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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:06/27/2007
会派名:自由民主党県議団


○落合委員
 4件、質問をさせていただきたいと思います。
 まず1番目でございますが、第119号議案と第120号議案の件でございます。
 この土木工事請負契約について、共同企業体数――入札参加のJVの数と落札したJVの構成員の比率ですね。教えていただきたいと思います。
それから、予定価格と落札した金額、入札の一番高い金額と一番低い金額を教えていただきたいと思います。

そして、適正な工事が可能かどうか調査をして問題ないということでございましたけれども、その調査内容について伺いたいと思います。

 2番目でございます。
6ページの繰越明許費の関係でございますが、繰越明許費が52億円ぐらいあったのが、45億円ということで繰り越されております。この6項目についての経費と繰越理由について伺いたいと思います。
 
3番目でございます。
13ページの富士山静岡空港のエアポートセールスの推進の報告の中で、「就航への高い関心を示している航空会社に重点をおきながら、より多くの路線・便数を確保するためエアポートセールスに取り組む」と書いてありますが、どの国に何便ぐらい飛ぶのかが一番気になるところでございます。
そこで、有力な路線を知ることができれば、需要の拡大が図れるのではないかと思いますので、航空会社の反応と就航見込みを伺いたいと思います。先ほど、香港ドラゴン航空とかのお話がありましたけれども、その辺をお願いしたいと思います。
 
最後に4番目でございますが、6月時点でいただいた資料に、静岡空港計画に関する防衛庁、運輸省及び静岡県の合意ということで、静浜基地の場周経路の北転についての関係資料がありました。
これにつきましては、今、練習機が南側、大井川の上を飛んでおります。それが今度は北側になるということで、藤枝市、焼津市の上空を常に飛行機が飛ぶということであります。
それに対して、10年前に私、市議会議員だったとき、ある程度騒音に対する補償があるというか、そういうことを伺ったんですが、この辺についてどんなものなのか、現状をお知らせいただければと思います。以上でございます。

○勝山整備室長
 お尋ねの件のうち、最初に119号議案から120号議案の土木工事の契約案件についてお答えいたします。
 入札に参加したJVの数ということでございますが、土木工事の方については、JVの数は、参加したのは5JV。それから舗装の方につきましては、6JVということでございます。
それから、落札したJVの構成員の比率ですが、土木工事の方につきましては、落札した大成・りんかい日産・木内のJVにつきましては、50対30対20という構成になっております。それから、日本道路・花菱建設の舗装工事は65対35になっております。
それから、予定価格というお尋ねでございますが、119号議案の方につきましては、税抜きの予定価格で32億1606万2000円で、それに対しまして落札額が15億円ということになっております。舗装の方につきましてですが、これは税抜きの価格で予定価格が17億9367万7000円、これに対しまして落札価格が17億9000万円というふうになっております。
それから、それぞれの入札しました価格の一番高いのと一番低いのというお尋ねだったと思うんですが、119号議案の方につきましては、一番高かった入札金額が19億7200万円、これに対して落札した、一番低かった金額は15億円。120号議案につきましては、一番高かったところが20億2300万円、それに対しまして、一番低かったのは落札しました17億9000万円、このような状況になっております。

 それから、もう1点お尋ねのありました調査の結果、適正に施工ができると判断した調査の報告内容ですが、119号議案につきましては、低入札調査というのを実施いたしました。
その結果でございますが、JVと下請企業のヒアリングを行いました結果、下請企業の協力等を全面的に受けて低価格で工事ができるということを確認しました。詳しい内容につきましては、全体工事の経費のうち大半の割合を占めています土木工事の下請企業、この下請企業が経費、施工方法、それから機材、技術員確保の件についても、これまでにも経験がありまして、ここに経験豊かな技術員等を配置したり、重機を効率的に使用可能であろうという判断をいたしました。
 それから、資材等の購入につきましても、長年取引のある業者から、大量一括購入ということで、購入経費を下げても可能だということですので、その点を単価に生かせるということで考えております。
 それから、いわゆる安全費と言われています経費でございますが、これについても現場管理費、それから、一般管理費を我々が設計上計上してあります額よりも大幅に少なくしておりますので、このような点も、みずからもいわゆるもうけといいますかそういうものの経費について、できるだけ抑えた形で工事を受注したいという意欲のあらわれだと思いますが、現場管理費のうち特に安全費等については、我々が設計上計上している額よりも、さらに上乗せをした上で、それ以上の額を見積もっているということがわかりましたので、現場については安全に施工できるものというふうに考えております。
 以上の観点から、全体としまして、我々が求めている適正な工事ができると判断をしたところであります。

 それから、2番目の繰越工事のお尋ねの件でありますが、ことしの明許繰越の報告についてということで、先ほど部長から説明をいたしましたが、この資料の6ページの(1)から(6)について、どういうふうな理由かというお尋ねだったと思います。
 空港本体整備事業費等のうち、1番の空港本体整備でございますが、これについての主な繰越理由といいますのは、御案内のとおり、土地収用の関係で用地が完全取得できる時期が遅かった。1月10日になって完全取得したものですから、その後に、18年度の追加予算を国土交通省からいただきまして、それらの入札の手続きがすんで、契約ができたのが2月議会で御承認いただいてからになりましたので、実際に着手できたのが3月ということで、工期を変更せざるを得なくなったというのが一番大きな理由でございます。それ以上に、現場で盛土に適さない土が出たという問題もありますが、主な理由はそれでございます。
 2番目の空港周囲部整備についてですが、これは、本体の用地造成を行うときに、西側の切土については、この周囲部の事業費で手当てしておりまして、先ほど説明しました1番の本体の整備事業と合併施工しておりますので、1番の方がそのような理由で変更したために、いろいろ合併しています2の方もあわせて変更せざるを得なかったというのが主な理由でございます。
 それから、アクセス道路整備につきましては、まだ若干、用地が買収できていないところがありまして、その用地交渉に若干時間がかかったこと。それとあわせて、一部、地滑り的な兆候が見られて、その対策の検討並びに土工事に時間がかかったということでございます。
 それから、4番目の河川改修につきましては、吉田町の橋を整備しておりますが、この橋を改修するに当たって、子どもたちの通学路との調整に時間がかかったということでございます。こんな状況でございます。
 それから、6番でございますが、空港本体の関連施設整備につきましては、空港の周りに監視用の装置を取りつけることとしておりますけど、この配管工事が、空港の本体の工事が最初に申し上げた理由で若干おくれたためと、市町村施工する工事があわせておくれたために、繰り越させていただきました。
こんな状況でございます。私の方からは以上でございます。

○犬丸利用推進室長
 富士山静岡空港のエアポートセールスについて、とりわけエアライン――航空会社の反応と就航見込みについてお答えします。
 まず、韓国につきましては、御承知のとおり、大韓航空、アシアナ航空という2大航空会社から就航意欲の表明をいただいております。昨年4月に韓国アシアナグループの会長が知事と会談した際には、「週4便程度の就航は問題ない。デイリーでも可能である」、すなわち週7便の運航も可能ではないかというコメントがあったと承知しております。県といたしましては、引き続き、韓国との路線・便数の確保に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
 中国につきましては、中国東方航空、中国南方航空、上海航空といった航空会社から静岡空港に対する高い関心が示されております。現時点で具体的な路線、便数の話にはなっておりませんが、今後のエアポートセールスの努力次第で路線開設は可能と考えております。   
 次に台湾でございますが、先ほど空港部長からの説明でもありましたとおり、7月18日から知事を先頭に台湾のエバー航空、中華航空に対するトップセールスを行うこととしております。エバー航空からは、チャーター便の実現に向けて調査をするという親書が知事あてに送られてきております。
また、去る5月16日には、エバー航空の営業部長が静岡に来てセミナーを行っておりまして、その際には開港時にチャーター便が就航できるという説明をしていただいたところであり、台湾の航空会社も積極的に取り組んでもらっていると考えております。
 また、香港につきましては、香港ドラゴン航空から、開港時からの31便のチャーター便の販売計画が示されております。このような具体的な数字を示しておりますので、これから静岡空港就航促進協議会と連携しまして、引き続いて実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
 また、タイの航空会社につきましては、本年1月に知事がタイ国際航空とバンコクエアウェイズを訪問しておりまして、両社から富士山静岡空港のポテンシャルを評価するという発言がありました。タイにつきましても、エアポートセールスを通じまして路線開設に向けて取り組んでいきたいと考えております。以上であります。

○石田地域共生室長
 隣接地域振興事業費助成の繰越額、970万4000円でございますが、隣接地域振興事業費助成は、空港に関係いたします島田市、牧之原市、吉田町に対する補助事業でございまして、この繰り越しにつきましては、島田市道路事業2件と吉田町の道路事業1件の計3件、繰越理由につきましては、用地交渉の難航によりまして繰り越すものであります。

それから、次に、静浜飛行場の北転の取り組み状況でございます。
平成5年の6月に、県と旧運輸省、それから旧防衛庁の三者によりまして、随時、調整が行われ、自衛隊の静浜飛行場の周辺空域、航空交通の安全確保、それから飛行訓練の使用に、それから、静岡空港の機能発揮を図るために、静浜飛行場の場周経路、いわゆる飛行機が離発着する経路ですが、現在の南側から北側に移設するとの合意がなされております。
現在、その合意に基づきまして、県としましては、防衛省とそれから防衛施設庁、それから静浜飛行場などの関係する国の機関から、北側へその経路を移設した場合の訓練の方式がどのようになるかといったことについて、具体的に聴取を行っています。
それから、あわせまして、その関係自治体であります大井川町、それから藤枝市、焼津市との間で、今後、地元の議会あるいは関係する自治会の説明会をことしの夏以降に開催するという方向で協議をしております。
なお、この影響につきましては、平成17年度に県の方で静浜飛行場の協力をいただきまして、北側に移設した場合の調査をしております。その際に、現在と言いますか過去になりますけども、平成17年度、それから18年度、静浜飛行場の訓練機がT3という非常に大きいものから、T7という割合飛行が制限されたものに変わったということもございまして、そのT7で調査をしたところ、騒音については実際に、具体的にはほとんど影響がないものというふうに県では考えておりますが、今後、地元の議会や関係自治体には、そういったことも含めて説明してまいりたいと考えております。

○落合委員
 ありがとうございます。ちょっと伺いたいことがあります。
 土木工事の第1番目の119号と120号ですが、前回、2月議会にやはり低価格入札があって、今回またあったという形になったと思いますが。
今、石油価格がだいぶ上がっていまして、資材も相当上がっているという中で、非常に土木業者、苦しいんではないかなという中で、こういう低価格で残念に思うんですが、それだけ下請が苦しくなるんじゃないかなと、考えてやっていただきたいなと思います。

 次にもう1点あります。エアポートセールスに関してですが、私、不勉強なものですから、よくわからないのが定期便とチャーター便の違いです。これについて、今説明の中ではずっとチャーター便ということでしたが、定期便とチャーター便の違いだけ少し教えていただければありがたいと思います。

 それともう1つ、防衛省の関係ですが進入方式。ILS方式とOR方式、ちょっとこの辺がよくわからないので、その辺を説明していただければありがたいと思います。以上です。

○松永総務室長
 先ほどの質問の中で、繰り越し関係でございます。
全体52億3600万円、それに対して繰越額が45億4600万円ということで、それぞれの項目の繰越理由は述べましたけれども。
経費でございますが、全体52億円のところに工事費が約8割を占めておりまして、それぞれの項目で空港本体整備事業、空港周囲部整備事業等で、金額が45億円になった理由でございますけれども、天候が良好でしたので、土工事がかなり進んだということで明許費の額と繰越額の差がございます。

○犬丸利用推進室長
 定期便とチャーター便の違いについてお答えします。
定期便は二国間協定に基づき、運航する地点や輸送量を定める二国間協議を経て運航されます。他方、チャーター便の運航については、国同士の合意は必要ではないため、協定に基づく二国間協議などの対象にもなりません。したがって、1便ごとに相手国の航空当局の許可を得て運航されます。
また、定期便は航空ダイヤに記載されますが、チャーター便は、定期便に近いプログラムチャーターであっても航空ダイヤには記載されないというものです。バスに例えて言いますと、定期便が路線バスで、チャーター便は貸し切りバスとお考えいただければわかりやすいと思います。

○勝山整備室長
 石油価格の高騰等にともなって、いわゆる下請業者への心配のお尋ねです。
特に、低入札の工事につきましては、今回お諮りしている議案の工事についても、昨年度ありました工事につきましても同様でございますが、施工管理の業務についての拡充や強化を図るとともに、例えば、労働基準監督署の協力も得て、安全管理とか下請業者への支払い状況等の調査もあわせて行っておりますので、その辺でしっかり労働者の安全管理や下請業者への支払いなども徹底していきたいというふうに考えております。

 それから、最後にありました進入方式についてのお尋ねです。
ILS方式と申しますのは、計器着陸方式のことでありまして、目視で着陸するのではなくて計器の誘導で離発着するための装置のことをILSと呼んでおります。静岡空港の場合は、いわゆるこのILSによって離発着する空港となっております。
 それから、VOR方式というのは、超短波で情報を知らせるための装置でございまして、いわゆるILS――計器による着陸方式の手助けになる方策の1つだと思います。それ以外にいろいろレーダーですとか、さまざまなものがあるわけですけど、そのうちの1つがVORというふうに御理解いただければありがたいと思います。以上です。

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