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委員会会議録

質問文書

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平成28年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:07/11/2016
会派名:自民改革会議


○多家委員
 分割質問方式で何点か質問をします。
 まず、議案第95号の補正予算のうち、事業名はスポーツツーリズム推進事業費と出ています。事業概要では半島振興広域連携促進事業を活用してアウトドアスポーツを生かしたスポーツツーリズムを展開することにより伊豆地域における観光交流の促進と地域の活性化を図ると出ているわけでありますけれども、半島振興広域連携促進事業とは一体どういうものなのかをお尋ねします。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 半島振興広域連携促進事業でございますけども、こちらは平成27年3月の半島振興法の改正に合わせて半島地域における多様な主体が連携して統一的に実施する交流促進、産業振興、定住促進に資するソフト事業に対して支援するもので国土交通省が所管しております。県内では伊豆半島中南部地域、下田市、伊豆市、沼津市の旧戸田村、賀茂郡が対象地域となっています。

○多家委員
 伊豆半島のくくりは美しい伊豆創造センターに属する地域と考えてよろしいんでしょうか。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 下田市、賀茂5町、沼津市においては一部旧戸田村しか該当しませんので全く一致するわけではございません。下田市、伊豆市、沼津市の旧戸田村部分、賀茂5町に限定しているところでございます。

○鈴木スポーツ局長
 この半島振興広域連携促進事業でございますけれども、これは半島振興計画の対象市町の事業になっております。ですから下田市、南伊豆町、西伊豆町、それから松崎町、伊豆市の土肥部分、沼津市の戸田部分が対象になっております。ですから美しい伊豆創造センターよりも小さいエリアとなっています。

○多家委員
 なかなか伊豆に光が当たらないということで美しい伊豆創造センターができて、半島振興広域連携促進事業の恩恵をこうむるわけですが、この事業概要の中にアウトドアスポーツの普及、観光への活用と300万円、200万円と分かれておりますけれども、マウンテンバイク等のモデルルートの作成、その下段にはモデルコースの作成と、ルートとコース、これはどういうことなのかお教え願いたいと思います。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 アウトドアスポーツのところにあるモデルルートでございますけども、こちらはマウンテンバイクで走るときに実走するコースをモデルルートとお考えいただきたいと思います。観光への活用のモデルコースでございますけども、こちらは実際にアウトドアスポーツのシーカヤックとかマウンテンバイクとか旅行者の視点で、旅行者が公共交通機関でぐるっと回る周遊するコースを一応モデルコースという形で使わせてもらっています。

○多家委員
 なかなか難しくてわかったようでわかりました。しかしそれをどう活用していくのかなかなかわからないと思うんですが、それはそれとしてサイクルスポーツを捉えたときにここで言うサイクルスポーツはサイクルレジャーを指すのか、それともサイクル競技を指すのかどういう認識であるかお尋ねします。

○鈴木スポーツ局長
 今の御質問でございますけれども、サイクルスポーツはいかなるものを指すのかというお話でございます。
 これは2020年の東京オリンピック・パラリンピックで自転車競技が行われるわけでございますけれども、当然いわゆる裾野の広いサイクリングというレジャーといいましょうか、多くの愛好者が楽しむ部分が1つありまして、それについては今年度からサイクルスポーツ協議会をつくって全県でどういうところがそれに向いているだろうか、サイクリングをする愛好者の方々に地域でどういう支援ができるだろうかということを協議してまいりました。
 一方で、今2番委員がおっしゃったように競技の部分がございますので、この競技については伊豆ベロドロームで行われますトラック競技、それからマウンテンバイク競技、それから先ほどの伊豆の広域にございますいろいろな山地を走るといいましょうか、トレッキングを自転車でやる競技もございますので、そういうものの競技力といいましょうか、より日本レベル、世界レベルの方を、例えば伊豆ベロドロームを使って育てていくことも一方でやらなければいけないと思っているところでございます。

○多家委員
 いずれにしても、伊豆ベロドロームというか、サイクルスポーツセンターがオリンピックの2つの種目の競技地になったということですから、そこでさまざまな考え方が生まれてくると思いますが、1点大きな課題としてこれによって伊豆地域が自転車の聖地につながっていくような発想を持てるのかどうかを1つお尋ねします。

