• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年6月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中澤 通訓 議員
質疑・質問日:07/31/2009
会派名:自由民主党県議団


○中澤(通)委員
 それでは、質問をさせていただきます。
 知事が新しくなって、まだ記者会見とかプレスリリースの答弁というのはそれほどないんでしょうけれども、どちらかと言うと、ぶら下がりで急に取材を受けたりするということも多いということなんですが、これはどこから始まったのか知らないのですが、最近、画面に出てくる記者会見などでの背景にかなりそれぞれの地域の特性が出ている。それは、近々のイベントのキャラクターものを持ってきたりということが随分目立ちます。
 最初の発想は、Jリーグの後ろの画面から、あれはスポンサーシップの問題があってやり始め、これはおもしろいということで、首長さんが取り上げ始めたということなんですけれども、そういう形のものもやっぱり必要なのかなと。やっぱり知事が記者会見をするというのは、マスメディアがそれを取り上げるし、そのときに付随的にうまい形で地域のイベントがPRできることもありますので、殊さらこういうものですよというものを皆さん方がプレスリリースしなくても黙ってできるという一石何鳥かの効果もあります。
 地域によっては、このデザインをプロに頼むんじゃなくて、例えば工業高校のデザイン科に頼むとか、高校生のクラブに委託するとか、そういったもので競い合いをしていく、自分たちもそういうものに取り上げられることに対しての喜びも感じるし、技の向上にもなるということもあって、そういうことの仕掛けをしているところもあります。
 ですから、もしやるということであっても、簡単にプロに頼むんじゃなくて、そういう工夫もまた取り上げ方によってはおもしろい効果が出てくるなというふうに私は思いますので、知事もかわったことで、知事の考え方もあるかもしれませんが、1つのアイデアとして研究をされたらどうかと私は思いますけれども、そうした取り上げ方についてのお考え方をお聞かせいただきたいと思います。

 私は数年前に――空港の問題がまだまだはっきりしない頃か、それぞれ大体の見込みが立ってきたときだったかはわかりませんけれども、空港ができたら、陸上交通とそれから海の交通――いわゆる港湾ですね、それと空港を合わせて、県には交通部というか包含した部をつくって、一貫性を持った政策実行、立案実行ということで、トータルで部の再編をしたらどうかということを本会議で言った記憶があります。
 空港が開港して、今は暫定運用という形で、近々完全運用になるわけですけれども、今、空港部があって、この委員会は企画で陸上交通もやっていますけれども、港湾はまた別ですよね。やっぱり一体化して考えていくことがそろそろ必要じゃないかと私は思うんです。まだ部長はそこまで考えていないかもしれないけれども、そういうことに対しての基本的な考え方を述べていただければと思っています。

 それから3番目に、箱物行政について云々されています。今あるものについても費用対効果等を今後考えながらということでありますけれども、草薙の野球場は将来的にドームという話も一部にはありますし、そういうことも当然必要になってくる可能性があります。体育館は老朽化していることもあって、その間に体育館を直すことについてどうするか、都市公園法の50%を超えちゃうよという話から、静岡工業高校が合併して移転し、その敷地があいているということから静岡学園にお願いをして、学園側もいろんな条件が合って、旧静岡工業高校跡地に静岡学園が移転するということが大体決まったようですね。
 そうすると、あと都市公園内に学園のエリアが入っていけるような算段はするんでしょうけれども、そうなれば現在地で体育館の改築ということは可能ですよね。それをもくろんで、ああいう形の手だてをしたんですから。そういうことが大体目安ができたときに、静岡市側から静岡市が持っている東静岡駅北側のエリアに体育館を兼ねたアリーナ建設をということで、東静岡駅周辺の再開発のこと、それから集客の1つの場面としてどうかという話がありました。
 県の体育協会は、どういう思惑か簡単にどうぞと賛成――賛意を示されたんですが、そもそも草薙の総合グラウンド、陸上競技場、サッカー場、野球場、プール、体育館を含めて、あそこで静岡国体なども行われて、2回目の国体も行われて、それぞれメーン会場であったわけです。県はそれを踏まえて検討をされると思うんですけれども、そこらは部が違うからそれぞれでやっているんですよとなるのか、ここで企画部でそれを考えて最終的な位置づけ等もしていくのか、どういうふうに取りまとめをしていくのか、はっきり企画部で全部位置づけについてのことはしますと、それぞれの部門で建設についてはそれぞれやるでしょうと、そういうこともここでやられるんでしょうか。そこらあたり、もし企画部でやるならば、今時点でどういう考え方でどういう過程を通って決めていくのか、それの道筋を教えていただきたいと思います。

 それから、先ほどの少子化対策のことで、ちょっとこれは意見です。8番委員がアジアブライダルサミットのことについてどこまで知っていらっしゃるのか私もわかりませんが、見に行かれたのかどうか。内容について担当者から聞いたということだけでお話しされているんであったら、当局側がもうちょっと丁寧に答弁しなければいかんと思うんですが、私がかわって言うのも何ですが、私はちょっと当初からかかわって来ていまして、正直言って県からいただいた補助金額より、その倍以上を民間の方々にお願いをしてお金をいただきました。そういう経過があって、このお金をいただいた中では県は一切タッチしていません。
 通常、県の事業というのは、どちらかというと県が企画しながらお金についても県が絡んでいって、正直なところ、それぞれの団体に行って、おたくは幾ら出してくれますかとか、そんな話をしてトータル幾らになるんです。
 この事業は、県は補助金は出すけれども、それについては一切タッチしませんよということで、商工会議所の松浦会頭がヘッドになって、初めてそういうことをやる。
 それで、松浦さんの言葉をかりて言うと、こういう県が絡んでいる大きな事業なんだけれども、建前で座ってくだされば結構ですといったような事業が今までほとんどだったが、自分たちに主体性を任されて、やりがいのある事業だということで一生懸命やっていただきました。結果的に、それぞれの目線が違うから成功、不成功というのはいろいろあるけれども、非常にそういう面では成果があったという結論です。
 確かにブライダルサミットというのは、今までアジア――東南アジアを含めてですけれども――それぞれ首都でやっていた。日本においては、ヘッドオフィサーが桂由美さんでしたので、過去には東京と大阪しかやっていない。3回目の話があった際、たまたま静岡空港の開港時期がブライダルサミットを日本でやる時期と同じということを聞いたので、ぜひこれを開港イベントにしていただいたらどうでしょうというアイデアができたんです。
 開港の時期がずれてしまいましたから、本当は開港していれば、札幌から何百人という学生が参加したいということまで計画されていた。空港が開かれませんでしたから、それはキャンセルになって、そのまま人が来ることはなかった。
 だけど、それぞれの人たち、県の方々もそれぞれの範囲で努力をされて、みんなで一応の形をつくるようにされたことは事実です。キャパの問題や内容の問題があるから、とんでもない数の人間を集めるというイベントではないことは事実。
 だけど、それなりの話があって、たまたま関与していた団体の中でワーク・ライフ・バランスのことも並行してやっていましたので、そのときに経営者協会が絡んだ今回の事業でしたので、経営者協会と連合が初めてテーブルに着いたチャンスでもあったわけです。
 お互いの悩みは何だと、適齢者が結婚しない。先ほど言われたように、賃金の問題、職場の問題、社会保障の問題、それぞれあることは、どこの国でもどこの地域もある。だけど、1つできる可能性というのは出会いなんですよ。出会いのセッティング、それは連合もそういう人たちが多く、経営者団体も同じ。そういうセッティングができないかということで、それがうまくいったんですよ。
 何が婚活に左右したんだと言うけど、それぞれのところでイベントとは直接関係ないけれども、並行した中でイベントより前にそれが始まったんです。だから、たまたま開港記念イベントと銘を打ったけれども、本筋はそこにあったんですよ。
 だから、短絡的と言っては申しわけないけれども、1つの現象だけとらえてやられると本意が違うということ。それから、イベントは一過性の問題だけれども、それ以外にプラスアルファが隠されているんですよということで、当事者もいますからね。
 なかなか今、当局から答えとして出てこなかったので、私があえて答弁じゃないけれども、せっかく終わった1つのイベントで私はそれなりの評価をしているので、これが正しく理解されないで、県のやっていることは何だと、金額の上下はいろんなイベントでありますけれども、これはそれだけで終わっていなかったということで御理解をいただいて、次なることについてもまた立場は違うかもしれませんが、御協力をいただきたいというのを、かわってというか、あえて言わせていただきたいと思います。
 結果的には、少子化というのは出会いなんですよね、結婚しないんですから。フランスは半分前後の人が婚外子ということを認めている社会です。日本の場合は、今までの社会風土からして、それがなかなか――最近はかなりいまして、違和感を感じない形になってきても――まだまだそれについては全体が認める体制にはなっていないし、なかなか難しいんです。そうすると正式に出会いをして、結婚をしてというところまでいって、子供さんが生まれるという形のほうがいいわけで、そういうためのことを少子化についてここが担当であれば、これからもっともっと出会いの場ができるように、行政のできることは何なのかということで、地域によっては社会福祉協議会が主体となってそういう出会いの場をつくるとか、前に私も少子化の特別委員会で、福井県でしたか、あそこではやっぱりそういう形のもので、その地域出身の人が東京にいるけれども、連れ合いはその地域の人と一緒になりたいということの東京から依頼が多いと、そういうことで結構成功していますよとか、そういうところもあるわけで、だから狭いエリアで考えなくても、もっともっといろんな形で、空港もできて往来が激しくなりますので、そういう面ではいいのかなと。やっぱり日本全体で多くするには、みんながそれぞれの立場で努力されていく、そんなこともまた考えてもらいたいと思いますが、企画部のほうでも何か新しいアイデアがあれば、それも含めて話をしていただけたらと思います。どうぞお願いします。

