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委員会会議録

質問文書

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平成28年11月スポーツ振興等特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:吉川 雄二 議員
質疑・質問日:11/25/2016
会派名:自民改革会議


○吉川委員
 私は長く学生時代からずっと柔道をやってきまして、社会人になってからもやっておりました。今、地元の町の柔道協会の顧問なんかもさせていただいておりまして、柔道の一番の課題は、底辺の拡大なんですね。これはいつも我々役員が顔を突き合わせるたび、いかに小中学生、底辺を拡大していくかということに、常に話がいくんです。というのは、今、柔道人口が世界で一番多いのはフランスなんですね。我々はフランスにも抜かれてしまって、いろんな原因を突き詰めていくと、やっぱりメジャーであるサッカーとか野球に子供たちがとられちゃうんですね。やはり身体能力の高い子は、サッカーやっても野球やっても柔道やっても陸上やっても、何でも伸びるんですね。そういう身体能力の高い子が、どちらかというとサッカーとか野球のほうが花形ですもので、とられてしまうというところの議論がよく出るんですね。そのサッカーの協会にも、今先生がおっしゃったように、いろんな悩みがあるんだなということがわかったわけなんですけれども、私どもからとれば、大変うらやましい存在なんですね。サッカー、野球はですね。
 そこで、我々も底辺の拡大に向けて努力をしていかなきゃならないと思ってはいるんです。そういうところで、今後どういったような形で、小中学生に普及させて、底辺の拡大をさせていくのか、サッカーをですね。どんなお考えでいらっしゃるのか、それを参考までにお聞きしたい。

○田嶋幸三氏
 ちなみに、フランスは日本よりサッカーがもっと盛んです。それでも、やっぱり柔道の人口が多いところですから、必ずしも野球が盛んだから、サッカーが盛んだから、バスケットが盛んだからサッカーの人口が減ったとか、そういうものではないと思っていて、それぞれのスポーツのすばらしさというのはきっとある。
 たまたま私は、2年前に、暴力の件の第三者委員会の委員にさせていただきました。そこで、いろいろな勉強をさせていただいたんですけれども、そのフランスの話を伺いました。そしたら、フランス柔道連盟の子供たちのパンフレットは、礼に始まり、礼に終わるという内容なんですよ。フランス語で書かれていて、漫画のような絵で分かりやすく。フランスの両親というのは、小さいときに柔道をやらせるって言ってるんです。それはサッカーもやらせるし、柔道もやらせるって言ってるんです。なぜかっていったら、柔道がそういうことをしっかりと教えるスポーツだから。
 ところが今、柔道連盟がそういうのを前面に出してやっているかというと、嘉納治五郎先生がおっしゃっていたいろんな言葉だとかそういうものが、前面に出るよりは、どちらかというと、それこそ勝つとか、そういうことがメインに出てきてしまっていたりだとか、やっぱり柔道の指導者養成が、残念ながらうまくいってなかったために、死亡事故が割と多く起きてしまって、それは学校、それから道場等でも起こっているということで、そういう意味で言うと、柔道の原点というのは、やはり一番評価されるものじゃないか、フランスで評価されているわけですから、日本で評価されないはずがないと思っています。
 そういう意味では、原点に戻ってやることで、特に小さいときに、例えば水泳なんかをみんながやるのと同じように、町の道場とかに通う。実はうちの子供も、サッカー選手ですけれども、黒帯を持ってます。それはたまたま、行った中高に柔道部があって、先生が厳しくてみんなやめちゃったもんですから、先生が毎朝来れば黒帯をくれるというので、ずっと毎朝通って、いろいろ今とれるようで、いただきましたけれども、何かそういうものをしっかりとやっていくことで、柔道の価値というのは上がっていくと思いますし、ましてや今、柔・剣道は必修になったわけですよね、学校で。こんなチャンスはないと思います。こういうときこそ、その柔道連盟、講道館が、学校の体育の先生たち、もしくは柔道を教えている先生たちに、もう一度しっかりと指導者教育をされるということが、重要ではないかというふうに思います。
 逆に、僕らは必修になった柔道と剣道はうらやましいぐらいですね。球技はどれも必修じゃなくて、先生が選ぶようになったんですね。だからそういう意味では、サッカーって割と、やってる人とやってなかった人との教え方の違いって差があるので、敬遠されるんですね。そういう意味では、静岡はまだそういう人が多いからいいかもしれませんけれども、逆に僕は柔道がうらやましいぐらいです。

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