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委員会会議録

質問文書

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平成27年11月地方分権推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田口 章 議員
質疑・質問日:11/27/2015
会派名:ふじのくに県議団


○田口委員
 ありがとうございます。
 ちょっと権限移譲とかの話に戻させてもらってよろしいでしょうか。
 私、ふじのくに県議団という会派に所属をしておりまして、1年半ほど前になるんですが、県内の35の全市町に対して、権限移譲の状況調査をさせていただきました。吉田町さんからも御回答をいただいているんですけれども。その中でやっぱり幾つか特徴的なところがあって、実はまさに、町長さんがおっしゃったとおり、私たちも、それを取りまとめて知事に要望した中に、財政支援を見直せというのと、人的支援のあり方を見直せというのを言っているんですよ。ですから、恐らく感じていらっしゃることは、県内35市町ほとんどのところが感じていることだと思っています。
 そのほかに、ちょっと先を見た改善ができないだろうかということで、幾つか我々も考えているんですが、そのことについて、ちょっと幾つか教えてもらいたいと思います。
 1つは規制緩和で、権限移譲もそうなんですが、さっきもどなたかおっしゃってましたけれども、本当に必要なものがなかなか移譲されなくて、どうでもいいとは言いませんけれども、本当に欲しいものが来ないんだという話がよくあります。土地なんかの緩和がよく言われるんですけれども、何か町長さんのほうでそういうお考えがあれば、まずこういうのを本当はこっちへよこしてもらえるとありがたいというのがあれば。

○田村典彦氏
 農地除外の権限をもらいたいですよね。それをもらえれば、うちの町なんか企業がどんどん来ますから。しかし、それはできませんもんね。ないものねだりですよね。大体、農地法が強化されたばっかりですから。

○田口委員
 それから、2つ目なんですけれども、特にこの中で多かったのが、年間で件数が少ないものですとか、その事務をやるのに専門的な知識が要るものというのが非常に難しいという意見がありました。その中で、もちろん県から人的サポートをしてくれというのもあるんですけれども、お互いに近隣の市や町が連携し合って解決できるものがあるとか、そういう意見もあったんですけれども、町長のほうでそういった感覚というのはいかがでしょうかね。

○田村典彦氏
 それをやっていくと、極端なことを言うと、合併と同じことになってしまうんですよ。今度は、非常に難しい問題が起きてきちゃうんです。単純な話、大きな町に権限が移譲されていくんですよね。権限がなくなった町は、おまえのところは要らないだろうという結果になってしまうんですよ。難しいのはそこなんですよね。それぞれの市町が独立してあるわけですから。だから、簡単に権限をまとめてやりませんかというわけにはいかないんですよね。

○田口委員
 そうですか。
 例えば、今度の12月議会で、今、提案内容がオープンになったんですけれども、賀茂の1市5町で連携協約をやるというのが出てまして、今回は県民相談ですとか、消費相談窓口を一緒にするという話なんですけれども、何かほかの事業でもそういったものができるんじゃないかという、実は具体的な提案も、幾つか市町のほうからはもらってるんですよ。確かに、物によっては時間がかかるものとか、いろいろあるんでしょうけれども、何か共同できるものが、現場感覚としてないかなと思うんですけれども。もう、平成の合併は一段落になったので、その次のステップとして、事務の共同化ですとか、そういうのをやったらどうかということなんですけれども。

○田村典彦氏
 事務の共同化も、基本的には、それぞれの市町が共通のことをやってるわけですから、全部できちゃいますよね。そうしたら、そんな市や町、要らないんじゃないかってなっちゃうんですよ。反対に今度は。同じことが起きるんです。

○田口委員
 今度は合併の議論になっちゃう。

○田村典彦氏
 合併の議論。衣がえした合併の議論になっちゃいます。
 難しいのは、事務の共同化とか、広域でやりませんかという、それはじゃあ突き詰めていくと何になりますかといったら、合併なんですよ。

○田口委員
 皆さんが、そういうトラウマという言い方がいいかどうかわかりませんけれども、特に合併協議をしたところほど、そういう議論があるというのも承知はしているんですが、今の中で合併せずに、少しでも人的な不足を補っていくのに、近隣と。

○田村典彦氏
 先ほど言った、消費者相談は可能性としてはありますよね。

○田口委員
 余り多くの業務に対してはないということでしょうかね。

 あとはそうですね。もう1つだけ、県の中で、行政経営研究会というのを去年から設置してるんですよ。もうちょっと早くやればよかったのにという話もあるんですけれども、そういったものに期待をされますか。それとも、何か県のほうで言ってるわいぐらいの感じなのか。どんなもんでしょう。私はもうちょっとそういうところで、皆さんが忌憚のない御意見、担当者レベルで交わしていただくのもいいかなというふうに思ってるんですけれども。

○田村典彦氏
 助かっている部分もございますよ。いろんな論点が浮き彫りになりますから、それはありがたいと思いますね。単独の市町でわからん部分も結構ありますから。改めて横並びでやってみると、ああそういう問題があるのかとかね。そういうのはありがたいですよね。

○田口委員
 そうですね。

○田村典彦氏
 むしろ研究会でやられたのを、ちゃんとした形で下にまとめておろしてくれれば、ああそうなのかってわかる部分がございますから、ありがたいですよね。

○田口委員
 じゃあ横の連携と、あとは県から人を出してくれという話がありましたが、県が幾つかの市町の事業をサポートするとか、そういう補完の仕方もあるというふうに思ってるんですけれども、そういうのはいかがでしょう。

○田村典彦氏
 単独で欲しいだけですね。単独でそれぞれの市町が欲しい。うちの町はこれをやりたいから、この分の人間をくれないかなと。そんなような。それぞれの市町によって、重点とかも変わりますから。

○田口委員
 やろうと思ったらやっぱりその調整が必要になってくると。

○田村典彦氏
 そうなりますね。

○田口委員
 ありがとうございます。

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静岡県議会事務局議事課

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