○杉山広報局長
 知事の会見に出ています背景ですね、これにつきましては、委員からさまざまな工夫が必要ではないかと、しっかり研究しろというようなお話で、まさしくそのとおりだと思います。
 私どもも、これからいろんな画面はやっぱり大事だと思いますので、いろんな仕掛けを考えていってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○岩瀬企画部長
 空港ができたら部のあり方はどうかというお話でございますけれども、ことし、従来は企画部にありました需要担当を空港部に包含しまして一体的にいろんな事業をやっていこうということでスタートしているわけでございます。いろんな手を取りましても、結局何だかんだ言いながらいろんな場面が出てきますと、それぞれ各部局がいろんなことを連携してやらなければならないということは間違いございません。
 したがいまして、今事業をするに当たりましても、私どもが先ほど申し上げましたように、企画部の関係が入っていますし、空港も関係してきます。そして、いわゆる観光セクションももう連携していかなければいけない話ですし、うちの国際部門も連携する。やがて物流が入ってくれば、先ほど委員から御指摘のありましたように港の関係も入ってくるということでございまして、なかなかそれを一体的にできるかと言うと、ちょっと課題であるというふうなことは思っております。組織のことにつきましては私どものほうでどうこう申し上げるわけにはいきませんけれども、私どもはやっぱりそういう必要性があれば、柔軟的にうまくリンクをして課題が解決できるように図っていきたいと思っております。
 今、委員から御指摘のあった点は、まさにそのとおりでございますので、今回の空港戦略のほうも利活用という視点ではございますが、関係のセクションに全部部長さんに入ってもらいまして、知事をトップにそこでいろんなものを協議しながら解決をしていくというスタンスをとったわけでございます。

 それから、企画部が各部局の箱物にどういうふうに関与していくかということでございますが、いわゆるスタート時点では、まだまだこれからどうなるかわからんというようなことで、私どももいろんな協議会に入ったりして、意見交換をしながら形づくっていくという話でございまして、沼津のコンベンションセンターもそういうふうな状況で来たわけでございます。
 この草薙につきましては、そういう段階から今、建設部のほうが具体的な検討のレベルに移っておりまして、先般、野球場のお話が出てまいりましたけれども、野球場はどういう形でやるかというのを、ことしから具体的に事業を建設部で組んでおりますし、それに合わせて体育館のほうもどうするかということを検討してくれております。
 したがって今、私どものこれからの課題は何かと言いますと、東静岡の地点でグランシップの西側のところが県有地としてございますので、将来的にここをどういうふうに利活用するかということが課題になってくると思います。今、市といろんな意見交換はしておりますけれども、あそこには埋蔵文化財がございましたので、いずれどういうふうに利用するかにしても、当面埋蔵文化財の調査をしなければいけないということで、去年、おととしの2年をかけて予算をいただいて調査をしまして、今それに基づいた整理をしている段階でございます。
 したがって、今後企画部としてはその辺を中心にいろいろ検討していきたいなというふうに思っている段階でございます。以上でございます。

