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委員会会議録

委員会補足文書

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平成25年7月富士山保全・活用特別委員会
協議の開始、調査の方向性の協議、視察日程及び内容の協議、開催日程及び調査方法の協議、協議の終了 【 協議 】 発言日: 07/02/2013 会派名:


○小長井委員長
 それでは協議に入りたいと思います。本日は、第1回委員会でお伝えしましたとおり、当特別委員会の調査をどのように進めていくかについて、委員の皆様から御意見をいただきたいと思います。お手元に第1回委員会でも配付しました資料1「富士山保全・活用特別委員会の運営について」をごらんください。
 前回も御説明いたしましたが、当特別委員会の調査事項は「富士山の保全と恵みを生かした施策に関する事項」です。また、3(1)の実施方針でありますが、富士山は、6月に世界文化遺産に登録されましたので、前回の実施方針には、「登録の見通し」となっていましたが、「富士山が世界文化遺産に登録されたことなどにより富士山への関心がより高まっており」と修正しました。今後はますます観光客や登山者がふえることが予想されますので、今後も日本を代表し象徴する世界的に有名な富士山を守り、本県の施策に生かしていくため、保全対策や観光振興策について調査し、提言したいと考えております。具体的には3の(2)の調査の観点にあるように、富士山の景観や富士山を取り巻く環境を保全するための方策を調査・検討する。世界文化遺産登録を踏まえた新たな観光振興策や、富士山を訪れる観光客や登山者等の安全の確保について調査・検討するを端緒としながら、調査を進めていきたいと考えております。
 保全対策と観光振興策の2つを観点としておりますが、先ほど実施方針で申し上げましたとおり、富士山は世界文化遺産登録などにより関心が高まっておりますので、今後、生じた課題につきましても必要があればこの2つの観点の中で調査し、検討してまいりたいと考えております。
 次に、調査方法ですが、2ページの4の調査スケジュールをごらんください。第1回委員会において、登山道や環境保全対策、観光振興策などの現状調査が必要であるとの御意見があり、県内視察を実施することになりました。正副委員長で効果的な調査の方法を検討した結果、県内の3登山道入口を中心に視察することでまとまりましたので、本日視察案を提出しております。日程は、前回委員会で決定いただいた日程に加え、8月19日の月曜日に予定いたしております。日程及び視察先につきましては、後ほどお諮りいたします。日程が前後しましたが、第3回委員会は8月5日月曜日に執行部から説明を求め、質疑応答を行います。次に9月には県外視察を実施しますので、視察先につきましては後ほどお諮りいたします。10月11日の第4回、11月26日の第5回の委員会では、有識者や関係者から意見等を伺うことを予定しております。また、第5回及び第6回は、報告書作成に向けた委員協議を予定しております。説明は以上です。
 それでは、初めに調査の観点、調査のポイントや調査範囲など、調査方法について御意見をいただきたいと思います。では、御発言をお願いします。

○四本委員
 おはようございます。この間のイコモスの勧告の中で、やはり思った以上に登山道に対する意見が非常に多かったと思います。この安全確保をしっかりしなさいというようなこと、今回県内視察に行きますから、入り口を見ていただきますけども、しっかりと県内の3登山道の安全を確保するという観点をもう少し強くこの委員会でも提言していかないと、2016年の報告の中に入れ込む作業がこれから出てきますので、この登山道の保全というのは大変大きな重要な観点だと私は思います。
 それと、観光振興策やこの利活用、保全に重要な鍵となるのが仮称世界遺産センターだと思います。これが7月ぐらいには決まるというような報道もありますけれども、このセンターをしっかりとどういうふうに活用していくのか、そして富士山と今回は信仰の対象と芸術の源泉、これはやはり25の構成資産とのかかわりがどうなっていくのかというようなことをしっかりと、センターを中心に皆さんにわかってもらえるような、そんなセンターづくりをしていくことが、この保全活用に大変重要な観点だと思います。
 それと、もう1点はいわゆる入山料、協力金、これをどんなふうにしていくのか。これは作業委員会、作業部会、専門委員会でやっていることでございますけども、環境保全とか安全対策とか、こういうようなところをしっかりとしていく、その使途を決めていくということが必要だと思います。余りにも入山規制というようなものに直接反映していくということになると、ちょっと違うのではないのかなと私は思いますので、しっかりと目的を決めて、基金等をつくる中でやっていく、そんな観点をこの委員会でも調査をしていただきたいなと思っております。以上です。

○小長井委員長
 ありがとうございます。ほかにございますか。

○鳥澤委員
 おはようございます。先の富士山の文化遺産登録については、委員会の皆様とともに喜びを分かち合いたいと思っているところでございます。先ほど、これは委員長から、本委員会についての運営方法と調査実施方針ということで御説明をいただきました。私もその方針に従って、委員の1人としてできる限り皆様とともにお力を借りながらやっていきたいというふうに思っているところでございます。やはり共通認識を持ってこれからやっていくということで、どのように今回の世界文化遺産を受けとめていくかということが大きな論点の中で、おのずとこの委員会の位置づけというものが明確になってくるということでございます。富士山に来る方は、富士山を単体で思い描いて来るわけでございます。けれども、いろいろな所有の形、あるいは県がまたぐということで、さまざまな対策、あるいは調整が必要になります。既に既存の組織があります中で、どのようにして当委員会がまとめて提言をしていけるかというところが1つだと私は思っています。
 やはり、自然遺産から文化遺産という経緯も踏まえて、遺産と自然、そしてその周辺に住む人々の暮らしが一体となって、初めて遺産としての価値が出てくるというふうに私は個人的に思うものです。やはりその辺が新たなテーマパークをつくって、さあどうぞいらっしゃいというものと違って、そこには生活に根づいた伝統文化や数々の思いがあるわけでございますが、それをどうしていくかということが、25ある構成資産の7万ヘクタールの中でコアゾーン、バッファゾーンすべて含めた中でやはり全体像をしっかりとやっていかなければならないというふうに私は思っています。遺産としての富士山と、そして今観光としての富士山、表裏一体の中でしっかりやっていかなければならないということでございます。プノンペンでは、これからがスタートだということの意味合いも含めて、さまざまな勧告がされているというふうに聞いておりますので、その勧告もしっかり精査した中でどのような問題があり、それを解決していかなければならないかということも大変重要なことだと私は思っています。
 富士山は、象徴であり信仰としての対象でもございますし、文化芸術の源泉でもあるわけで、特別な思いを持つものということでございますので、その辺をしっかりやっていく必要があるというふうに思っています。包括的な管理計画が示されているわけですが、先のイコモスの勧告とリンクするところ、その辺もしっかりと見定めていかなければならないかなと。
 法律で全てを規制するというよりも、各自治体や団体が持つ独自性と、熱意を優先的にしなければなりません。静岡県でも、富士山の景観条例が制定されるわけでございますが、一方的に県がこうしましょうという立場ではないかもしれませんが、お互いが歩み寄って、いかに富士山を後世の財産として次世代の多くの子供たちにどうつなげていくか、それについてはある程度のベースをつくっていかなければならない。そこが我々の委員会として提案できるのかどうか、その辺も考えていかなければならないというふうに思います。点と点を面として広げていくということが根本で、この委員の皆様には共通認識を持ってそのベースの中でどう考えていくかをまず認識した上で、後は応用の問題でございますので、それはそれぞれの法律の枠組み、地域の実情、両県の間合いの中、それをうまくやっていければいいというふうに思っているところでございます。

○小長井委員長
 ありがとうございます。たくさんの御提言をいただいたかと思います。

○早川委員
 おはようございます。富士山が世界文化遺産に登録されまして、本当にうれしく思う1人であります。さらに、それ以上にいよいよこれから大変な課題を抱えているということを認識して、この委員会に臨みました。委員会の中で保全と活用という、相反する課題について検討するという点で、文化遺産登録となり、多くの方をお迎えするに当たっては、まずは富士山の自然をいかに守っていくか、そこは非常に大きな課題となろうかと思います。
先ほど8番委員から、登山道または入山料等の検討の話がありましたが、さらに既に市民団体の皆様が保全活動に力を注いでいただいている部分もありますし、富士山周辺の自治体でさまざまな活動をしていただいております。このあたりと県がどう関連して保全を前面に出して守っていくかというところを、ぜひ調査の観点の中でも検討をお願いしたいと思います。さらに構成資産についても保全と活用という点があろうかと思いますが、構成資産を抱えないところも含めた静岡県全体として、富士山の世界文化遺産登録をされた後の活用という点で考えていかなくてはならないと思います。構成資産を持たない自治体からどのようにこの富士山にかかわっていくかという点も、ぜひ検討いただきたいと思います。さらには観光という点で多くの方をお出迎えするに当たって、静岡県全体がおもてなしの心を持ち、西の浜松、湖西、また森地域、また伊豆半島、非常に広い地域の中でこの富士山をいかに連携しながら活用していくかということも、この委員会の中でオール静岡で富士山を守り、また信仰していこうというところを調査の観点の中に入れていただきたいと思います。以上であります。

○小長井委員長
 ありがとうございます。

○落合委員
 おはようございます。私は最近毎年登っておりますので、登山者の立場から言わせていただきたいと思います。土日、特に8合目からが渋滞が非常に多いです。今頂上ではトイレが使えない状況で、それに対して、簡易トイレがどのような状況であるのかが実際不安なのです。そういう中、毎週各土木事務所が上がっております。その人たちの意見をぜひ伺いたいと思います。その辺をお願いしたいと思います。

○小長井委員長
 ありがとうございます。ほかにはございますか。

○森委員
 前回、富士山に関し設置された特別委員会は登録実現前であり、世界遺産の登録を支援するような特別委員会で、そのときには現地に赴いて構成資産候補のようなところの関係者の話をよく聞いて、そういうことを踏まえて当局を応援するような形で特別委員会が報告をされたわけです。
今回は登録が実現して、今後の保全と活用ということで、まず県の当局初め、関係する専門的な立場の皆さんの意見を聞いてみるということであります。今一番の課題は、登山者が30万人を超えてきており、恐らくことしの夏は40万人ぐらい行くのではないか、このことを考えると、お話が出てますけれども、入山規制だとかそういうものも真剣に考えていかなければならない。
 それから、富士山そのものを、地形ですとか、大沢崩れなどについてはどうなっているのかと、これも必要なことではないかと。
 それから景観の面ではどうなのか、これは富士宮の市長さんが非常に心を砕いている。こういうことを考えて、これも現場の声を聞いた上で私たちは委員会としての提言にまとめていく。
 それからもう1つの活用については、今回は日本中がある面では富士山の観光活用を考えている。国交省、観光庁当たりは外国からの観光誘客を考えるには、富士山を大いに活用していこうと。私ども、伊豆半島の観光関係者も大きな期待を持っています。このことを考えると、これも観光に携わっている専門家の意見をまず聞いてみて、そして私たちがさらに周辺の観光も踏まえてそのように広い立場からの観光を、価値を提言していく方向が大事なのかと思います。以上です。

○小長井委員長
 ありがとうございます。ほかにはございますか。

○野澤委員
 たくさんいろいろと出て、やり切れるかどうかわかりませんけども、特に自分が気がついたことで私が言いたかったことを述べさせてもらいます。特に景観保全というお話も出ましたけども、改めて構成資産の周辺で屋外広告物条例等の規制、それが県でやるのか市でやるのか、いろいろなやり方があろうかと思いますけども、これは法律に基づいて条例でつくるということですけれども、やはりそれにふさわしい景観を保全するという意味では、改めてこういう機会に政治の場でしっかりと議論する。現状はどうだっていう勉強とともにこれからどうだっていう議論をする必要があろうかと思います。あえて言うならば、一番景観を乱しているのは政治家のポスターだというような話もありますけど。実に多いのです。
 私もかつて屋外広告物条例の審議委員を務めたときもあって、そのような話もつぶさに聞かされたことがあるのですが、総量規制をするとか、いろいろなことがあろうかと思います。一方では政治家のポスターということになると、公職選挙法だとかの法律の絡みがあったり、難しい部分もありますけれども、一定のエリアを指定して、そこのところは条例の網をかけるということも可能なわけでありますから、構成資産の周辺、特に景観保全という意味で屋外広告の関係の調査もする必要があるのではないかと思っております。
もう1つは、不法投棄の問題もありまして、これも景観や環境を著しく損ねるというふうな実態もありますけれども、県でもしっかりとこれは対応しているということもありますが、いまだなかなか不法投棄が絶えないというような実態もありますので、改めて調査や、取り組みを考えてみる必要があろうかと思います。
 本当にたくさん出たものですから、この1年間の活動の中で、何を集中的にやって、やり切るかというようなこともまた議論が必要だと思います。とりあえず気がついたところを言わせてもらいました。

○小長井委員長
 ありがとうございます。ほかにはございますか。

○中澤(通)委員
 世界文化遺産登録されたということは、大きな喜びですけれども、これはここからスタートということでありまして、むしろこれからが大切だということで、共通の認識をしていただくということがスタートだと思います。構成資産から外れるとされていた三保松原もおかげさまで登録されましたので、地元は大きな喜びを感じているところでありますが、それぞれの委員から出ましたように、この委員会の考え方とすれば保全、活用ということでスタートしております。保全は、極端な言い方をすれば誰も登らなければ、それが自然の姿なのですが、そうもいかないので、調和を保つということでありますから、それなりの今言われている登山に対する入山料と称される、どういう形になるか、そのことについての問題と活用方法も具体的にしなくてはいけないということであります。
 それから、とかく富士山本体のことになりがちでありますが、今回は信仰の対象と芸術の源泉という、広い意味での文化資産としての登録でありますから、構成資産も十分考えなくてはいけない。山のトイレだけでなく、構成資産のトイレのこと、駐車場のこと、観光客の受け入れのことであるでしょうが、今30万人、やがて40万人になるかもしれませんが、大部分の人は登らないということを考えますと、むしろ構成資産のところに重点もある程度置かなければいけない。そして、そこに行かなくても富士山を遠くから眺めることによって、何かしら感じていただけるようなこと、具体的には、いわゆる情報発信としてやっていくことも必要ではないかと思います。
 登山道の整備もあります。自動車で行ける新5合目あたりまでの道路についても、現状のままでいいのか、それからピーク時における自動車の乗り入れ規制だけで済むのか。それと登山道と称されている今の登山道だけでなく、どこからでも登れますので、自分で登山道を切り開いてというか、そういうことをどこまで規制するのか、登山道だけにしていくのか、それとも違う形にしていくのか、本来山を愛する人たちは余分なところまで汚さないようにという自然との共生を求めてらっしゃるでしょうから、そんな意見もある意味では取りまとめていく必要があるのではないかなと思います。
 ですから、この委員会は日程的には非常に限られていますけども、多方面の方の意見も聞いて、最終的な方向づけまではできないかもしれませんが、もろもろの意見があってしかるべく、審議会なりでトータルで考えていただく、その1つの資料提供ということにならざるを得ないのかなと考えていますが、それは委員長の判断でどこまでまとめられるか、限られた日程の中で調整をしていただければと思っています。よろしくお願いいたします。

○小長井委員長
 ありがとうございます。ほかにございますか。

○鳥澤委員
 価値を伝えるガイドが不足してくるという懸念が地元にあります。先ほど言いましたように、信仰と芸術の源泉ということでございまして、構成資産1つを見ても、富士山が今回文化遺産になった本当の意味合いっていうのはなかなか伝わりにくいし、世界遺産になったということは、やはりそれを伝える責任が伴ってくるわけです。過日、富士宮、裾野でもガイド協会というのがボランティアで発足いたしました。それを制度化して県が全て講習会をやってそのガイドさんを養成していくことは、多分間に合わないと思います。県で制度的にガイドを養成するまでの間、ある程度の水準を保ったガイドさんが、これから各地域においては必要だと思います。各地域のガイドさんというのは、指導者的なものの制度をつくっていかないと、多分短期的には手が回らないのではないかなというように私は思ったことがございましたので、ぜひそれも視野に入れて御検討いただければと思います。

○小長井委員長
 ありがとうございます。ほかにはよろしいですか。
 ただいま、委員の皆さんからたくさんの御意見をいただきました。登山道に関する意見、あるいは世界遺産センターの活用、入山料、それからイコモスの勧告と要請に関する事項、あるいは構成資産とかかわりの直接ない市、町ですね、そういったところとの関係について、あるいは土木事務所の関係者や、富士宮を初めとする自治体の皆さんの御意見をお聞きするというような御意見等、たくさんいただきましたので、ただいまいただきました御意見等を参考にさせていただきながら、この委員会を進めてまいりたいと思っております。
 それでは、御意見も出尽くしたようですので、このあたりで協議を終了してよろしいでしょうか。
(「はい」と言う者あり)
 それでは、いただきました御意見も参考としながら、現行の調査の観点により進めていきたいと思います。よろしいですか。
(「はい」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。

 それでは、次に県内視察であります。資料2をごらんください。
 先ほども申し上げましたとおり、効果的な調査方法を正副委員長で検討しました結果、須走口、御殿場口、富士宮口の県内3登山道入り口を視察する案といたしました。3登山道入り口のほか、構成資産の1つである小山町の冨士浅間神社や道の駅すばしり、マイカー規制のバスへの乗りかえ駐車場である水ヶ塚公園を視察する案となっておりますが、御意見があれば、御発言ください。

○四本委員
 これで結構だと思います。5番の水ヶ塚公園が今マイカー規制の駐車場になっているのですが、昨年だけでも私の知る限りで4日間、これがいっぱいになりました。富士宮側に西臼塚という駐車場があります。以前はここを拠点にマイカー規制のピストンをやってましたけれども、去年は4回使ったものですから、ことしはもっと使うのではないのかなと思いますので、帰り道が西臼塚の駐車場のところの脇を通りますから、西臼塚の駐車場も入って、5分程度ぐらい見ていただきたいと思います。ことしはもっと使う機会があるのではないのかと思いますので、その観点も入れていただければと思います。

○小長井委員長
 ありがとうございます。ただいま御意見いただきました、時間の都合がございますが、できるだけただいまの富士宮の西臼塚駐車場も見ていくような方向で検討させていただきたいと思います。
 ほかには何かございますか。
 それでは、御意見も出尽くしたようですので、案により8月19目に実施することで御異議ありますでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。なお、先方の都合がつかない場合もあり得ることや、視察までの準備時間が少ないことを考慮いたしまして、最終的な視察先及び行程の決定につきましては、正副委員長にお任せいただきたいと思いますがよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 次に、9月の県外視察についてであります。資料3をごらんください。
 前回の委員会において、9月9日から11日の2泊3日を県外視察の日程と決定いたしました。富士山に関しましては、本年、世界文化遺産に登録されたことで生じる課題等が想定されますことから、先進事例である平成23年に世界文化遺産に登録された岩手県の平泉を中心とした2案を作成い
たしました。
 第1案は、盛岡市にある岩手県庁において、世界文化遺産登録後の県の取り組み状況や観光施策を伺い、平泉町にあるビジターセンターや構成資産などを視察し、次に、平成17年に世界文化遺産登録された日光について、栃木県庁では観光振興策や環境保全について、日光では構成資産を御視察いただく内容となっております。
 第2案は、1案で御説明しました岩手県に加え、山梨県の取り組み状況やビジターセンター、構成資産を視察する案となっております。
 説明は以上ですが、皆様の御意見を伺いたいと思います。御発言願います。

○中澤(通)委員
 2案だと山梨と岩手、随分距離的な、時間的なロスがあるのではないかなと思います。両方をうまく兼ね合わされたのでしょうけれども、そのように感じます。だから日程が3泊4日に延びるのではなくて、2泊ということであると、1案のほうがいいのかと思いますが、合わせてこの中で、今出ていましたけどガイドの養成などの話があったので、そういう実際にガイドをどういう育成をしているのかであるとか、そういう方の話を聞くことも、問題点とかこんなふうにしたらという参考意見も聞かれるようにしていただいたほうがいいのかなと思っています。現場の人たちの声が聞けるようにしていただければと思います。

○四本委員
 今、6番委員からもありましたが、日程的に第2案は大変きついのではないのかなと思います。私も第1案がいいと思います。ただその中で、山梨県の構成資産というのは私たちは見ておかなければならないと思います。25の構成資産で初めて今回の富士山の登録でございます。例えば違う日に、お隣ですから、県内視察のような意味合いで1日で十分行けると思いますし、山梨県のビジターセンターは今後静岡県でつくらなければならない世界遺産センターの参考にも、こちらはもう十何年前からあるということであるし、それと山梨県の構成資産、信仰の対象となるものが、特に富士講の関係はあちらのほうがあるわけです。今も御師住宅をやってらっしゃるということです。静岡県側は確かに、神社は確かにすばらしく、例えば富士山の8合目から上、静岡県側も山梨県側も、これは全て富士宮市の構成資産であります富士山本宮浅間大社の境内地であるということです。
 こういうことも知らない人が大変多いということでありますから、こういうことを知ることによって、富士山と構成資産がどんな関係があるんだというようなことは、これは25全て知っておかなければならないと思いますので、日帰りで御検討をお願いしたいと思います。

○小長井委員長
 わかりました。ほかに御意見ございますか。
 それでは、御意見も出尽くしたようですので、このあたりで視察の協議を終了してよろしいでしょうか。
(「はい」と言う者あり)
 それでは、いただきました御意見も参考とし、第1案で実施することでよろしいでしょうか。
(「はい」と言う者あり)
 なお、先方の都合がつかない場合もあり得ることや、視察までの準備時間が少ないことを考慮いたしまして、最終的な視察先及び行程の決定につきましては、正副委員長にお任せいただきたいと考えますがよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 先ほど、山梨県への視察の御意見がありましたが、皆さんの御意見をお聞かせください。

○早川委員
 ぜひこれは実施していただきたいと思います。富士宮のたしか商工会議所の皆さんが、つい先日山梨県の構成資産の視察をされたと伺いました。帰って早々、もう静岡県は大変におくれている、それは保全の部分、それから観光振興について非常におくれてるということを実感したという御意見を頂戴いたしました。山梨県と手をとり合って、富士山の世界文化遺産登録を後世に伝えるためにしっかりやっていかなくてはなりませんので、他県の状況ですとか取り組みは、しっかり知っておく必要があろうかと思いますので、ぜひ別で実施をお願いしたいと思います。

○小長井委員長
 ほかに御意見ございますか。
 それでは、山梨県への視察を実施することでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 日程については改めて皆さんにお伺いした上で、日程や視察箇所等については、正副委員長にお任せいただけますでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 先ほども御意見ございましたが、日帰りというような形での視察にさせていただきたいと思っております。山梨県の御都合もありますが、また皆さんの御意見を聞いて日程等決めていきたいと思います。

 次に、委員会の開催日程と内容についてであります。第3回委員会につきましては、8月5日月曜日の10時半から開催し、調査事項に対する関係部局からの説明と質疑応答を実施することが、前回決定しております。富士山の保全や観光振興策などにつきまして、説明を受けますので、当日の関係部局の説明員については、お手元に配付してあります資料4の説明員(案)のとおりとしたいと考えていますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 なお、今後の動向を見ながら、最終的な説明員の決定は正副委員長にお任せいただきたいと考えますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 次に、第4回、5回の委員会では、有識者や関係者からの意見聴取を予定しておりますので、特に聴取したい内容や団体がございましたら、御意見をお聞かせください。いかがでしょうか。

○中澤(通)委員
 予定はあるのですか。

○小長井委員長
 まだ、どなたに御意見を伺うということまでは行っておりませんので、きょう皆さんの御意見を伺って、その上で検討させていただき、御提案させていただきたいと思っています。

○四本委員
 例えば富士宮市の観光協会会長、この方は観光協会の会長であり、富士宮口の頂上の山小屋の経営者です。8合目から上は富士山頂上奥宮境内地使用者組合ということで、全ての口がそこでやっています。そこの組合長が今の富士宮市の観光協会会長ですが、この方は山梨のこと、静岡のことに大変精通されてる方ですので、そういう方が有識者だと思います。

○小長井委員長
 ありがとうございます。ほかにはございますか。よろしいですか。
 それでは本日の御意見を踏まえまして、具体的な参考人の人選につきましては、次回の委員会でお諮りすることとさせていただきます。

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