○鈴木スポーツ局長
 今、2番委員がおっしゃったように伊豆地域、1つは今年度10月にイタリアの方々にも来ていただきまして、サイクルスポーツセンターをスタートして2日間で伊豆を1周していただくということでいわゆる愛好者をふやす、さらに交流人口をふやすことをやってまいります。一方で基本的には先ほどの伊豆ベロドロームもございますし、サイクルスポーツセンターの中で行われておりますツアー・オブ・ジャパンというロードレースもございます。そういう中で競技者を育てていく。ですから富士山で言えば一番上の頂上の高い人たちをいかに伊豆半島で育てるかということと、一方で裾野の人たちの広がりをつくる作業をこれからやっていこうと考えているところでございます。

○多家委員
 後の質問に先に答えが出てきたような感じがします。伊豆ベロドロームで国際大会が開催され、そのことが新聞に載っておりまして、機運が高まっている認識はしておきますので、ひとまずこの議案第95号についての質問はこれまでにしておきます。

 次に、文化観光委員会説明資料の10ページに世界遺産富士山の保存管理について記載がございます。
 保全状況報告書が1月に我々議員のもとにも届きました。これで理解をしていくところでありますが、さらにまた2018年12月1日までに世界遺産委員会に審査資料を提出することになっているわけですが、報告書の作成に当たっての最大の課題は何と考えるのでしょうか。

○杉山文化・観光部理事(富士山担当)
 2013年に富士山が世界遺産登録の決議を受けまして、そのときに保全状況報告書を提出すると。これにつきましてはいわゆる定期報告ではなくてリアクティブモニタリングというものです。リアクティブモニタリングとはどういうものかと言いますと、既に脅威がある特定の資産に対して保全の状況をとにかく報告しておくと。それを世界遺産委員会の中で審議していきながらきちっと適切な世界遺産としての保全をしていくことでございます。これにつきましてはことしの1月に保全状況報告書をつくりました、640ページの英文であります。中身については非常に熟度が高く最善のものができたと思っております。しかしながら中長期的な対策あるいは来訪者の管理戦略、最大の課題と言いますと登山道の収容力を研究しそれに基づいて来訪者管理戦略を立てなさいということがありました。今はその収容力について2017年の夏山までの3カ年の間に調査を尽くしまして2018年の夏山までに収容力の指標を設定すると。ここにつきましては熟度の高い来訪者管理戦略をつくっていく必要があると、これが大きな課題だと思います。
 2つ目の課題といたしましては、静岡県側の構成資産として名指しされているものが2つあります。1つは白糸の滝、もう1つは三保松原でございます。白糸の滝につきましては保全状況報告書の中でかなり熟度を高めるような形で人工物の撤去等を進めております。三保松原につきましては消波ブロックです。これについては中長期的な対策の中で着実に進めていくことが求められます。あとは松林の保全とかそういうことを求められますので、いずれにしてもそういった中長期的なものも含めてきちっと進めていくことによってリアクティブモニタリングの中でさらにいい評価を得たいと思っております。

○多家委員
 2年の夏期間をしっかり調査して新たに書き加えると、そういう理解をいたします。
 ところで、これは若干話がそれるかもしれませんが、考え方を異にする人もたくさんいらっしゃるかもしれません。美しい国日本の憲法というDVDがあります。私は三島大社でこれを見ましたし、神社関係に行くと見られるわけですが、櫻井よしこさんが中心になって編集している約44分間のDVDです。その冒頭の動画はまさしく航空写真でありまして田方平野から鷲頭山、徳倉山、香貫山、狩野川をずっと見まして箱根から三島市、沼津市、千本松原、愛鷹山を抱いて富士山が正面に映る大変立体的なDVDです。まさしくこれが美しい国日本の憲法の皆さんが捉える日本の一番美しい姿だと作品を見て感じました。もし必要ならばその写真を見ることも大切ではないのかな、そんなふうに思いまして蛇足ですが申し上げました。

 次の質問に移ります。
 説明資料の17ページ、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みということになりますが、皆さん、いろいろお聞きになっていますが、この委員会で聞くべき質問かどうかわかりませんけれどもあえてお尋ねします。
 リオデジャネイロに知事が行かないという結論を出しました。同じ日の新聞の横の段には伊豆市長はリオデジャネイロに参加するという見出しでありました。一体全体どういうお考えなのか私にとっては疑問でならないわけですが、知事は2015年のラグビーワールドカップのロンドンには大変長い滞在であったと思いますが行かれております。ラグビーワールドカップ2015は1回きりですからそこで見なかったら終わり。オリンピックも2020年までこのリオデジャネイロで見ない限りもう見ることができないわけですが、その間に台湾にも行くしモンゴルにも行くけれどもリオデジャネイロには行かないと。結果的に行ってみて初めてわかることがたくさんありまして、それが私は行政のリーダーとして当然の義務だと思うんですが行かないと。
 自転車競技の成功、それから事前合宿ないし文化プログラムの取り組みなど課題は多いわけですしもう1つ、私どもの県知事にとって足りないのは、はっきり言いますとオリンピックを伊豆ベロドロームに誘致する間に国際自転車競技連盟のジョン・コーツという方は2度も3度も日本に来て伊豆ベロドロームを見ている。もしくはことしのアジア選手権大会のときも伊豆ベロドロームでの開催に当たって自転車競技連盟の橋本聖子会長がウェルカムパーティーをしていると。そこにはアジア自転車競技連盟のマレーシアの会長夫妻、もしくはマニエという伊豆ベロドロームの設計監理、監修をして伊豆で自転車競技のトラックとマウンテンバイクをするべきだと強力に推進してくれた方がいらっしゃってその方々を知っているはずです。その方々に会っていなくて、会う千載一遇のチャンスは次のリオデジャネイロ五輪でしかあり得ないわけですから、そこで初めて挨拶をするようなことになるんですが、それをしないというなら選挙で2020年にどういう立場になっているかわかりませんけれども、全くもって非礼だなと私は思うんですが、そういうことを考えたときになぜ行かないのかと。これは舛添さんが行かなかったのはまた別の理由でありますけれども、ラグビーにあれだけ熱心に行った方がオリンピックに対して行かないということは意気込みを私は疑うと、そんなふうに思いますが、今となって皆さん方にそれを問うてもわかりませんけれども、西田文化・観光部長、そのことについてどんなふうにお感じになるのか所感があれば伺います。

○西田文化・観光部長
 知事がリオデジャネイロ出張を取りやめたことに対する所感ということでございますけれども、2番委員御指摘のとおり今回リオデジャネイロのオリンピックが2020年に向けて準備をする唯一の機会であるということで当該地に向かいまして、今2番委員から御説明がございました例えば国際自転車競技連盟の幹部と面談する機会もございますでしょうし、あるいは各国のトップの方々に事前キャンプのプロモーションを行う機会もあろうかと思います。したがいましてこれは非常に重要な機会ということで私も認識しておったところでございます。しかしながらオリンピック期間中ということで現地での宿泊料の高騰が尋常ではなかったと。これまで知事が海外に向かいましたときに最も高かったときでも5万9700円と聞いております。これは条例で定めておる上限が2万9000円でございますのでその倍くらいでございますが、今回のリオデジャネイロの状況を見ますと3倍以上に上がっていることがございましたので、それはいかに特別な事情があるといっても県民の方々に理解されないだろうと知事が判断をしたと伺っております。したがいまして私どもとしては非常に残念な思いをいたしましたけれども、片や条例の規定を遵守することも重たい判断だと思っております。最終的には知事の判断でございますので我々としてはいたし方ないことがございますけれども、重要な機会を捉えることができなかったか点で私としては非常に残念だったなと思っております。

○多家委員
 わかりました。それ以上はいいです。
 そこで端的に伺いますけれども、結果的に知事が行かないので職員が現地に赴くと聞いているところでありますが、職員が現地に訪問する狙い、具体的に何をしてくるのか、知事が行かずして効果が高まるか否か、また知事が取りやめた出張について皆さんが行って大丈夫なのかそのあたりについてもお尋ねします。

○鈴木スポーツ局長
 私は、リオデジャネイロに行かせていただく予定にしておりますけれども、今2番委員がおっしゃったように本来知事でなければできないことがいろいろあるだろうということでございますけれども、私と地域外交監の増井が行きますけれども、今のところ世界自転車連合の会長との面談については予定どおりやっていただけることになっておりますので、そういう中で我々がいかに知事が行かなくても静岡県として次の自転車競技を伊豆で行うに当たって信頼関係を築いていくことに努力しなければいけないと認識しているところでございます。

○多家委員
 わかりました。頑張ってやっていただきたいと思います。
 次に、機運醸成そのほかについてはいろいろお話がありましたので努力されていると理解して質問はいたしませんが、説明資料17ページの下から4段目に欧州現地連絡員の設置と書いてあります。これはどういうことでしょうか。どんな役割を担っている人か、また肩書、雇用の形態はどうなっているか教えてください。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 こちらにつきまして、ロンドンにありますスポーツ関連の現地法人でその代表者である日本人の方お一人を6月初旬から静岡県事前キャンプ誘致の欧州現地連絡員ということで活動をしていただいております。事前合宿に当たり時差調整が必要でありスポーツの強豪国であるイタリア、スペイン、フランス、オランダ、ドイツ、イギリスに対しての事前キャンプの誘致につきましては、現地のオリンピック委員会であるとか競技団体等と頻繁に情報交換を行って静岡県の施設の情報を提供したり、それに対して向こうのキャンプをするための条件であるとか、いろんな意向を聞かないといけませんので、そうした目的のために現地連絡員をお願いしまして得た情報を市町に広く行き渡るようにして県全体のキャンプ誘致を推進していきたいと考えております。

○多家委員
 これからやることですから期待をしておきます。
 次に、自転車競技の伊豆ベロドロームでの開催が決定してから約10カ月経過しました。その中で競技運営とか会場設営とか道路については一生懸命やられていると聞いておりますけれども、組織委員会との調整はどうなっているのか、それからもう1点は伊豆ベロドローム、サイクルスポーツセンターを中心に選手村等の設営が当然考えられるところでありますけれども、それはどんなふうに組織委員会と打ち合わせをしているのか、組織委員会の指示待ちという答弁であるかもしれませんけれども、地元はそういうことを決めていただかないと準備が進まないこともありますのであわせてお尋ねします。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 自転車競技の開催でございますけれども、昨年12月初旬に決まってから、静岡県ほか開催地の自治体と連絡会議ということで連携しております。今日までの間でございますけれども、現時点で具体的に国、組織委員会、我々競技会場地である静岡県、その中で実際にどう役割分担をしていくか、静岡県がどこの部分をやっていくかといったことについては現時点でまだ決まっておりません。組織委員会から個別に相談を受けたりしておりますので、県としては組織委員会にいろいろ情報を整理しながら一緒になって相談をしているところでございます。
 一方、選手村についてでございますけれども、選手村につきましてはまだ正式に組織委員会でも伊豆についてはどこと決めてございませんので、こちらも基本的に組織委員会がいずれ選手村の候補地を決めていくと、その情報収集であるとかそういったことに協力していくと考えております。

○多家委員
 わかりました。
 それと先ほど鈴木スポーツ局長が答えてくれましたけれども、小山町でFUJI-ZONCOLANヒルクライムin小山町ですか、それともう1つ伊豆半島一周サイクリング、いわゆるサイクルスポーツ交流事業が今年度10月1日以降に開かれるということでありますけれども、現実にやっていくに当たってイタリアからは50人ほどの選手が来ると。それに合わせて観光客も来遊すると。また小山町のあざみラインはゾンコラン峠と同じような最高斜度ですかね、それから距離も11キロメートルと非常に質の高いコースだと聞いているところでありますが現実にこれを進めるに当たってスポンサー、当然小山町が実行委員会をつくってやってくれることはわかっているわけですが、これらについての企画とかこの事業を進めていくためのさまざまなことがたくさんあると思いますのでそれらについてお答えいただければありがたいです。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 こちら2つの大会でございます。
 まず、小山町のFUJI-ZONCOLANヒルクライムin小山町2016の関係でございますけれども、こちらはこれから小山町と静岡県と県自転車競技連盟が中心になって実行委員会を立ち上げてやっていくということでございます。こちらにつきましては、それぞれのところで自転車の競技団体から補助金をいただいたり、参加者からも参加料をとって競技運営するとともに小山町と静岡県で日本人参加者とイタリア人参加者が一緒に昼食をとって日本文化を楽しむような企画も今考えているところでございます。
 伊豆半島一周サイクリングにつきましては、ことしから美しい伊豆創造センターの主催で、伊豆半島全体の伊豆を代表するコースとして関係する市町がエイドステーションとかで国産品などを出して、日本人選手とイタリア人選手を盛り上げる仕組みをとって美しい伊豆創造センターの費用等で運営をする予定でございます。

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