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委員会会議録

委員会補足文書

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平成29年6月定例会産業委員会
所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 07/26/2017 会派名:


○黒田企業局長
 おはようございます。企業局長の黒田でございます。よろしくお願いいたします。
 今議会へ提出しました企業局関係の案件は、報告第15号から報告第17号までの予算繰越計算書の報告についての3件でございます。
 これらは、工業用水道事業、水道事業及び地域振興整備事業の各事業会計における平成28年度の建設改良費の繰越額を、地方公営企業法の規定により報告するものでございます。
 詳細につきましては後ほど次長から説明いたしますので、私からは所管事項の実施状況等について説明申し上げます。
 お手元の産業委員会提出資料1ページをお開き願います。
 1の平成28年度企業局決算見込みでございます。
 まず、1の工業用水道事業会計でございます。
 工業用水道事業の平成28年度の収益は、丸で囲ってございますけれども、43億5100万円、費用は40億1700万円で、損益は3億3400万円の黒字、前年度に比べまして4400万円の増となっております。
 次に、2の水道事業会計です。収益は65億400万円、費用は53億8000万円で、損益は11億2400万円の黒字、前年度に比べ6500万円の増となりました。
 次に、3の地域振興整備事業会計でございます。収益は4700万円、費用は6400万円で、損益は1700万円の赤字となりました。以上が平成28年度決算見込みの概要でございます。
 内容につきましては、地方公営企業法第30条の規定に基づきまして、過日知事に報告したところでございます。今後監査委員の審査を経まして、県議会9月定例会の認定に付すことになっております。
 2ページをお開き願います。
 2の工業用水道及び水道事業の現況についてでございます。
 まず、1の工業用水道事業です。
 1(1)の表の区分欄にありますように、柿田川工業用水道事業を初めとする7つの工業用水道事業を経営しております。
 現有給水能力でございますが、表の1段目の合計欄にありますとおり、7事業合計で日量146万6000立方メートル余、その下段にございます契約水量は、75万9000立方メートル余となっております。また給水先の事業所数は346社となっております。
 平成28年度の実使用水量でございますが、(2)の実績の表の2段目の合計欄にありますとおり、年間合計1億8800万立方メートル余で、前年に比べ102%となってございます。なお上段の契約水量に対する実使用率は68.1%でございます。
 次に、2の水道事業であります。
 表にありますとおり、駿豆水道を初め3つの水道用水供給事業を経営しております。
 現有給水能力及び基本水量は、2の(1)の表の合計欄にございますとおり、3事業合計で日量41万9000立方メートル余でございます。平成28年度の実績使用量は、(2)の表の2段目の合計欄にありますとおり年間7933万立方メートル余で、前年同期比98.3%となっております。なお上段の基本水量に対する使用率は51.9%でございます。
 3ページをごらん願います。
 3のGISを活用した災害時における管路情報システムの構築についてでございます。
 東日本大震災では、早期の事業再開を目指す企業への管路などの復旧情報の提供が課題となりました。
 また、昨年度合同で実施いたしました防災訓練において、県内の工業用水ユーザーから、管路の復旧状況を地図上に示し見られるようにしてほしいというような要望もございました。
 こうしたことから、GIS――静岡県地理情報システムを活用して、災害時などに管路等の状況をリアルタイムに提供するシステムの整備を進め、本年4月から運用を開始したところでございます。
 システムの概要でございますが、4ページをお開きいただきますとイメージ図がございます。受水企業ですとか受水市町がインターネットを通じて、管路の漏水箇所や復旧状況をパソコンやスマートフォンなどで見ることができるというものでございます。ここの×印が例えば漏水箇所ですよ、太い線になっておりますが、それ以下が例えば断水箇所ですよと、右側に行きますと漏水の箇所、あるいは作業の状況、復旧見通し、こういったようなものがパソコンなりスマートフォンで視覚的に見られるものでございます。
 ユーザーが求める情報を素早く視覚的に提供することによりまして、的確な情報を伝達できることに加えまして、我々企業局職員の情報伝達業務が省力化されて、災害復旧事業に人員を集中できるといった効果も期待しているところでございます。
 本年度は、システムの周知とあわせましてユーザー向けの運用訓練、これを実施してまいります。
 5ページをごらんください。
 4の水道施設更新マスタープランの策定についてでございます。
 水道施設更新マスタープランは、企業局が管理する管路等の老朽化に伴いまして、今後全面的な更新時期を迎える柿田川、富士川、東駿河湾、中遠、西遠の5つの工業用水道事業と、駿豆、榛南、遠州の3つの水道事業の施設を将来の水需要に見合う適正な規模へ更新するため、受水企業や受水市町の意見、要望を踏まえまして、学識経験者等で構成する水道施設更新マスタープラン専門委員会、ここから意見などを伺いまして、取りまとめました施設の更新整備に係る基本計画となるものでございます。
