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委員会会議録

委員会補足文書

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平成23年12月定例会企画文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の説明 【 当局側説明 】 発言日: 12/15/2011 会派名:


○出野文化・観光部長
 文化・観光部長の出野でございます。よろしくお願いいたします。
 初めに文化・観光部関係でこの12月定例会に提出しております議案及び所管事項につきまして、お手元に配付してございます議案、議案説明書及び企画文化観光委員会説明資料により御説明いたします。
 まず、議案関係でありますが、今回お諮りしております議案は3件であります。
 恐れ入りますが、議案の10ページ、議案説明書の14ページ、企画文化観光委員会説明資料の1ページをお開きいただきたいと思います。
 初めに、第126号議案「平成23年度静岡県一般会計補正予算」のうち、文化・観光部関係についてであります。
 今議会におけます平成23年度一般会計予算に係る文化・観光部関係の補正は、議案の10ページ、第3表、債務負担行為補正、1追加の中段、議案説明書では14ページ、3債務負担行為、1追加の下段、さらに、委員会説明資料の1ページに記載いたしましたとおり、静岡県コンベンションアーツセンターの管理運営に係る協定及び静岡県舞台芸術公園の管理運営に係る協定の2件の協定につきまして、いずれも現在の指定管理者の指定期間が平成24年3月末で終了となりますことから、次期の指定管理者の指定に必要となる債務負担行為の承認の議決を、今回追加でお願いするものであります。
 恐れ入りますが次に、議案の115ページ及び117ページ、議案説明書では42ページ及び43ページ、委員会説明資料は2ページをお開きください。
 第149号議案「公の施設の指定管理者の指定について(静岡県コンベンションアーツセンター)」及び第150号議案「公の施設の指定管理者の指定について(静岡県舞台芸術公園)」についてであります。
 静岡県コンベンションアーツセンター、いわゆるグランシップと静岡県舞台芸術公園の両施設につきましては、平成18年4月から指定管理者制度を導入しておりますが、先ほども触れましたように、平成24年3月末で現行の指定期間が終了することに伴い、これまで次期指定管理者の選定作業を進めてまいりました。
 次期の指定管理者の選定に当たりましては、指定管理者制度運用検討委員会の提言に基づくガイドラインにおいて示されました非公募とすることのできる施設の基準を踏まえつつ、本県の文化の創造と交流のための拠点施設であるグランシップと、世界に通用する舞台芸術の創造と公演、人材育成を担う舞台芸術公園という両施設の特殊性とともに、本県の文化振興施策の推進を担う財団法人静岡県文化財団及び財団法人静岡県舞台芸術センターの能力を総合的に考慮し、現在の指定管理者であります両財団から申請を受けることといたしました。
 その後、10月26日に開催されました学識経験者等の外部委員からなる指定管理者選定委員会におきまして審査を行い、両財団が指定管理者候補者として適格であるとの評価をいただきましたことから、両財団を次期の指定管理者に指定することとし、このための議案を今議会にお諮りするものであります。
 次に、文化・観光部の所管事項について御説明いたします。
 説明資料の4ページをお開きください。
 財団法人静岡県文化財団の仕組み債購入についてであります。
 財団法人静岡県文化財団におきましては、平成18年3月、基本財産の運用のために保有する静岡県債等の一部が償還時期を迎えたことに伴い、引き続き文化財団独自の文化振興事業に充てる基金果実を得るため、元金保証等の条件を付しつつ、低金利の中にありながら有利な運用手段として、基本財産約10億円のうちから、仕組み債4億円を購入いたしました。この仕組み債は、購入当初は高い運用益を得ておりましたが、平成20年9月のリーマンショックによる経済不況で金融市場等の状況が変化しました結果、満期まで保有すれば全額が償還されますが、想定していた運用益が期待できない状況になっております。
