• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年12月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:落合 愼悟 議員
質疑・質問日:12/13/2007
会派名:自由民主党県議団


○落合委員
 おはようございます。
 10日の一般質問では御答弁ありがとうございました。
 まだ、私としてもう少し伺いたいものですから、空港アクセスについて再度もう少し伺わせていただきたいと思います。
 今、説明がございました10ページのアクセスネットワークの整備の関係になりますが、だれもが使いやすい空港の実現を図り、空港の役割を最大限に発揮するためにも、大変重要なテーマでありますし、地元の期待も高いところであります。ということでお話しさせていただきますが、もう1回伺います。
 1番として、県が11月に策定した整備方針が記載されていますけど、この方針についてもう少し具体的に説明を伺いたいと思います。

 2番目、空港から近隣駅へのシャトルバスは重要であると思いますが、空港に近接する駅へのアクセスルートとして具体的なルートをどのように考えているのか伺います。

 また、空港の利用者の利便性向上という視点からすると多様なルートの設定がなされるべきであり、空港とJR島田駅、藤枝駅、焼津駅などへの路線バスが期待されています。藤枝駅については10日にもお話ししましたが、駅前整備をしておりますが、大井川新橋が開港1年後に開通ということで、おくれております。藤枝地域へのバス路線の確保をどのように考えているのか、伺いたいと思います。

 4番目として、このアクセスの検討に当たり、DMVなど新交通システムの活用についてはどのように考えているのか伺います。

 5番目、今後協議会で具体的なアクセス案を検討するに当たり、地元の市や町の意向を十分踏まえて進めていただきたいと考えていますが、協議会のメンバーに市町が入っていないと思います。これ、どのように対処するのか伺います。

 次に、バス路線について伺います。
 利用者の減少に伴い、バス路線運行の維持が今大きな問題になっています。県は今、バス路線の確保対策の課題についてどのように認識しているのか伺います。

 また、今後どのように確保対策に取り組むのかも伺います。ちょうど12月11日ですね、おとといの新聞で原油高対策ということで国の方で、政府の基本方針として国が補正で500億円から600億円補助するという記事が載っておりましたが、その辺について何か伺っているのかを伺いたいなと思います。地方バスの運行を支援するという補助金ですね、それを打ち出しておりますので、それについて国から聞いているのか、伺いたいと思います。

 次に、空港の周辺地域振興策について少し伺いたいと思います。
 空港を生かした将来の発展が期待される志太榛原・中東遠地域は広範囲な15の市町から成っております。今後市や町の連携強化に広域的かつ組織的な取り組みを進める必要があるが、県としてどのように取り組むのか伺います。

 2番目、県が2年前に作成した空港を生かした地域振興計画というのがありますが、やや抽象的な感がありますので、いよいよ1年3カ月後に迫った開港に向けて地域振興策を推進するために、交流機能、集客機能など、具体的な内容を盛り込んだ計画を策定し、地域の市や町と取り組むべきと考えますが、どうなのか伺います。

 そして、具体的な話題として9月議会で知事が熊本空港の例を出してコンベンション施設ということでお話がありました。これについて今の検討状況について伺います。以上でございます。

○田代総括企画監(政策推進担当)
 空港アクセスの関係でございますけれども、この方針について県の考え方を具体的にということで、まず1点目でございますが、この方針につきましては、一応今後具体的なアクセスルート等の設定に向けて基本的な考え方を示したものでございます。
 その中で基本視点として先ほど部長の説明にもありましたように、利便性の確保とか需要の創出、それから事業採算性への配慮、これを基本視点として空港に近接する駅への整備、あるいは拠点性の高い都市駅への整備、観光エリアへの整備という3つの今後の整備方針を示したところです。
 今後につきましては、これらの方針に基づいてバス事業者あるいは市町の意向等も確認しながら、具体的なルート設定に向けて取り組んでいくこととしております。

 それから、2点目の空港に近接する駅への具体的なルートということでございますけれども、今申しましたように具体的なルートにつきましては、今後バス事業者とか市町等の意向等を確認しながら設定をしていくこととしております。
 3点目、多様なルートということでございますけれども、確かに利便性の確保につきましては、多様なルートの設定ということは必要でございますけれども、一方採算性等にも留意をしていかなければならないと考えておりますので、今後の検討の中でそういう要素等をいろいろな面から検討して具体的にしていきたいと考えております。

 それから、藤枝の場合の大井川新橋が開港の1年後とかという話ですけれども、このアクセスルートにつきましては、当面開港時についてどういうルートで設定するかというのをまず第一義的にやっていきますけれども、その後、開港後においてもいろいろなインフラの整備、それからDMVの話もありましたけれども、そういう開発状況とか、それらの状況を踏まえながら、あるいは利用者の動向を踏まえながら適時見直し等をしていきたいと考えております。

 それから、市町が協議会に入っていないということですが、今、協議会の方で事業者を入れて、今後事業者とのヒアリングを行っていくこととしております。それと並行して市町の意向も確認をしていきたいと考えておりますので、協議会の方へはまた必要に応じて、今後市町の追加、参画等も考えていきたいと思っております。以上です。

○坂本企画監(交通政策担当)
 バス路線の関係についてでございます。
 今後どうやってバス路線を維持していくかと、そういう確保対策の課題という点でございますけれども、今、バス路線につきましては大きく分けまして3つの種類がございます。
 1つは、広域的主要幹線を走るバスについては、国、県の補助でその路線の欠損を補っているというのがございます。2つ目がいわゆる市町の自主運行等で実施されているもの。それから3つ目ですね、いわゆる黒字路線であって、何ら補助等の対象になっていないものと、大きくその3系統あるのかなというふうに考えております。
 国、県等の補助で運行しております主要幹線につきましては、やっぱり利用者が減少しているということもございまして、国を中心にその路線の見直し、アセスメント等を実施をしております。
 その中で特に課題として上げられておりますのは、もっとバスを利用してもらおうという働きかけをやっぱり市民にしていく必要があると、いわゆる路線そのものが国や県の支援で成り立っているんだということを余り住民の方が理解してないと。あるいはもう少し合理的なダイヤ、あるいはルートの見直しもしていく必要があるんだというふうな点が課題になっているかと思います。
 今後の取り組みは、今の御説明に加えましてとりわけ市町の自主運行バス、ここがなかなか難しい状況になってきております。これにつきましては、今私どもも市町の職員と研究会を開催しておりますし、またそういう成果もありまして、ことしから各市町でデマンド型であるとか乗り合いタクシー型であるとか、あるいは乗降フリー型、いわゆるお客さんにとってより利便性の向上につながるような、しかもあわせて経費の節減につながるような運行システムを、とりあえず実証等始めているところがふえてまいりました。
 今後、そういうような新しい運行形態、運行システムにやっぱり移行していただくことで、皆さん方の足を確保していくということを考えていきたいなと思っております。

 3点目、原油高の関係でございます。私どもは早速国にその内容の照会をしております。今時点では規模ですとか、どういうものをということはまだはっきり決まっていないということは回答いただいておりますが、国がバス事業者に補助している部分というのは、先ほど申し上げました主要幹線等についての補助という部分が多いものですから、またそこで、従来その予算枠上やっぱり厳しくて拾えなかったような部分について、そういう補正等の中で対応していくというふうに伺っております。
 国が補助をすると県も同額というルールがございますので、合わせまして県の方でも支援をしていくという形になると思います。以上でございます。

○柴田企画監(地域政策担当)
 まず、志太榛原・中東遠地域の市町の連携を強化して、広域的、組織的な取り組みが必要で、県はどう取り組むかという御質問ですけれども、大きな意味で市町との連携という点で、本年度から知事と各市町の首長さんなどによりますサミットというものを開催しておりまして、広域的な地域づくりの方向性という点で、意見交換を始めましてこれを定期的にやっていくということになっております。
 それで、こういう大きなところだけでなくて、具体的な話となりますと、これは市町の企画担当者の方と地域政策会議というのをことしの夏やりました。そういう場を通じまして、地域づくりにつきましてそれぞれの市町が個別に検討するということだけでなく、広域的な視点から考えていただくということが重要でありますので、市町からその地域づくりについて、そういう場で皆さんから発表していただいて、地域づくりの全体の方向について地域で共通的な理解を醸成し、そういう中でこういった地域づくりに関する取り組みというものを進めていく必要があるというふうに考えております。そのために、会議の効果を高めていかなければならないということであります。

 2点目の空港を生かした地域振興計画、抽象的で、もっと踏み込んで計画をつくって地域と取り組むべきじゃないかという御質問ですけれども、県はこの計画をつくりまして、例えば産業部で観光振興とか企業立地とか、具体的な支援施策を既に展開しているような形であります。もう開港間近でありますから、そういう意味では具体的な取り組みを実践するというような形で進んでいるわけでありまして、ですから計画をまたつくるということよりも、もう実践の段階ではないかということです。
私どもとしまして、前の御質問ともかかわりますけれども、地域の取り組みということが重要でありますので、市町とか民間の私的な取り組みを働きかけて、それをより見えるような形でこれをやっていただかないと、関心も高まっていかないんじゃないかということがありますので、先ほど申し上げました地域政策会議を、年明けにもまたやりたいと思っていますけれども、そういうところでより積極的に取り組んでいく、連携していくということで、形が見えるような形で進んでいくように働きかけていきたいと思っております。

○伊熊総括企画監(企画調整担当)
 コンベンション施設の検討の状況ということでございますけれども、空港を活用した地域振興計画の中でも示唆しておりますけれども、コンベンションの誘致、開催の促進ということで大変有効な手段であると思いますので、まず国内のコンベンション施設の状況につきまして、例えば構造だとか、あるいは広さだとか、あるいはその活用状況というものを調査しております。
 それを活用するという意味で、9月の議会でも御質問がございました、特に島田市周辺のということでございますけれども、これにつきましては島田市におきまして、その組織体制も組まれているということでございますので、私どもも島田市とも接触を図り、意向を確認しながら、どういうふうな形のものができるかどうかということを今検討している最中でございます。以上でございます。

○落合委員
 ありがとうございました。
 余り数が多かったものですから、済みません。
 このアクセスについてでございますが、やはり大井川新橋が開港の1年後という中で、藤枝駅とのバス路線が本当にどうなるのかというのがやはり心配です。藤枝駅の南側にホテルを建設しようということで今工事が始まっております。最初は全日空のホテルということだったけど、ちょっと変わるようでございますけれども、シティーホテルを今建設しております。これは市の土地を3カ所買っていただいて、工事をやっていますが、やはりその事業者としてはアクセスがないと、せっかく建物をつくっても利用されなくなってしまうということで、非常に不安を感じているところでございますので、ぜひその辺については藤枝駅のためのアクセスルートをお願いしたいと思います。

 そしてヒアリングについて、利用者とヒアリングの後、市町を協議に入れていただけるということでございますので、いつごろから入るのかな、ちょっとわからないですけれども、ヒアリングが終わったらもうすぐに市町との協議が始まるのかな。その辺ちょっともう1回伺いたいと思います。来年の8月にはもう決定でございますので、時間がないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、バス路線でございます。
 バス路線については、自主運行バス、確かに今藤枝でも空気を運んでいるバスが多くなってしまって、非常に困っているという状況でございます。やはり藤枝市の方にも言うんですけれども、地域の人たちが利用できるようなバスでないといけないということで、やはり実際使う人たちの声を聞いてやってもらいたいという話をしているんですが、やはりバス事業者の採算ベースで常に考えてしまうんですよね。それから、頭でただ思っているだけで、これなら多分みんな乗るだろうという安易な形でバス路線をつくっているものですから、そういう面では赤字になってしまうというように感じます。
 デマンドとか乗り合いタクシーということもありますけれども、非常に何か難しい要素がございますので、やっぱりある程度指導というか、県の方からお金が行っていますので、ぜひその辺で指導をお願いしたいと思います。

 次に、空港周辺地域の振興策でございますけれども、志太榛原・中東遠の15の市町の関係ですが、これはやはり、自治体の関係はやっぱりドングリの背比べ的になってしまうものですから、やはり県が主導となって、これは引っ張っていかないといけないのではないかと思いますけれども、その辺ちょっと県がしっかり面倒を見るということなのかどうか、もう1回確認したいと思います。来年――年明けにも会議を行っていただけるということですが、その辺ちょっとお願いしたいと思います。

 コンベンション施設については、大池さんが言いますので、あとはお任せしますけど、伊藤議員からもしっかり言ってねと言われたのでやりました。よろしくお願いします。以上です。

○田代総括企画監(政策推進担当)
 空港アクセスの関係で市町との協議にいつごろから入るかという御質問でございますけれども、今それぞれ事業者の方で検討していただいておりまして、それらをもとにバス事業者とのヒアリングを来月年明けから行うような予定でおります。それを踏まえながら、市町等の意向確認等をしていきたいと考えております。

○柴田企画監(地域政策担当)
 御質問の県が指導的に引っ張っていってほしいということでございましたけれども、私どもとして会議を開いているということでそういう取り組みを前進させているわけなんですけれども、行政にはそれぞれ役割分担がございまして、広域的な話であれば県でやりますけれども、実際それぞれの地域で例えば観光振興なりあるいは開発なりという話になってきますと、そういう具体的な話であれば、いろいろ調整等もありますので、市の方がかなりリードしてやっていただかないと進まない部分もあります。
 ですから、そうした点ですべて県が任されてその地域を変えていくというようなことまではできないという面もあります。ですから、それぞれ役割分担に応じて一緒になって頑張っていくということで、県の方では一生懸命やってるつもりでありますから、市にもう少し積極的な取り組みを働きかけていきたいというふうに御理解いただきたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp