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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:10/06/2015
会派名:富士の会


○大石(哲)委員
 先ほど5番委員から浜松市内の浸水被害について御心配いただきましてありがとうございます。
 鬼怒川の堤防の決壊が起こるまでは全国放送でも浜松市内の浸水が放送されまして、遠方の友人からもぐあいを心配する電話が入ったりしました。安間川と馬込川に挟まれた私の家は気が気じゃなかったのですが、何とか生きながらえてきました。
 それでは、分割質問方式でお願いします。
 今お話しした浜松市東区の安間川、馬込川、芳川を中心に質問させていただきます。
 堤防の強度を言うのに10年に1度とか50年に1度という表現で堤防の強度を表現すると思うのですが、今のこの3つの河川はこれに基づいて表現するとどういうクラスの堤防になっているのか教えていただけますか。

 それから、安間川は一級河川なんですね。資料を見ると指定区間ということで国から管理を県がお願いされている区間になると思うのですが、この安間川を見ていると県はほとんど手を出されていない、長上の遊水地は別にしてね。もし手に負えないなら、この指定区間を返上することは可能かどうか。

 馬込川には重要水防箇所Aが3カ所あるのですが、この3カ所はどこか。
 それから、この重要水防箇所は安間川や芳川にはないのか、ここまでお願いします。

○長縄河川企画課長
 安間川、馬込川、芳川の現在の堤防整備の状況についてお答えします。
 安間川につきましては、現状では昭和49年の七夕豪雨以降これまでに15回ほど浸水被害が発生しております。平均しますと3年に1回ぐらいの割合で浸水被害が発生しております。
 このため、安間川の河川整備計画におきましてはおおむね10年に1回発生する洪水に対しまして床上浸水の発生を防止するという目標を立てて整備をしているところでございます。
 それから、馬込川と芳川の現在の整備状況につきましても安間川と同様におおむね3年から5年に1回ぐらいは浸水している状況ではないかと認識しております。
 馬込川の今後の整備の目標につきましては、今後流域委員会を開催して当面の二、三十年間の整備目標を決定していくわけでございますけれども、県内の他河川におけます整備の目標を考えますとおおむね10年に1回程度の確率で発生する豪雨に対して、安全な川に整備するという目標になるのではないかと考えてございます。

 それから、2つ目の一級河川安間川の指定区間の返上が可能かどうかにつきましてですけれども、安間川の整備につきましては県がほとんど手をつけていないという御理解でございましたけれども、現在遊水地の整備を鋭意進めているところでございまして、そのほかの区間につきましても親しみやすい河川であるとか、あるいは局部的な安全度の向上の対策を進めているところでございます。県で手に負えないということではないと理解しております。
 それから、仮に指定区間を返上することを考えた場合ですけれども、まず一級水系につきましては、国土保全上あるいは国民の経済上、非常に重要な水系が一級水系で、まず天竜川が指定されておりまして、その中で浸水被害等が発生した場合の影響の大きさを踏まえて、国土交通大臣が管理する区間と県が管理する区間を区別してございます。
 現在の安間川の状況――あふれた場合の被害の状況等を勘案しますと、国土交通省の直轄管理にすることは難しいであろうと考えております。

○柳本河川砂防管理課長
 6番委員から御指摘のありました重要水防箇所Aについてですが、これは堤防の決壊や漏水、川の水があふれ出る等の危険が予想される箇所で洪水に対して水防上特に注意を要する箇所となっておりまして、この重要水防箇所は2種類ありまして水防上重要度の高い区間をAとし、その他をBとしております。
 具体的には、重要度Aは1時間の雨量30ミリメートル、1日の雨量が130ミリメートルに相当する降雨量で水害が200戸以上の家屋に及ぶと予想される箇所になります。
 6番委員の地元である浜松市には重要水防箇所Aが3カ所あります。これは安間川の安間川橋から市野橋までの区間、馬込川の三合橋から新橋までの区間、芳川の丸塚橋から今枝染工株式会社までの区間の3カ所になっております。
 
○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 私が説明資料を読んだ限りでは馬込川に3カ所あると読んだのですが、今の御説明だと各河川に1カ所ずつあるわけですか。わかりました。

 先ほどの10年に一度の感じに言いますと、2050年の天気予報というのがあるんですね。天気予報なので予報なんですけれど。そうすると台風もスーパー台風で風速が60メートルぐらいの台風が頻繁に日本に上陸するような、温暖化が徐々に進んでいくとそういう状態になるのですが、今お話しされたように10年に1度を耐えるようなのを今のペースでやっていくと2050年の気候にはとても耐えられないと思うのですが、これについてどう思いますか。

○長縄河川企画課長
 整備の目標とする規模についてお答えします。
 現在、何年に1回の洪水と申し上げておりますのは、これまでの降雨の実績等を踏まえた場合の言い方でございます。
 今後の洪水につきましては、地球温暖化の影響等により気象状況が激化すると、大雨等が降りやすくなるということが言われておりまして、ただその際にも50年に一遍という表現を使うのではなくて、あくまでも現在の確率で評価しております。
 それから、今後激化する豪雨等に対しましてはハード整備による限界がございますし、さきの鬼怒川の決壊などを見ましても、やはり自然現象に対しては施設整備は限界があることを前提といたしまして、その限界を超えた場合の人命を守るであるとか被害を最小限にするといった減災対策、これが重要であると考えておりますので、これにつきましてはハードだけではなくてソフト、避難対策とかを含めまして関係市町と連携しながら河川管理者としての役割を果たしていく必要があると考えております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 浸水被害に遭う方は3年に1回でもとても悲惨な気持ちになるわけですから、ぜひよろしくお願いいたします。

 先ほども出ました安間川の中流につくっている長上の遊水地ですが、今回ぐらいの雨なら、あの遊水地が完成すれば全部あそこで受けとめて浸水被害が周囲にないかどうか。

 それから、安間川と馬込川に今回の豪雨で被害が出ているんですね。堤防がちょっと削られたりしてね。昨日も現場を見に行って測量に入っているようなのですが、近隣の方からは見た目で動きが見えないと。要するに赤い旗でも立てるとか、土のうを積むとか何かやっていただければ、少しずつやってくれているのだなという動きが近隣の方はわかるのですが、これからの動きを教えてください。

 それから、安間川について最後です。
 水田に引く堰が私の知る限りでも3カ所ぐらいあるんですね。今回のような豪雨のときにあの堰は必ず上がっているとは限らないと思うんですけれども、あの堰の管理はどなたが責任を持ってやるのでしょうか。

○長縄河川企画課長
 安間川の遊水地についてお答えします。
 安間川の河川整備の目標としております10年に1回の洪水に対しましては遊水地だけではなく、遊水地の整備完了後は下流に戻りまして下流から順次河道改修をしていくと。遊水地プラス河道改修によって、10年に1度の洪水に対して床上浸水を防止する整備の内容になってございます。
 先般の豪雨によって、もし遊水地ができていたらどうであったかについては検証してございませんので、今後の研究課題とさせていただきたいと思います。

○大滝土木防災課長
 台風18号による安間川、馬込川の被害箇所の復旧についてお答えいたします。
 9月6日から10日にかけての台風18号では、安間川、馬込川、芳川で氾濫危険水位を超える記録的な豪雨となりました。安間川においては浜松市東区大島町地先の右岸において護岸の一部が洗掘されております。馬込川においては有玉北町排水路1号との合流箇所において左岸側護岸が損壊しております。この安間川、馬込川の被災箇所におきましては次期出水に備えるため、大型土のうによる応急対策を実施するとともに、本復旧工事については11月中旬に国による災害査定を受検する予定であります。
 災害査定受検後、直ちに箇所づけを行い、早期発注、早期完成に努めてまいります。

○柳本河川砂防管理課長
 安間川の堰の管理についてお答えいたします。
 安間川には浜松土地改良区が農業用水の一部として設置した許可工作物の堰が3つ――笠井新田堰、中郡堰、上石田堰があり、農地の地下水位維持のために使用されています。この3つの堰は河川法の許可を得て設置された工作物でありますので、この施設の管理はその設置者の責務となり、良好な状況に保つように維持し修繕しなければならないものとされております。
 県は、河川管理者として堰の管理者である浜松土地改良区に対し出水期前の6月30日までに点検等必要な整備を行い、その結果を報告するよう指導するとともに、技術的な助言等を行っています。
 なお、浜松土地改良区からは今年度の点検では3つの堰とも損傷や開閉作動の不良はないとの報告を受けています。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 土地改良区もだんだん元気がなくなってきているんですよね。堰の管理はまた公がかかわっていかなくちゃいけないかなと思います。

 先ほど5番委員からも出ましたクルーズ船の関係ですが、先ほど清水港に寄港できるのは17万トンクラスというお話でしたが、この17万トンクラスのクルーズ船だと乗客は何人ぐらい乗っていらっしゃるのか。寄港地に滞在するのはおよそ半日だというのですね。今クルーズ船の誘致で1番勝ち組が長崎港だと。長崎港はこの前世界遺産になったグラバー邸とかね、ああいうところに寄港して、その半日の間に観光して爆買いして帰るツアーらしいのですが、この17万トンクラスの乗客が清水港に着いたとして、その1,000人、2,000人のお客さんをどうやってどこに案内しようとしているか、港以外のことで教えていただけませんか。

○杉山港湾企画課長
 まず、先ほど5番委員にお答えしました17万トンクラスの「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」ですと約4,100人程度の乗客が見込まれます。この船につきましては先般境港に入港しまして、これはテレビでも放映されたのですけれども、イオン等で爆買いをして帰ったという状況でございます。
 あと、先般10月2日に「サファイア・プリンセス」が入港したときでございますけれども、この乗客が約2,000人、それが3コースに分かれまして1つは静岡市内の松坂屋、それと日本平、三保、もう1つは箱根、もう1つが富士宮のイオンさらには富士宮の浅間大社に行ったという状況でございます。
 確かに6番委員がおっしゃるとおり今回の滞在も清水港に入港したのが8時、出港したのが16時ということで8時間、バスの移動とか乗る前の時間等を含めますと大体6時間程度の滞在という状況でございます。
 今回、クルーズ船誘致促進事業費を9月補正予算でお諮りしておるんですけれども、いわゆる短時間の間でも楽しんでいただけるようなモデルコースもこの中で検討していきたいと考えております。
 我々としましては、今は富士山の世界遺産の効果があって、それで清水と言えば富士山ということで旅客会社とか船会社等が来ていただけるのですけれども、富士山が見えなくても来ていただけるような、それを目標としまして周辺の魅力ある資源を生かしつつ滞在時間を長くできるコースをつくっていきたいと考えております。

○曳田委員長
 ただいまの答弁に関し、確認したいのですけれども、今のコース選定の話になってくると所管はどうなって、どこが統括するのか。

○杉山港湾企画課長
 本年度は先ほど言いましたように中国市場クルーズが飛躍的にふえておりますので、そこでは今難波副知事をトップとした戦略的中国施策推進プロジェクトチームが立ち上がっておりまして、そこにはもちろん交通基盤部だけではなく、あと地域外交局とか文化・観光部も入りまして対応しております。
 予算は我々が今回地方創生交付金でやるのですけれども、当然それらの方々と協議しながら検討してまいりたいと思っております。

○大石(哲)委員
 説明資料の中に魅力的なオプショナルツアーというのが入っていますし、先ほどの御説明の中でも地域資源が必要だという、寄っていただくには港湾の整備だけじゃなくて周辺の魅力ある資源も必要だという話があったものですから、お伺いしました。

 クルーズ船からいただける入港料とか岸壁使用料は、これは船のクラスで幾らぐらいいただけるものなのですか。例えばこの17万トンクラスが入るとしたら、いくらになりますか。

○杉山港湾企画課長
 まず、入港料につきましては静岡県入港料条例で定められております。
 外航の船舶につきましては、総トン数1トンにつき2円となっており、先般10月2日に入港しました「サファイア・プリンセス」の総トン数は11万5875トンですので、これに2円を乗じますと23万1750円になります。
 岸壁使用料につきましては、総トン数1トンにつき2時間以上12時間以下の場合は8円20銭で、それを超えますと10円90銭という港湾管理条例により定められております。
 「サファイア・プリンセス」の場合は8時間の係留になりますので、総トン数11万5875トンに8.2円を乗じますと95万175円になりますけれども、クルーズ船の寄港には経済波及効果等をもたらすことがあるため、県は入港料のみ徴収して岸壁使用料は免除しております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 クルーズ船に乗ってくるお客さんが及ぼす経済効果もありますけれども、帆船が寄港するとそれを見たさに国内の人が清水港に行ったりするケースもあると思いますので。そういうPRもまた必要かなと思います。ぜひよろしくお願いいたします。

 それから、次の質問です。
 建設産業担い手確保・育成対策支援事業についてお伺いします。
 9月補正前の段階では女性をターゲットにしていなかったようなのですが、9月補正で女性を目標にした何かわけがあるのでしょうか。浜松市役所では土木職を募集しても集まらない。要するに枠があいちゃっている。
 今回現場見学等を考えていらっしゃるようですけれども、県内の土木科がある高校は説明資料に3校名前が上がっていますけれども、この3校だけなのか。
 それと、その土木科で学んでいる女子生徒は何人ぐらいいらっしゃるのか。
 それと、県外で土木工学を学んでいる大学生というターゲットはあり得るのかどうか教えてください。

○山本建設業課長
 建設産業担い手確保・育成対策支援事業についてお答えします。
 建設産業の担い手を確保育成するために、本年度、建設業者団体や教育機関など産学官で構成するコンソーシアムを立ち上げまして、担い手確保のための施策を検討しております。
 そのコンソーシアムの会議の中で、委員からいただいた意見の中に建設業は従来男の職場とされてきたんだけれども、専門高校の女子生徒がふえており、工業高校から建設業に就職して現場に出て働いているという意見がありました。
 一方で、企業によっては女性の受け入れ方法がわからないという意見もありました。
 このため、女性に対する取り組みを早期に始めるべく、今年度、国が新たに創設したもっと女性が活躍できる建設業地域協働推進事業に応募して事業採択をされたものですから、今回9月補正予算に計上したものであります。
 それから、県内の高校の状況ですけれども、済みません、詳細は把握していないのですけれども、6番委員が言われた工業高校だけではなくて農業高校にも土木系の学科がございまして、9月補正ではない4月からやっている担い手確保育成事業については、工業高校だけではなくて農業高校も対象で考えています。
 現在のところ、工業高校3校だけを対象に見学会を行ったわけなのですけれども、その中では3校全部で110人の生徒に出席をしてもらいまして、その中に女性が12人おります。今後、農業高校も対象に本年度やっていきたいと思っております。
 それで、6番委員のお話で浜松市役所に土木職が集まらないというお話があったのですけれども、確かに報道等で県内の自治体にも土木職がなかなかというお話は聞いたのですけれども、今ここでやっているのは、もちろん面接会等も重要なのですけれども、むしろ県として取り組んでいるのが高校生とか、場合によったら今後検討していく課題だとは思うのですけれども、中学生を対象にして将来そういった建設業に入ってもらえるような形で理解を深めていきたいということで取り組んでいきたいと思っております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 大学生は、つかんでいないということでいいですね。

 それでは、次に――一般論で結構ですけれども――踏切を拡幅しようとするとどこかの踏切を閉めないといけない、何か軌道法とかという制約があったらしいのですが、一般的にどこの踏切ということじゃないのですが。見ているとその前後の道路よりも、踏切のほうが狭いところが多いんですよ。歩く人が車に気をつけたりしてとても不便だなと思うのですが、踏切を拡幅するのに最近ほかの踏切を閉めなくてもいいというようになったらしいんですが、それを安全・安心緊急道路対策事業としてお伺いいたします。

○大石道路保全課長
 踏切の拡幅にかかるときのほかの踏切の対応についての御質問です。
 これにつきましては、平成13年に踏切道の拡幅に係る指針が出されております。
 以前はやはり踏切の中が交通上、鉄道の事業者にとって道路が横断することが危ないということなので、踏切をつくる、あるいは歩道をつくって踏切の幅をふやした場合には、どこかそれに見合う分を削りなさいという通達がございましたが、最近高齢者を中心に歩行者の踏切の中での事故が多いことが社会的にも問題になっておりまして、そういうものを踏まえまして歩行者あるいは高齢者が多いところについては、そういう歩行者の人数なども考慮して踏切の拡幅計画をつくって、そこにうたわれているものについては、ほかの踏切を除去することなくできるという指針が出されております。
 ただし、何でもかんでもいいというものではなくて、やはり踏切が交通事故それから鉄道の事故が多いところだということがありますので、2車線道路のものについては、前後は2車線で拡幅できていて踏切のところが2車線ないところ、あるいは歩道が狭かったり、なかったりするところについてはほかの踏切を閉めないで設置してもいいという内容になっております。

○大石(哲)委員
 わかりやすい説明をありがとうございました。
 高齢者が踏切の中で立ち往生したり、自転車がそれこそ踏切を渡り切れずに転倒するケースもございますので、安全な道をつくっていっていただきたいと思います。

 次に、地域高規格道路浜松環状道路は候補道路名で、この候補がとれたらどうなるか教えてください。

 前回の委員会で質問した草薙運動場のホームページの関係ですけど、改修が進んでいるかどうか、ホームページですね。

 それから、球技場、サッカー場の改修について御検討されたか。

 それから、ドローンを公園等で遊ばせることについて研究していくというお話がございました。研究した途中経過でもいいですから教えてください。

○戸塚道路企画課長
 地域高規格道路浜松環状道路についてお答えをいたします。
 浜松環状道路は、旧浜松市の市街地の外側を環状に走る道路と東名の浜松インターチェンジ、浜松西インターチェンジ、それから新東名の浜松浜北インターチェンジを連結いたしまして道路の構造を自動車専用道路としたり、交差点を立体交差化したりすることなどによりまして高速走行を可能とさせようとする計画でありまして、国道1号線、浜松環状線、浜松浜北道路の3路線、これをベースにいたしまして高規格の道路を整備しようとする計画でございます。
 候補路線に指定されてから約20年が経過をいたしましたけれども、その間に道路環境も大きく変わりまして東名や新東名にはスマートインターチェンジが設置できるようになりまして、従来、高速道路は都市間を結ぶ道路という役割でございましたが、現在では都市内を高速で移動するための道路としても使えるようになってきております。
 浜松地域におきましても、新東名の浜松サービスエリアにスマートインターチェンジが設置されまして東名には三方原と舘山寺の2つのスマートインターチェンジが工事中であります。これらが完成いたしますと当初の計画の3インターから6インターとなりまして、交通の分散化が見込まれるとともに、交通の流れが変化しますと都市構造にも影響を与えることが想定をされます。
 地域高規格道路の浜松環状線の今後でありますけれども、まずは高規格幹線道路のベースとなる浜松環状線の道路ネットワークとスマートインターチェンジを完成させまして、その後将来的な交通需要や都市構造等を踏まえて道路の構造等を検討する計画路線に指定されることが望ましいのではと考えております。

○濱田公園緑地課長
 まず、1点目の草薙総合運動場のホームページの件でございます。
 ホームページでは、公共交通機関の利用を前提としているものの駐車場が少ないために土日の大会運営のときには駐車場の利用が関係者に限られ、一般の利用者が制限されるということでホームページに静岡駅または清水駅を案内しただけで非常に不親切な内容であったということで、まことに申しわけなく、この場をかりておわびいたします。
 あれから指定管理者と協議をいたしまして、今週でございますけれどもホームページを改正しまして、東静岡駅の駅前のグランシップの駐車場に400台ほどとめられますので、そこを案内に加えたところです。
 あわせて、一般客の駐車場利用を制限しているときに誤って利用者が来られた場合には、駐車場の入り口のところでチラシを配りましてグランシップの駐車場もしくは草薙などの近隣の駐車場の案内をスムーズに行える対策を週末には行うようになっております。

 2つ目の草薙総合運動場球技場の改修についてです。
 球技場につきましては改修後既に36年が経過をしておりますので、老朽化している施設というのは否めないところでございます。
 今年度も、一番危険を伴います電気設備、高圧の引き込みケーブルですとかキュービクルの設計をいたしまして更新を行う手はずを今整えております。
 そのほかピッチの芝生のかさ下げ、もしくはベンチの老朽化など、さまざまな老朽化の問題を抱えておりますので、これらにつきましては計画をつくりまして優先順位を検討した上で取り組んでまいりたいと考えております。

 3つ目のドローンにつきましては、規制だけではなくて広く利用ができるように公園でも予定をしたらどうかという御指摘でございました。
 それから9月に改正航空法によりましてドローンの飛行ルールも全国的に定められたところでございます。
 ですので、主には大規模公園に限られますけれども、小笠山総合運動公園を候補として現在、指定管理者とドローンの使用について協議をしているところでございます。途中経過として報告をいたします。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 地域高規格道路の候補はどう考えたらいいか。もう20年たったから候補をいつまでも候補じゃなくて正選手にしてやっていただきたいのですが、これは質問です。

 最後に、過年度の工事代金の未払いの関係です。470万円ほど、本来昨年度に払うべきお金が今年度の予算で出るようになるのですが、これによって今年度の工事が窮屈にならないように、ぜひよろしくお願いいたします。これは要望です。

○戸塚道路企画課長
 まず、候補路線といいますのは、地域高規格道路の必要性ですとか緊急性を検討する段階にあるという位置づけでございます。
 そこで緊急性、必要性が認められると、その次に事業着手となる前提の計画路線に指定がされるところでございますけれども、浜松の地域高規格道路浜松環状道路につきましては、まずベースとなる道路網全体が完成をしていないと。浜松環状線もまだ4車線化が終わっていませんし、浜松浜北道路につきましても、まだ途中、未着手区間がございます。
 そうしたことで、それらのまず本当に一番ベースとなる道路網が完成した後に次の段階である高規格道路の整備が進められるものではないかと考えておりますので、現時点で20年たちましたけれども、いまだ候補路線のままの状況でございます。

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