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委員会会議録

委員会補足文書

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平成23年10月富士山静岡空港活性化特別委員会
委員討議の開始、委員討議の終了 【 討議 】 発言日: 10/26/2011 会派名:


○伊藤委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開します。
 それでは、ここからは、当委員会に提言に向けて、自由討議を行います。
 第1回委員会でお話しましたとおり、当委員会の調査事項であります「富士山静岡空港の利活用促進及び空港を生かした地域づくりに関する事項」について、結果調査を提言として報告書にまとめるとともに、本会議で報告することになっています。
 これまで、執行部との質疑、それから県外視察、有識者からの意見聴取を進めてきたわけですが、今からは委員の皆様方にいただく意見、そして、次回の第4回委員会の委員討議での意見を踏まえまして、提言内容を固めていきたいと思っています。
 それでは、委員の皆様方に御意見をいただきたいと思いますが、提言に取り上げるべき事項とか、それから提言のまとめ方に対する御意見、もしございましたら、お願いしたいと思います。
 まあとにかく、何でもいいですから言ってみますかね。その中から、ここら辺はどうだというふうなことを絞り込んでいきたいと思いますので、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるぐらいに考えて、いろいろ御意見を出していただければありがたいと思います。
 全くフリーでいってよろしいですかね。
 一人ずつ、言ったら終わりというのではなくて、まるっきりフリーで語り合いましょう。
 私も言わせてもらってよろしいでしょうか。

○大池委員
 この時期に、そこまで突っ込んで、きょうに提言を出せということですか。

○伊藤委員長
 いいよ、とにかく言ってみて、それがきっかけで、もしかするといい提言が出てくるのかもしれないし。だから、これはどうだという提言そのものでなくても、今聞いた中から、一体これはどうなっているんだぐらいのことでも何でも、とにかく1回きょうは、語り合ってみましょうか。

○大池委員
 もう一度、有識者の意見聴取があるが。

○伊藤委員長
 そうです。もう1回、この次、有識者二人を。

○大池委員
 それを聞いてからでは、まずいんですか。

○伊藤委員長
 いいんですよ、いいんですよ、きょうのところまでで。今までの当局からのヒアリング、それから、県外視察、それからきょうまでのところで、もし何か御意見なりお考えがあったらいかがかと思いまして。
 いいですか、委員長がつぶやかせていただいて。
 でも、LCCって、今の話を聞くと、難しいですかねという感じがしません。例えば、天野先生、覚えていらっしゃいませんか。茨城に飛んでいる春秋航空ありますよね。あれ、一番最初、本当は静岡県に飛びたいと――何周年記念かで渡ったときに、御一緒させてもらって――何としても静岡空港に入りたいんだということを社長さんがおっしゃったんですよ。ところが、あのとき、静岡空港はLCCはお断りだというふうに言ったんだよね。というのが、今、先ほど1番委員から話がありましたように、大きな航空会社に引かれてしまうから、だからだめなんだというふうなことでしたよ。
 だとすると、今、路線がバッティングしなくとも、だめなのかということを、今、場外で聞いたんですよね。

○多家委員
 僕は、先ほど天野先生に言ったんだけど、FDAという会社は、ある意味で負を覚悟で、資本を投下してこの事業に参加しているんだよね。なおかつ、今、マイナスだと思いますよ。そうすると、それでもって、なおかつLCCで競争させるなんていうと、静岡県の企業が全くもって静岡空港の開港に協力しておいて、なおさらひどい目に遭ってしまう。そういう心配をするから反対だという意見なんだよね。

○天野(進)委員
 ただね、飛行場、これは、FDAが行くところではない。要するに外国だよね。例えば、マカオだったらマカオ、マカオと静岡空港。それをマカオにあるLCCの飛行機会社が行ったり来たりして、それで、もしできたら、もしこれができたら、例えば、マカオといったら、どんなところかは百も承知だから、名古屋から東京まで我々客を集められるというふうに私は思っているんですよ。前から。

○竹内委員
 ターゲットとエリアを絞れば。

○伊藤委員長
 どうなんだろうなあって。

○多家委員
 競争だからね。競争の原理だから、何だ、静岡空港のFDAは高いわというふうなことにならないのかなという心配ですね。

○伊藤委員長
 今でさえ、そう言われているのに。

○多家委員
 そこが、だから、鈴与さんをおもんばかってというか、鈴与さんを逆にここまできて、少し守ってやらなくてはいけないのではないかと。それこそ、搭乗率保証ではないけど、どのくらいの資本を投下したのか。だから、前回の空港利活用委員会かな、そのときに鈴与の副社長を呼んで、聞いたんですよね。そのときに僕質問したのは、飛行機会社、空港運営会社というのは、どこでバランスするんですかと、例えば、今のFDAのもっている飛行機の120人乗りでしたか。

○林委員
 76人。

○多家委員
 76人乗りの何パーセント埋まれば、やっていけるんですかという話を聞いたら、7割の搭乗率があれば損はしませんと。すると今、7割いくかいかないかだ。7割いっていない。それで、損をしているんだ、逆に。それで、なおかつ、飛行機を買った、それから飛行場をつくった、さまざまなことに投資をしたお金がどのくらいか知りませんけれども、飛行機を飛ばしているだけでも、鈴与さんは――そんなの我々が心配する必要ない、勝手に商売でやったからという考えもあるかもしれないけれども――命運をかけた静岡空港にここまで乗ってきて、それで、なおかつそういう状況でいいのかなというふうに、かかわってきた人間として、――鈴与と別に何かがあるわけではなくて――気になります。

○天野(進)委員
 それは、多家さんの優しい気持ち、それはわかるんですよ。それが静岡県なんだよね。そうして、静岡県は貧乏くじを引いている。むしろ、私は、ローコストキャリアの飛行機を持ってきて、そして、近郊から、東京から、名古屋から、好きなやつを集めてきて、そうしてここからやったらどうだろうと。僕はそのほうが、よりよいのではないかなと。羽田がやる前にやってしまえ、名古屋がやる前にやってしまえと、そういう考え方です。

○竹内委員
 いいですか、言って。

○伊藤委員長
 どうぞ。

○竹内委員
 多家先生が言っていることは、ごもっともだと思うんですけど、行政がやるコミッションバックというのは、あまねくひとしく機会を均等にというので、さっきのJTBにしろ、日旅にしろ、タビックスにしろ、実績に対して、次の未来に向けてのコミッションは出していないわけですよね。ところが、めり張りをきいたコミッションの提携を押していくという表現にしておけば、実績も含めて、FDAの今までやってきたことも含めて、タビックスがやってきたことも含めて、それは、やっぱり厚くコミッションを出すのが当たり前の話であって、LCCを導入しなかったら、なかなか厳しい話になるし、日本一何かというものでないと、空港厳しいのではないかなと、私は思っていますけど、個人的には。
 話はずれますけど、提言をするときに、空港に関しては、役所の方々がいろいろ、あるいは議会でずっとやってきたんですけど、特別委員会の一番最初のとき、多家さんが富士山の話をして、具体的な提言を一発入れておかないと、何か自己満足な感じにしてしまうような気は個人的にはするんです。

○多家委員
 利益追求が商売だから、FDAが大化けするとかけたんだよね。それで、うまくいかなくってもしょうがないという割り切り方はできますよ。別にその辺にこだわっているわけではないけれど、でも、何か、ここまで来ると割り切れないというか。

○伊藤委員長
 多家先生がおっしゃること、よくわかるんですよね。

○天野(進)委員
 でもね、静岡空港の関係者から言わせれば、FDAいつの間にか名古屋空港ですと。

○伊藤委員長
 だから、それは、どっちが先でどっちがあとなのかわからないけど。

○大池委員
 FDAの国内線の話で、なおかつ、FDA、静岡で始まって、知らないうちに名古屋に取られてしまって、静岡空港のイメージがまたこれで悪くなったというのもあると思うんですよ。ですので、FDAさんは静岡県で誕生して、静岡空港が基地だというのを通していただくために今から、何らかの提言をして、当初の目的が達成できるような仕掛けをぜひFDAさんと静岡県は組んでやっていただけるような提言が、僕必要だなって思いますよ。それでないと、県民ね、何だよってね。

○多家委員
 北九州空港は羽田行きが1日12便飛んでいます。FDAと同じ地元の会社ですよ。

○伊藤委員長
 12便。飛びっぱなしですね。

○多家委員
 12便。

○伊藤委員長
 飛びっぱなし。

○天野(進)委員
 それはもうかるわね。

○大池委員
 10時までですものね。

○多家委員
 だから、24時間で12便飛んでいるの。

○伊藤委員長
 12便にすると、ますます乗るのに便利になるんですよね。

○多家委員
 東京の1000万人都民、それから、北九州、山口、福岡の500万人県民。これの需要を考えると、それだけやっても、お客さんがあるということなんですよ。それで、あの資料を見たとき、これは、静岡空港というのは、随分甘ちゃんのことをやっているなと、だけど、それは、まさしく地元の飛行機会社ですよ。FDAと同じ。

○中野委員
 個々の航空会社、個々の今みたいな会社とかというなりわいというのは別にして、我々がこの委員会で提言していく、まず第一は、今やっている県の施策。先ほど言ったのが、非常に印象的なのは、成果のない宣伝が多いとか、おっしゃってましたよね。それと竹内先生がおっしゃっていたけど、今まで静岡空港を利用して、商品を出していない会社に対しても、均一に県のほうは、例えば何とか金で支援という形でやっているめり張りのない体制が今あるように聞いているんですけど、県のやっている施策、県の今押し出している静岡空港の利活用の策は、今本当にいいのかということが、まず、お金の出し方がいいのか、もちろん富士山静岡空港利用協議会のあり方も含めて、我々がまず提言できるとしっかり言って、もちろん今言った、貨物のあり方とか、観光のあり方という大きな静岡空港の利用の提言というのを知らなくてはいけないと思うんですけれども、それは、大枠過ぎて、先ほど、竹内先生でしたか、何か枠がボワンとなってしまったりして、提言がわからなくなってしまって、ただ、提言するだけに、ボワンとしてしまってわからない部分があったりするのがあるので、もちろんそういう方向性もこの特別委員会で、この勉強の中でしていくべきだと思うんですけど、韓国で聞いたときも、彼らが5社来て言っていたのは、各県との戦いですよと。静岡県が、極端なことを言えば、支援金をいただいて、それを空港宣伝費にするとかというと、そっちは一生懸命やるんだよとかという話も言っていたんですよね。だから、それは、どこが効率がいいかというのは、また、精査しなくてはいけないんですけど、余りにも静岡県が公平公正にやり過ぎていて、一般の企業の厳しさの中のお金を稼ぐ、無駄のない成果を上げる、搭乗率を上げるようにやっているのと、かけ離れているお金の出し方があるのではないかなというのは、少し感じるので、その辺を次の委員会が終わって、有識者の方から聞いて、その辺を自分としては、意見として言っていきたいなと思います。

○林委員
 先ほどの最初の経済研究所の参考人の中にも、あの人は専門家ではないもので、ただ富士山静岡空港利用促進協議会のほうで検討された、特に貨物関係のそういうのを出されたんだけれども、実際、富士山静岡空港利用促進協議会というのは、どういう議論をして、プロジェクトチームに分かれて実際にやっているのか、貨物輸送、LCCの問題にしても、全般が見えてこないということなもので、きょう僕が思ったのは、実際には我々も富士山静岡空港利用促進協議会のメンバーはわかっているけれども、各会員をね。そういう中の議論が本当は詰めて何とかしたいという議論が伝わってこない。できれば一度来てもらって、本当はやりたいんだけれども、それは責めるとかそういうことではなくて、その中でももちろん県の職員入っているにしても、民間のそういう利用促進、そもそもやらなくてはいけないような団体、エージェントも含めて、この人たちが本当にその議論で静岡空港は赤信号だということの中で、LCCも含めて、協議をされていて、どういうメニューを今考えているのかということを少し突っ込んで聞きたい部分があるけれども、これは、できるできないは別としても、私たちもやはり、せっかく、韓国にも行かせてもらったりして、何とか静岡空港を利活用しなくてはいけないというのは、共通してますし、FDAも私は、個人的には逆にFDAがLCCに参加すると、1台2台はと、言うぐらいの部分として言いたいなと。しかし、成田空港の問題はこれは生き残るためにはFDAはやむを得ないことなんですね。どこを拠点にするとか、とにかく、今の5機の機数、最大限生かすということ、これも我々としては応援しないといけないんだけれども、そのことを含めていくと少しできないことかもしれないけど、そういう部分も提言をしてはどうかなと、まだ、その辺FDAに全くそういうもの伝わっていないけれども、場合によっては、これから7機入れるということですから、あと2機。極端かもしれないけどね。

○伊藤委員長
 いや、極端ではないと思うんですよ。というのは、FDAはさっき原さんからも話がありましたように、FDAは腰が定まらないではないですか。あっちに行ったり、こっちに行ったり。だけどそれって、静岡県がFDAをないがしろにしてきたと、何か、職員の話を聞くとうまくないんですよね。FDAとの関係がね。何となくうまくない。

○林委員
 そうかなあ。

○伊藤委員長
 そうなんですってよ。どうも話を聞くと、だってというふうなことをFDAに対しては言うわけでしょ。だけど、FDAにすれば、それこそ静岡県に貢献しようと思って一生懸命空港会社まで立ち上げて、頑張ってきたのにというような思いはあるわけですよ。でも、いまいち、静岡県が一生懸命になってくれない。もうこれはしょうがない、生きるためにはというふうな思いもあるんだろうと思う。だから。

○天野(進)委員
 基本だもんなやっぱり。これは利益を追求しなくてはいけないので向こうに行ったと思うよ。

○伊藤委員長
 でも、その前に、静岡県が――3番委員さんがおっしゃるように――もう少し手の打ちようがあったのかもしれないな、3年ぐらいはとにかく腰を落ちつけて、頑張ってもらうためには、何かもう1つ我々が打てる手だてがなかったのかどうかというふうな思いもあるし。それにしても、もう少し3年ぐらいFDAさんには我慢してここを拠点にして頑張ってもらいたかったな、そうでないと支援のしようがないではありませんか。余りぷらぷらされると、支援のしようがない。

○多家委員
 名古屋に行っても、松本に行っても、そこがもうかる路線だと思うから、振られて、そこあいてますから行きますと言っているだけの話ですよ。

○竹内委員
 株式会社ですからね。

○多家委員
 だから、それはそれでいいんだけれども、少なくともFDAが空港業界から撤退するようなさまには静岡県としては、させたくないからということを言うんですよ。このままひどければ、やめてしまいますよ、という心配、僕が言っているのは。

○柏木委員
 タビックスさんの話を聞いていて、空港活性化とかずっと言ってきたではないですか、LCCとかという話も出ていますけど、何か僕は聞いていて、タビックスさんが非常に言ったのは、ANAさんとアシアナさんがずっと定期便を飛ばしていてくれたと、赤字でも彼らはやってきてくれたということを言っていたではないですか。僕はあれがすごい大切で、実はそこに目を向けていかなくてはいけないのではないかなと、どこか、いろんなところを呼んでくるのはいいけれども、また、今いるANAさんとか、あれだけ頑張ってくれたアシアナさんがまたいなくなってしまったら、それこそまた大変な状態になるのではないかなと、FDAについても、そうじゃないですか。きっとFDAは飛んでいるときにもっといろいろ静岡県が何かしてあげなくてはいけなかったんだけど、飛ばなくなって、また議論をしているものだから、そうなってくるのかなと、そういう意味で、もし、この委員会で提言することがあったら、知事もいろんなとこを呼んできたりとかといって、考えているかもしれないけれども、今、入ってくれているANAさんとかアシアナさんを。

