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委員会会議録

質問文書

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平成21年11月障害者雇用促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:四本 康久 議員
質疑・質問日:11/27/2009
会派名:平成21


○四本委員
 おはようございます。富士宮市の四本でございます。
 日ごろより富士圏域で大変活躍をしていただき、また今、委員長からもお話がありました。本当に現場の生の声をお伝えいただいたのではないのかなと私も感じました。
 それでは、ページ1のところの表の中の1、2、3にかかわってきますけれども、この御説明のところでも、知的が多い、またちょっと精神が少ないというようなお話もありましたが、単純に精神はもっといるはずですよね。もっともっといるんだと思うのですが、精神の人たちへの働きかけというのは、何か特にありますか。

○木村 清子氏
 特にはやっておりません。
 知的、精神、身体、その他という中には、もう本当に引きこもりであったり、高次脳機能障害であったり、発達障害であったり、難病もあったりするので、精神の方のみのという投げかけとかは、例えばセミナーをやるとかいうことはないですね。

○四本委員
 これから、精神の人も地域に戻ってくるというような傾向がありますから、さらにまた特化する必要性は全くないと思いますけれども、カバーがまだされていない部分がかなりあるのかなと思いますので、また今後の課題というものの中での一つに入れていただければなと思います。
 先ほど、課題ということで発達障害も、まさに本当にそういうところ、――就職をしてからアスペルガー症候群、――アスくんなんて、最近そういうような言葉も出てきていますが、これからも必要なところだと思います。もう少し発達障害で勤めちゃった人の中でまた戻ってくるというような実例、何か現状をお話しいただけますか。

○木村 清子氏
 そうですね。
 実は、男性の方なんですが、発達障害なのに大学も出ている。その方、IQ89というところで、ちょっとひっかかって手帳も取れない状態で、親御さんも、なぜうちの子は大学も出ているのに障害者手帳を取らなきゃならないのだということで、話し合いをさせてもらいました。何回も来てもらったり、私も家庭訪問をさせてもらって。
 神奈川のほうの大学だったものですから、その話をしながら大学に戻ってもらって、4月からは、とにかく就労とかそういった形の方向に行こうねというお話をしていたので、そのようなことを検討してもらいました。神奈川のほうでお話をする中で、私と同じようなお話をする方がいらっしゃったんですよね。その中で、じゃあそういうカテゴリー、障害者雇用という枠の中で僕は就職したほうが安定してやっていけるのかなという思いになってくださって、ぎりぎりだったんですが、手帳が取れました。
 それで富士に戻ってきてくださって、私、特例子会社を御紹介しました。また、この特例子会社は、障害の方のみの企業ですので、お願いしやすかったといえばしやすかったんですが、結果的には、マッチしなかったというか退職になってしまったんです。新しいところに入って、そういったカテゴリーの中だからマッチするかなと思いきや、そうではなかった。
 日がたつにつれて、私が訪問すると幻聴が聞こえています。幻視も見え始めました。通院をしっかりしましょうということで、病院で服薬コントロールをしてもう少し安定しましょうということで、取りかかってもらいました。
 国立吉備高原職業リハビリテーションセンターとか、あと障害者職業センターの千葉にあります総合職業センターのほうで訓練するしかないんですね。本人はこの吉備のほうに行くという気持ちになったんですが、母親がこれ以上ひどくなったらどうするんだといって、いろいろ話は途中、――半分以上は進んだんですが、それは取りやめて、特例子会社もそういった形でやめざるを得ない状態になりました。
 とにかく、今、安定するときですと。あなたの障害をとにかく認知する。あなたの障害はどんなところがプラスで、どんなところがマイナスなのか。どんなところに自分は気をつけていかなければいけないのかというところをちょっと整理しましょうということで、お時間をいただいて、病院と並行しながら自分を見詰め直す時間に充てさせてもらいました。
 落ちついてきたというところで、委託訓練を3カ月受けました。今、実は就労の面接が25日だったんですが、受けております。それだけではなくて、あと二、三、合同面接会でちょっとチョイスされたので、それを受けて、今、結果待ちみたいな形になっていますね。
 だから、これから我々もかかわっていかなければならない、まだちょっと結果としてはお話はできないんですが、いずれにしても難しいというか、試行錯誤です、我々も御本人さんも。ただ、こういったところがプラスなんだよ、そこを伸ばしていこうよとか、とにかく安定がなければ、いずれにしても就労は無理です。なので、生活の安定を御家族、特に母親ですね、お願いをしたり、医療のほうともかかわりをもって、通院時には私、同席させてもらいます。担当医にお話を聞かせてもらって、無理なところは排除していく、チャレンジするところはチャレンジしてみようよというような形で支援をさせてもらっております。
 よろしいでしょうか。

○四本委員
 確かにそうですね。
 先ほども特性というのがありました。僕は、一芸に秀でている人はたくさんいると思います。その一芸がビジネスに結びつくかどうか、ここがやっぱり腕の見せどころ。また、どんな企業の情報を持っているかというところの特性、マッチングだと思いますので、またその辺も御活躍をいただければと思います。
 最後に、さっきの課題で公的機関というようなことがありました。
 県内の公的機関で、教育の部分。私も何回か取り上げましたけれども、教員――一つの採用試験に受かって――、ここも当然チャレンジをしていける部分だと思います。
 そのほかに、私はよく給食の部分で、補助員をできないかなと思うんです。そういうことが特別支援学校の中で生徒たちに希望を与えることだと思うんです。最近は委託が多いですから、そういった委託会社と何か補助員の就職あっせんとか訓練だとか、その辺は何か情報を持っていらっしゃいますか。
 委託会社に調理員の補助員をあっせんしていくというのは非常に僕は必要だと思っているんですけど、その辺の分野。

○木村 清子氏
 それなんかも、例えば学校なら学校がうんと言わないと、なかなか難しい部分じゃないですか。結構、教育関係って縛りがあるというか保守的というか封建的というか、いろいろお話をさせてもらう中で、――そこはできないので民間の木村さんたちがやってくださいと、そこは僕たちが出るところではないですとか――、お話をしていく中で、そこをやれなくて何だなんて私はいつも思う部分があるんですが、結構そうじゃないですか、封建的というか保守的。そういうところをたたいてというか、やわらかくしていってくれるのが四本さんたちのお仕事じゃないかななんて私は逆に思ったりもしますけど。

○四本委員
 全くまさにおっしゃるとおり、これを教育委員会側とやると今と逆の話が出るんですけれども、そういうところをうまく調整していくのが一つの仕事かなと思っていますので、今後とも頑張ります。きょうはありがとうございました。

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