• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:10/02/2020
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 一問一答方式により何点かお尋ね申し上げたいと思います。
 まず最初に、補正予算に関することで建設委員会説明資料10ページに都市公園管理運営費323万4000円の補正額が出ていますけれども、例えば草薙総合運動場848件とありますが、どのように額が決定されているのか算出方法についてお尋ねします。

○内山公園緑地課長
 キャンセル料相当額の補塡金額でございますが、草薙総合運動場において、通常であれば利用の2週間前以降は使用料相当額をキャンセル料として頂いております。
今回、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として利用を中止した場合についてはキャンセル料を徴収しないこととしており、キャンセル料は指定管理者の収入となっておりますので、その分を指定管理者に補塡します。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 既定のキャンセル料が補塡されると理解しますけれども、一般論で小笠原総合運動公園のメインスタジアムをキャンセルするのと、愛鷹広域公園の球場をキャンセルする、要するに広さによってキャンセル料は違ってくるものなんでしょうか。

○内山公園緑地課長
 キャンセル料の額が定められているわけではありません。
 例えば、愛鷹総合運動公園の他目的広場を午前中予約し、そのときに1万円かかるとすると、キャンセルする場合は予約者に1万円の負担を求めております。その分を免除するので、広さによってというよりも施設の利用料金で決まることになります。

○竹内委員
 利用料金は、広さが大きければ高いのではないのですか。

○内山公園緑地課長
 おおむねそのような傾向です。

○竹内委員
 キャンセル料は、指定管理者の収入になるとのことですけど、ここにうたっている4か所の指定管理者と県との契約では、ある一定額以上は全て指定管理者の収入になります。
 お聞きしたいのは、補助額の何割かが県に戻ってくる契約ではないですよね。

○内山公園緑地課長
 県に戻ってくる仕組みにはなっておりません。

○竹内委員
 今回は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に関する特別な措置だとは思っていますけれども、指定管理者との契約上は、有事の際にはキャンセル料を負担することもあり得るとなっているんですか。

○内山公園緑地課長
 指定管理者との協定では、取決めのない場合には協議することになっております。今回のケースについては非常にイレギュラーでしたので、改めて負担するといった変更の協定を結んでお支払いする形をとっております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 長期化する可能性もありますし、それを悪意に利用されても困ります。信頼関係がないといけませんけれども、指定管理者に払うものは払う、頂くものは頂くという基本ラインに沿って指定管理者との契約をやっていかないと、指定管理だから静岡県の経費が安くなるって思われがちだけど、実はそうじゃなかった、事務経費以外は高くついたということにならないように、これからも契約の見直しも含めて協調し合って管理運営をしていただきたいと思っています。

 次に、重点事業で実施しているとのことですのでお尋ねしますけど、説明資料16ページの中央新幹線に関する動きとその対応についてです。
 河川法にのっとって、JR東海と長きにわたっていろんなことがあり、誤解、不信、敵対などの言葉で表現していいのか分かりませんが、3の下から2行目に、河川管理者である県は申請が出されれば云々、審査基準に照らし許可の判断を行うとありますけど、一般論としてこのぐらいの規模の内容は、申請が出てどのぐらいの期間で許可の判断がされるか教えてください。

○伊藤河川砂防管理課長
 リニアの関係は少し特殊で、未曽有の工事になりますので一般的な比較はなかなかできないと思います。

○竹内委員
 ちょっと遠回しな聞き方しましたけれども、もう何年にもわたって議論をやっていますよね。専門家会議あるいは国土交通省等の会議の議論を見据えて申請書を受け付けたのならば、可及的速やかに許可が下りるはずだと思っていますけれども、もしその前に申請書が出た場合は、今までやっているJRとの協議を無視して、またゼロベースで交通基盤部が調べ直して許可を出していくのですか。
 要は、今やっている議論を参考にして、良と結論が出た場合はそれまでの議論を前提にして許可を速やかに出す気持ちがあるかどうかお尋ねします。

○伊藤河川砂防管理課長
 国の有識者会議の議論、県の専門家会議の議論を踏まえて、さらに環境保全の協定を結ぶことになりますので、それらを見据えながらの進展になってくるのではないかと思います。

○竹内委員
 今の答弁ですと、前にいろいろ議論してるから、何もしないで出てくる申請書よりもスピード感を持って許可を出すことができると理解してよろしいですか。

○伊藤河川砂防管理課長
 未曽有の工事ですので、専門家会議で議論させて、さらに交通基盤部で審査の余地があるのかどうかについては、今ここでお答えできないと思います。

○竹内委員
 静岡県のリニアに関するいろいろな専門家会議の本部長は難波副知事ですけれども、どこが主体事業部になりますか。

○高梨建設政策課長
 県のリニア対策を所管する部につきましては、中央新幹線対策本部の事務局でありますくらし・環境部と交通基盤部が連名で担当しております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
 内容によってはくらし・環境部であったり、交通基盤部であると承知しています。同じことをなめる無駄な行政手続はナンセンスで問題が多々あるのは承知していますので、内容によっては今の段階から交通基盤部が前に出て問題提起をJR側にして、全て解決する方向性が出たところで申請が出てきたら可及的速やかに許可を出すのが筋だと思いますので、よろしくお願いします。

 次に、6月定例会でもお尋ねしましたけど、重点事業の実施状況ですから改めてお尋ねします。
 説明資料15ページの富士山静岡空港への新幹線新駅実現に向けた取組について、今年度は予算計上もしておりませんけれども、4の対応で今年度は空港新駅設置による効果や影響について周辺地域の皆様と意見交換を行っているとあります。
 今年度はちょうど9月で半期が終わりますけれども、コロナ禍の中、いつ、どこで、誰と、何回新幹線新駅の実現に向けた協議を行われているか教えていただければと思います。

○高梨建設政策課長
 今年度、空港新駅に関しまして地元の方々や機関とお話をさせていただいた機会は、7月27日に牧之原市の坂部区空港対策協議会に出席いたしまして、改めて空港新駅の必要性や空港新駅を取り巻く現状を他の関係部局共々御説明させていただいたところです。

○和田委員長
 ここでしばらく休憩します。
再開は14時40分です。

( 休 憩 )

○和田委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開いたします。
 発言願います。

○竹内委員
 知事が新幹線新駅をやりたい気持ちはよく分かるし、当該地域から選出された県議にも新幹線新駅の実現はぜひという気持ちがあると思いますけれども、様々な事業がある中で抜粋して委員会資料に実施状況を載せるんだったら、予算はかけてないかもしれないけど、そのぐらいだったら載せる価値があるのかなと。
要は、既成事実のようにやってますよと言うだけの情報提供だったら、あえて金を使って出す必要があるのかなという気がします。感想ですから答弁は結構です。

 続きまして、説明資料62ページの浜松市沿岸域の津波対策のうち、防潮堤に関してお尋ねします。
 改めて、11月15日開催の竣工式の御案内を頂きましてありがとうございます。
 コロナの関係で様々な予定が変わりましたけど、今年度中に防潮堤の完成を受けて、主催が交通基盤部でなくても構いませんので何かイベントが組まれているのかお尋ねしたいと思います。

○吉澤河川海岸整備課長
 防潮堤のイベントの開催等につきましてお答えします。
 まず、今3番委員がお話しされたとおり、竣工報告会につきましては11月15日にこれまで御協力頂いた皆様にお集まり頂きまして開催します。その他大きなイベントは現在予定してございませんけれども、例えば防潮堤の効果あるいはこれまでの経緯を広くPRしていこうと大きく3つほど動きをしています。
 1つ目は、市内小学生向けの社会科の郷土読本「のびゆく浜松」に防潮堤の効果を掲載して広く小学生に周知しています。2つ目はこれまでも進めておりますが、現地の見学会がコロナ禍で少し落ち込んでいた中、10月以降多くの小中学校、一般の方々の視察の申込みがありますので、引き続き継続していく予定です。3つ目は一般市民への広報として公共空間におけるパネル展示等々、引き続き進めています。大きなイベントは特にありませんが細かな啓発活動を進めていきたいと考えています。

○竹内委員
 新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止になっている今ですけど、元々は受託会社の御好意で多額の寄附を頂いたところからスタートしたんですけど、「のびゆく浜松」等々に掲載されると地域にとって自分たちの命を守っている1つの施設であると将来的に子供たちは認識することになります。例えば付近に教育委員会で江之島高校もあるし、湖南高校もありますので、教育委員会と連携して体育の授業でマラソン大会をやるとか、あるいは浜松市と連携して元旦に初日の出をみんなで見ようとか、雨が降ったりくもりになったりするかもしれませんけど、造りましただけだとまさに交通基盤部のイメージになりますから、そこから教育的に何か使えませんかねと、優秀な方々ばかりがいる県庁ですから声をかけてみるのも1つの手かなと思います。走れるなら自転車でもいいと思いますよ。せっかくすばらしいものができたわけですから、植林も子供たちの教育に使えるなら、ちょっと寒くて風が強いから難しい時期にはありますけど、植栽なんかももうひとひねりしてもいいのかなという気がしていますので、意見として述べさせていただきます。

 最後になります。遠州灘の野球場についてお尋ねします。
 皆さんいろいろ質問されていますが、もう1回確認していきます。本来だったらこの9月議会で基本計画を策定する予定だったのが延びたのは、6か所の施設が財政課とディスカッションして、結果的に財政サイドの意向あるいは知事の意向もあって見直しの方向になったわけですけれども、過去に出した公園の配置計画に関する比較検討プラン原案を見直すとは、原案を白紙にするということでよろしいですか。

○内山公園緑地課長
 比較検討プラン原案を見直すことについて、見直しは昨年度来行ってきた意見聴取をベースにしております。ですので白紙ではなく、今までやってきたものに修正を加えていくことになります。

○竹内委員
 私もそう思っていましたけど、内山公園緑地課長が今日の午前中の答弁でもう1回県民にいろんな意見を聞くって言うものですから、それならば一旦白紙にするからもう1回意見をくださいよと言うんだったら意味は分かりますよ。
 先ほど6番委員、8番委員からも言われましたけど、基本ベースを決めておいて、あと微調整でみんなの意見よく聞いたほうがいいよねと言うなら分かるけど、意見を聞かれたほうだって困っちゃうよね。皆さんもコロナ禍で初めての体験かもしれませんけど、聞かれた県民も初めてのことなので、俺もよく分からんよ、私もよく分かりませんってなっちゃいますから。本当に再検討するのだったら、一旦白紙だって宣言をすべきだと思いますよ。新型コロナウイルス、アフターコロナのことも考えないといけないから延期になったわけじゃないはずです。
 何で延期になったかというと、コロナ禍で税収の見込みが立たないから延期になったんじゃないですか。どちらですか。

○内山公園緑地課長
 6施設の見直しは、今後の財源確保に必要なために着手したことで間違いありません。そのような状況になったのは新型コロナウイルス感染症が原因となっております。ですので財源確保のために今までの事業内容ややり方などを見直していくことと、あとは今後のコロナの影響によっていろいろな人々の行動様式などが変わってくる、対応したものに直していくといった2つの視点から、今回の見直しの方向性が出ております。

○竹内委員
 税収の見込みが立っていない理由は確かに新型コロナウイルス感染症の拡大なんですけど、交通基盤部としてアフターコロナに対応した野球場の見直しができて、可及的速やかにその計画案を皆さんに聞いて出したとしても、税収がなければ来年も進められませんよね。違いますか。お答えください。

○勝又都市局長
 議会で答弁されているように、税収は多分下がると承知しています。ただこの公園の整備については長いスパンでやっていくものと認識しておりまして、例えば施設整備の順番を変えるとか、先送りするとか、民間の資金を入れるなどといった形で進めていくものと考えており、いずれ税収が復活することと連動するということで基本計画を策定すると考えています。

○竹内委員
 一般県民の方々は、今の生活が厳しいことの実感はあっても来年度の税収が厳しいという認識や感覚はないんですよね。浜松商工会議所がスピード感を持ってやってほしい云々と言うのはありますけれども。
 研究はいろいろすべきですけど、1年間凍結すると宣言して、その間に県として地元ニーズや将来ニーズ等々を研究していくことが県民にとって分かりやすいと思いますけどいかがですか。

○内山公園緑地課長
 現在状況が動いており、いつ収束するのか分かりません。ただ我々としてもある程度収束の見込みを見極めた段階で先取りしながら、どのような計画であるべきかを検討しつつ進めていきたいと思っておりますので、それが1年と特に期間を決めて止めるよりも、いつでも見直しの計画作成に取りかかれるような状況で臨んでいきたいと考えております。

○竹内委員
 先ほど申し上げたように、交通基盤部の事業としては財政課から言われる前から計画を予定どおりやりたかったはずですよ。ただ税収見込みが厳しい状況で、事業採決や決め事は財政課に取り上げられたと、私は控室で報告を受けています。
 だからこそ、財政サイドがそうは言うけれども、交通基盤部としての思いや、やるべきことがあることを県民の方々に分かってもらうために1年間凍結するという言葉を使い、その間にできることを庁内でコンセンサスをとるほうがよっぽど分かりやすいと思いますよ。困るのは川勝知事が商工会議所だとか鈴木浜松市長に頼まれてそのような言葉を使いたくないから、どっちでもとれる発言をして県民に混乱を招いているだけだと思っている。
 公園の配置計画に対する比較検討プランは白紙ではないとのことですから、改めてプランを見直しましたけれども、トビオの北西に位置する駐車場と防潮堤に一番近い東側の東南に位置する駐車場が固定されているなら、トビオ駐車場の利用者のことを考えてこの駐車場から手をかけてもいいんじゃないですか。

○戸塚交通基盤部理事(高次都市機能担当)
 まず、税収が落ち込むことに対して計画を1年凍結する話もあるのではないかについてですが、確かに今年度、来年度は税収入がかなり落ち込むと想定しております。それをこの公園のみで受け取るのではなくて、県は県全体の様々な事業で受け取ろうと考えておりますので、他事業につきましては一般的にシーリングを少し厳しくするとか、あるいは事業の優先順位をつけてこれは今やる、これは少し先に延ばす、6事業の中でも少し先送りしたものもございます。ですので全体の中で計画を止めるのではなく引き続きアイドリングになるかもしれないけれども、新しい要素が入ってきたのでそれも考えながら計画づくりを着々と進めていくと考えております。
 それから、公園の駐車場の位置は固定なのかについてですけれども、現時点のプランでは北西部分、南東部分の2か所に置いてあります。ただ先ほどの規模の話もあるんですけれども、もしこれからリモート観戦みたいなものが主たる観戦方法になっていくとすると、球場そのものに来るお客さんの数は減りますので、駐車場の必要面積が減る場合には場所を変更することも十分考えられます。そのあたりはこれから平面配置も併せて考えていきたいと考えております。

○竹内委員
 ありがとうございます。
私は、これ白紙ですかと聞いたら白紙じゃないと言ったので聞いたんですよ。
要は、白紙撤回すると宣言しながらも駐車場だけでも手をつければ、市民からすれば県がその気になってることが担保されるんですよ。白紙じゃありませんよ。工事は野球場を基本に考えてほかは後にしますでは、あそこは相変わらず野原のままなんですよ。
 本気で浜松市民が望む――望んでいない方もいますよ。規模が大きいと言う人もいるし、規模は大きくないほうがいいと言う人もいますよ。ドームを造ってくれと言う人もいるし、ベースボールのフィールドだけでいいって言う人もいます。いろんな意見があるんです。だけど財政サイドから延期だと言われて、交通基盤部がそうですかと言って鵜呑みにして何もしないんじゃなくて、同じしないんだったら表現の仕方で全然違うはずですよ、全然違う。
 我が自民党は、県議会議員と浜松市議会の市議団で5,500人を超える方々に野球場のことでアンケートをとっています。結果も出ています。ただコロナ禍で状況が違うから公表はやめましたけれども、座長に鈴木利幸議員になっていただいて浜松市、県と連携をとりながら将来の浜松のスポーツ施設の在り方も含めてベストなものを、我々も行政だけに任せるんじゃなくて研究、調査して提言していこうという思いを持っています。ですので白紙にしてもう1回つくり直すことを言っているわけじゃなくて、白紙にしてもう1年かけてしっかりしたものをつくっていくぞという気概があっていいはずだ。ゼロベースで見直すとはそういうことだと思います。私からすると都合がいいときには見直しで、都合が悪いときには言葉をうまく使い分けているだけにしか感じない。
 議会は、民意の代表であると同時に、行政のチェック機能というよりも提言していくのが我々の仕事だと思っていますので、それに伴って予算編成をされるときに良か否かで行動をとるわけですから。イチローがどうのとか寝ぼけた話を当たり前のように言われて、それだから大きい球場とはちゃんちゃらおかしいと思っていますよ。とんでもないですと知事に言っておいてください。
 ぜひ、言葉の使い方をもっと踏み込んでお互いが真剣に考えられる野球場の計画を一緒につくりましょうよ。そう思っています。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp