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委員会会議録

質問文書

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平成25年10月富士山保全・活用特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中澤 通訓 議員
質疑・質問日:10/11/2013
会派名:富士の会


○中澤(通)委員
 ありがとうございました。
 協力金の考え方、500円で全員という考え方ですが、試行は1,000円。その使用目的が500円なら全体のボリュームが多くなるから、トイレから何から全部それで賄ったほうがいいのではないかと。ただし、トイレの維持管理費については少し考えてもらいたい部分があり、それがフィードバックされれば、それは構わないけれどもということなのですが、500円で全部を賄える、なかなか徴収のコスト等考えると、大変なのかなと思います。
 協力金は、最終的には別機関で決めていくのですが、むしろ1つの考え方をすると、入場者制限も含めると、マラソン大会でも3,000円、5,000円は皆さんが払って参加するのです。もう少し上げたほうがかえって自然にコントロールされてくるということもある。1割減で27万人がいいということは、言うことは楽だけども、なかなかそこがおさまらない部分があると思うのですが。それは逆に言うと、駐車場からトイレから全部加味すれば、今、駐車場で1,000円、シャトルバスで1,300円、それで協力金で1,000円としても3,300円になりますから、3,000円でトータルで徴収すれば、後の割り振りはかえってうまくいくという考え方もあると思いますが、その点はどうでしょうか。

○宮崎善旦氏
 そういう考えと、目的が違うからと、富士宮の考えは当面別々に考えさせてもらえたらどうかなというのが、トイレがなかなか維持管理のほうが、どういう割り振りで来るのかということがはっきりしていないもので、山小屋の方々も不安に思ってくるということがあるのです。
 1,000円にしますと、間違いなくトイレは無料にしてということになります。あれもこれもまとめたほうが、登山者は楽かもわかりません。その辺が、まだ県一つとっても、トイレはくらし・環境部、マイカー規制のほうは道路企画課、それで、世界遺産は富士山世界遺産課なのです。3つにまたがっていて、すごく連携がいいように見えますけれど、違うのですよ。財源を外したくないのですよ、皆さん。国もそうなのですよ。
 ですから、きちんとこういう割り振りになりますよとなっていれば、中澤委員が言われたような形も当面いいのではないかと私は思っていますけれど、この3カ月間で決めなければならないもので、10月18日が第1回の静岡県側と山梨県側の協力金の作業部会を行い、そこで意見を出し合って、静岡県側は一本化して、今度は山梨県側との全体会議になるということになります。どうしても10月に全体会議で調整をして11月か12月のなるべく早い時期に最終決定しないと、パンフレットなどの印刷物が、もう年が明けると出ていきますので出てしまってからでは統制がつかないものですから、それで例年どおりとなってしまう。
 中澤委員が言われたとおりなのですけれど、最近考えているのは、バスの方々には今まで駐車料金がゼロだったのですけれど、応分の料金をいただこうということを提言しているのです。全員シャトルバスに乗りかえるとは言わないけれど、環境保全が一つの目的でもあるし、観光経済というものもあるので、バスは大体、ある程度大目にみているのですけれど、上高地でさえも駐車料金を2,000円とかきちんといただいていますので、そういうものはきちんといただいたほうがいいのではないかということがある。
 それも、マイカー規制の渋滞に対する協議会のほうで最終決定します。決定機関がそれぞれ別々になっているので、なかなか調整がつかないだろうということで、当面はことし一本化の一歩手前の段階にしたほうが年内に決まるのではないかということがある。やはり、バスからも料金を取りますよということ。もう1つ、静岡県が、特に富士宮口が今、検討しているのが、来年度から消費税が8%になります。再来年には10%が予定されています。
 ですから、多分なっていくだろうということになると、山小屋の宿泊料金が7,000円というのは富士宮口が一番安いのですよ。山梨県は8,000円ぐらいになっています。
 そうなってくると、それも1,000円上げたり、いろいろしてくると大分料金負担がかかるもので、富士宮口としては当面500円で調整していただけないか、将来的には、多分1,000円になってくるのではないかということで考えています。
 ことし1,000円にしたのは、つり銭の出ないようにというのが一つの要因だったのです。
 県が言い出したので、県が徴収しなければならなくなったのです。山梨県側は山梨県・富士山憲章山梨県推進会議が徴収したので、いろいろな面で助かったのですけれど、静岡県側は今度、協議会をつくっていくのか、県が直接徴収までしていくのかという問題もある。県が徴収するとなると、先ほど、中澤委員が言われたように、500円では人件費が高いですから、行ってこいになってしまうかわからない。24時間体制では、とてもではないけれどできないということ。
 ただ、山梨県側が今現在の情報ですと、6合目の佐藤小屋のところに、小屋を建てて、宿舎もつくって、24時間体制で1,000円いただくということで行政レベルが内諾しているということです。
 ですから、その流れになる確率は非常に高いです。ただ、静岡県側は御殿場口はどうするのですかというと、職員がついて24時間やったら間違いなく赤字になります。
 須走口もどうなのですかというと、指導センターがありますけれど、規模がそんな大きくないのです。宿舎までつくってというと、問題があるということ。
 富士宮口も今までの取り方ですと問題があるということで、それぞれでいろいろあり、取れないということがあります。
 ですから、今、富士宮口が考えているのは個人客は水ヶ塚のシャトルバスでいただこうと、乗車賃1,300円の中に500円を足して1,800円にし、あとで富士急行からバックしてもらう。そういう形であれば、ほぼ100%取れるのではないか。
 バスは、料金を取る方向で、西臼塚に一回とめさせて、そこで料金を徴収するという形を取れば、それほど経費がかからなくてもできるのではないかということを考えています。
 御殿場と富士宮は一括して、あと須走は地理的に離れていますので、小山は小山でミニ版を考えていく必要があるではないかということと、山梨県側と、なかなか一本化できない。静岡県側の、地理的な問題もあります。なかなか年内、12月までに決めてしまうというのは少し無理があるので、先ほど言いましたように、歴史とか地理的ないろいろな条件があり、何でもかんでも一本化というのは非常に難しい点があるだろうということです。
 ただ、金額に関しては一本化する必要があるのではないかと思っていますけれど、取り方というのは、事情があるのではないかと思っております。
 ことしはそういう形で提言させていただいた中で、最終的には作業部会で決まりますので、決まれば1,000円というのもやむなしですけれど、当面、富士宮口はシャトルバスで一括で取れば経費もかかりませんので、そういう中で500円にして全員から取るというのも1つの方法ということで意見がとりあえずまとまっています。
 ただし、現在御殿場、須走とその調整はまだしていない状態です。

○中澤(通)委員
 30万人が適正規模で、理想だというけれど、いろいろあるので、とりあえず1割減で27万人を目標にしようということですが、話し合いで可能なのですか。話し合いで果たして減できるのかという気がしていて、何か決めがないと、そういう誘導ができないのではないかと思うのですけれど、アイデアはありますか。

○宮崎善旦氏
 今のところは直接には、アンケートでは、人数が5,001人になったらやめさせて、帰りなさいという意見とか、山小屋のキャパシティの問題、宿舎の問題があるから、そこで規制をするとかというのが出ているのです。
 ですから、私は当面、先ほど言ったような形の山小屋のキャパシティの問題と登山道のキロメートル数の問題からいくと、大体そのぐらいが数字としてはいいのではないかということ。静岡県側はこれで十分なのです。
 ですけど、30万人では山梨県側が多いと言われているので、少なくしなければならないという現状があるものですから、私は25万人が本当はいいと思っています。ただ、山梨県が賛同しないと思っているのです。
 ですから、当面1割減、この1割減は何だといったら、あなた方が言っている弾丸登山の自粛等を強固にしましょうということと、料金を取りましょうということと、マイカー規制等を強固にしましょうということをやれば、1割減ぐらいにはなるのです。今までのデータからすると、無理やり規制をかけなくても、データ的には出ているものですから、そういう形で、来年は当面やったらどうだろうか。
 2016年2月に保全状況報告書を世界遺産センターに出さなければならないので、再来年にきちんとやらないとならない。そのときには、中澤委員が言われるように、料金も一括して1,000円にしましょうとか、規制もきちんとかけましょうとかという形を取らざるを得なくなってくるのではないかということで考えています。

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