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委員会会議録

委員会補足文書

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平成30年6月多様な働き方推進特別委員会
協議の開始、調査の方向性の協議、開催日程及び内容の協議、県外視察の協議、協議の終了 【 協議 】 発言日: 06/18/2018 会派名:


○野澤委員長
 それではこれより協議に入ります。
 本日は前回の委員会でお伝えしましたとおり、当特別委員会の調査の方向性、ポイントなどについて委員の皆様の御意見をいただき、集約していきたいと考えております。
 お手元に第1回委員会でもお配りいたしました資料1、多様な働き方推進特別委員会の運営についてを配付してありますのでごらんください。
 当委員会に付託された調査事項は、ライフステージに応じた働き方ができる社会の実現に関する事項であります。具体的には、3の(2)の調査の観点にあるように、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方の促進、子育てや介護、病気の治療等と仕事との両立、リカレント教育の充実による女性、若者、高齢者の活躍支援、家庭の環境や経済状況に左右されない子供の学習環境の整備などの調査を考えております。
 原則として、来年の2月定例会までに委員会としての提言を盛り込んだ報告書を作成することになっておりますので、本日皆様の御意見を伺いながら、先ほど申し上げた調査の観点を前提に、具体的な調査の進め方を決めていきたいと思います。
 また、調査方法ですが資料1の裏面の4の調査スケジュール案の右欄の調査内容等の中段以降の記載のとおり、関係部局からの説明と質疑応答や、先進地等調査、参考人からの意見聴取により進めていきたいと考えております。

 それでは具体的な調査の進め方につきまして、委員の皆様から御意見をうかがいたいと思います。

○田口委員
 それでは数点意見を申し上げたいと思いますが、まず最初に加えてほしいキーワードと言いましょうか、3つほど御意見として申し上げたいと思います。
 まず、この紙を見て、ワークライフバランスという言葉がないものですから、働き方改革というのは、イコールこれからはどういう生き方をするかということだと思っておりますので、ワークライフバランスについてはぜひ盛り込んでいただきたいと思っています。
 それから2つ目のキーワードは人生100年時代という言葉だと思います。2年ほど前でしたか、「ライフ・シフト」という本がはやりまして、人生100年時代をこれからどうやって生きていくのかという議論がありましたが、これは先ほど申し上げたとおり、生き方イコール働き方でありますので、そういう観点が必要ではないかと思います。
 それから3点目はもしかするとちょっとなじまないとおっしゃられるかもしれませんけれども、地域コミュニティーの維持というのを念頭に置いて考えたらどうかと思います。と言いますのが、やはり人口減少と高齢化で地域コミュニティーが維持できないと言われてますけれども、これからは逆にそういったところにコミュニティービジネスですとか、ソーシャルビジネスですとか、あるいはこれは働き方ではないですけれども、ボランティアも含めた地域の支え合いと言いましょうか、そういった要素も含まれてくると思います。この3点についてはぜひ検討していただければと思っています。
 それから、この調査の観点の、3つ目について意見を申し上げたいんですけれども、これはリカレント教育の充実による女性、若者、高齢者の活躍支援と書いてますが、リカレント教育と女性、若者、高齢者の活躍というのは全く別だと私は思うんですね。
 例えばさっき申し上げましたが、人生100年時代におけるリカレント教育について調査する、とかに分けてもらって。女性、若者、高齢者の活躍支援は、もちろんやっていく必要があると思いますので、両立てにしていただけるといいかなと思いました。このペーパーは以上です。

○野澤委員長
 ありがとうございました。
 ほかに御意見等ありましたら発言願います。

○早川委員
 8番委員さんの御意見に賛成でありますとともに、(2)の調査の観点の3番目、リカレント教育の充実による女性、若者、高齢者の活躍支援、ここを分けることも賛成です。
 あと、女性、若者、高齢者に加えて障害者も加えていただきたいと思います。御承知のとおり、本年4月より精神障害のある方も雇用率に反映されるとともに、障害の概念も幅が広くなってまいりましたので、障害者をここの文言に入れていただきたいと思います。以上です。

○野澤委員長
 ありがとうございました。

○佐野委員
 あえての意見になりますが、県の中では、企業の経営に健康経営を生かそうと健康福祉部を中心に進めています。ですので、病気の治療と仕事の両立等にも重なる部分がありますが、健康経営という視点も入れるのはどうかなと提案します。
 それと、調査の観点の中の4つ目なんですが、働き方改革と4点目の視点が少し結びつかないと思うので、どういうことを言ってるのか説明をいただきたいと思います。
 上の調査方針の中の3つ目の段落の家庭環境や経済状況にかかわらず全ての子供が未来に希望を持ち頑張ることのできる教育環境とつながっていると思うんですが、それと働き方改革が、具体的にどんなことがつながってくるのか、説明を求めます。

○野澤委員長
 (2)の4番目の家庭の環境や経済状況に左右されない子供の学習環境の整備について調査検討するということについて、具体的な内容をもう少し知らせてくれということですが、何か事務局から説明があればお願いをしたいと思います。

○事務局
 担当書記でございます。この4番目については、特別委員会を設置する際に、各会派からいただいた意見の中で、いわゆる子供の貧困対策という部分がございまして、そこからは若干離れているかもしれないんですが、国の働き方改革の中には、家庭環境や経済状況等にかかわらず、全ての子供が未来に希望を持ち云々という部分がございましたので、広くそこを入れた案をつくらせていただきました。

○佐野委員
 そこを読んでもわからないので、説明をと言ったんですが。具体的に言えば、奨学金等の負債を抱えて、社会で働く前から道が塞がれてしまって返せないとか、そういうことかなと思うんですが、私たちが目指している働き方改革と直接的なつながりが少し難しいかなという感想を持ちました。
 また、県としてできることがどのようなことかも不透明ですし、あと国にそういう観点があるから、県もそういう観点を出すというのは、それは違うと思うんですよ。静岡県が独自で設立した特別委員会なので、静岡県の実態に応じて観点もつくるべきだと思いますし、国の出した観点とは離れて県の実態を考えるべきだと思います。

○野澤委員長
 ほかに。

○江間委員
 まず、企業、あるいは雇用する側の根底のところに、生産性を維持したいというところがどうしても外せないのではないかな、これは特に中小企業において。いろんな制度が大企業からは出てますが、それに合わせるのが非常に難しいという中で、まずこの生産性という意思を踏まえることを、多様な働き方推進特別委員会の中で含めてほしいなというのが1つあります。
 それから、最近言われてますが、やはり定年制の延長を。中高年の雇用が説明の中に入ってますが、その辺も含めて今後どうしていけばいいかを議論していただければいいかなと。
 あと、健康福祉については、これも言われてますが、ひきこもりをしている若者の対策と働き方について、もし議論する時間があればなと思いました。以上でございます。

○野澤委員長
 ありがとうございました。

○深澤委員
 先ほどの9番の佐野委員がおっしゃった、国がこういうこと言ってるからといって地方が同じようなことをというのは、まさにおっしゃるとおりだなと感じています。調査の観点の部分もそうなんですけども、やっぱり国と地方は違うと思うので、これから最終的に提言をしていく中で、静岡県としてできることが何なのかという観点でいろんなことを調査、提言をしていくことが必要なのかなと考えてます。それが1点です。
 それともう1つは、3の(1)の実施方針の2段落目の部分が今の社会の課題の部分だと思います。労働環境、長時間労働や正規・非正規の問題とか、格差の問題が出てきてると言うんですけれども、結局、この後の議題に触れるわけじゃないんですけども、多様な働き方改革ができる民間の企業って、大手と中小企業とではやっぱり条件も違うし、いろんなことが変わってくると思うのです。多様な働き方改革の求めに応じて、対応できる大きな企業はいいんですけども、やっぱり中小企業ってそうきれいごとは言ってられない部分はあると思います。それでも泥臭く頑張ってやってる中小企業って結構あると思うんですね。今、社会ではどちらかというと、そういうことができる企業が生き残るんだって言われると思うんです。そうかもしれませんが、人材確保を何とか必死にやってて、中小企業で、自分の給料を削りながら経営してる経営者もたくさんいると思うんです。あるいは制度のひずみで逆にリスクを負いながらやってるところもあると思うんですけど、そういったところを見出して、そこに支援ができるような制度、提言ができればいいなと個人的に思ってます。具体的にはまだありませんが、そんな観点で調査を進めていただければありがたいなと思います。以上です。

○野澤委員長
 ありがとうございました。
 ほかによろしいですか。

○天野(一)委員
 働き方ですけども、基本は働く人が主役で視点を考えなきゃいけない。だから今の働き方改革は企業側とかいろんな視点から見るんじゃなくて、働く人たちの人生をどうするかって、そこをしっかり捉えてやらないと、押しつけになったり、結果としては何も望んでいない提案になるんじゃないかなと僕は思うんですね。
 基本は、働く人が今、日本の社会で本当にどう思ってるか。そういう視点の中で、是正しなきゃならない問題はどういうことか。働き方じゃなくて、働く人の立場に立ってこの改革案をつくらないと、私は間違えるんじゃないかなと思っています。

○野澤委員長
 それぞれ皆さんから御意見をいただきました。
 ちょっと申し上げますと、ワークライフバランスの表記がないからどこかに入れるべきだということ。それから人生100年時代という視点も、やはり実施方針の中に盛り込むべきだと、それから調査の観点では地域コミュニティーの視点も入れたらどうかという提案がございました。
 それからリカレント教育については、これと女性、若者、高齢者等々と非常に幅広くなっちゃうものですから、これを語るなら少し分離して考えたらどうかと6番委員からも合わせて提案がありました。また、6番委員からは女性、若者に障害者も加えた視点が必要だというお話がございました。
 それから9番委員からは健康経営、これは介護、病気治療等ばかりではなくて、要するに予防だとか、健康で元気にという視点を日ごろから持ちながら働くことじゃないかなと思います。
 それから、調査の観点の4番目の家庭の環境や経済状況に左右されない子供の云々というのがありますけども、子供の貧困対策は経済支援という形で、少し今回の調査の観点と違和感があるんではないかなという提案もありました。
 それから5番委員からは経営側が実を上げることにつながるような視点が必要ではないかとの提案がありました。それから定年制の延長、ひきこもり対策等のお話がありました。
3番委員からは、国は今、法案成立に向けて議論が進んでおりますけれども、まず県としてできることの提案をまとめてこの1年で研究しながらやる必要があるという御意見がございましたし、大企業ばかりではなくて、中小企業にも目を向けた調査の方針が必要だとのお話がございました。
 それから2番委員からはとにかく働く人主体の視点が大前提でなければなりませんよという御意見がございました。
 以上、皆さんから御意見をもらいましたけれども、委員間討議で質疑応答等お互いにあったらいただきたいなと思いますけど、いかがでしょうか。
 限られた委員会のスケジュールですので、たくさんいろいろやりたいわけですが、提言に結びつけるとおのずと限られてくると思いますので、少しテーマを絞るという意味でも、皆さんの御意見もいただけたらと思います。

○早川委員
 先ほどの調査の観点の4番目の子供の貧困対策の件ですが、私も子供の貧困対策そのものはすごく大事なテーマでもあるとは思うんですが、子供の貧困って元をたどると親の経済状況に起因しておりますので、特にシングルマザーの働きづらさが解決されていない中で子供にしわ寄せが行ってるのが実態ではなかろうかと思いますので、この委員会としては、そこが必要でないということではなくて、原因となってる親の働く環境整備をきちんと調査することで解決の1つになっていくのではないかなと思います。
 学校環境を整えていくのは、貧困の連鎖を断ち切る意味で子供にしっかりと教育をつけていくところにあると思うんですが、子供の貧困対策も1つの大きな特別委員会の位置づけになるくらいの課題があると思いますので、大もとの働き方の推進を調査していけば、おのずと解決の部分につながっていくのではないかと思います。

○野澤委員長
 ありがとうございました。
 ほかに、委員間討議の中で、御意見、あるいは委員同士の質問等ございましたらお願いしたいと思います。
 それでは、特にこれ以上の発言ございませんようでしたら。

○河原崎委員
 先ほど来、委員長からお話がありましたけど、実質半年なものですから、その間にできることとなるとやはりどうしても制約があるだろうと思います。
 そういった中で資料2を見ますと、県庁内のことですとか、先ほどお話がありました子供の貧困対策ですとか、生きがいづくりとかいろんなことがあるんですけれども、やはり柱になる部分を2つ、3つくらいに絞ってやっていく中で、それにうまくくっつけられれば、御意見いただいたところを足していくのもいいかなとは思うんです。やはり柱になる部分をある程度絞ったほうがいいだろうと思います。
 それと、先ほど来、これも御指摘のあるとおり、県という枠組みの中でできることといいますか、やるべきことといいますか、そういう中で2、3絞るということで考えていくしかないのかなとは思います。当たり前のことで済みません、それだけです。