○伊藤企画調整局長
 少子化対策の関係、アジアブライダルサミット、いろいろ御示唆いただきましてありがとうございました。
 出会いの場でございます。先ほど委員からもお話がありましたように、昔から社会福祉協議会でやったり、商工会で後継者を探すためにやったり、地域でいろいろ取り組んでいただいているものがございます。最近では各都道府県で取り組むところも出てきておりますし、県内では企業等でそういった場をつくっていくというような動きも出てきております。
 そうした中で、どういうふうにやっていくというのは皆さんそれぞれ苦労していまして、なかなか地縁、血縁とかプライバシーとか、いろんな問題がある中で昔以上に難しくなっているという状況も伺っております。
 ちなみに、兵庫県あたりですと1万6000人ぐらい集めても、実際に結婚まで至ったのは10数組だというようなことで、なかなか効果があらわれないということで、どうしていこうかというような記事を見たこともございます。
 また、秋田県のあたりでは、逆にそういった情報がなかなか出ていかないから、情報を支援していこうというような話もございます。
 また、地域のそういった社会福祉協議会で取り組んでいるところでは、昔と違っていわゆるコミュニケーションがなかなかうまく取れない状況もありますので、そういったコミュニケーションのスキルなども取り入れていきたいというふうな話も伺っています。
 そのような情報とか、何か具体的に生かせるようなことができるかどうか、関係機関も含めて検討してまいりたいと考えております。

○中澤(通)委員
 まだ知事が変わって一月たっていないですけれども、今議会においても、私のところ、それからこの前の豊岡さんのところ、伊藤委員長のことは聞いていなかったけれども、ふだんの傍聴者より多いんですよ。
 いつも4年で地域を一回りするように私も分割しながら地域の関係者に御案内をするんだけれども、いつもの倍の人たちで締め切り以前に今回はオーバーフローしちゃって、黙っていれば200人を超えちゃうぐらいで、断ったりもして、「テレビ画面でしか見れませんよ」と言っても本会議の傍聴に来られた方もいるぐらいです。
 それは知事がかわったからということ。実際に投票したかしないかは別で、新しい知事のお話をちょっと聞きたいと、見たいという、多少は政治の意識じゃない部分の興味もあったかもしれないけれども、そういう人が多かった。
 この議会が終われば、知事が今までも参加されている会合があっても、それはどちらかと言うとキャパが違ったというか、何とか団体の何々とか、そういうところがほとんどだったと思うんですよ。しかし、これからはそれなりのイベントなり、どんどんどんどん、いわば会うとは思わなかった人と会える――そういうチャンスはそれはそれで結構なんですけれども、本人も現場主義と言っているから、いろんなところへ行かれるんでしょうけれども――それプラス、なるべく早期にやって、試行錯誤でも私は構わないと思うし、知事の考え方もあるでしょうが、そんなことも結論を早く出して、次なるステップをスタートしたほうが私はいいと思いますので、今後よく検討するじゃなくて、早速努力をしていくという、それぐらいの構えを企画部には頑張っていただきたいと思っていますので、やり方についてはそれぞれ中でよく検討をしてください。

 少子化のことは、私のところへもどうかと結構相談されるんですよね。ただ私も60歳を超えてくると、自分の子供よりも下の人を紹介するということになると、そういう人脈がだんだん薄れてきますよね。自分が探すというのはなかなか難しい。
 それともう1つは、オール県庁でも結構独身の方がいらっしゃるんですよね。年を聞いてびっくりするぐらいの方、それぞれの考え方だからそれ以上言わないんだけれども、だれかに言ったら、いやいや独身と既婚者とで違う印があったほうがいいよなんて、そんなこと言う人もあるんですよ。
 だから、情報が今は非常にうるさいから、なかなか個人のことについて知らない、必要なことだけれどもなかなかキャッチができない。こういう時代ですから仕方がないと言えば仕方がないんですけれども、やっぱり出会いをきちっとつくって、それぞれの人がもうちょっとお互いに努力していけばいいんではないかと思いますけれども、ただ単に難しい時代だからということでチャレンジしないんじゃなくて、あえて役所がそこまでするのかと、結果オーライでいいじゃないかと僕は思うんですが、そういう形でそれぞれハッピーな生活ができる可能性のある結婚まで結びつけられれば非常にいいなと思います。
 これは、担当の伊藤局長だけが考えても答えは出てこないんだから、みんないろんな人の考え方でいいことと思ったらどんどんどんどん進めていただくほうがいいのかななんて私は思っています。ぜひそういう気持ちでやっていただければと思っています。これは意見だけです。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp