本会議会議録


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令和2年10月新型ウイルス等感染症対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:坪内 秀樹 議員
質疑・質問日:10/15/2020
会派名:自民改革会議


○坪内委員
 石川常務、本当に御報告ありがとうございました。今までの御対応について、十分理解をさせていただきました。
 私は1問だけお尋ねしたいと思います。コロナや感染症が流行されるときというのは、大型の取引がどうしても少なくなるということで、その分、しずおか手しお屋のようなネット販売が好調になってきたと思います。しかしながら、私は生活に必要な食材は、地産地消がやはり一番のベースではないかなと常々思っているところであります。その地域の安心安全、それで地産地消が進んでいけばいいんじゃないかなと思うし、それが農家の皆さんの安定にもつながるのかなと常々思っています。今回、最終ページに新たな推進と支援をしていただきたいという中に、地産地消や食育の強力な推進がうたわれておるんですけれども、実際、どのようなところから手をつけていったらよろしいのか、石川常務はどうお考えなのか、具体的にお尋ねしたいと思います。

○石川和弘参考人
 地産地消がベースで、農家の安定、消費の安定を求める、私もそれは賛成です。今、JAグループではファーマーズマーケット等も運営しながらやっていますけれども、農家の方にも経営のレベル差がありまして、お父さんとお母さんと2人でやっていたり、おじいちゃんがやっていたりという農家もあり、ファーマーズマーケット向けの栽培をされている方もいらっしゃいますし、ファーマーズマーケットではけないような1日何十トンと出すような品目で、組織的にやっている農家の方もいらっしゃいますし、いろんなパターンがあります。まずは静岡県内の荷物は静岡県内で販売できる体制を作らなくちゃいけないというのが、私の持論です。当然そこを埋めた中で、あと東京や名古屋など、県外で販売をしていくのが基本だと思っています。
 やっぱり県内のお客さん、またファーマーズで買ってくれるお客さんは、静岡県の地産地消は確実に安全だということで、朝早くから結構並んでいただいて購入いただいていますし、業務店の皆さんまで買いに来る場面もあります。そういう意味で、取引としては問題はないし、自分で値段も決められる部分もありますので、自分の経営を計算した中では、非常に安心といいますか、先が見れる商売になってきているのかなと思います。もっとその上の大きな形になりますと、なかなかそうはいかないものですから、そこは、国産国消じゃありませんけれども、静岡県の荷物は安全だというアピールを、どの地域においてもしていかなくちゃいけないし、地産地消と同じような対応をできる限り、私は県外、名古屋とか東京の市場の皆さん、量販店の皆さんにしており、こういう言い方をしています。静岡県はもう東京なり名古屋の近在の県ですよと、同じ県と同じような扱いの中で、今送れば3時間後には、場合によっては県内と同じような対応ができるんですよ。地元と同じような対応ができるんですから、静岡県ができる対応をさせてくださいと。そうすれば、地産地消にもつながりますし、お客さんもいますし、県内も活発化します。九州なんかは今、物流機能が非常に悪いものですから、2日から3日かかるんですけれども、物流機能さえしっかりしていれば、3時間で行けますから、お昼の荷物が夕方の店に間に合うなんていうこともあります。今の流通の中で厳しくなっているのが現状ですけれども、そういうこともやっていけばいいのかなとは思います。
 ですので、地産地消ベースというのは私どもも変えないし、静岡県の消費者に、静岡県の荷物をまずは知ってもらわなくちゃいけないけれども、ワサビとか、高級食材の海老芋だとか、そういうのも御理解をいただいて購入していただける場面が少ないものですから、よそのほうに逃げて販売してしまうのが現状ですので、もう少し県内でのアピールを強化してまいりたいと思っています。

○坪内委員
 石川常務のおっしゃるとおりに、地産地消をベースに大いに推進していただきまして、農家とそれから農業をしっかりお支えしていくように努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

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