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委員会会議録

質問文書

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平成21年10月障害者雇用促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:10/28/2009
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 貴重な御意見を大変にありがとうございました。
 就職率50%を保っているというのは、非常にすごいことだなと思いますし、この小学部から働く人ということの認識、保護者も含めてしていくというのは、とても大切であり、また学校の先生方の情熱も本当に大変なものであると思います。
 ただ、途中で特別支援学級の方から特別支援学校の方に編入、あるいは高等部から入ってくるお子さんについては、なかなかそのあたりが育っていないという感覚が現場であるようなことをほかの学校で伺うことがあるんですが、そのあたりが袋井の学校の方では、実際にはどんな状況でしょうか。

○村松智惠子氏
 高等部に入学するときに、中学部から入ってくる子供や保護者は、もう働くことが当たり前で、力もついています。作業の時間も、中学部の作業学習が40分であれば、40分はちゃんとできる。ところが、高等部から、地域の中学から入ってくる子供たちは、――机上での計算だとかドリルだとかをやってきているような子供たちは、まずその作業の時間が苦痛なんです。その辺は、はっきりもう働くということに対しての基礎づくりが違っているなと。ただ、もう少し知的に高いので、やっていく中で、何とか1学期かけながら力をつけてきてというふうに思っています。

○早川委員
 そうしますと、時間をかけながらしっかり働く意欲を持たせていくということになるということでしょうか。
 あとは、特に発達障害で、本県については、発達障害の方でも軽度の知的障害がある場合は療育手帳の対象になるということでやっているんですが、ここが非常に難しくて、見直しのときに、軽度からボーダーラインで外れてしまうお子さんもいらっしゃったりして、発達障害全般を療育手帳の対象にすべきではないかという保護者の方の御希望もあるんですが、実際、学校の中で、そのような状況ですとか、あるいはボーダーラインで特別支援学校の方を希望されるお子さんというのは、割合的にいかがでしょうか。

○村松智惠子氏
 高等部の入学で一番頭を悩ませるのが、その発達障害の子供です。県の方も、とにかくこれだけ数がふえているので、対象でない生徒は受け入れないということなので、かなり本当は希望するけれども、入学はお断りすることもあります。基本的に手帳を持っているということ、ぎりぎりの条件ぐらいにしています。就労にも結びつけるというところで。

○早川委員
 そうしますと、希望するけれども、手帳を持っていないがために、入学できないお子さんも実際は多くいらっしゃるということですか。

○村松智惠子氏
 それは、教育相談に見えます。そういうお子さんや保護者については、二次障害を起こしているお子さんもいたりして、不登校ぎみになっていたりとか、本当に学校と名のつくところに行きたいんだけれども、通えるかどうかというところもあるので、別の機関を紹介をしたりとか、学校にしがみつかないような紹介をしたりとかしています。
 それから、もう一つは、やっぱり高等学校の中に発達障害を受け入れる生徒のクラスをつくったらどうかという形も出しておりますけれども、なかなかそれが形になっていきませんので、もっと中学校側からもっともっとそういう声を出してちょうだいということも私は出しています。それからもう一つ、周りは、――親は何とか子供に学校に行ってほしいと思うんだけれども、「特別支援学校は僕の行く学校ではない」とはっきりそう言って、入学を仮にしても登校しない、そういう生徒さんもいますので、やっぱりその生徒さんの人格をきちっと守ってあげながら、適切な就学の機関、――学習の場をもっともっと多岐にわたって用意していくというのが急務だろうなと思います。

○早川委員
 ありがとうございます。就労とは少し違った角度での大切なお話を伺えたかと思います。
 あと、最後に地域とのかかわりもとても大切にされていて、それが一つの大きな就職率の向上になっているということであると思うんですが、その中で、地域の中でまず御本人の理解とか障害の理解とかというのをしてもらうというお話も先ほどありましたが、このあたりの学校としての取り組みというのは、何か特別なこととか努力していることがありましたら教えていただきたいと思います。

○村松智惠子氏
 袋井特別支援学校は地域――5市1町と離れてありますので、――袋井市にあるので、他市の子供たちは離れます。
 それについては、居住地校交流というのがありますので、教育課程の中で位置づけて、小学部の段階で行っています。本当は希望がありますけれども、先生がついていかなければいけなくて、――個別に行くので、なかなかそこまで教育課程の中に組み込めないので、――保護者の希望には十分沿えておりませんが、それをきっかけにして地域で保護者がきちっと地域参加してくださいという働きかけをしております。

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