 マスタープランの全体概要でございますけれども、2の表にありますとおり、計画期間は平成30年度から平成89年度までの60年間としてございます。事業ごとに施設規模、更新の考え方、更新の全体事業費などを取りまとめたものでございます。
 工業用水道事業につきましては、この表の上段にございますが、将来の水需要は対象5事業の合計で日量約61万5000立方メートル、現有施設能力の約46%に縮小することになります。更新の整備の考え方としては将来水需要に応じて、管路や施設のダウンサイジング、施設の統廃合などを検討いたしました。
 この結果、60年間の事業費でございますが、約2600億円を見込んでおります。なお摘要欄にございますが、現状と同規模で仮に更新した場合には、約4800億円の経費がかかるといったことになっております。
 下段の水道事業につきましては、駿豆水道の計画水量を関係市町において協議中でございますため、2案併記してございます。将来の水需要量は水道事業全体で日量約22万1000立方メートルから23万7000立方メートル、現有施設能力の約53%から57%に縮小するというものでございます。
 工業用水道と同様に、施設のダウンサイジングや統廃合をした結果、事業費は約1900億円を見込んでおります。なお現状と同規模で更新した場合には、約2500億円が必要になるというような試算もしてございます。
 このように、莫大な更新事業費を必要としまして、単年度の更新事業費は60年で単純に平均しましても、工業用水道事業で40億円以上、水道事業で約30億円以上ということになりまして、更新財源の確保などの課題もあります。
 こうしたことから、今年度このマスタープランをベースに更新基準年度からの事業の実施を念頭に、毎年度の実施計画である長期修繕改良計画、これと投資と財源の均衡を図ることを主な内容とする経営戦略を策定してまいります。
 6ページと7ページには、各事業ごとの概要を記載してございます。
 それでは、8ページをお開き願います。
 5の地域振興整備事業の概要であります。
 1の富士山麓フロンティアパーク小山の整備につきましては、内陸のフロンティアを拓く取り組みの1つとして、小山町湯船地内におきましてレディーメード方式により工業団地を整備しております。用地面積等につきましては、(1)の事業概要に記載のとおり用地面積は31.4ヘクタール、あるいは全体事業費は一番下段にございますが、約53億円といったような内容になっております。
 現在、平成30年度の引き渡しに向けまして調節池の工事が完了しまして、宅盤造成を順次進めているところでございます。
 企業誘致につきましては、既に食品系の企業を中心に複数の企業から引き合いがございまして、商談を進めているところですけれども、これらの引き合い企業に対し集中的に誘致活動を行いまして、早期の完売に向けて経済産業部、あるいは東京事務所などと連携して、まずは成約第1号を目指して積極的な商談活動を進めているところでございます。
 9ページをごらん願います。
 2の長泉南一色工業用地の整備につきましては、特殊紙の保管、配送を業務とする静岡ロジスティクス株式会社の新施設の建設に当たりまして、その用地造成を受注したものでございます。
 今年1月20日に造成工事に着手しまして、これも平成30年度の完成に向けて造成工事を進めているところでございます。
 10ページをお開き願います。
 清水町久米田工業用地の整備でございます。
 これは、航空機や宇宙関連の部品を製造する株式会社エステックの本社工場の移転、新築に当たりまして、その用地造成を受注したものでございます。3月27日に造成工事に着手しまして、これも30年度の完成に向けて現在着実に工事を進めているところでございます。
 11ページ、4の森中川下工業用地の整備につきましては、生活用品等の梱包や保管、出荷を行う株式会社松井梱包が施設の拡張に当たり、その用地造成を受注したものでございます。
 現在、用地買収が完了いたしまして、土地利用手続を進めているところでございます。
 12ページをお開き願います。
 6の企業局の新たな取り組みの概要についてでございます。
 企業局では、工業用水の需要拡大や地域産業の振興に資するために、新素材として期待されるCNF――セルロースナノファイバーの開発支援、あるいは富士山麓フロンティアパーク小山への企業誘致などに取り組んでおります。
 昨年度は、企業局職員と経営管理部、経済産業部の併任職員で構成します国内産業振興プロジェクトチームを企業局内に設置いたしまして、CNF関連施策、あるいは企業誘致、基盤整備の関連施策につきまして、庁内関係部局がより一体となった取り組みを開始したところでございます。
 今年度は、CNFサンプル企業展示会を国内産業振興プロジェクトチームが企画、調整を行うなど、経済産業部等と連携を強化し、関係部局の総力を挙げてCNF関連企業誘致や、あるいは富士山麓フロンティアパーク小山の用地売買契約の早期締結を目指しまして積極的に取り組んでまいります。
 報告は以上でありますが、参考資料といたしまして平成29年度企業局概要及び企業局情報通信Kリリースをお配りしております。
 企業局の情報通信Kリリースにつきましては、企業局の取り組みをPRするために、毎月1回発行しまして、工業用水のユーザーですとかに配布しているものでございます。参考にごらんいただければと考えております。
 私からの説明は以上でございます。審査のほど、よろしくお願い申し上げます。

○大場企業局次長
 今議会に提出しました予算繰越計算書の報告3件につきまして、御説明申し上げます。
 最初に議案に基づき概要を御説明し、その後議案説明書に基づき詳細を御説明申し上げます。
 まず、議案の79ページをお開きください。
 報告第15号、平成28年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書であります。
 次に、80ページをお開きください。
 7つの工業用水道事業のうち、富士川、東駿河湾、静清、中遠、西遠、柿田川の6つの工業用水道事業で、計9億8800万円を繰り越したものであります。
 83ページをお開きください。
 報告第16号、平成28年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書であります。
 84ページをお開きください。
 榛南及び遠州の2つの水道事業で、計1億700万円を繰り越したものであります。
 87ページをお開きください。
 報告第17号、平成28年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書であります。
 88ページをお開きください。
 開発整備費で4200万円を繰り越したものであります。
 次に、議案説明書に基づいて各事業の詳細を御説明申し上げます。
 議案説明書の50ページをお開きください。
 平成28年度静岡県工業用水道事業会計予算繰越計算書について御説明申し上げます。
 まず、上段の富士川工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など1億7810万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの主な理由といたしましては、吉原線配水管布設がえ工事において、他の占有物件が当初の想定より配水管に近接して埋設されており、この埋設管の管理者との調整及び設計の見直しに日時を要したものであります。
 次に、下段の東駿河湾工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など6910万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの主な理由といたしましては、川久保支線の配水管路電食防止対策工事において、鉄道に近接して工事を実施するため鉄道事業者との工法及び時期の協議に日時を要したものであります。
 51ページをごらんください。
 上段の静清工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など6億180万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの主な理由といたしましては、送水本線布設がえ工事において、近接する市の水道施設撤去工事がおくれたため、年度内の完成が見込めなくなったものであります。
 次に中段の中遠工業用水道建設改良費につきましては、委託料など4700万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの主な理由といたしましては、竜洋線配水管補強工事において、補強工法設計の現地調査に当たり道路規制の必要が生じ、この地元との調整に日時を要したものであります。
 次に下段の西遠工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費など8200万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの主な理由といたしましては、初生浄水場計装設備改築工事において、断水を伴う工事でありますことから国などの関係機関や受水企業との工事時期等の協議に日時を要したものであります。
 52ページをお開きください。
 柿田川工業用水道建設改良費につきましては、工事請負費1000万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの理由といたしましては、配水池設備制御盤改築工事において、断水を伴う工事でありますことから、受水企業との工事時期等の協議に日時を要したものであります。
 なお、繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりであります。
 53ページをごらんください。
 平成28年度静岡県水道事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
 まず、上段の榛南水道建設改良費につきましては委託料1900万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの理由といたしましては、送水管布設がえ工事に伴う設計業務委託において、河川管理者等の関係機関との協議に日時を要したものでございます。
 次に、下段の遠州水道建設改良費につきましては、工事請負費など8800万円を繰り越したものであります。
 繰り越しの主な理由といたしましては、於呂浄水場送水ポンプ電動機設備改築工事において、特殊な設備のため、積算のための見積徴取や工事発注後の細部の調整に日時を要したものでございます。
 なお、繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりでございます。
 54ページをお開きください。
 平成28年度静岡県地域振興整備事業会計予算繰越計算書について御説明いたします。
 開発整備費につきまして、委託料など4200万円を繰り越したものでございます。
 繰り越しの主な理由といたしましては、富士山麓フロンティアパーク小山(小山湯船原工業団地)造成事業において、上水道配水管等の設計に当たり、町など関係機関との調整に日時を要したものでございます。
 また、長泉南一色工業用地造成事業においては、造成工事に附帯する町道の工事の施工に当たり、沿線地権者との調整に日数を要したものでございます。
 森中川下工業用地造成事業におきましては、事業協定の締結が10月になり、測量設計業務委託の発注が12月になったため、適正な工期を確保するため繰り越しをしたものでございます。
 なお、繰越事業の財源及び節の内訳の詳細につきましては、摘要欄に記載のとおりであります。
 以上、3件の繰り越しにつきましては、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告するものでございます。
 以上が、企業局の予算繰越計算書の報告の概要でございます。
 よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

○野崎委員長
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより所管事務調査に入ります。
 質問等があれば発言願います。

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