予算のうち、信号機や標識標示の新設、維持管理費はランニングコストと言われる維持管理に必要な回線料や電気料、それから保守管理の委託料はおおむね8割ぐらいになっておりまして、信号機についてはさらに高くて9割ぐらいを充てており、残りを新設に充てているところであります。
 信号機の新設基準は、道路の新設や交通量の変化により警察が必要と認める場合もありますし、各地元からの要望もあります。物理的につかないところを除き、限られた予算の中で要望のうち優先順位の高いものから設置しているのが現状であります。

○山田組織犯罪対策局長
 営業者に対する周知に対して質問がございましたのでお答え申し上げます。
 まず、8月1日の施行までおおむね4カ月をとりました。この4カ月の間に警察としては特別強化地域の営業者に対してローラーをかけ、各店舗に伺って条例改正の趣旨などについて説明を行うこととしています。
 また、飲食店組合などを通じた広報や市町と連携した広報についても積極的に行っていくこととしています。

○相坂委員
 それぞれ御丁寧に御回答いただきましたけれども、私の地元で交通安全施設の要望を挙げさせていただいたところはかなり迅速にやっていただいているものですから、要望が挙がったところで必要と認めてくだされば何とか確保していただけるんだろうと思いますが、今の御説明ぶりだとかなり予算もきついなという印象を受けました。そういう事情を酌み取りながら、事故が起こってからでは県民の方々が事故に遭われる危険が去らないことになりますので、迅速に対応していただけるように我々も協力したいと思いますけれども、要望がなかなか挙がってきにくいところもあるようですし、市町等の道路管理者との調整等でも日時を要すると伺いますので、手続もぜひ進めていただきたいと思います。

 それから、150カ所の交番・駐在所を順次整備していくことは相当な事業だなと伺いました。静岡南署は時々いろいろな要望事でお邪魔するんですけれども、老朽化していると言っていいのかどうかわかりませんが、やはり昔ながらの建物で最近の職場環境としてはちょっと気の毒なこともありますし、そうしたところが多分ほかにも随分あると思いますのでぜひ進めてくださいとしか言えませんが、例えば交番などでいつも問題になるのは敷地だと思います。
 県有施設でやろうとしていくとなかなか敷地確保が難しいといった課題が我々の地元でもありましたし、そうしたときには市町が持っている土地との等価交換で対応していただいているわけですけれども、情報のすり合わせを迅速に進めていかなければいけないので、ぜひ他機関と協力しながら進めていただきたいと思います。

 それから最後に、先日飲食組合の会合で暴力団排除を伝えに来られた皆さんのお仲間の署員さんがいらっしゃいました。飲食店の方々も今まで怖い思いをしてきて、かつ法律も変わって裁かれるのは気の毒なものですから、ローラーをかけるのは相当大変な労力が必要になろうかと思いますけれども、ぜひ丁寧に進めていただきたいと思います。

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