 また、仕組み債4億円のうち、金利連動型のリバース・フローター債2億円につきましては、現在の金利水準で推移すれば、平成25年度には全額償還される見込みでありますが、残りの2億円である為替連動型のパワーリバースデュアル債につきましては、現在の円高水準では、償還の見込みが立たず、当面は現状のまま保有していくこととしております。
 県といたしましては、文化財団に対しまして、安全、確実な方法による財産運用を強く指導してまいりますとともに、今後の対応につきまして、会計士等の意見も聞きながら財団とともに検討を行ってまいります。
 続きまして、説明資料の5ページをごらんください。
 富士山世界文化遺産登録に向けた取り組みについてであります。
 去る11月18日、国の文化審議会におきまして、登山道や人穴富士講遣跡等が史跡富士山への追加指定答申がされましたことにより、富士山の構成資産につきましては、すべて国内法による保護が措置されることとなりました。
 県といたしましては、今後も引き続き、文化庁や山梨県、関係市町村等と連携を密にし、日本政府が来年2月1日までにユネスコ世界遺産センターに提出します推薦書の確定作業への協力や包括的保存管理体制の整備促進など、平成25年の富士山世界文化遺産登録の実現に向けて全力で取り組んでまいります。
 次に、説明資料の6ページをお開きください。
 国内外からの観光誘客の促進についてであります。
 これまで、東日本大震災の影響により大きな打撃を受けました本県の観光産業の早期の回復を目指して、各種の観光誘客対策を引き続き機動的に実施しているところであります。
 具体的には、まず2の海外誘客事業につきましては、11月に台北で開催されました国際観光展への出展や、台北、高雄での観光PRなど訪日客の回復が早い台湾に向けた重点的なプロモーションを実施するとともに、韓国や中国から企業報奨旅行に係るキーパーソンを招いて誘客を働きかけるなど、さまざまな対策に取り組んで外国からの誘客の促進を図っております。
 次に7ページをごらんください。3の国内誘客事業についてでありますが、本県の主要マーケットである首都圏や中京圏を対象にふじのくに大商談会を開催し、それぞれの旅行会社や交通事業者との商談を通じて旅行商品造成の働きかけを行いましたほか、宿泊者を対象とした交通機関利用料金の割引キャンペーンや県内宿泊ツアーへの助成などを実施して誘客を図ってきたところであります。このうち、本年6月から9月末まで、宿泊者を対象とした交通機関利用料金の割引キャンペーン「静岡県に泊まろう!半額キャンペーン」におきましては、大井川鐵道フリーきっぷや伊豆ドリームパスの利用が前年に比べて大幅に増加するなど、大変大きな効果があらわれたところであります。
 今後さらに、ツーリズムコーディネーターによります旅行商品造成の支援や関西圏におきます商談会の開催などを通じまして、本県への観光誘客を積極的に促進してまいります。
 次に、説明資料の8ページをごらんください。
 静岡県東京観光案内所――シズオカ・マウントフジ・グリーンティープラザのリニューアルオープンについてであります。東京有楽町の東京交通会館内に設置しております静岡県東京観光案内所の情報発信機能を強化するため、このたびお茶や食をテーマにリニューアルを行い、去る11月2日にオープンいたしました。
 今回のリニューアルでは、県内の各生産地のお茶と名産品やスイーツ等を味わうことができるサービスを付加するとともに、日本茶インストラクターや本県の観光情報に通じた旅のコンシェルジュを新たに設置いたしましてお客様との会話を通して本県の魅力を伝えていくこととしております。
 本県のお茶と特産品が気軽に味わえるということで、リピーターも着実にふえており、今後は県内各地域や市町単位の観光PRウイークを設定して観光キャンペーンを実施するなど、今回のリニューアルオープンを契機に、ふじのくに静岡の新たなファンの創出を図り、首都圏からの一層の誘客に努めてまいります。
 説明資料の9ページをお開きください。
 平成23年度富士山静岡空港利用状況についてであります。
 富士山静岡空港の11月の利用状況は、全体で搭乗者数が約3万4000人、搭乗率は65.6%となっております。搭乗率を見ますと、秋の観光シーズンのピークである前月と比べて約3ポイント減少しておりますが、昨年の同月と比べますと約5ポイント増加いたしました。一方搭乗者数は、10月30日からのFDAの減便の影響等もあり、前月を約4,000人下回っている状況であります。これから冬季の閑散期を迎えますが、利用者のインセンティブを高める効果的な対策を講じるとともに、新規就航の促進を図るなどして、今後も引き続き需要の拡大に積極的に取り組んでまいります。
 説明資料の10ページ、また、別冊資料の企業サポーターズクラブ会員募集とビジネスサポートキャンペーンのチラシを、あわせてごらんいただければと思います。
 富士山静岡空港のビジネス利用の促進(企業サポーターズクラブの設立)についてであります。
 底がたいビジネス航空需要を掘り起こすため、去る12月1日に富士山静岡空港企業サポーターズクラブを設立し、富士山静岡空港を利用、応援していただける企業の募集を開始いたしました。またクラブの設立を記念して、会員となっていただいた企業の社員の方々が出張等で富士山静岡空港を利用された場合には、さまざまな特典が受けられるビジネスサポートキャンペーンを現在展開しているところであります。今後さらに商工会議所や就航先への出張が見込まれる企業等を数多く訪問して、企業サポーターズクラブへの加入を促すなど、富士山静岡空港のビジネス利用の促進を図ってまいります。
 説明資料の11ページをごらんください。
 空港ティーガーデンシティ構想の推進についてであります。
 空港ティーガーデンシティ構想につきましては、現在、石雲院展望デッキの基盤整備を進めておりますが、来年3月には展望デッキ本体の建築工事に着手し、来年秋の竣工を目指しているところであります。航空機の離発着や空港施設の見学を楽しんでいただくことに加えまして、駿河湾や富士山を一望できるすぐれたロケーションを生かした展望デッキの利用策の検討を進めておりますが、さらに県民の皆様からも広くアイデアを募って、展望デッキの一層の魅力向上を図ってまいります。
 また、空港を取り巻くように広がる空・茶・風・海の4つの道の整備に向けまして、去る11月20日には、特産品直売所とカフェを兼ねたエアポート楽座の試行として、空港周辺6市2町の新鮮な農産物や海産物、また本年富士山静岡空港に初めて空輸されたボジョレー・ヌーボーなどを販売する朝市を空港ターミナルビル西側で開催いたしましたところ、家族連れを中心に大変多くの方々に空港を訪れていただきました。今後とも、地域の活性化に資する空港周辺のにぎわいの創出に、地元の皆様と協働して取り組んでまいります。
 次に、事業仕分け実施事業の平成24年度当初予算編成に向けた部局調整案につきまして、御説明いたします。
 説明資料とは別に配付いたしました“ふじのくに”士民協働事業仕分け実施事業部局調整案一覧表をごらんください。A4サイズの1枚の資料でございますけれども、文化・観光部におきましては、4事業について、仕分けの単位といたしましては5件を対象に、今年度の事業仕分けを実施いたしました。
 この結果、「県実施で、一部見直し」が3件、また、「県実施で、抜本見直し」が2件と仕分けされたところであります。このことを受けまして、部内で検討を行いました結果、対象となった5件すべてについて改善を図り、部局調整案を作成いたしました。今後は、予算編成の中で調整を行い来年度の予算へ反映させて、議会にお諮りしてまいります。
 次に、総合計画の進捗評価についてであります。
 別に配付させていただいております静岡県総合計画富国有徳の理想郷“ふじのくに”のグランドデザイン進捗評価案の資料をごらんください。
 私からは、ふじのくにづくりの戦略体系のうち、文化・観光部の関係部分の主なものについて御説明申し上げます。
 進捗評価案の67ページをお開きください。
 2−2「憧れ」を呼ぶ“ふじのくに”づくりについてであります。2の指標の達成状況をごらんください。
 1の多彩な文化の創出と継承につきましては、富士山の世界文化遺産登録の実現に向けた取り組みを着実に進めるなど、おおむね順調に推移しております。
 3の多文化共生と新たな地域外交の推進の指標のうち外国人留学生数につきましては、ほぼ横ばいで推移しておりますが、産・学・官・地域が連携協働した留学生支援を一層進めているところであります。
 4の交流を支えるネットワークの充実につきましては、富士山静岡空港の就航地域数や利用者数はおおむね順調に推移していたものの、東日本大震災以降、航空需要が全国的に急激に減少し、厳しい状況となっていることから、一層の取り組みが必要となっております。
 5の誰もを惹きつけ、もてなす魅力づくりにつきましては、国内外の人に静岡県の魅力を積極的にアピールした結果、外国人延べ宿泊者数は、平成25年度目標を既に達成し目標数値の上方修正を行う一方で、東日本大震災の影響により観光交流客数や宿泊客数は減少し平成22年度末から厳しい状況になっております。
 6の多様な交流の拡大と深化につきましては、都市農村交流人口や移住・定住者数が増加するなど、おおむね順調に推移しております。
 69ページをお開きください。
 こうした指標の達成状況を踏まえ、5の今後の方針にありますように、東日本大震災の影響により観光需要創出が喫緊の課題でありますことから、引き続き風評被害の払拭等に努めるとともに観光誘客の一層の促進を図ってまいります。また国内外から人々を引きつけあこがれを呼ぶ地域づくりを進めるため、ふじのくに芸術回廊の実現や富士山世界文化遺産登録の早期実現を図って地域の魅力を磨くとともに、富士山静岡空港の路線の充実などヒト、モノ、情報の活発な交流を支えるネットワークの充実を図り、磨き上げた地域の魅力との融合を進めてまいります。
 さらに、伊豆半島全域のジオパーク構想の推進など世界に誇れる観光ブランドの創出や空港ティーガーデンシティ構想に基づく空港を生かした地域の魅力づくりを進めるなど、観光交流人口の拡大に努めてまいります。
 こうした、観光交流人口の拡大に加え、MICEの誘致や農山漁村と都市との交流など多様な交流を推進するとともに、家・庭一体の考え方を取り入れた移住、定住の促進によるさらなる交流の拡大と深化を図ってまいります。これらの取り組みを着実に進めることにより、国内外から人々を引きつけあこがれを呼ぶふじのくにづくりの実現を目指してまいります。
 恐れ入りますが、33ページにお戻りください。
 次に、2−1「有徳の人」づくりのうち文化・観光部に関係する部分について御説明いたします。
 2の指標の達成状況をごらんください。
 私立学校における魅力ある学校づくりの支援や耐震化の支援を行った結果、1の心と体の調和した人間形成の基礎づくりや、2「文・武・芸」三道の鼎立を目指した学校づくりにつきましては、文化・観光部に関する指標はおおむね順調に推移しておりますが、3の生涯学習を支える社会づくりにつきましては、県内大学院収容率が横ばい、受託研究、共同研究の金額が減少で推移しておりますが、高等教育機能の充実と学術の振興により一層取り組む必要があります。
 このため、35ページの5の今後の方針のうち下から2つ目にありますように、大学間連携を一層推進するとともに、公開講座等、知的資源の地域への還元に取り組んでまいります。
 こうした取り組みを着実に進めることにより、有徳の人に対する県民の理解を深めながら、ふじのくにの礎となるさまざまな分野で活躍できる人材が育つ環境を整えてまいります。
 以上が、文化・観光部が主に担当いたします総合計画の進捗評価についての説明であります。
 以上で、私からの説明を終わります。
 なお、委員会資料とともに別冊資料として、パンフレット等を配付してございます。
 御審査のほどよろしくお願いいたします。

○佐野委員長
 御苦労さまでした。
 以上で、当局側の説明が終わりました。
 これより、質疑等に入ります。
 なお、所管事務調査もあわせて行います。
 では、発言お願いします。

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