○天野(進)委員
 あのANAとか韓国、アシアナ、あれはずっと搭乗率がいいんでしょ。

○柏木委員
 いや、それがわからないんですよ。さっき、原さんが。

○天野(進)委員
 搭乗率は相当よかったと思うよ。

○柏木委員
 僕らにそれが言いたかったのかなと。だから、非常にそういうことを。今は、大丈夫だけどと、ちょっと言ったじゃないですか。「今は」というのがね。「今も」なのかもしれないけれども、そこが彼らがすごく言いたいとこで、当然、定期便で飛んでこなかったら、僕も来月FDAで札幌行きたかったんですけれども、聞いたら、飛ばないと。それで羽田に回されてしまうんですよ。そういう意味で、ずっと飛んでくれている会社を大切にするということが、すごく静岡県としてこれから大切ではないかなと、ほんとそういうふうにきょう思いました。ちょっと考え方が変わりましたよ。タビックスの話聞いて。

○伊藤委員長
 定期便ということの本当の意味を大事にするということですね。

○柏木委員
 そうそうそう。

○伊藤委員長
 だから、そういう意味では、FDAをつかまえておけなかったというそこのところは、こっちも、やはり先生、考えなくてはいけないと思いますよ。

○多家委員
 静岡県の責任は、その辺はしっかり考えてやらないと。

○伊藤委員長
 鈴与、やはり聞いてみたいですよね。
 それから、さっき10番委員さんから御提言のありました富士山静岡空港利用促進協議会、ちょっと聞いてみたいよね。一体何やってんのとこれ、責めるという意味ではなくて。先生。あそこはとにかくすべてこっち側からお金を出して、こっち側でやらなくてはならなくてはならないことを富士山静岡空港利用促進協議会にやってもらっているんですよね。だとすれば、その富士山静岡空港利用促進協議会が今先ほど原さんがおっしゃったように、都合のいいのは集めるけれども都合の悪いのはカットするみたいな、そういうふうなところをルーチンワークでやっていないかどうかという思いもなきにしもあらず、本当のところを聞いてみたいよね。メンバーだっても、先生、あのメンバーは、ずらずらずらと全部書いてあるんですよ。県下のすべて集めてあるようなメンバーなんですが。では、メンバーに入ったら、私観光協会に聞いてみたの。お宅だっても富士山静岡空港利用促進協議会の一員でしょうと。そうしたら、えっというわけですよ。入っているんですかって、それすらも定かではないような意識の低さで富士山静岡空港利用促進協議会が構成されているんだとすれば、これは、もう少し考えなくてはいけないかなとも思いますし、だから、こっちから出かけて行ってもいいんだけど、1回話を聞いてみたいなという気はしますよね。

○天野(進)委員
 概してそういうの、親方日の丸が多いんだな。

○伊藤委員長
 そうなんですよ。

○竹内委員
 静岡県は、富士山静岡空港利用促進協議会の顧問なもので、施策やっている当局の人を呼んで、当局だけで、25日に持ってくるんじゃないですか。

○伊藤委員長
 ちょっとやってみますか。

○竹内委員
 松井さんあたりを呼んでと言われたって、僕ら知らないといって、終わってしまいますよね。

○天野(進)委員
 わからないって。

○伊藤委員長
 わからないと思いますよ。あの人を呼んだところで。だから、事務局の杉さんとかいろいろいるじゃない。あそこら辺だよね。呼ぶとすれば。

○田(泰)委員
 富士山静岡空港利用促進協議会のほうもそうなんだけど、さっきいろいろ話題になったFDAのほうも、鈴与がFDAが静岡空港に対して、あるいは県に対して、どう見ているのかということも、もっと実際によく理解をしないと。ただ、補助をつければいいという問題でもないだろうし、もうちょっと何か把握しないと。やはりメーンはFDAだと思うんですよ。静岡空港は。そこはやはり、FDA中心となった体制づくりというのをしっかりしてやらないといけないと思うんだけど、そのためには実態をきちんと把握しなくてはいけないのかなと。最初、ビジネスジェット機の静岡空港を基地にということで、FDAもビジネスジェット機持っていても、名古屋に行ってしまって、そのままになっているところもあるだろうし、そういうところの画策というか、利用策というのだって、何も最近話題にもならないということもあるので、もう少し掘り下げて、あるべき姿を検討すべきではないかなと思うんだけど、そのための提言というのをこの委員会の中ではやるべきだと思うんだけどね。