○野澤委員長
 それではさまざまな御意見いただきましたが、委員会の調査の期限も限られておりますことから、先にお示しした調査の実施方針等を基本として、いただきました御意見を参考としながら、調査を進めていきたいと思います。
 具体的な取り組みについては、正副委員長に一任ということで。

 今の皆さんの御意見も極力参考にしながら、そうは言いながら一定のボリュームでいかないと、何もかもというわけにはいきませんので、その辺の判断は正副委員長一任でお任せいただきたいと思いますがよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 ありがとうございます。
 それではそのようにさせていただきます。

 次に、委員会の開催内容についてであります。
 次回の第3回委員会につきましては、7月13日金曜日の午前10時30分に開会し、調査事項に関する関係部局からの説明と質疑応答を実施することが前回決定しております。
 当日の関係部局の説明者については、お手元に配付しております資料2、説明者案としたいと考えておりますが、いかがでしょうか。

○佐野委員
 観点によっては説明部局も変わってくるんですよね。あくまで案という形で、また変更も必要もあると思います。削除したりするところも出てくると思います。

○野澤委員長
 皆さんよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 ありがとうございます。
 それではそのようにさせていただきます。

 次に、県外視察についてであります。
 日程につきましては、9月3日月曜日から5日水曜日ということで前回決定しております。皆様、県外視察への御参加は参加ということでよろしいでしょうか。
(「はい」と言う者あり)
 ありがとうございます。
 それでは、御参加よろしくお願いをいたします。
 当委員会の調査事項を念頭に置き、資料3のとおりA、B、Cの方面案を委員長案として作成しました。調査箇所、方面等で御意見がありましたらお願いをいたします。資料の3ですね。
 およそ方面ということになろうかと思います。調査の視点が決まってくれば、またこういった方面が決まった中でそれにふさわしいようなところを選ぶという形になろうかと思いますが、御意見をいただきたいと思います。

○田口委員
 特にどこということはないんですけれども、例えば熊本市役所で職員へのAIによる働き方助言とありますが、これは今、RPAといって、静岡県庁もこれから導入しようとしてますけれども、やっぱり業務改革という点では非常におもしろいとは思っています。なので熊本市役所とは限らないとは思うんですが、そういうところはぜひほかの地域に行くとしても入れていただけるとうれしいなと私は思っています。済みません、以上です。

○野澤委員長
 そうすると、とりあえずのA、B、CではCですか。

○江間委員
 やはりハードワークの代表的な、伊藤忠商事の働き方改革はやっぱり見てみたいなという感じと、サイボウズ松山オフィスは、私もサイボウズ使ってますけども、ちょっと興味がありますね。伊藤忠商事だったら大阪の駅前なので、途中で寄って、松山に行くというのが。

○野澤委員長
 どちらかというとAということですか。

○田口委員
 済みません、熊本市役所に限ったわけじゃなくて、RPAをやってるところがあればぜひ入れてほしいなと思っただけなんで。よろしくお願いします。以上です。

○野澤委員長
 ほかに御意見お願いします。

○佐野委員
 今の意見を聞いていただいて、正副委員長一任で。

○河原崎委員
 今のところは松山になる空気ですけど。

○野澤委員長
そうですか。

○河原崎委員
 そこにもし伊藤忠商事を絡められればという話でしょう。

○野澤委員長
 B案を中心に少し検討してみますかね。
 内容もまた視点が決まってくると少し変わるかもしれませんけど、その方面でふさわしいところを視察するということでよろしいでしょうか。
(「はい」と言う者あり)
 ありがとうございました。
 それでは視察先はB案を基本として準備を進めていきたいと思います。
 なお、先方の都合がつかない場合もあり得ることから、最終的な視察先の決定は正副委員長に一任していただきたいと考えますがよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 ありがとうございました。
 それではそのようにさせていただきます。

 資料1の裏面をごらんください。
 次に、第4回以降の具体的な調査内容等でございますが、第4回は10月5日金曜日、第5回は11月28日水曜日の午前10時30分から開催し、関係団体等の参考人からの意見聴取及び委員間討議を行いたいと考えております。参考人案など、具体的な調査内容等につきましては、次回の委員会でお諮りすることとさせていただきます。それでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それではそのようにさせていただきます。

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