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委員会会議録
質問文書
平成21年10月障害者雇用促進特別委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 四本 康久 議員 |
| 質疑・質問日： | 10/28/2009 |
| 会派名： | 平成２１ |
○四本委員
どうもありがとうございました。
小久江さんとは、以前、数年前に、何か経営者協会とか、ある静岡県の就労の担当者もいたりとか、労働局の担当者もいたり、経営者協会だとか連合静岡とか、何かそういうような審議会に私がたまたま出させてもらったときに御一緒させていただきました。四、五年ぐらい前だったと思うんですけれども、それ以来で、きょうはまたありがとうございます。
大変、本当に御苦労があったんだなと、またその中でいろんな自分の持った才能を生かしてきているんではないのかなというような感じもしました。
企業側からのジョブコーチ、きょう午前中、ジョブコーチの説明があったんですけれども、やっぱりそこでも出てましたけれども、企業内でのジョブコーチというのは、非常に今もお話を聞いていて、やっぱり大変重要なことなんだなというようなことが改めて私も認識をいたしたところで、大変有意義なお話を聞かせていただいて、ありがとうございました。
その中で、中央特別支援学校の講師を１週間に１時間されているということなんですけれども、今、広い話では、今のようなお話をそれぞれの皆さんにしているんでしょうけれども、週１回１時間やる中で、全体的にどのような講義内容を、――専門的なデザインの話ばかりではないと思うもんですから、ちょっと少し内容をお話しいただければなと思います。
○小久江寛氏
やっぱり車いすに乗っていて障害を持っていて、どういうふうに自分でやってきたかということと、あと僕の教えるところを見て、彼たちとか彼女たちに何か感じてもらうメッセージというのを大事にしています。特に、やっぱり受け身でいたら、絶対に今でも就職は無理かなというところだと思いますので、それを主に出しています。
それと、教えているのは、授業では、情報Ａという授業で、デザインもある意味情報なんで、情報というものに対してどういうふうに自分で入れるのかというのと、あと実際にお客さんからお金をもらってポスターをつくるというのはどういうことなのかという、とかく障害を持っていると受け身になりがちなんで、やってくれるだろうとか、自分主張が強かったりするんで、――答えは全部、お客さんが決めることなんで、それにお客さんに沿わない技術はある意味要らないということとかを主に教えています。
○四本委員
本当に生のキャリア教育だなということで、非常に生徒さんにはいいというふうに感じました。
あと、このアビリンピック、大変すばらしい成績を残されていますけれども、いわゆる余暇活動と言っていいかどうかわからないですけれども、あえて余暇活動と呼ばせてもらって、余暇活動がこういった仕事・就労に対する、私は非常にみんな仕事ばっかりでも、やっぱり時には運動をしたり、絵を描いたり、音楽を聞いたりするのは必要だと思うんです。特に余暇活動がこの就労に対するものにどんな影響、プラスになるのか、何かお考えがあれば、お話しいただけますか。
○小久江寛氏
僕の場合、さっき言ったように、収入を上げたいというので、どこかで自分が生きていることとかやっていることで、それが何かにつながらないかなというのと、あともう一つ、基本的に僕、障害を持って一番びっくりしたのは、仕事は選べないんだなという、――職域がなくて、それに合わせるという感じですね。
僕は高校、大学までデザインをやりたいというか、金属工芸をやっていたんです。特に鋳物ですね。なので、本当は金属工芸のことをやりたいんですけれども、手が動かないのでできないので、だったら生きたいこととかやりたいことというのをどれだけ大事にするかというのは、障害を持っている人はやっぱり大事だと思いますので、やっぱりボートで冒険をしたいとか、そういうチャレンジ精神とかはどこかであきらめているんでしょうね。
なので、ぜひそういうレジャーとか、あとおいしいものを食べるとか、特に視覚障害の方だったら、聞くことと食べることというのはすぐれているので、味に関しても、そういうものは特に大事にしていっていただきたいし、もちろん知的障害の方々も、やっぱり自分の障害があるかもしれないけれども、楽しむということはすごい大事だろうなというのは、余暇活動のところは。それが、もしかしたら就労に結びついたり、自分のやりたいことに結びつくというところじゃないかなとは思います。
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