○山田委員
 要は、この空港活性化特別委員会という中で、先ほどの乗り合いタクシーの話もそうなんですが、手はまだたくさんあると思うんです。それをまだ打つ手は、打ついろんなことというのはたくさんあると思うので、それを我々の中からもある程度出していかないと、ここで、FDAの話をするとか、いろいろあるんですけど、FDAもずばり言って企業ですし、黒字を目指さないといけないという営利を目指す企業でもあるものですから、当然のことながら、一番プラスになることを考えないとならないというのは現実だと思うんですよ。借り入れなりをしている可能性もあるでしょうから、そうなるとどうしてもそういうものを返さないといけない。そういった中では、企業が黒字を目指すというのは当然のことなので、静岡が拠点でずっとやっていられれば一番いいんでしょうけど、なかなかそういかないから、名古屋に行っているという部分が、当然あるわけですから、そういったところで、静岡でこれからもまだ続けていただけるというような形での支援というものは、すごく重要だと思うんです。それが、きっとそれはきちんと残ると思うんです。種としてしっかり静岡に。それで、先ほどのこの私も聞いていて、富士山静岡空港利用促進協議会でやっている事業、これが本当に的を射たものなのかどうかということを、協議会の中で、協議会の今のメンバーだけではなかなか難しいのであれば、逆に言うと静岡県として、もっと幅広い中で、あ、こういった方々がいる、例えば、もっとそういったことに長けている人というのは多分いると思うんです。そういった方々をこの中へ入ってもらうような努力を県としても続けていく、それが私は重要だと思うんです。その上で、きちっとやる。それで、効果的な策をやっていかないと、ただ今までどおりのままやっていても、これはなかなか難しいのではないのかなというのを感じます。そういった中で、県として、県庁がオール県庁でこれをやるということをもともと挙げたわけですから、そこの部分を根っこの部分をしっかり忘れずにやるということが、私は根本ではないかなと思っています。

○多家委員
 貨物の話というのを、しょせん今の飛行機に余ったところに貨物、という発想ですよ。荷さばき場もなければ、貨物をやるんだったら、根本的に飛行場を大改造ですよ。そして、運んでもらうところも選ばないとならないし、どこへ運ぶかも決めないといけないし、そういうことをやらないと貨物の話なんてしてもナンセンスだし、金がかえってかかるだけで、大失敗です。だから、それらについて、少なくとも我々門外漢だから、貨物何かの話はしっかりとした専門家に整理をしていただいて、静岡空港は貨物を扱うべきか、もうだめなのかとかと、具体的に方向性を決めて、こうしなくてはいけないとかそういう考え方にしないと、ちょこっと出しの貨物の話なんて、話になりません。

○大池委員
 日本航空との関係なんですけど、ここで今議会で和解金をお払いすると。とりあえず御破算で、再スタートしなければいけないわけですから、ここの今から日本航空とどうやって、おつき合いをしてそれを1億5000万円に近づくようなお金を払っても、和解してよかったというような形になるような提言をしっかりやらないと、県民許してくれない。日本航空とこれで永遠におさらばなんて言ったら、金持って逃げただけじゃないか、というふうになってしまうから、そこは私たちもどういう提言ができるかわかりませんけれども、きちっとやりたいですね。日本航空とは。

○伊藤委員長
 貨物につきましては、いかがでしょうか。というのは、今、いらっしゃった福田さんという方、いらっしゃいましたよね。あの方が、帰り際におっしゃったのは、この会では全く出てこなかったから話には出さなかったんだけれども、これは人が動くためには物も動かなくてはいけないんですよと、静岡空港は北九州があれほど、ああいうふうになったのは、あれ、貨物物すごく頑張っているんですって、北九州は。だから、物が動くとそこに飛行機は飛ばしやすくなるもんだからというふうなこともあるから、静岡空港のもう1つの生きる道は、貨物をどうするかということではないでしょうかと、今、福田さんがおっしゃっていたんです。

○多家委員
 貨物をやるんだったら、貨物便をつくらないとならない。専門便をね。カーゴを。そして、荷さばき場をしっかりとしなくてはいけない。貨物ヤードをしっかりつくらないといけない。それは、荷主がだれかということを決めないといけない。メールの宅急便、宅配便ではないけど、やたらわけのわからないのを待っていて、買ったものがたまたま来たなんて話ではなくて、決まったものをどこかに決まったところに運ぶという貨物です。

○伊藤委員長
 鈴与さんは物流会社ですよね。

○多家委員
 だから、当然、北九州は、日産、トヨタ、マツダ、これらの部品をそっくり東京に持っていっている、東京からまたどこかに持っていっていると、そういう決まったお客があるからできるわけですよ。だから、貨物便といったところで、アムステルダムは花卉を決まった日本、香港に1機ごと持っていっているわけですよ。そういうものではないと貨物便をつくっても、僕はまた同じ貨物便屋さんに静岡空港という名のもとにお願いして、御迷惑をかけるんだったら、貨物という話はしっかりと旅客以上にきちっとやらないと無理だと思うな。

○伊藤委員長
 今の福田さんは、静岡県というのは、生産高から何から考えても、そういうふうな可能性を非常に秘めていると。だから、これは、一つ考えなければならない視点なんだというふうに――私たちはタビックスですから関係ないですが――客観的に見れば、これは当然これから検討しなければならない課題だと思いますよと言って行かれたものですから、さて、これについては、この次11月25日に来られる協立電機の西さん、社長さんいらっしゃいますね。彼は、何年ぐらい前でしたか、静岡経済同友会の空港利用促進委員会のその担当の委員長だったんですよね。それで、貨物物流の提言を持ってこられましたよね。ですから、その11月25日にはその関係の内容のことも伺えるようになっていますか。

○事務局
 お伝えしておきます。

○伊藤委員長
 そうですか。というふうなことで、貨物についてはもう少し検討が必要かなというふうに思います。ということで、そのほかに、これもう一つ言っておきたいというふうなことはございませんか。
 今出た内容、FDAについての支援をこれからひっつかまえておく、そのFDA関係の。

○多家委員
 FDAの支援ではなくて、向こうは会社だから、そんなことを言われれば、こけんにかかわるから、大きなお世話だというかもしれないので、FDAの母港というか母基地というか、静岡空港イコールFDAという考え方をどの程度持つかということでしょうね。
 向こうがいいって言えばいいんだよね。

○柏木委員
 FDAのホームページにも愛知小牧空港と最初に出てる。FDA自体が全然静岡だと思っていないですよね。

○伊藤委員長
 そうかもしれない、だって、社長さんがそういうふうに、副社長さんがおっしゃってましたものね。

○柏木委員
 だから、調べる人が調べたときに、一番最初に出すのは、愛知小牧空港なんですよ。ということは、やはり、FDAさんがそういう考えなんでしょうね、きっと。さっき山田先生が言ったように、しょうがないですよね、私企業ですから。

○天野(進)委員
 FDAが愛知小牧空港に行くというのは、物すごく考えやすいもんな。愛知小牧空港がああなってしまったんだから。

○多家委員
 空き家だからね。行きやすいよな。

○田(泰)委員
 基地の問題から何からね。

○伊藤委員長
 でも、それでいいのかという問題ですよね。静岡県として、静岡県民として、それを許しておくもない何もないんだけれども、それでいいにしてしまうのかということですよね。

○田(泰)委員
 さっきの話、タビックスの、FDAとの関係だって、もっと改善する余地はあるのではないかなと。

○伊藤委員長
 改善しなければならないと思いますよね、という意味では、FDAさんの話も聞きたいし、とにかくこれが1つのテーマですよね。それからもう1つは富士山静岡空港利用促進協議会です。富士山静岡空港利用促進協議会の内容がどうなっているのか、事業そのものが本当に今までどおりでよろしいのかという点検・検証も必要だと。あと貨物の問題と、それからJALとの今後ですよね。この4点が今、挙がっておりますけれども、これについて、また、この次、議論を進めたいと思いますが、きょうはこの辺で終了したいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、終了いたします。

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